「ジブリパーク」を子連れで攻略!5エリア全体を紹介するとともに、おすすめのエリアを詳しく紹介します。幼児や小学生連れが一緒なら、特に「どんどこ森」や「ジブリの大倉庫」は外せません。子どもだけが中に入れるトトロを模した木製遊具もあります。ランチやおやつ、オリジナルグッズなども充実。おおまかな1日の回り方を決めておいて、家族で“ゆっくり”楽しんでくださいね。
ジブリパークのおすすめ記事
» ジブリパーク「魔女の谷」徹底解剖!子どもと楽しめる建物や乗物、遊び場、グルメなど
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- ジブリパークってどんなところ?
- └ジブリパークは公園施設です
- └2022年11月に3つのエリアが開園
- └2023年「もののけの里」&2024年「魔女の谷」開園
- └ジブリパークの赤ちゃん向けサービスについて
- └チケット料金やアクセスなど基本データ
- 子ども連れにおすすめしたい2つのエリア
- └「どんどこ森」の大自然の中でゆっくりする
- └「ジブリの大倉庫」でジブリの世界に入り込む
- ジブリ作品にちなんだメニューやグッズを楽しむ
- └「カフェ大陸横断飛行」でランチ
- └「ミルクスタンド シベリ・あん」でおやつ
- └ジブリの大倉庫ショップ「冒険飛行団」でお買い物
- まだある! 魅力あふれる“ゆっくりできる”エリア
- └「青春の丘」でノスタルジックに“青春”を感じる
ジブリパークってどんなところ?
ジブリパークは公園施設です
ジブリパークは、広大な敷地を擁する「愛・地球博記念公園」内にある“公園施設”です。テーマパークや遊園地のようにショーなどはありません。しかし、ココには豊かな緑と自然、どこまでも広い空間があります。その自然を、できるだけ残しながら、園内に点在するスタイルでつくられたのが「ジブリパーク」なのです。そして、パンフレットや公式サイトでは「ゆっくりきてください」がと言っています。そう“ゆっくり”パークを楽しみましょう。
最寄り駅の「愛・地球博記念公園駅」から見た、メインゲートなどの公園北口周辺
2022年11月に3つのエリアが開園
2022年11月には「どんどこ森」「ジブリの大倉庫」「青春の丘」の3エリアがオープン。それぞれ、どんなエリアなのでしょう。
●どんどこ森
“どんどこ”とは『となりのトトロ』で、サツキとメイ、トトロが蒔いた種が育つのを願って踊る“どんどこ踊り”に由来。「サツキとメイの家」や「どんどこ堂」を中心に、緑と自然あふれる“ゆっくり”過ごせるエリアです。
「どんどこ森」と書かれたゲートの向こうに、トトロを模した木製遊具「どんどこ堂」があります
●ジブリの大倉庫
ジブリの世界がギュッと詰まった、まるで“ジブリの大博覧会”のようなインドア施設。キッズ専用の「子どもの街」「ネコバスルーム」や映像展示室、企画展示室といった展示がいっぱい。ココには“ジブリがいっぱい”なのです。
「ジブリの大倉庫」の入口。向かいにはアイススケート場があります
●青春の丘
『耳をすませば』の物語の舞台「地球屋」を中心に、ノスタルジックで甘酸っぱい“青春”の香りがするエリア。ほかに「猫の事務所」「エレベーター塔」などがあります。
右の建物が「地球屋」、左が「エレベーター塔」。周囲に緑や池、川などがあり、のんびりできる空間です
2023年「もののけの里」&2024年「魔女の谷」開園
2023年11月に「もののけの里」が、2024年3月に「魔女の谷」がオープンしました。これで、ジブリパークは全5エリアとなりました。
●もののけの里
『もののけ姫』の世界をイメージした里。作品で登場する「タタラ場」をモチーフにした建物や、タタリ神や乙事主をモチーフにしたオブジェがあります。
手前がタタリ神と乙事主のオブジェ、奥が体験学習施設「タタラ場」
●魔女の谷
魔女が登場する作品の建物がいっぱいです。『魔女の宅急便』の「オキノ邸」「グーチョキパン屋」や『ハウルの動く城』の「ハウルの城」「ハッター帽子店」、『アーヤと魔女』の「魔女の家」など。
高さ約20mある「ハウルの城」は外観も建物の中もとにかくリアルです
「魔女の谷」「もののけの里」については、こちらで詳しく解説しています。
» ジブリパーク「魔女の谷」徹底解剖!子どもと楽しめる建物や乗物、遊び場、グルメなど
ジブリパークの赤ちゃん向けサービスについて
5つのエリアの、おむつ替え台などの赤ちゃんサービスは次のとおりです。なお、公園内のトイレも幼児対応トイレで、北口「地球市民交流センター」内に授乳室があります。
●どんどこ森
バリアフリートイレ(おむつ替え台あり)※愛・地球博記念公園のトイレ
●ジブリの大倉庫
ベビールーム(授乳室、おむつ替えスペースあり)
バリアフリートイレ(おむつ替え台あり)
●青春の丘
バリアフリートイレ(おむつ替え台あり)※愛・地球博記念公園のトイレ
●もののけの里
バリアフリートイレ(おむつ替え台あり)
●魔女の谷
ベビールーム(授乳室、おむつ替えスペースあり)
バリアフリートイレ(おむつ替え台あり)
「ジブリの大倉庫」の「子どもの街」近くなどにベビールームがあります
ベビールームには、おむつ替え台が設置されています
個室の授乳室です。また、ミルク用のお湯もありますよ
バリアフリートイレには、ベビーキープやキッズトイレがあるところも
愛・地球博記念公園内の移動にはベビーカーが利用できますが、原則としてジブリパーク各エリアでは、各ベビーカー置き場に置いて入場する必要があります。抱っこひもなどを用意しておくと便利です。
公園の北口案内所、西口休憩所・案内所にベビーカーの貸し出しやコインロッカーもあります。
チケット料金やアクセスなど基本データ
●ジブリパーク(じぶりぱーく)
住所 | 愛知県長久手市茨ケ廻間乙1533-1 愛・地球博記念公園内 |
---|---|
電話番号 | 0570-089-154(株式会社ジブリパーク、ジブリパーク営業時間内) |
営業時間 | 10~17時(土・日曜、祝日、学校の長期休暇期間は9時~) |
定休日 | 火曜(祝日の場合は翌平日、学校の長期休暇期間は営業)、年末年始・メンテナンスなどの指定日 |
駐車場 | 専用なし(公園の有料駐車場を利用) |
URL |
●【チケット】
チケットは予約制。購入は、オンラインチケット販売サイト「Boo-Woo(ブーウー)チケット」や全国のローソン・ミニストップ店頭の「Loppi(ロッピー)」にて。
子ども料金は4歳~小学生、3歳以下無料。( )内は土・日曜、祝日の料金
- ジブリパーク大さんぽ券:大人3500円(4000円)、子ども1750円(2000円)
※2カ月前の10日14時から販売開始。5エリアをまわることができるチケット。「ジブリの大倉庫」のみ入場時間指定制。カフェ・レストラン・ショップ・遊具・乗り物などは利用可(料金別途)。どんどこ森「サツキとメイの家」、青春の丘「地球屋」、魔女の谷「オキノ邸」「ハウルの城」「魔女の家」の建物の中は観覧不可 - ジブリパーク大さんぽ券プレミアム:大人7300円(7800円)、子ども3650円(3900円)
※2カ月前の10日14時から販売開始。5エリアすべてと、どんどこ森「サツキとメイの家」、青春の丘「地球屋」、魔女の谷「オキノ邸」「ハウルの城」「魔女の家」の建物の中を観覧可能。「ジブリの大倉庫」のみ入場時間指定制。カフェ・レストラン・ショップ・遊具・乗り物などは利用可(料金別途) - ジブリパークさんぽ券:大人1500円(2000円)、子ども750円(1000円)
※7日前の17時から販売開始。「青春の丘」「どんどこ森」「もののけの里」「魔女の谷」の屋外4エリアをまわることができるチケット(「ジブリの大倉庫」は入場不可)。「魔女の谷」のみ午前・午後の入場時間指定あり。4つのエリアのカフェ・レストラン・ショップ・遊具・乗り物などは利用可(料金別途)。どんどこ森「サツキとメイの家」、青春の丘「地球屋」、魔女の谷「オキノ邸」「ハウルの城」「魔女の家」の建物の中は観覧不可
●【アクセス】
- 電車:
「名古屋駅」から地下鉄東山線にて約28分で「藤が丘駅」、愛知高速交通 東部丘陵線(リニモ)に乗り換えて約13分で「愛・地球博記念公園駅」下車すぐ - バス:
「名古屋駅」からすぐの「名鉄バスセンター」4階24番のりばより名鉄バス「愛・地球博記念公園(ジブリパーク)」行きで約40分(直行便の場合)、終点下車すぐ/「中部国際空港第一ターミナル」より名鉄バス「藤が丘経由愛・地球博記念公園(ジブリパーク)」行きで約77~85分、終点下車すぐ - 車:
名古屋瀬戸道路「長久手IC」→県道521号経由で約3km5分で「愛・地球博記念公園」北1駐車場
公園北口の「ジブリパーク」の文字が書かれたゲート。1文字1文字が楽しいデザインです
子ども連れにおすすめしたい2つのエリア
子ども連れにおすすめなのは「どんどこ森」と「ジブリの大倉庫」。そこで、この2エリアについて紹介しましょう。「ジブリの大倉庫」のみ入場時間指定制なので、どちらへ先に行くかなど、おおまかな1日のプランニングをしておいたほうが得策です。
「どんどこ森」の大自然の中でゆっくりする
最寄り駅近くで公園北口から近いのは「青春の丘」「ジブリの大倉庫」ですが、ココはあえて、公園北口から一番遠い「どんどこ森」を訪れてみましょう。そこには、トトロ、サツキとメイ…。そう『となりのトトロ』に出てくる、昭和の山間の村のような風景が広がっています。
園内バスで「どんどこ森」へ
「どんどこ森」は遠いので、歩いてもいいですが、公園内を走る園内バスがおすすめです。のりばは、公園北口から左方面にある「地球市民交流センター」外にあります。運行頻度は1時間に数本。「どんどこ森」まで約16分です。
“モリゾー”“キッコロ”がデザインされた園内バス。ゆっくりと走るので、公園内の風景もしっかり楽しめます
「サツキとメイの家」で姉妹の気分に浸ってみる
「愛・地球博(愛知万博)」のパビリオンとして登場した「サツキとメイの家」を引き続き公開しています。昭和初期の建築様式と昭和30年代の暮らしを感じられる“本物の家”です。戸や扉、引き出しなども、開けたりさわったりしてOK。
家の前には“草壁”の表札もあります。左が玄関、右がお父さんの仕事場。奥にも見どころ満載です
戸を開けると階段が。上には“まっくろくろすけ”がいるのかな?
サツキの勉強机。ランドセルや教科書、机の引き出しを開けると…
押し入れには、麦わら帽子や本、おもちゃなどが。サクマ式ドロップの缶もあります
タンスを開けてみると、作中で見たような、サツキとメイの服がキレイにたたんでありました
外には庭もあります。軒下にはママゴトの道具でしょうか、それとも小トトロの…
そばの「どんどこ処」でココにしかないグッズをGET
「サツキとメイの家」の近くにある「どんどこ処」は「どんどこ森」の入口にあるショップ。
ココにしかない商品や季節にあわせたグッズがあります
どんぐりの形をしたバードコール1個1980円
「どんどこ号」に乗ってトトロがいる場所へ
「サツキとメイの家」から、大きな岩がある川や池、緑の中を歩いて「どんどこ号」の乗り場へ。これに乗れば、「どんどこ堂」がある山頂へ行けますよ。なお「どんどこ号」は、ベビーカーや車いすのかた優先です。
「どんどこ号」は「どんどこ森」の山頂と麓をつなぐスロープカーです。操作は自分で。エレベーターのような要領です
子どもだけが中に入れる「どんどこ堂」と「どんどこ売店」
「どんどこ号」で山頂に着くと、そこには高さ約5mのトトロを模した木製遊具「どんどこ堂」があります。これは、小学生以下のキッズだけが中に入れます。近くには、オリジナル商品が揃う「どんどこ売店」も。
どんぐりの傘をかぶった「どんどこ堂」と、赤い屋根の「どんどこ売店」
「どんどこ堂」の下からキッズは中に入れます
「どんどこ売店」で購入できる、おもいでどんどこ堂1980円。どんぐりやクロスケなどのチャーム付き。何が出るかはお楽しみです
長い階段る途中で“どんぐり”を発見
「どんどこ号」乗降場と逆の方面に、山頂と麓をつなぐ長い階段があります。下りはコチラをゆっくりと下りましょう。
途中に「八合目」「五合目」といった表示があり、上にはどんぐりがのっていますよ
のんびり歩いて公園北口へ
園内バスを利用してもいいのですが、今度は森の中を歩いてみませんか。歩きやすい遊歩道と周囲の自然に癒されます。途中、ひと休みしてみると何かあるかも!? 歩いて30分くらいですが、あっという間です。
森の中を散策する気分で「ジブリの大倉庫」方面に向かいましょう
ベンチに注意してみてください。園内何カ所かにジブリ作品に登場するキャラクターが置き忘れたアイテムがあるかも
「愛・地球博記念公園」の「大芝生広場」や「ジブリパーク」の「青春の丘」が見えてきます。この芝生はキッズにはうれしいかも。もう少しで公園北口です
「ジブリの大倉庫」でジブリの世界に入り込む
もう1つのおすすめエリア「ジブリの大倉庫」には見どころが盛りだくさん。なかでも、子ども専用エリアはキッズは大喜びすること間違いなしです。
大きな屋根の建物が「ジブリの大倉庫」です
「ジブリの大倉庫」のシンボル「中央階段」へ
まず「ジブリの大倉庫」のシンボルといってもいい「中央階段」へ行ってみましょう。カラフルなタイル装飾の階段と、上には『天空の城ラピュタ』の冒頭に登場する“空飛ぶ巨大な船”が飛んでいます。
タイル装飾をじっくりと見てみましょう。ジブリにまつわるキャラクターがいますよ
まるで顔のような小さな噴水にキッズも興味津々
タイルに“まっくろくろすけ”を発見! 1カ所じゃないみたいですよ
「中央階段」を上がってキッズ専用「子どもの街」へ
「中央階段」を上がって右側に「子どもの街」と「ネコバスルーム」があります。ココはどちらも、小学生以下のキッズ専用遊び場です。
エリアに入ると「七国山」行きのバスなどがあります
奥には名古屋にちなんだイラストや中央線特快の電車が。ココは大人も入れる場所です
ココがキッズだけが入れる「子どもの街」。子どもサイズの街が奥まで続きます
改札を過ぎて電車に乗ると、さきほどの中央線特快の電車の車両に乗れます
ココもキッズだけ!「ネコバスルーム」で大冒険
「子どもの街」の隣にある「ネコバスルーム」は『となりのトトロ』の世界を表現したエリアです。ネコバスは、ちょっと違うデザインのジブリパークオリジナル。ほかも、すべてが子どもサイズ。とっても、とっても楽しそうですね~~。
外には“CAT BUS”の看板もかかっています
ココにしかいないネコバスはカラフルなデザイン。目はボタンのよう
子どもサイズの「サツキとメイの家」もあります
大きな木の中に入るとトトロが眠っています
小トトロたちがのぞいています。こんなシーンがいっぱいです
「映像展示室オリヲン座」で短編アニメーションを鑑賞
スタジオジブリ制作の短編アニメーションを上映する「映像展示室オリヲン座」。上映時間が決まっているので、先にチェックしておくといいですね。『くじらとり』『めいとこねこバス』『ちゅうずもう』『たからさがし』など10作品のうち1作品を上映します。
「中央階段」を上がって左側にある「映像展示室オリヲン座」
約170席ある映像展示室で、ゆったりと短編アニメーションを鑑賞できます
アリエッティたちの世界「床下の家と小人の庭」へ
『借りぐらしのアリエッティ』の世界を見事に表現した場所があります。小人たちに人間の世界はどのように見えているのか。「なるほど、アリエッティたちから見たら、これはこのサイズなんだね」と、ちょっと新鮮な感覚で「床下の家と小人の庭」を観察できます。
「小人の庭」の草花たちはビッグサイズです。左奥には、クレヨンのケースを使ったドアが見えています
ダンゴムシがいました。可愛いので安心しました
コンセントや電話やテレビのさすところ…このサイズなんですね
「床下の家」にある部屋。よく見ると、接着剤や爪切り、電池、マジック、ハサミなどが並んでますね
「にせの館長室」や「天空の庭」などの魅力的な展示も巡る
ほかにも、魅力的な展示がいっぱい。『千と千尋の神隠し』の湯婆婆がいる「にせの館長室」、『天空の城ラピュタ』のロボット兵がいる「天空の庭」。さらに「公開倉庫」「南街」、『コクリコ坂から』の「哲学研究会部室」など、見応えたっぷりの展示を巡ってみましょう。
「ジブリの大倉庫」の「にせの館長室」。仕事に没頭する湯婆婆と、“頭(かしら)”がいます
「天空の庭」のロボット兵。映画でシータとパズーに渡すような花が足元にあります
「三鷹の森ジブリ美術館」の企画展示や国内外の展覧会で展示した制作物・造形物を保管している「公開倉庫」
商店街「南街」には「熱風書店」「大空模型」「駄菓子 猫かぶり姫」があり、実際に本や模型、駄菓子を販売しています
「ジブリの大倉庫」を歩いていると、ジブリ作品のキャラクターを見つけたり、いろんな発見があります。
『もののけ姫』に登場する“コダマ”を発見。のぼるな、ひっぱるな…なんか書いてあります
壁のタイルにはネコバスの顔と足跡がありました
建物の上には『君たちはどう生きるか』にちなんだ青サギやペリカンたちもいます
「ジブリの大倉庫」内で開催中の3つの企画展も楽しい
「ジブリの大倉庫」には企画展用のスペースもあります。第1期開園時のラインナップは次の3つです。終了時期や次の企画展については公式サイトでチェックしてください。
◆ジブリのなりきり名場面展
ジブリ作品の登場人物になりきって名場面の中に入り込める、子どもも大人も盛り上がること間違いなしの体験型企画展です。13作品14コーナーの展示があり、最後に「実はこんなシーンでした」という答え合わせもありますよ。
入口には『千と千尋の神隠し』に登場する車掌さん
『平成狸合戦ぽんぽこ』の会議中。ちょっと会議にお邪魔してみました
◆「食べるを描く。」増補改訂版
「三鷹の森ジブリ美術館」で以前開催された企画展示『食べるを描く。』を、さらにバージョンアップして展示。『千と千尋の神隠し』『コクリコ坂から』『アーヤと魔女』の資料などを追加しています。ジブリ作品の食べ物はなぜおいしそうなのか? その謎がわかるかもしれませんよ。
企画展示室の出入口。ココで2つの企画展を見ることができます
『となりのトトロ』の朝ごはんとお弁当。映画の絵コンテなどと一緒に展示されています
『千と千尋の神隠し』でお父さんとお母さんが食べてしまった食べ物
◆ジブリがいっぱい展
世界中から集めたジブリ作品のポスターや書籍などを一堂に会して展示。大人も入れるネコバスなどもあります。
『となりのトトロ』に登場するネコバスがココに
ネコバスとトトロのイスの向こうにもトトロがいます
ジブリ作品にちなんだメニューやグッズを楽しむ
「ジブリの大倉庫」内のフードとグッズを楽しむには、「ジブリパーク大さんぽ券」か「ジブリパーク大さんぽ券プレミアム」のチケットが必要です。ランチに最適の「カフェ 大陸横断飛行」や、「にせ館長室」の近くに「ミルクスタンド シベリ・あん」とジブリの大倉庫ショップ「冒険飛行団」があります。映画にちなんだメニューや、ココにしかないグッズを探しましょう。
チケットがなくても楽しめるのは、公園北口近くにあるショップ&カフェテリア「ロタンダ 風ヶ丘」など。また、ジブリパークの有料エリアはお弁当の持ち込みが禁止ですが、愛・地球博記念公園は持ち込みOKで、芝生広場などで食事ができます。
「カフェ 大陸横断飛行」でランチ
ランチは「カフェ 大陸横断飛行」で、ボリュームたっぷりのメニューをいただきましょう。
「中央階段」などがある館内から一度外へ出た場所にカフェはあります。キッズ向けの遊具も少々
しかくいピザ マルゲリータ750円とコーヒー(ホット)500円。パイロットが操縦しながら食べられるようなピザやサンドイッチなどが楽しめます
宮﨑駿監督が描いたオリジナルイラストの旗が立ったメニュー3種。手前から、生ハムとチーズのサンド880円、しかくいピザ 味噌カツ900円、ナポリタンサンド650円
「ミルクスタンド シベリ・あん」でおやつ
『風立ちぬ』にも登場する、カステラにあんこをはさんだお菓子シベリアと愛知県産の牛乳を味わえるミルクスタンドです。
テイクアウトして近くのイスなどで味わいましょう。牛乳ビンは飲み終わったら所定のケースへ
シベリアはこしあん・つぶあん各380円、牛乳は220円
ジブリの大倉庫ショップ「冒険飛行団」でお買い物
ジブリやジブリパークにちなんだオリジナルのココでしか買えないグッズやお菓子がいっぱいのショップ。おみやげを買うならココが最適です。
ショップに入っただけでワクワク。あれもこれも欲しくなってしまいます
笑っている大トトロのふんわりキーホルダー 1個1375円
ジブリパークのオリジナルネコバス マスコット 1個1980円
右の、ぬいぐるみカシラ L2万4200円がインパクト大
湯婆婆の大きな頭部分だけの湯婆婆クッション 7150円は帽子にもなります
手作りワンピースキット 魔女の宅急便 5500円。これで、キキになりきれます
ススワタリの金平糖 1080円。ススワタリとは“まっくろくろすけ”の別名です
まだある! 魅力あふれる“ゆっくりできる”エリア
もちろん「青春の丘」も素敵です。特に『耳をすませば』を見た人には、ぜひ行ってほしい場所です。
「青春の丘」でノスタルジックに“青春”を感じる
『耳をすませば』の「地球屋」や『猫の恩返し』の「猫の事務所」、最寄り駅からも見える「エレベーター塔」などがある「青春の丘」は、どこかノスタルジックを感じるエリアです。
『天空の城ラピュタ』『ハウルの動く城』のような世界観の「エレベーター塔」は、公園北口から「青春の丘」「ジブリの大倉庫」に向かうときに利用する場所でもあります
「地球屋」はこだわりたっぷりです。周囲には映画で出てくるロータリーなどもあり、まさに、主人公の月島雫と天沢聖司の甘酸っぱい“青春”を感じられる場所です。
「地球屋」の外には、天沢聖司の自転車が置いてあります。自転車もジャンパーも展示物なのです
2階から建物に入ると、そこには“あの”バロンがいます
1階に下りると、みんなで『カントリー・ロード』を演奏した場所があります
「地球屋」の前のロータリーには「猫の事務所」もあります。猫サイズで建てた木造の建物で、窓を少し開いて中をのぞくことができます。
建物の前にある赤いポストも開いてみましょう。そこには…
窓から中をのぞくとバロンとムタがくつろいでいます
ジブリパーク、いかがでしたか? 各所にこだわりがあふれ、何度行っても新しい発見がありそうな、そんなワクワクする空間です。子どもはもちろんですが、お父さん・お母さん、さらに、おじいちゃん・おばあちゃんも“ゆっくり”楽しめる公園施設です。チケットの入手は簡単ではないかもしれませんが、そこも“ゆっくり”と。何カ月後かに出かける予定にして、チェックしてみては。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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