子どもと行きたい関東甲信越の花の絶景スポット。樹齢1200年の藤棚など必見!

子どもと行きたい関東甲信越の花の絶景スポット。樹齢1200年の藤棚など必見!

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春は新生活でいままでと違った環境で頑張る子どもやパパママも多いはず。ちょっと疲れを感じる時は、花を眺めて癒される日をつくってみてはいかがでしょうか。春はたくさんの花たちが見頃を迎えるなか、ゴールデンウィーク頃には藤が満開に。藤は名所がたくさんあり、どこも違った魅力ばかり。都内から1~2時間で行けるところも多く、お散歩や日帰りでのおでかけにもおすすめです。壮観な風景や優しい花の香りに癒される、関東甲信越エリアの花のスポットを紹介します。

目次(index)

推定樹齢1200年!天然記念物でもある日本最古の藤

藤花園(埼玉県/春日部市)

埼玉県春日部市にある藤花園の牛島の藤は、推定樹齢1200年の日本最古の藤が見れると評判。その昔、ある農家の娘の病気を治すために、農家の庭からお寺へと納められ、娘の病気が治ったという伝説のあるこの藤は、お寺がなくなったあともあり続け、いまではたくさんの人に愛されています。藤としては唯一、国の特別天然記念物に指定されていて、その面積は約700平方メートル。花房は1~2メートルほどあり、満開を迎えるといっそう趣を増し見応えは抜群。藤棚は3か所あり、大きさや色の違いをそれぞれ楽しむことができます。また、園内にある他の藤棚も樹齢800年や600年と歴史のある藤ばかりで見ごたえ十分です。

開園期間は、藤が咲く4月中旬~5月下旬の1ヶ月。園内にはアヤメやツツジも咲き、散策を楽しめます。庭園のベンチで、ゆっくり藤を眺めながらの昼食や休憩もいいですね。最寄り駅である牛島駅から徒歩10分とアクセスも良いので、ベビーカーでも無理なくお出かけできます。

※令和3年度の営業は5月5日(水)で終了しました。

藤花園

問合先 048-752-2012
住所 埼玉県春日部市牛島786
営業時間 4月17日(土)~5月5日(水) 8時~17時
定休日 期間中無休
料金 入園保存料大人1000円、4歳以上~小学生500円
アクセス 電車:東武線藤の牛島駅から徒歩10分
車:東北道岩槻ICから国道16号経由12km20分
駐車場 あり/200台/無料
URL

http://www.ushijimanofuji.co.jp

地元で人気の藤の名所!芝生広場で子どもも大満足

ふじの咲く丘・ふじふれあい館(群馬県/藤岡市)

※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、令和3年度の藤岡ふじまつりは中止となりました。

ふじの咲く丘・ふじふれあい館は、群馬県藤岡市の花に認定された藤が存分に楽しめる公園。地元の人たちには藤の名所としても知られています。
見どころは何といっても全長250mの藤棚!満開の藤の棚下を歩けば、優しい香りも堪能できるでしょう。そのほか園内には45種類もの藤が植えられているエリアがあり、ここでは紫色だけでなく白やピンク、また形も様々な藤の花を観賞できます。

藤の咲く時期には「藤岡ふじまつり」が開催され、過去には地元の物産品や藤の即売会、野外コンサートなどのイベントも行われています。公園内には広い芝生広場もあるので、子どもも退屈せずに楽しめます。また、藤岡ふじまつりの期間中は、日没近くになると藤のライトアップが行われれます。昼間とは違う幻想的な雰囲気で、綺麗な藤の花の姿を鑑賞することができます。

ふじの咲く丘・ふじふれあい館藤花園

問合先 0274-22-8111
住所 群馬県藤岡市藤岡2690-7
営業時間 9時~16時
定休日 火曜(祝日の場合は翌日)、ふじまつり期間中は無休
料金 入園無料
アクセス 電車:JR群馬藤岡駅から公共バス「めぐるん」(右回り)でみかぼみらい館第3駐車場下車、徒歩5分
車:上信越道藤岡ICから県道13号、国道254号経由4km10分
駐車場 あり/10台
URL

https://www.city.fujioka.gunma.jp/soshiki/keizaibu/shokokanko/2/3/1/1562.html

迫力ある藤棚やライトアップは圧巻

あしかがフラワーパーク(栃木県/足利市)

あしかがフラワーパークでは、1年を通して8つのテーマを設け、その季節ならではの花や風景を楽しめます。4月中旬からゴールデンウィークをまたいで実施される「ふじのはな物語」。シンボルでもある大藤が見頃を迎え、多くの観光客が訪れる人気の企画です。

期間中は、広さ1000平米の藤棚や、うす紅・紫・白・黄色など普段は見ることのできないような多くの種類の藤を観賞できます。なかでも見どころは、栃木県の天然記念物に指定されている樹齢160年におよぶ広さ600畳の大藤、世界的にも珍しい八重黒竜藤(やえこくりゅうふじ)、白藤・きばな藤のトンネルです。ライトアップ時に見てほしいのは、大長藤が池の水面に映し出された演出。天地から紫色のシャンデリアが照らすような幻想的な姿を楽しむことができます。

これからの季節は藤のほか、ツツジやシャクナゲも見頃。パーク内どこでもお花に囲まれた時間を過ごせます。
最寄り駅であるJRあしかがフラワーパーク駅は2018年に新設。あしかがフラワーパーク入口まで徒歩3分とアクセス良好なのもポイントのひとつです。園内には大型レストランがあり、和食、洋食などメニューが充実。レストランで食事をしながら、昼と夜のあしかがフラワーパークを楽しむのもおすすめです。

あしかがフラワーパーク

問合先 0284-91-4939
住所 栃木県足利市迫間町607
営業時間 10時~17時(季節変動あり)
定休日 2月の第3水・木曜、12月31日
料金 入園400~1900円(花の状況により変動あり)
アクセス 電車:JRあしかがフラワーパーク駅から徒歩3分(3~11月の土・日曜、祝日は、東武鉄道足利市駅から1時間ごとにシャトルバスが運行)
車:東北道佐野藤岡ICから国道50号経由18分
駐車場 あり/300台 *大藤まつり開催期間中(4月中旬~5月中旬)臨時駐車場6000台
URL

https://www.ashikaga.co.jp/

東京一の藤の名所!厳かな雰囲気と50株以上の紫藤を望める

亀戸天神社(東京都江東区)

※新型コロナウイルス感染拡大防止により、令和3年度の藤祭り・ライトアップは中止となりました。

東京都内で藤が鑑賞できるのが、菅原道真公を祀っている太宰府天満宮を本社にもつ亀戸天神社です。
東京一の藤の名所としても有名で、藤が咲く4月下旬からは「藤祭り」が開催されます。境内を50株以上の藤が咲き誇り、綺麗な紫色の風景と優しい香りで、訪れた人を癒してくれます。錦糸町駅や亀戸駅から徒歩15分とアクセス至便なのもうれしいですね。

昼間は、境内の橋や鳥居の赤、藤の紫に晴天の青も加わりきれいなコントラストの風景が楽しめます。早朝には澄んだ空気とともに綺麗な藤が楽しめると参拝に訪れる人も多いといいます。
藤祭り期間中は、お祭りの雰囲気や屋台を楽しめるので子連れにもおすすめ。一方、夜は神社の厳かな空気とライトアップされた藤が相まって、日中とはまた違う顔を見せてくれます。
実は、亀戸天神社からスカイツリーまでは徒歩約20分という位置関係。そのため「スカイツリーを背景にした藤の花」という写真も叶います。天神様で参拝と藤観賞をした後はスカイツリーまで歩き、下町の雰囲気を感じながらお散歩するのもいいですね。 

亀戸天神社

問合先 03-3681-0010
住所 東京都江東区亀戸3-6-1
営業時間 散策自由
定休日 無休
料金 無料
アクセス 電車:JR亀戸駅から徒歩15分
車:首都高速錦糸町出入口から2km5分
駐車場 あり/30台
URL

http://kameidotenjin.or.jp/

明治時代にタイムスリップしたような風情が魅力

北方文化博物館(新潟県新潟市)

新潟県にある北方(ほっぽう)文化博物館も、藤の花が代名詞になるほど見応え抜群のスポット。8800坪ある広大な敷地の中央では、樹齢150年、80畳分の面積に花の長さ1mほどの圧巻の藤が望めます。近くにある主屋の2階からも藤を広く見渡せることができます。藤を上から見下ろす機会はなかなかないもの。地上から見上げるのとは違った雰囲気を楽しんでみてください。

この博物館は、越後一の大地主伊藤家の邸宅を残した建物。大広間はなんと100畳で、「大切な客人をもてなすための最も格式の高い空間」として造られたのだそう。大広間から望む大庭は「この庭もをって千人の茶人をもてなす」と言われるほど風情があり、大ヒット映画の聖地としても人気です。

北方文化博物館は子どもにやさしいサービスも充実しています。小さな子ども連れでも楽しめるよう、ベビーカーの貸し出しサービスやおむつ替え台も完備。日曜祝日は小中学生の入館無料サービスも行われています。
また敷地内には、お食事処やお宿、蕎麦屋や茶房があり休憩や宿泊もできるので、藤観賞だけでなく、建築や庭園など1日中満喫できます。

北方文化博物館

問合先 025-385-2001
住所 新潟県新潟市江南区沢海2-15-25
営業時間 9時~17時(12~3月は~16時30分)
定休日 無休
料金 入館800円(西門広場は無料)
アクセス 公共交通:万代シテイバスセンター(JR新潟駅から徒歩12分)から新潟交通バス沢海経由秋葉区役所前行きで40分、上沢海博物館前下車、徒歩2分
車:磐越道新津ICから10分
駐車場 あり/200台
URL

http://hoppou-bunka.com/

●掲載の情報は予告なく変更になる場合があります。おでかけ前に各スポットへご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。