ふたご座流星群は、毎年12月中旬に観測できる年間最大級の流星群。2026年は、14日の夜の月が21時頃までに沈むので月明かりの影響がなく、絶好の条件で観察することができそう。見頃の日時や観測方法、家族での楽しみ方を解説します。
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ふたご座流星群とは三大流星群のひとつ

画像提供:国立天文台
「ふたご座流星群」とは毎年12月上旬~中旬に出現する流星群で、冬の風物詩として知られています。 日本では、1月の「しぶんぎ座流星群」、8月の「ペルセウス座流星群」、そして12月の「ふたご座流星群」が、三大流星群と呼ばれています。なかでも、ふたご座流星群は毎年安定して多くの流星を観察することができます。
ふたご座流星群を観察する前に知っておきたいポイントは、以下の3つです。
- 普通の流れ星との違い
- 母天体「ファエトン」との関係
- 毎年同じ時期に見られる理由
普通の流れ星との違いとは?
ふたご座流星群と普通の流れ星は、生まれ方がまったく違います。普通の流れ星は、宇宙に浮かぶ小さなゴミのような物が地球にぶつかって光る現象です。いつどこで見られるかはわからないため、偶然見つけられたらラッキーですね。
宇宙の決まった場所にはたくさんの小さな粒が帯のように並んでおり、ふたご座流星群の場合は、地球がその場所を通るときに、まるで花火のようにたくさんの流れ星が流星群として一度に見られるのです。
ふたご座流星群は決まったタイミングで見ることができるので、あらかじめ観察の予定を立てられるので「今日は流れ星がたくさん見える日だよ」と親子で楽しみにできるのが嬉しいポイントです。
母天体「ファエトン」との関係は?
ふたご座流星群を作り出しているのは「ファエトン」という名前の天体です。ファエトンは直径が約5キロメートルの岩の塊で、太陽の周りをぐるぐると回っています。大きさを身近なもので例えると、東京駅から品川駅までの距離と同じくらいです。
このファエトンが太陽に近づくと、表面から細かい砂粒のような物質がパラパラと宇宙空間に散らばります。それらが長い時間をかけて宇宙に道を作り、地球がその道を通るときに流れ星として見えるのです。
「宇宙の砂の道を地球が通るから、キラキラした流れ星がたくさん見えるんだよ」と説明してあげるとわかりやすいでしょう。この仕組みを知っていると、流れ星を見たときの感動もより深くなりますね。
参考:» 宇宙航空研究開発機構|世界の宇宙ニュース:ふたご座流星群の発生源は、地上で発見された珍しい隕石タイプの母天体?
なぜ毎年同じ時期に見られるの?
ふたご座流星群が毎年同じ時期に観測できる理由は、地球とファエトンの軌道の関係にあります。地球は太陽の周りを365日かけて公転しており、毎年12月中旬に母天体ファエトンが残した物質の帯を通過します。この通過タイミングは地球の公転周期により決まるため、観測時期が毎年ほぼ一定になるのです。
また、地球から見た放射点(ふたご座の方向)も毎年同じ位置に現れます。これは、物質の帯が宇宙空間の特定の領域に固定されているためです。
このような天体力学的な仕組みにより、ふたご座流星群は毎年12月14日前後をピークとして安定して観測することができ、三大流星群のひとつとして親しまれています。
ふたご座流星群は2026年12月14日〜20日が見頃

画像提供:国立天文台
2026年のふたご座流星群は、12月14日から15日にかけてが一番の見頃となります。流れ星を楽しむために知っておきたいポイントは、以下の3つです。
- 最も見られる時間帯は12月14日夜~15日明け方
- 北東の空から流れ星が四方八方に飛ぶ
- 街明かりの少ない開けた場所がおすすめ
ふたご座流星群が見れる時間帯は?
2026年のふたご座流星群は、14日21時頃にはすでに1時間あたり30個の流星が見えると予想されています。最もたくさんの流れ星が見られるのは14日23時から15日2時頃にかけて、1時間あたり50個程度となる見込みです。
小さな子どもがいる家庭では、夜9時から11時頃までの時間帯がおすすめです。この時間でも十分にたくさんの流れ星を楽しむことができますし、翌日のことを考えても無理のない時間設定です。また、13日夜から14日明け方にかけても、かなり多くの流星が見えるため、天候に合わせて観測日を選ぶとよいでしょう。
ふたご座流星群が見れる方角は?
ふたご座流星群は、北東の空から四方八方に向かって流れ星が飛んでいきます。
ふたご座にある放射点は、ほぼ一晩中夜空で見えているため、特定の方角だけを見続ける必要はありません。「お空全体を見回してみよう」と声をかけてください。
深夜の2時頃には、放射点がほぼ天頂に位置するため、流れ星が真上から降ってくるように見られます。レジャーシートを敷いて寝転がって観測すると、子どもも楽な姿勢で空を見上げられます。家族みんなで違う方向を担当して「あっち!」「こっち!」と教え合うのも楽しい方法ですね。
ふたご座流星群が見えやすい場所は?
ふたご座流星群をより多く観測するには、街明かりが少なく空が開けた公園やグラウンド、河原などがおすすめ。マンションの場合は、ベランダからでも観測可能ですが、高い階層で周囲に建物が少ない方向を選んでください。比較的明るい流星が多いため、都市部の街明かりがある場所でも観測できます。
観測場所選びは安全を最優先に。夜間立ち入り可能か事前確認し、足元が安全で車の通行が少ない場所を選んでください。トイレが近くにある場所だと、小さな子ども連れでも安心です。
参考:» 国立天文台|ふたご座流星群が極大(2026年12月)
ふたご座流星群を楽しむための準備
ふたご座流星群をを親子で楽しむために押さえておきたいポイントは3つあります。
- 観測に適した場所(都市・郊外・家庭の庭など)
- 気温・天気対策、虫よけ対策、安全対策は万全に
- スマホのカメラで写真を撮るコツ
観測に適した場所(都市・郊外・家庭の庭など)

都市部では、街灯や建物の光が直接目に入らない、見通しのよい場所がおすすめです。ベランダや近所の公園でも十分観測できます。郊外では街の明かりが少ない分、よりふたご座流星群を楽しめます。自宅の庭なら安全面でも安心です。
気温・天気対策、虫よけ対策、安全対策は万全に
快適な星空観察をするために、下記のようなグッズをを用意しておきましょう。
- レジャーシート
- キャンプチェア
- 防寒具
- 虫よけ
- 赤色ライト
レジャーシートやキャンプチェアは長時間の観察に欠かせません。特に子どもと一緒なら、寝転がって星空を眺められる環境を用意すると良いでしょう。
ふたご座流星群は真冬なので、気温に合わせた服装対策は万全にしましょう。また、天気予報もしっかり確認してください。
観測は夜になるので必ず大人と一緒に行き、危険な場所に近づかないよう注意が必要です。暗闇では懐中電灯で足下を照らしたり、必ず手を繋ぐなど、子どもの年齢に応じた安全対策は万全にしましょう。
人の眼は暗闇で15〜30分を過ぎると星空が見えやすくなるので、声掛けしながら少しの時間、夜空を眺めるとよいでしょう。また、赤色ライトは星空観察の必需品です。通常の白色光と違い、目の暗順応を妨げないため、星図の確認や周囲の移動に便利です。
スマホのカメラで流星群は撮影できる?
スマホでの撮影も可能ではありますが、流れ星は一瞬で消えるため撮影タイミングが難しいため、実際に目で見て楽しむことに集中したほうがよいでしょう。記録として残したい場合は、星空全体の写真を数枚撮影し、見えた流れ星の数や時間をメモするだけでも十分な思い出になります。
スマートフォンの星空観察アプリを活用しよう
カメラをかざすだけで星や星座の位置がわかる便利なアプリが多数あります。初心者には「Star Walk 2」や「Sky Guide」などの直感的に操作できるアプリがおすすめです。日本語対応で子どもでも使いやすい「星空ナビ」なども人気があります。
紙の星座早見盤も基本的な道具として役立ちます。電子機器に頼らない観察方法を学べるだけでなく、子どもの天文学習にも最適です。月日と時刻を合わせるだけで、そのときに見える星空がわかります。
まとめ|2026年のふたご座流星群を最高の条件で楽しもう!
2026年のふたご座流星群は12月14日から15日にかけてが最大の見頃となります。
夜9時頃から観測を始めれば、子どもでも無理なく楽しめます。北東の空から四方八方に飛ぶ流れ星は、空全体を見渡すことでより多く観測できるでしょう。
観測を成功させるポイントは事前準備です。防寒対策をしっかり行い、レジャーシートや懐中電灯などの必要なアイテムを揃えてください。年に一度の特別な天体ショーを、家族みんなで楽しい思い出にしてくださいね。
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