2024年3月16日（土）北陸新幹線の金沢～敦賀間が開業することで、首都圏から北陸地方へのアクセスがとっても便利に！開業でなにが変わる？沿線の新駅はどんなところ？など、鉄道ファンはもちろん、子鉄のいるファミリーや幅広い層から注目を集める沿線開業について、気になるポイントを紹介しちゃいます！
※この記事は、『JTB時刻表2024年2月号（2024年1月25日発売）』を抜粋・一部加筆のうえ掲載しています。
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北陸新幹線の金沢～敦賀間開業で何が変わる？
北陸新幹線敦賀車両基地
所要時間が大幅短縮！
現在、東京駅～金沢駅間で運転されている北陸新幹線。今回の延伸で開業するのは、金沢から先、小松・加賀温泉・芦原温泉・福井・越前たけふ・敦賀の6駅。
今まで東京駅から福井駅に行くためには、北陸新幹線で金沢駅まで行き、北陸本線の特急や普通列車に乗り換える必要がありました。今回の開業で東京駅から福井駅までの所要時間は2時間51分となり、36分の短縮となります。3時間を切ることで、首都圏と北陸の距離がぐ～んと近くなります！
さらに、沿線の温泉地や敦賀駅へも東京駅から乗り換えなしで行くことができてラクラク♪
雪により強く！
屋根と壁に覆われたホーム（福井駅）
北陸新幹線はもともと豪雪地帯を走っているため、北陸の雪にもバッチリ対応。軌道（線路）の脇にはスプリンクラーで水をまいたり、新幹線に付いた雪の塊が分岐器（ポイント）の上に落ちてもセンサーが反応して温水で溶かしたりといった対策をしています。今回開業する駅はすべて屋根と壁で覆われているので、ホーム頭上から雪が降ってきたりホームに雪が吹き込んできたりという心配もありません。
■特急列車は敦賀駅で乗り継ぎに
今まで大阪～金沢間を結んでいた特急「サンダーバード」、名古屋～金沢間の特急「しらさぎ」はすべて敦賀発着となり、敦賀駅で乗り換えになります。
新幹線ホームは3階、特急ホームは1階となり、上下移動することになります。
沿線の注目の駅4選！
ここからは、3月16日に開業する新駅のうち4駅をピックアップ。親子で訪れたいポイントもおさえました。
福井駅
「恐竜王国福井」をアピールしており、駅前には恐竜モニュメントがいっぱい！西口の恐竜広場に設置された、動く実物大モニュメントのほか、新たにオープンした新幹線側（東口）の福井市観光交流センターの屋上広場には、「フクイティタンの夫婦とその巣」など親子愛、家族愛をコンセプトにしたユニークなモニュメントもいるので探してみてくださいね。屋上広場からは、北陸新幹線やえちぜん鉄道も見えます。
敦賀駅
昔から関西と北陸をつなぐ玄関口として交通の要衝だった敦賀駅。新幹線駅舎はなんと約37mもの高さで、新幹線ホームからは敦賀湾が見渡せます。新幹線コンコースの天井は北前船の帆を、ホームの床は船の甲板をイメージして木目調とするなど、港で発展した町らしいデザイン。
船の帆をイメージしたコンコースの天井デザイン
2階コンコースに改札口があります。1階の特急専用ホームへはエスカレーター、エレベーター、階段で移動します。
越前たけふ駅
在来線などの乗り換えがない珍しい新幹線単独駅。国道や高速道路のICが近く、さらに高速バスも乗り入れるので、車と鉄道の連携が便利な駅です。駅前にある「道の駅越前たけふ」は、地元鮮魚店が運営しているので北陸らしい新鮮な魚介グルメも充実！
小松駅
白山を表現した外観が印象的。小松空港の最寄り駅（バスで約10分）なので、飛行機から新幹線に乗り継ぐことも可能。駅高架下には観光交流センター「Komatsu 九」（コマツナイン）があります。
駅前には建設・鉱山機械メーカー「コマツ」の展示施設「こまつの杜（もり）」があり、親子の見学におすすめ。世界最大級の鉱山機械のアームが動く姿は大迫力です。
写真提供／JRTT鉄道・運輸機構
『JTB時刻表』2月号は、ダイヤ改正の速報を掲載！
1月25日（木）発売の『JTB時刻表』2月号では、巻頭カラー特集で北陸新幹線の新駅＆沿線旅ガイドを詳しく紹介。3月16日におこなわれるＪＲグループダイヤ改正のあらましとともに、新幹線・特急列車の新ダイヤを先行掲載します。
