遊園地「としまえん」の跡地に登場した「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター」。子ども連れも、ハリー・ポッターの映画を詳しく知らない人も楽しめる、おすすめのポイントをレポートします。魔法の体験やリアルな展示、親子で楽しめるグルメや東京限定のグッズなどもチェックしましょう。
- 「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京」とは?
- ハリー・ポッターをテーマにした展示施設
- おすすめは体験やメニューなど4つ
- 赤ちゃん向けサービスをチェック
- 「スタジオツアー」データ
- 【おすすめ1】体験…エクスペリエンス
- ほうきエクスペリエンス
- クィディッチ撮影エクスペリエンス
- ホグワーツの動く肖像画
- 魔法省のフル―パウダー体験
- 【おすすめ2】展示…映画のセットを中心に
- エクステリア(屋外)
- エントランス&ロビー
- 大広間
- バックロット(屋外あり)
- 9と3/4番線とホグワーツ特急
- ダイアゴン横丁
- まだまだある! 注目のセット
- 【おすすめ3】メニュー…4つのレストラン&カフェ
- バタービールバー(屋外)
- バックロットカフェ
- チョコレートフロッグカフェ
- フードホール
- 【おすすめ4】グッズ…世界最大のハリー・ポッターショップ
- メインショップ
「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京」とは?
「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター」(以下、スタジオツアー)は、「ハリー・ポッター」シリーズの映画制作の裏側を体験できる展示中心の施設。ウォークスルー型で、ミュージアムに近いスポットです。
ハリー・ポッターをテーマにした展示施設
テーマは映画「ハリー・ポッター」と「ファンタスティック・ビースト」シリーズ。その足跡をたどり、魔法ワールドを体験できます。屋内エリアが多く、一部屋外のエリアもあり、レストラン&カフェやショップも揃っています。
最寄り駅から施設に向かう道は緑がいっぱいの公園
おすすめは体験やメニューなど4つ
子ども連れで訪れる場合のおすすめは4つ。1つめは「体験」。ほうきに乗ってグリーンスクリーン技術を体験したり、動く肖像画に映し出されたり、映画制作にちなんだ体験ができます。2つめは、映画のセットを中心とした「展示」で、どれもこれもリアルで見応え十分です。3つめはバタービールなどの「メニュー」、4つめは世界最大のハリー・ポッターショップなどで買える「グッズ」です。あとで、それぞれ詳しく紹介しますね。
バタービールは「バタービールバー」で飲めます
赤ちゃん向けサービスをチェック
赤ちゃん連れのためのサービスも揃っています。それぞれ以下とおりです。
- 授乳室
エントランスに入ってすぐ右側に授乳やおむつ替え可能な個室があります - おむつ替えスペース
授乳室のほか、ほぼすべてのトイレにおむつ替えをできるスペースがあります(一部、男子トイレになし) - ベビーカー
貸し出しあり(数に限りがあるので事前予約推奨)。クロークで預かってもらうことも可能 - キッズメニュー
「バックロットカフェ」と「フードホール」に、お子様ハンバーグ 1100円、お子様カレー 900円あり
画像の「バックロットカフェ」と「フードホール」には、キッズチェアの用意もあります
「スタジオツアー」データ
ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター
(わーなー ぶらざーす すたじおつあーとうきょう – めいきんぐ・おぶ・はりー・ポッター)
住所 | 東京都練馬区春日町1-1-7 |
---|---|
電話番号 | 050-6862-3676 |
料金 | 大人6300円、中学・高校生5200円、4歳~小学生3800円、3歳以下無料(公式サイトより要事前予約) |
営業時間 | 季節により異なる(公式サイトで確認を) |
定休日 | 無休 |
アクセス | 西武豊島線・都営地下鉄大江戸線豊島園駅から徒歩2分 |
駐車場 | 1日1800円(公式サイトより要事前予約) |
URL |
駐車場方面には「ハリー・ポッター」の大きな看板が
【おすすめ1】体験…エクスペリエンス
4つのおすすめを、「体験=エクスペリエンス」から紹介しましょう。ほうきに乗れる「ほうきエクスペリエンス」、試合を応援できる「クィディッチ撮影エクスペリエンス」、そして「ホグワーツの動く肖像画」と「魔法省のフルーパウダー体験」があります。「ほうきエクスペリエンス」は別途料金がかかりますが、ほかはすべて、チケットに含まれており追加料金はかかりません。
「ほうきエクスペリエンス」の魔法のほうき。展示の解説も読むと楽しいですよ
ほうきエクスペリエンス
映画でも使われたグリーンスクリーン技術を体験。ロンドンの街やホグワーツ城のまわりを、ほうきに乗って飛び回る、ハリー・ポッター役になりきることができます。撮影後、本物の映画の映像と合わせて編集した映像をおみやげで持ち帰れます。
キッズが体験している様子を、お父さんやお母さんがモニターで見学できます
このエリアには、特撮用の装置などの展示もあるので見逃さないで
クィディッチ撮影エクスペリエンス
ホグワーツで開催されるクィディッチの試合で、観客の一員になって応援ができます。日本語吹替版でハリー・ポッターの声を務めた小野賢章さんのガイドにより、魔法スポーツのクィディッチが映画でどのように作られたかの解説も。試合の応援で盛り上がったあとは、自分が魔法ワールドの一員となっている映像を見ることができます。
スリザリン対グリフィンドールの試合で、どちらかのチームを応援
ホグワーツの動く肖像画
肖像画が飾られたホグワーツの廊下では、階段が動いたり、描かれている人物が動いたりします。さらに、セット横のカメラで自分の動画を撮影すると、肖像画の1つにその動画が現れる体験もできます。この体験の映像は思い出として持ち帰ることが可能です。
多くの肖像画が飾られたエリア。しばらく見ていると階段が動き始めます
ココで肖像画を撮影すれば、それが動く肖像画に
右下や真ん中の肖像画が動いています。ほかにも何枚かありますよ
魔法省のフル―パウダー体験
東京でしか見られない、イギリス魔法省のフルスケールセット。映画の中では魔法省の職員たちが高さ約3mの巨大暖炉などからフルーパウダー(煙突飛行粉)を使って移動していました。この暖炉に入れば、スモークや照明でフルーパウダーを振りかけているような魔法の効果を体験できます。
暖炉に入って魔法を再現しながら写真や動画を撮影できます
「魔法は力なり」と書かれた像など、ロンドン魔法省を見事に再現
『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』で登場した自走式掃除機は、もともと「ハリー・ポッター」シリーズのためにデザインされたものだとか
【おすすめ2】展示…映画のセットを中心に
スタジオツアーの醍醐味は映画のセットなどの展示やその解説です。映画そのままのセットは、それがどこで使われたか、どのように制作されたかなどのエピソードが解説板に書いてあるので、親子で読みながら巡りましょう。ハンディタイプの端末機器で、映像付きの解説などを楽しめるデジタルガイド 1300円を借りることもできます。
映画でも印象深い「大広間」のセット
エクステリア(屋外)
最寄り駅から施設の入口に進む途中の屋外エリアは公園になっており「ハリー・ポッター」シリーズにちなんだオブジェがあります。
ハリーファミリーのパトローナス(守護霊)の牡鹿と牝鹿
『お前は魔法使いだ』という有名なセリフが、ハリーとハグリッドの全身に
ハリーのメガネも大きくなってオブジェに
エントランス&ロビー
屋内へ入るとエントランスと、開放感いっぱいのロビーが広がります。インフォメーションのほか、デジタルガイドの貸し出し、授乳室やトイレなどがあります。
ロビーの大スクリーンにはハリーたちの映像が流れています。右がカフェ、左がショップ、正面がスタジオツアーの入口です
見上げるとハンガリー・ホーンテールが。夜になると光りますよ
大広間
広大なホグワーツ城の中にあって、もっとも印象的な場所。映画のさまざまなシーンの舞台となったところです。セットの再現とともに、衣装や登場人物の紹介など見どころの多い展示です。
なんと言っても、この細長いテーブル。食器も並べられています
前方には先生たちの席があります。組分け帽子なども展示
ハグリッドのうしろには、寮ごとの点数を記録した砂時計も
ハリーたちがいたグリフィンドールの制服
バックロット(屋外あり)
ファンにはおなじみの屋外セットなどを見られるのが「バックロット」です。プリベット通り4番地のダーズリー家は、セットの中を見学できます。
手前のフォード・アングリアと奥のハグリッドのバイクは席に座って撮影可能。ダーズリー家にも入ってみましょう
ダーズリー家の居間が、ふくろうの手紙でいっぱいに
膨らんだマージおばさんとバーノン、ダドリーたちがいます
階段下の物置は、かつてハリーの部屋でした
ホグワーツ橋を歩くこともできます。映画でも一部のみが建設されほかはCGだったとか
『ハリー・ポッターと賢者の石』で印象的な魔法使いのチェスの駒も展示
映画では、ロンドンの2階建てバスの3台分のパーツをつなぎ合わせてつくったという夜の騎士バス。高さは約7mあります
9と3/4番線とホグワーツ特急
ホグワーツ特急が停車している「9と3/4番線」です。中にも入れるホグワーツ特急や手押しカート、荷物、大時計などがあり、映画のシーンに入り込んだようです。
ホグワーツ特急とホームのほかショップなどもある広いスペース
手押しカートが壁に半分押し込まれています。記念撮影に最適のスポットです
列車の横には手押しカートや荷物が並んでいます
列車内ではハリーたちが座席にいる様子が見られます
ダイアゴン横丁
『ハリー・ポッターと賢者の石』で初めて制作され、その後も何度も登場した「ダイアゴン横丁」。作品ごとに壁の位置や店の並びを変更したり、建物自体の角度を微妙に変えるなどして完全な街並みに変化していきました。
『ハリー・ポッターとアズガバンの囚人』の撮影では、セットに雪化粧を施しホグスミート村に変身させました
奥の「ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ店」は“いたずら専門店”。約6mあるマネキンはハットをとったり被ったりします
店内をのぞくと、ウィーズリーのゲーゲートローチが…。この店は建築に3カ月以上かかったとか。店内にあるユーモアたっぷりの商品をじっくり観察してみましょう
店頭にふくろうが並ぶ店もあります
ん、柱が真っ直ぐではないですね…さすが魔法ワールド
奥に入ってみるとハリー・ポッターの指名手配書が貼られています
まだまだある! 注目のセット
すべては紹介できませんが、ほかにも興味深い展示が目白押しです。「グリフィンドールの談話室&男子寮」や「禁じられた森」「ダンブルドアの校長室」「ハグリッドの小屋」「ファンタスティック・ビーストの制作の旅」「クリーチャーショップ」「ホグワーツの模型」と、その名称だけでも魅力的なエリアばかり。映画制作の裏側を存分に体験できますよ。
グリフィンドール男子寮。この下に談話室があります
【おすすめ3】メニュー…4つのレストラン&カフェ
飲食できるレストラン&カフェは4つ。「バタービールバー」のほか、料理とデザートを楽しめる「バックロットカフェ」、スイーツが楽しい「チョコレートフロッグカフェ」、朝食とランチ系の食事が味わえる「フードホール」があります。
「チョコレートフロッグカフェ」のスイーツでひと息つきましょう
バタービールバー(屋外)
有名な魔法ワールドの飲み物であるバタービールを飲める専門店です。開放的なテラスでどうぞ。
バタービール 1100円。コップはおみやげで持ち帰りできます
バックロットカフェ
禁じられた森のサラダ、ベチュニアおばさんのヴィクトリアケーキなど、魔法ワールドをテーマにした料理とデザートを提供。
シロフクロウのケーキが可愛いヘドヴィグケーキ 1500円
青い皿はレイブンクロー プレート(フレッシュパイ)2800円、赤い皿はグリフィンドール プレート(ローストビーフ)3200円、黄の皿はハッフルパフ プレート(ローストチキン)2800円、緑の皿はスリザリン プレート(バンガーズ&マッシュ)2900円。いずれもドリンク付き
チョコレートフロッグカフェ
入口近く、ロビーの右側にあるカフェで、魔法ワールドをイメージしたケーキやドーナツなどを楽しめます。
手前から反時計回りに、ニフラーのチョコレートムース 900円、ハグリッドのバースデーチーズケーキ 900円、ブラウニーボックス 800円、賢者の石のティラミス 700円
各寮のカラーをモチーフにしたドーナツ 各400円
フードホール
「チョコレートフロッグカフェ」の隣に位置する「フードホール」は、フィッシュ&チップス、ローストビーフ、イングリッシュブレックファストなどを提供しています。
9と3/4番線 オールデイブレックファスト 2200円。ドリンク付き
スラグホーンサプライズ 1400円。スラグ・クラブのディナーで登場したメニューで、数名でシェアするのがおすすめ
【おすすめ4】グッズ…世界最大のハリー・ポッターショップ
気になるグッズは、世界最大のハリー・ポッターショップで。入口のロビーから左側に行くとショップがあります。店内には、7000以上の特注品や特別調達した小道具で飾った14のテーマ別セクションが。東京のスタジオツアー限定のアイテムもありますよ。
入るだけでワクワクするハリー・ポッターの世界です
メインショップ
ハニーデュークス、オリバンダーの店、フローリッシュ・アンド・フロッツ書店などのショップの要素を取り入れた14のセクションがあります。
杖は4600円~。ハリー・ポッター、ハーマイオニー、ダンブルドア校長の杖など種類はさまざま
杖やローブなど、何種か好きな名を入れてもらえるサービスがあります。料金は商品で異なりますが杖でプラス1000円です
東京限定のヘドウィグぬいぐるみ 1個4900円
コチラも東京限定のカチューシャ 各2200円
ホグワーツ特急や9と3/4番線のロゴがあしらわれたソックス 3種セットで2000円。東京限定です
ルーナ・ラフ゛ク゛ット゛の化粧ホ゜ーチ 2500円。メガネが可愛らしいですね。東京限定
可愛いハリーの汁椀茶碗セット 1700円
刺繍ブローチコレクションは 1個880円、1箱7040円
おみやげにピッタリのお菓子、ショートブレッド 10枚入り1400円
「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター」 は子ども連れにもおすすめの施設です。ハリー・ポッターのファンはもちろん、そうでない場合も、体験や映画制作の裏側がわかる展示など内容充実。公式サイトで、必ずチケット予約して、親子で魔法ワールドを訪れてみてください。
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