2019年で開館30年を迎えた「マリンワールド海の中道」(福岡県福岡市)。2017年に「九州の海」をテーマにほぼすべての水槽が一新されました。
イルカやラッコ、ペンギンと、人気者たちのショーや食事タイムなど充実したコンテンツが特長。「アイランドトーク」という、イルカのトレーニングを体験しながら、飼育係から話を聞けるイベントもおすすめです。
テーマは「九州の海」!荒波が打ち寄せる「玄界灘水槽」も
「九州の近海」をはじめ「九州の外洋」「九州の深海」「奄美のサンゴ礁」と、九州の海をテーマにした水槽展示が見どころ。九州を囲む東シナ海、太平洋、日本海、瀬戸内海をそのまま水槽内に再現し、自然に近い環境で魚の飼育が行われています。荒波が打ちつける玄界灘を再現した「玄界灘水槽」では、流れにもまれ泳ぐ小魚やたくましい大型魚などを観察できます。
県内に多くの湧水源がある水の国・熊本を再現した「阿蘇・水の森」も必見。山から川へ、川から海へとつながる湧水を表現した水と緑の空間です。
イルカやアシカのショー、ラッコの食事タイムに注目
博多湾を背にしたジャンプが華麗なイルカショーや、愛嬌たっぷりのアシカの演技が見られるアシカショー、貝やイカを食べるラッコがキュートなラッコの食事タイムなど、海の人気者たちを身近に感じられるコンテンツが充実しています。「福岡の身近なイルカ」こと、スナメリについて解説する「スナメリトーク」も人気です。
水深7mの「外洋大水槽」は大迫力!ここでは、上層、中層、低層で違った生き物たちが過ごしており、それぞれの生態を見ることができます。ライトアップされた「九州のクラゲ」も見どころのひとつ。日常を忘れてゆったりとした時間を過ごせそうです。
常設の骨格展示ゾーン「ほねのおと~HONE NOTE~」
30周年を記念して2019年3月にオープンした「ほねのおと~HONE NOTE~」。マッコウクジラの頭骨とクロミンククジラの全身骨格を中心に、バンドウイルカやカマイルカ、ゴマフアザラシなど海の生きものの骨を展示する常設ゾーンです。マッコウクジラの頭骨は5.4m、クロミンククジラの全身骨格は全長8.9m!迫力の大きさですね。骨が示す生きものの生態やヒミツを「ほねのおと」(さまざまな擬音)で表現した解説付きで学べる展示です。
かわいいペンギンの散歩タイムを見学しよう
「かいじゅうアイランド」では、ペンギンについての解説とともに、エサをあげる様子を見られる「ペンギンタイム」が人気。1日1回開催、所要約10分です。同じく「かいじゅうアイランド」内の「アシカアザラシプール」では、アザラシやアシカにエサをあげられます(1皿400円、開館から200皿限定で販売)。土・日曜・祝日に行われる「バックヤードツアー」もおすすめです。1日4回、所要30分、1人500円でスタッフが水族館の裏側を案内してくれます。
来訪者には小さな子ども連れの家族も多く、ベビーカーの無料貸し出し(台数限定)のほか、授乳室やミルク用のお湯が用意されています。お得な年間パスポートを購入して、何度も通いたくなる水族館です。
マリンワールド海の中道
住所 | 福岡県福岡市東区西戸崎18-28 |
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電話番号 | 092-603-0400 |
料金 |
<入館料>高校生以上2350円/シニア料金(65歳以上)1880円/小・中学生1100円/幼児(3歳以上小学生未満)600円 |
営業時間 | 9時30分~17時30分 ※営業時間は季節により変動します |
定休日 | 2月第1月曜とその翌日 |
アクセス |
JR「博多駅」より30分/西鉄バス「天神中央郵便局前」より60分 /都市高速「香椎浜ランプ」から18km |
駐車場 | 400台(普通車530円) |
特徴 |
キッズおすすめ 雨でもOK 飲食施設あり 弁当持込可 ベビーカー利用可 オムツ交換スペースあり 授乳スペースあり |
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。