
「きかんしゃトーマス号」に乗れる静岡県・大井川鐵道の公式イベント「DAY OUT WITH THOMAS™」。2025年開催の注目ポイントや新金谷駅のトーマスフェア・車内の様子など、プレスデーに参加して徹底リサーチしてきました!
- 2025年のきかんしゃトーマス号 注目ポイント
- └ パーシーが千頭駅から家山駅にお引越し
- きかんしゃトーマス号に乗ろう!
- └ どこから乗れる?
- └ 車内は?トイレやオムツ換えシートはある?
- └ 車内販売や車内限定商品、オリジナル弁当にも注目
- トーマスフェア新金谷会場で遊ぼう!
- └ きかんしゃトーマス号 転車台の転向作業
- └ ロコトレインのニアやフリン、ウィンストンに会える
- └ バッテリーカーやミニSLも
- 一足のばしてきかんしゃトビー号に乗ろう
- トーマスフェア千頭サテライト会場でも仲間に会える!
- おみやげや休憩は新金谷駅前の「プラザロコ」で
- きかんしゃトーマス号のチケット入手方法は?
- └ 「アソビュー!」で先着順販売
- └ JR東海「EX旅先予約」での先着順販売
- └ 20日前からの直前販売は「ローソンチケット」で
- └ 一部旅行会社ツアー形式による販売
- └ 当日券販売
- └ きかんしゃトビー号は「アソビュー!」での販売
- バスのバーティーにはどうやって乗る?
2025年のきかんしゃトーマス号 注目ポイント
パーシーが千頭駅から家山駅にお引越し

※横並びになるのはプレスデーのみの特別演出です
きかんしゃトーマス号は、大井川本線新金谷駅から千頭駅までを繋いでいます。途中の川根温泉笹間渡駅~千頭駅間は、2022年の台風の影響で現在も不通になっており、千頭駅にいるパーシーやヒロ、ジェームスたちとは離れ離れになっていました。
今年からはパーシーが、きかんしゃトーマス号の通る家山駅にお引越し。3年ぶりに感動の再会を果たしました!家山駅では入線してくるトーマス号を出迎えるパーシーのほか、一部運転日にトーマス号の給水作業も見学することができますよ。

給水作業を見学できるのは、夏休みや祝日を含む3連休を中心とした一部運転日に運行される、新金谷駅15時41分発の3便目。往路の家山駅で20分ほどの停車時間があり、その間に給水が行われます。
ホームに一時降車もできるので、給水作業を間近で見たり、パーシーの写真を撮ったりと、貴重な時間を過ごすことができます。3便目の運転日は公式サイトをチェックしてみてくださいね。
きかんしゃトーマス号に乗ろう!
どこから乗れる?

「きかんしゃトーマス号」での旅の始まりは、大井川鐵道の起点でJR東海道本線と乗り換えできる金谷駅から、ひと駅先の新金谷駅。ちょうどよい時間帯の列車がなければ金谷駅から歩くことができる(15~20分ほど)ほか、専用駐車場が用意されているので車でアクセスすることも可能です。

新金谷駅の発車時刻は10時36分発(1便目)、13時20分発(2便目)、15時41分発(3便目/一部運転日のみ運行)で、1日計2~3便です。

大井川鐵道公式サイトから
いずれの便も、新金谷駅から家山駅を経て川根温泉笹間渡駅で折り返し、再度家山駅を経て新金谷駅に戻ります。
2024年までは往復遊覧運転で、復路の家山駅でのみ途中下車が可能でしたが、2025年は往路の家山駅、川根温泉笹間渡駅での下車も可能に。
1便目に乗って川根温泉笹間渡駅で下車、川根温泉に立ち寄って2便目で新金谷駅に戻る、最終便に乗車して川根温泉笹間渡駅で下車、川根温泉エリアに宿泊……など、自由な行程が組みやすくなりました。

客車に乗り込んで、きかんしゃの汽笛とともにさぁ出発! 乗車する便によりますが、家山駅までは約30分、川根温泉笹間渡駅までは40分~1時間、新金谷駅まで往復で1時間30分~1時間45分ほどの鉄道旅です。
車内は?トイレやオムツ換えシートはある?

トーマスが引く客車は、昭和10年代から20年代にかけて活躍した旧国鉄の旧型客車。随所に“昭和レトロ”を感じられる車内に、子どもだけでなく大人も楽しめること間違いなし! ヘッドカバーなどトーマスとなかまたちの装飾でいっぱいです。エアコンはなく扇風機のみなので、夏は飲み物を多めに持ち込むなど暑さ対策も忘れずに。

窓からは並走する雄大な大井川を眺められます。

沿線の島田市はお茶栽培の本場。青々とした茶畑が広がる景色も。乗車中は随所で大井川鐵道ならではの風景を堪能できます。

レトロな客車なのでトイレの設備自体も古めですが、洋式トイレと同様に利用できるよう改装されています。とはいえ、数も限られているので、できるだけ乗車前に済ませておくのがおすすめ。

また、4号車にはおむつ交換用の個室も用意されているので、幼い赤ちゃんがいるファミリーも安心です。
車内販売や車内限定商品、オリジナル弁当にも注目

名物販売員さんが車内を回って販売してくれるトーマス号限定商品も、トーマス鉄道旅の魅力のひとつ。

左から、実際に走ってくれる「トーマス連結でGO!」1600円と「連結でGO!大井川鐵道C11190」1400円、SLの汽笛の生音がアラーム音の「SL目覚まし時計」1870円。いずれも車内限定グッズです。

続いておみやげにおすすめなのが「きかんしゃトーマスどら焼(3個入り)」1000円と、「GOGO!トーマスまんまる焼(8個入り)」1030円。こちらも車内限定です。

新金谷駅前「プラザロコ」で販売しているオリジナル弁当「きかんしゃトーマス弁当」1200円と、「トーマスミネラルウォーター」160円。購入してから乗車して、車内で味わうのも鉄道旅ならではのお楽しみ。
※窓辺のテーブルがない車両もあります(座席は選べません)

折り返しで10~15分停車する川根温泉笹間渡駅では、「SL黒アイス」500円の販売も。ホームに降りての購入はもちろん、昔の駅弁販売のように車内から窓越しにも購入できます!冷たいアイスは夏場の暑さ対策にもおすすめです。
トーマスフェア新金谷会場で遊ぼう!
きかんしゃトーマス号 転車台の転向作業

トーマス旅の起点となる新金谷駅構内では、きかんしゃトーマス号運転日に合わせてトーマスフェアが行われます。
まずは家山駅や川根温泉笹間渡駅方面に向かうためにトーマスの向きを変える、転車台での転向作業から(実施時間は当日会場にて掲示)。ゆっくりと一回転する様子を間近で眺められて、子どもも大人も大興奮!
ロコトレインのニアやフリン、ウィンストンに会える

「ロコトレインのニア」は、2024年に新しく仲間入り! アフリカ・ケニア出身の小型タンク機関車で、オレンジ色基調のボディが特徴です。ニアは新金谷駅構内~トーマスフェア会場内をゆっくりと、およそ5分で周回します(乗車料金は3歳以上300円、未就学児は保護者同伴)。

トーマスフェア会場内には「とくしゅしょうぼうしゃのフリン」(左)と、「レール点検車のウィンストン」(右)も!2024年に新金谷会場にやってきたウィンストンは、実際に座って記念撮影もできますよ。
バッテリーカーやミニSLも

会場内には小さな子どもが楽しめるアトラクションも設置されています。トーマスやパーシーに乗って自由に運転できるバッテリーカーは、1回200円(入場料別)。

トーマスのミニSLも1回200円(入場料別)です。

手こぎトロッコの「てトロ」は無料でOK(入場料別)。子どもだけだとバランスを崩して転倒する可能性があるので、必ず保護者が横に付き添ってくださいね。
新金谷駅トーマスフェア
- 場所:大井川鐵道 新金谷駅構内
- 料金:入場500円(1歳以上有料、購入当日に限り有効、再入場可)
- 時間:きかんしゃトーマス号運転日の9時~17時40分(見学は18時まで、3往復運転日の場合)
一足のばしてきかんしゃトビー号に乗ろう

台風の影響で不通になっている千頭駅の先、井川線の千頭駅~奥泉駅の間では、2022年の夏から登場した「きかんしゃトビー号」が往復運転しています(乗り降りは千頭駅のみ可)。

大井川鐵道公式サイトから
運転日は公式サイトを要参照。千頭駅10時27分発と14時10分発の1日2便で、乗車時間は1時間あまり。車内にはトイレがなく、降車不可のため、必ずトイレは済ませておきましょう。車内販売はありません。

大井川上流部・奥大井の渓谷をゆっくりと走ります。

途中、車窓からはのどかな田園風景や…。

川根両国駅にはいじわる・いたずら貨車、ラスティーも! 駅自体は通過するので見逃さないように注意。

折り返しとなる奥泉駅では、トビー号の方向転換のシーンもお見逃しなく!一旦客車から切り離されて、ホームの反対側を通ってトビーだけ移動する様子が車内から見られます。帰りは最後尾の車両が一番前になります。

約1時間のトビー号での旅を終え、戻ってきた千頭駅。トーマス号の折り返し駅の川根温泉笹間渡駅から千頭駅までは台風からの復興中でつながっていないため、車以外での千頭駅へのアクセスは家山駅から川根本町町営バスか、ツアーへの参加になります。バスは本数が限られているため、余裕をもった楽しみ方をしたい場合はツアーの利用が便利です。
トーマスフェア千頭サテライト会場でも仲間に会える!

千頭駅構内にある「トーマスフェア千頭サテライト会場」では、赤いボディが自慢のジェームスと、日本生まれの蒸気機関車のヒロが待っています。

ヒロは運転席の中に入って見学も可能。備え付けのボタンを押すといろんなおしゃべりをしてくれますよ。
トーマスフェア千頭サテライト会場
- 場所:大井川鐵道 千頭駅構内
- 料金:小学生以上150円。千頭駅を区間に含む乗車券もしくは千頭駅の入場券を持っている人は無料
- 時間:きかんしゃトーマス号運転日の9~16時
おみやげや休憩は新金谷駅前の「プラザロコ」で

旅の起点の新金谷駅前にある「プラザロコ」は、切符売り場や売店、トイレ、ミュージアムなどがある総合施設です。

広い館内で、トーマスやパーシーがお出迎え。

大井川鐵道オリジナルの商品もたくさんあり、「ループ付きタオル」各種660円、「お食事応援セット」2200円、「キッズエプロンセット」2750円など、2025年の新アイテムもたくさん登場しています。

2024年にお目見えした大型プラレールコーナーも要チェック。一部の車両は実際に触って遊べます。さらにその向こうには、トーマスやパーシーの遊具が揃うスペースもあり、キッズたちに大人気です。

遊具スペースの奥には授乳室や、おむつ替えスペースも。

客車を模した無料休憩所もあり、テーブルと椅子が置かれていて、お弁当などを食べることもできます。自由に使える電子レンジまで設置という親切仕様。紙おむつも販売しているので、離乳食時期の小さな子どもがいるファミリーにもおすすめです。営業時間は日によって異なるので、公式サイトで確認を。
きかんしゃトーマス号のチケット入手方法は?

「アソビュー!」で先着順販売
きかんしゃトーマス号は往復、片道チケットともに予約サイト「アソビュー!」で、先着順で購入可能です。便数は1日3便(3便目は夏休みや祝日を含む3連休を中心とした一部運転日に運行)。7~9月分のチケットは5月1日から、10~12月のチケットは8月1日から発売されます。
JR東海「EX旅先予約」での先着順販売
JR東海の「EX旅先予約」でも販売があります。往復、片道チケットともに購入できます。
- URL:往復、片道チケット
20日前からの直前販売は「ローソンチケット」で
「ローソンチケット」では原則抽選販売が実施され、乗車日直前(20日前以降)に空席が発生した場合や残席がある場合は、直前販売も実施されます。
- URL:直前販売チケット
一部旅行会社ツアー形式による販売
大井川鐵道を含む大鉄グループ会社ならではの限定ツアー商品など、多彩に揃っています。
- URL:限定ツアー
当日券販売
当日空席がある場合は、新金谷駅前のプラザロコで当日券を販売。「アソビュー!」でも乗車5分前までチケットを購入できます。
きかんしゃトーマス号
運転日 | 2025年4月26日(土)~12月25日(木)のべ156日 |
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運転区間 | 新金谷駅⇔川根温泉笹間渡駅 【1便目】 新金谷駅10:36発→家山駅11:04着/11:10発→川根温泉笹間渡駅11:17着/11:29発→家山駅11:36着/11:42発→新金谷駅12:09着 【2便目】 新金谷駅13:20発→家山駅13:48着/13:52発→川根温泉笹間渡駅14:00着/14:15発→家山駅14:23着/14:27発→新金谷駅14:54着 【3便目】※一部運転日のみ運行 新金谷駅15:41発→家山駅16:09着/16:30発→川根温泉笹間渡駅16:37着/16:47発→家山駅16:55着/16:59発→新金谷駅17:27着 |
料金 |
【往復遊覧運転乗車パターン】新金谷駅→家山駅→川根温泉笹間渡駅→家山駅→新金谷駅 大人6000円、小人3000円 (フェア入場券付き) 【片道乗車パターン】新金谷駅→家山駅または川根温泉笹間渡駅、川根温泉笹間渡駅または家山駅→新金谷駅 大人3000円、小人1500円(フェア入場券は付きません) |
URL | https://daitetsu.jp/archives/265450 |
きかんしゃトビー号は「アソビュー!」での販売
きかんしゃトビー号は1日2便の運行。きかんしゃトーマス号と運行期間が異なるのでご注意を。「アソビュー!」で販売し、当日に空席がある場合は、千頭駅にて当日券を販売します。
きかんしゃトビー号
運転日 | 2025年4月26日(土)~12月25日(木)のべ97日 |
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運転区間 | 千頭駅⇔奥泉駅(乗降は千頭駅のみ可) 【1便目】 千頭駅10:27発→奥泉駅→千頭駅11:33着 【2便目】 千頭駅14:10発→奥泉駅→千頭駅15:19着 |
料金 |
【往復遊覧乗車】千頭駅→奥泉駅→千頭駅 大人2000円、小人1000円 |
URL | https://www.asoview.com/channel/ticket/2Jm9lMafZ8/ticket0000038609/ |
バスのバーティーにはどうやって乗る?

バスのバーティーに乗るには、きかんしゃトーマス号やきかんしゃトビー号、バスのバーティーに乗車できるツアーに参加しましょう。

大井川鐵道関連会社の大鉄アドバンスが「バスのバーティー」、「2かいだてバスのバルジー」に乗車するツアーを用意しています。
大鉄アドバンスでは、新金谷駅のほか、JR静岡駅、JR三島駅、JR浜松駅からもツアー参加が可能に。首都圏や愛知、関西方面からも参加しやすくなっています。家山駅~千頭駅間の移動も、ツアーの利用が便利です。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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