日本初、そして日本唯一の深海魚専門水族館として2011年に開業した「沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム」。近年の深海魚ブームの先駆け&主役であることは間違いない人気の水族館だ。世界唯一の冷凍シーラカンスをはじめとするシーラカンス・ミュージアムの貴重な展示と、メンダコやダイオウグソクムシといった約200種4000点の深海魚・深海生物と出会える“深海こだわり水族館”である。
今回は「沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム」の飼育員さんに直撃インタビュー。深海水族館の魅力や飼育の工夫・苦労などの裏話も聞いてみた。そのお話をもとに、水族館&ミュージアムを徹底解剖。展示・水槽・生きものに加え、深海魚グッズや周辺ランチ情報などもたっぷりお届けしたい。
なお、あわせて飼育員さんに、深海魚自体についての素朴なギモンも聞いてみたので、以下の記事もぜひ。
沼津深海水族館の記事
» 教えて深海水族館の飼育員さん! 深海魚&深海生物10のギモンQ&A
» 沼津港深海水族館へ行ったらランチはここで! その他周辺おすすめスポットも
※季節により展示生物・展示内容に変更があります。また、深海生物展示は入れ替わることも多いため、ここで紹介する深海魚・深海生物が水族館にいない場合もあります。事前にご確認ください。
- 1.「沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム」とは?
- なぜ沼津にできた? 日本唯一の深海生物専門水族館
- 飼育員さんが解説! 深海水族館各エリアの魅力
- 飼育員さんが教える! ファミリーで楽しむコツ
- 2. 冷凍保存のシーラカンス展示は世界唯一
- どうしてシーラカンスの冷凍展示が貴重?
- シーラカンス・ミュージアム! ここが見どころ
- 3. 個性豊かな深海生物の魅力を探る
- 深海のアイドル! メンダコ
- 5年以上の絶食で話題騒然! ダイオウグソクムシ
- 見た目が怖すぎる超貴重古代ザメ! ラブカ
- 4. まだまだいるぞ! ヘンテコな深海生物たち
- ライターが現地で発見! おすすめの深海生物&貴重展示
- 注目イベント! 深海実験教室やここだけの話
- 5. 思わずほしくなる♪ 深海グッズも個性派揃い
- なぜか可愛い! 深海3大アイドルのぬいぐるみ&雑貨
- こちらも見逃せない! オリジナルグッズやお菓子
- 6. 周辺ランチ情報! キッズ向けメニューもあり
- おすすめ店多数! ランチは「港八十三番地」で
- 番外編! 深海魚をシューティング&沼津港遊覧船なども
- 7. 今後の「沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム」
1.「沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム」とは?
まず「沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム」は、駿河湾を味わう街「港八十三番地」の中心にある水族館&ミュージアムである。そして館内には、水族館部分とミュージアム部分がある。1階全部と2階の一部が、生きている深海魚・深海生物に出会える水族館部分。2階の大部分が、冷凍シーラカンスなどの貴重な展示が見られるシーラカンス・ミュージアム部分だ。
「沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム」の外観と入口
なぜ沼津にできた? 日本唯一の深海生物専門水族館
「沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム」は、日本初、そして日本唯一の深海生物専門水族館。ではなぜ、沼津にこの水族館が開業したのだろう? これは水族館広報の仲田さんに聞いてみた。
仲田さん: 『まず、目の前に日本一の水深を誇る駿河湾があったことです。昔から沼津は底引き網漁が盛んで深海魚に馴染みがあったんですね。もちろん食用としてなんですが、これを展示に、と。実は、深海水族館は水産会社(創業100年を超える佐政水産)が運営してまして、沼津で深海魚がよく食べられているとか、駿河湾が日本一深いとか、それまで地元でもそんなに認識されてなかったことに着目したのが、そもそもの始まりでした。水産会社ですので、魚の管理のノウハウや漁師さんとのつながりも密にとれるという部分もありました』。
入口を入ると左側にあるウエルカム水槽。深海生物の彫刻が素晴らしい
駿河湾の最大水深は約2500m。水族館で見られるのは、水深約200~500mで生きている深海生物だ。つまり、駿河湾がそこにある沼津港だからこその深海生物専門水族館、というわけだ。
飼育員さんが解説! 深海水族館各エリアの魅力
では、具体的に「沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム」には、どんなエリアがあるのか、飼育員歴4年の安東彩華さんに紹介してもらおう(安東さんのプロフィールは「深海生物自体のギモン」記事にあります)。
それぞれ、フロアと名称、そしてどんなエリアかの解説を、飼育員さんのコメント中心にどうぞ。
入口を入ると正面にチケットカウンターがある
【1階】浅い海・深い海
安東さん:『チケットを見せて入る最初のエリアにある比較水槽です。ここは深海生物単体ではなく、浅くて暖かい海と深くて冷たい海で暮らす同じ仲間を隣り合わせて展示しているので、お子様にもわかりやすいと思います。比較できるので、同じ仲間でもこんなに違うんだよって目に見えてわかりますので。実はここ、私が最初に担当したエリアなんです』。
深海ムード満点のレイアウトとライティング
右が浅い海にいるショウグンエビ、左が深い海にいるクボエビ
【1階】ヘンテコ生き物
安東さん:『ここは、生きものがちょっとずつ変わっていきます。おもしろい特徴があるとか、見た目や生態がおもしろいとか、少し変わったヘンテコな生きものを展示しているコーナーです。年に2~3回とか、生きものが入れ替わったりします』。
天井のデザインが深海にいる気分にさせてくれる。それぞれの生きものを単体で水槽展示している
【1階】駿河湾大水槽
安東さん:『駿河湾の水深200m付近にいる生きものがいる水槽です。タカアシガニなどの駿河湾だけで獲れる生きものを展示しています。水族館の中で一番大きな水槽になります。ただ、長期展示が難しく、水槽内の生きものは入れ替えてます』。
タカアシガニのほか、ツボダイやユメカサゴなどが大水槽の中で暮らしている
【1階】深い海
安東さん:『ここは深海生物を単体で展示しているコーナーで、駿河湾で獲れた生きものがメインです。見どころは、やはりメンダコですが、ほかにも、イソギンチャクもかなりの数いて、お客様に密かな人気があります。写真うつりがいいんです』。
手前にはイベントコーナーがある深い海エリア
【1階】深海のプラネタリウム
安東さん:『ここにいるのはヒカリキンメダイです。真っ暗な水槽の中を動く光…これ、実はヒカリキンメダイと共存している発光バクテリアが出す光なんです。どこが光っているかなどの解説もあります』。
ヒカリキンメダイ発光についての解説パネル
【2階】シーラカンス・ミュージアム入口
ここから2階で、ラストの深海の世界エリア以外はシーラカンス・ミュージアムの展示。入口には“シーラ爺”のCG映像があり、2階に上がるとシーラカンスについて語り始める。
右の青い魚が“シーラ爺”。シーラカンス・ミュージアム、オリジナルのキャラクターだ
【2階】古代の海
はく製のシーラカンス2体を見られるほか、シーラカンスの発見からその後、そして古代の海にいたアンモナイトなどを展示している。シーラカンスの魚拓などの貴重な展示が多数。
古代の海エリアの入口。奥にシーラカンスの魚拓が見えている
“化石にさわってみよう”コーナーや、シーラカンスのウロコを間近に見られる展示もある
【2階】冷凍シーラカンス
安東さん:『ここに世界唯一の冷凍シーラカンス2体と、はく製1体があります。本当にシーラカンスが泳いでいるシーンをとらえた遊泳映像も流しています。これも、ほかでは見られない貴重な映像です。さらに、CTスキャンによるシーラカンスの内部構造を解説した展示もありますよ』。
シーラカンスについていろいろ学んだあとに真打ちの冷凍シーラカンス登場
【2階】透明骨格標本コーナー
特殊な薬品で筋肉を透明化して骨を染色した標本。深海生物のカラダの内部がよくわかって、ちょっとビックリ。
1階でさっき見てきた深海魚・深海生物のいくつかの透明骨格標本が見られる
【2階】深海の世界
安東さん:『2階で唯一の水族館部分で、一番深海について学べるエリアです。温度や水圧、光についてとか。エリアに入ってすぐ、どれだけ赤色が水に吸収されるかを表現した水槽がありますし、ダイオウグソクムシのところには、水槽の水温の違いをさわって体感できる場所もあるんです』。
深海の世界エリアの入口。そこには、まさに暗闇の空間が待っている
赤色が水にどれだけ吸収されるかがわかる「深海の光と色水槽」
飼育員さんが教える! ファミリーで楽しむコツ
次に、飼育員さんに、子ども連れのファミリーが「沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム」をより楽しむにはどうするのがいいかを聞いてみました。
安東さん:『難しい話ばかりではないと思うんです、深海も。例えば、深海の水圧の話題とか。カップによる解説とかでお父さん・お母さんは“深海は水圧がスゴイ”って学べるんで、それを見ながら、深海ってこういう場所なんだよって、少しでもお子様に知っていただけたらいいなと思います』。
深い海エリアにある、深海と水圧の解説パネル。カップなどを使ってわかりやすく書いてあるので親子で一緒に学べる
安東さん:『そんなところからお子様も興味を持ったりしてくれます。小さい頃から図鑑を持って来館される3~4歳の常連のお子様がいらして、踏み台に乗って展示を見ていた少年が、いつか踏み台に乗らなったのを見ると、ちょっと感慨深いです』。
キッズ向けに踏み台が用意されている場所もある
踏み台がある場所で深海生物のウロコを実際にさわれる
安東さん:『お子様は、解説パネルにはなかなか目を向けないと思うんですけど、ちょっとした一部のコーナーで、魚のウロコをさわったり水温を体感したりなど、体験してみるのがきっかけになると思います。おじいちゃん・おばあちゃんと来られる方もいらっしゃいますが、こちらは、お子様のほうが主導で、おじいちゃん・おばあちゃんに説明してあげたりしてますよ』。
駿河湾大水槽の隣にある、深海の片隅にいる小さな生きものたちの水槽。めくってみると解説があるスタイル
古代の海エリアには、実際に化石にさわれるコーナーがある
深海の世界エリアを出たところには深海クイズがある
2. 冷凍保存のシーラカンス展示は世界唯一
さて、いよいよ具体的な展示内容について紹介していこう。トップは、やはりシーラカンス・ミュージアム、特に冷凍シーラカンスについてだ。なんといっても、冷凍2体、はく製3体の合計5体のシーラカンス展示は世界有数。冷凍保存のシーラカンス2体については世界唯一である。
2体の冷凍シーラカンスのうちの1体を正面から。この迫力には圧倒される…というか、こ、こ、怖いです
どうしてシーラカンスの冷凍展示が貴重?
では、なぜ冷凍シーラカンスの展示が貴重なのだろうか? もともと、この冷凍シーラカンスなどの5体は、1981年、日本シーラカンス学術調査隊が現地と協力して捕獲した個体。ただ、ワシントン条約により、シーラカンスは商業目的で展示することは禁止されている。しかし、自然環境研究センター発行の登録票なるものがあったことで、ワシントン条約の指定以前に持ち込まれたことが証明され「沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム」の冷凍シーラカンスは、正式に展示が許可されたという。だから、世界唯一の冷凍シーラカンス展示、つまりはメチャ貴重ということなのだ。
もう1体の冷凍シーラカンス。こちらも正面から…やっぱり大迫力
シーラカンス・ミュージアム! ここが見どころ
そんな超貴重なシーラカンス展示があるシーラカンス・ミュージアム。その見どころをいくつかピックアップしてみよう。まずは、2体の冷凍シーラカンスには文句なく圧倒されるだろう。必見!!
マイナス20度の特殊な冷凍施設にいる2体の存在感はすごい
冷凍シーラカンスのすぐそばにあるのは、はく製のシーラカンス。そして、CTスキャンによるシーラカンスの内部構造も見ものだ。
冷凍シーラカンス以上に間近で観察できる、はく製のシーラカンス
シーラカンスの脳、心臓、食道、胃、腎臓、浮袋がカラダのどの部分にあるのかがよくわかる
シーラカンスが誕生したのは約3億5000万年前といわれ、1938年、南アフリカで発見されたときには騒然となったという。そんな発見時の秘話をパネルやアニメ映像で紹介している古代の海エリアは興味深い。
1938年、シーラカンス発見者のラティマー女史のスケッチ。しばらく、これがシーラカンスだと判明しなかった
シーラカンスがなぜ約3億年以上も生き残れたか? そんなギモンについても展示がある。そのほか“特技は逆立ち”とか“背骨がない”など興味深い解説が盛りだくさんのミュージアムだ。
“シーラカンスに聞いた! 絶滅しないコツ”というイラストパネルが子どもたちにもわかりやすく好評
1枚にズームアップ!“シーラカン太”の意見は「深海でくらすのがコツ」とのこと。ほかに“シラ美”“ラティ子”“ゴンベ太郎”でそれぞれ意見が違う。つまり諸説あるようだ
3. 個性豊かな深海生物の魅力を探る
今度は生きて深海水族館に展示されている深海生物についてだ。ここでは、特に人気のメンダコ、ダイオウグソクムシ、ラブカについて、その魅力を探っていこう。
深海のアイドル! メンダコ
深海生物のNo1アイドルといえるのがメンダコ。水深200~300mに生息し体長は20cmくらいだ。とにかく寿命が短く、メンダコの常設展示は世界中のどの水族館でもまだ成功例がない。沼津港深海水族館では、公式サイトで現在展示しているかいないかを公開しているので、事前に確認してから出かけたい。
どこか愛嬌のある姿が人気の要因。写真提供:沼津港深海水族館
沼津港深海水族館では、これまでメンダコの飼育最長記録は52日。2019年5月には世界で2例目のメンダコのふ化に成功した(1例目は葛西臨海水族園)。ただ、1週間しか生きられなかったことをみても、その飼育の難しさがよくわかる。
メンダコのふ化に成功したときの赤ちゃんメンダコの映像を館内で見られる
メンダコを担当したこともある安東さんに、その飼育のご苦労を聞いてみた。
安東さん:『メンダコはストレスに弱い生きものなんです。水族館の展示も撮影禁止にするほどです。エサをあげるようになる前に死んでしまうことも多くて…。漁師さんから受け取って「このメンダコは状態が良さそうだぞ」と思ったら、まず隔離して、それから環境に慣れてもらって、安定したなって思ったらエサをあげていくんです。エサのあげ方もちょっとコツがあって、最初は嫌がって逃げたりするんですけど、慣れてくるとエサをたぐったり、自分でつかんで食べるようになれば、かなり大丈夫です。ただ夏場の展示はかなり厳しいです。漁期もあるので』。
深海の世界エリアで見られる、メンダコのプラスティネーション。カラダの水分や脂肪分を合成樹脂に置き換えて保存した標本で、メンダコの展示がないときは、こちらでチェック
5年以上の絶食で話題騒然! ダイオウグソクムシ
深海生物が話題になり始めたきっかけは、鳥羽水族館で“ダイオウグソクムシが5年以上絶食した”あたりだった気がする。そして、最初の深海生物のアイドルがダイオウグソクムシだろう。ダイオウグソクムシは水深350~900mに生息し、体長は最大で50cmまでに成長する。
深海の世界エリアにいるダイオウグソクムシ。この2匹、取材中に数回前を通りかかったが、ず~~っとこの格好でした
5年以上絶食しても生きられた理由については、研究が進められたが、まだはっきりとした理由は判明していない。ただ、ダイオウグソクムシは“深海の掃除屋”と呼ばれ、海底に沈んだ大型魚類やくじらの死骸を食べるという。では、水族館ではエサは何をあげているのだろう?
安東さん:『主に甲殻類とか小さな魚を食べます。それと似たようなものをあげたりなど工夫もしますが最初はなかなか食べてくれません。慣れてくると、生きている魚などもあげたりします』。
正面から見たダイオウグソクムシ。小さいが、どれが目かもよくわかる。写真提供:沼津港深海水族館
ダイオウグソクムシは、その姿とは裏腹においしいと言われているが、実際はどうなのだろう?
安東さん:『おいしいです。身は白く、生で食べてもエビのようなプリッとした歯ごたえで、これに醤油をつければ、さらにおいしく刺身のように味わえますよ』。
透明骨格標本コーナーにあるダイオウグソクムシ…なんだか、スゴイです
見た目が怖すぎる超貴重古代ザメ! ラブカ
取材に展示はなかったが、その見た目の怖さで知られるラブカについても書かないわけにはいかないだろう。2012~2014年や2016~2017年に沼津港深海水族館では、ラブカを展示していた実績がある。ラブカは水深50~500mに生息し体長は最大で1.7~2mくらい。シーラカンスと同じく“生きた化石”といわれる深海のサメだ。
特に、口をあけたときの顔は…こ、怖すぎる…。写真提供:沼津港深海水族館
2016年から2017年にかけて数カ月続けて展示されたラブカ。ただ1個体の最長飼育記録が1週間という短さだ。写真提供:沼津港深海水族館
イベントコーナーでは、ラブカのウロコをさわることができる
4. まだまだいるぞ! ヘンテコな深海生物たち
メンダコ、ダイオウグソクムシ、ラブカのほかにも、沼津港深海水族館には、愛嬌たっぷりのヘンテコな深海魚・深海生物がいっぱい。さらに、実験教室や飼育員さんの話などが聞ける定例イベントも見逃せない。
ライターが現地で発見! おすすめの深海生物&貴重展示
取材で訪れた2019年11月に展示されていた深海生物の中から、見た目・動き・たたずまいが愉快、あるいはビックリする“愛すべき深海生物”を、ライターが現地で厳選ピックアップ。生きている深海生物だけでなく、ぜひ見てほしい貴重な展示も紹介しよう。
【浅い海・深い海で発見】ミドリフサアンコウ
少し怒ったような表情がなんとも愛らしいミドリフサアンコウ。水深100~500mに生息し、体長は10~35cmくらい。目の間にある疑似餌(エスカ)で小魚をおびき寄せて海水ごとがぶ飲みするとか…意外と激しい。
小さいのも大きいのも、ただじっとこちらを見てました…。
【浅い海・深い海で発見】イロカエルアンコウ
ミドリフサアンコウとの比較で隣にいたのがイロカエルアンコウ。水深5~75mの浅い海に生息しており、体長は10cm前後。ミドリフサアンコウと同じく疑似餌(エスカ)で甲殻類をおびき寄せる。
イロカエルアンコウくん、一所懸命隠れてるつもりのようです。どこにいるかわかる?
ズームアップ! ここに発見。サンゴと保護色に…なってる?
【浅い海・深い海で発見】キホウボウ
小さいけれど、よく見ると、とっても可愛い顔で模様も美しい。水深150~400mに生息し、体長は10cmくらいだが大きいものだと20cm近くまでになる。隣には浅い海のホウボウの仲間、セミホウボウがいた。
変化した胸ビレを使って海底を歩くように進む姿がちょっと可愛い
【浅い海・深い海で発見】イズハナトラザメ
とにかく、ず~~っと正面を向いて動かなかったのがイズハナトラザメ。伊豆半島南部と千葉県外房の限られた海域でした見つかっていない希少なサメ。水深100~200mに生息、体長は20~40cmくらい。
寝ているのか、こっちを見ているのか…でもなんだか愛らしい顔
【浅い海・深い海で発見】イヌザメ
イズハナトラザメの隣にいたのが、顔を見ればその名前もうなずけるイヌザメ。憎めない、まさにワンコのような表情が人気だ。水深5~85mの浅い海に生息、体長は1mくらい。
海底を這うように移動するイヌザメはイズハナトラザメとは逆で、ずっと動きまわっていました
【ヘンテコ生き物で発見】ヨダレカケ
多数のヘンテコな生きものがいるエリアで、もっとも残念だったのが“水が苦手な”ヨダレカケ。皮膚呼吸がメインなので水中に長くいると溺れてしまうとか…。なので生息水深は0m、体長は10cmに満たないくらい。
岩の上にいたり、水上から壁沿いにジャンプしたり、その必死な姿が意地らしい
【ヘンテコ生き物で発見】ハダカハオコゼ
いないなぁ、と思ってすみっこを見たら、古葉監督のように(古くてわからないですね…)、半分顔を出してこっちを見ている姿を発見。水深15~100mに生息し、体長は10cmくらい。
古くなった皮を脱いだり、海藻などに擬態したり、カラーバリエーションも豊富だとか
【駿河湾大水槽で発見】タカアシガニ
駿河湾の生きものたちがたくさんいる駿河湾大水槽の主役は、やはり大きなタカアシガニ。水深250~650mに生息し、足を広げた長さは最大で3mを超える世界最大のカニだ。甲羅に顔を描いて魔除けとして用いられてきた歴史もある。
比較的、いろいろな水族館で見られるメジャーな深海生物だ。写真提供:沼津港深海水族館
【深い海で発見】オオグソクムシ
深い海エリアには、メンダコのほかにも人気者が勢揃い。オオグソクムシは有名なダイオウグソクムシの仲間で、水深150~500mに生息し体長は12~15cmくらい。ほぼ動かないダイオウグソクムシに比べると活発に動きエサもよく食べる。
陸のダンゴムシのようなオオグソクムシに少年が興味津々。しばらく張りついていました
透明骨格標本コーナーにあるオオグソクムシ
【深い海で発見】アカグツ
ミドリフサアンコウと似ていて、漁師さんの間では“アカアンコウ”と呼ばれている。まるで円盤のような容姿が愛嬌たっぷりだ。水深50~500mに生息し、体長は20~30cmくらい。
泳ぎは苦手らしく、ヒレを使って這うように移動するらしい…このときはまったく動きませんでした
【深い海で発見】セトモノイソギンチャク科の仲間ほか
深い海エリアでひときわ美しく目を引くのがイソギンチャクが多数いる水槽だ。深海のイソギンチャクは、ほとんどがセトモノイソギンチャク科の仲間で、水深100~1000mに生息している。
この水槽には、深海にすむサンゴの仲間キンシサンゴやドフラインイソギンチャク、そして、あとでも紹介するトリノアシもいる
【深い海で発見】オオコシオリエビ
イソギンチャクの水槽には、お腹を内側にたたむようにしている“腰折りエビ”も暮らしている。名前はエビだが、実はヤドカリの仲間だ。水深100~450m、体長は4~5cmくらい。
キレイに腰が折れているオオコシオリエビがイソギンチャクたちの中でひっそり(?)と暮らしている
【深海プラネタリウムで発見】ヒカリキンメダイ
「IN」と書かれた黒い幕を入ると、真っ暗な水槽を光が行き交っている。これは、発光するヒカリキンメダイの様子がよくわかる展示だ。光っているのは目ではなく、目の下部分で発光バクテリアが共生していることによる。光ったり消えたりする理由も解説パネルに書いてあるのでチェックしてみよう。
水槽を光が猛スピードで動いている。ヒカリキンメダイがすごい速さで泳ぎ回っていることがわかる。写真提供:沼津港深海水族館
真っ暗な水槽では見えないが、ヒカリキンメダイはこんな姿をしている
【古代の海の展示】メガロドン
2階のシーラカンス・ミュージアムの興味深い展示をいくつか。まず、古代の海エリアのメガロドンの展示だ。約1800万年前に出現した、体長約15mあった史上最大といわれるサメ。
その名前、想像図、歯の化石、どれをとっても「古代の海ってすごい」と感じてしまう
【古代の海で発見】トリノアシ
メガロドンの展示と同じ場所にトリノアシもいる。こちらは展示ではなく、生きた本物を水槽で見られる(イソギンチャクの水槽でも同じものが見られる)。出現したのは約4億5000万年前…なんとシーラカンスより約1億年前だ。
一見、海藻かなにかに見えてしまうトリノアシ。その歴史に思いをはせると見え方も変わってくるかも
【古代の海で発見】ハリモグラ
大量絶滅の歴史を示した解説パネルの下に、作り物のような丸っこい“なにか”が…。正体はハリモグラ。これは、水族館でなくシーラカンス・ミュージアムだからこその展示なのだ。
真ん中に2体、左に1体のハリモグラ。近づいてよく見ると、息をするように動いてました
は虫類・鳥類が進化してほ乳類となった、ちょうどその中間に位置するのがハリモグラ。ちょうど、魚類が進化して両生類となえう途中に位置するシーラカンスと立場が似ており、両者は“生物の進化のカギ”を握っていると考えられている。
横の解説に丸まっていないときの姿の写真が。この姿に会えたら、かなりラッキーかも
【透明骨格標本コーナーの展示】ボロカサゴ
ズラリと並ぶ透明骨格標本は、なんだか妙にリアルで、しばらく見入ってしまった。なかでも一番、その姿が際立っていたのがボロカサゴ。ほかに、アカエイ、タツノオトシゴ、ミドリフサアンコウ、アカグツ、金魚などの透明骨格標本が見られる。
ボロカサゴは水深10~300mに生息する魚
【深海の世界で発見】ヌタウナギ
では、ラストの深海の世界エリアの必見深海生物を。水槽で重なって、じっとしている姿を見るとウナギだなぁ、と思うヌタウナギ。水深100~1000mに生息し、体長は最大で80cmくらいになるものもある。
目が退化して皮膚の下に埋没している。アゴはないが非常に鋭い歯を持っている
この日「飼育員のここだけの話」で、安東さんはヌタウナギの話をされていたので、ひとことお願いした。
安東さん:『メディアに取りあげられることが昔に比べて増えたせいか、水槽を見たときに「あっ、ヌタウナギだ」とか「これ知ってる」「こういう特徴があるよね」って、ご家族で話されているお客様が多い印象があります。目がないように見えて実は退化してあるにことはあるとか、実は食べたらおいしく韓国では普通に食べられているなど「飼育員のここだけの話」では、あまり知られていない裏話なども話してます』。
【深海の世界で発見】イガグリガニ
まさにイガグリ! なかなか見事なネーミングである。水深350~600mに生息し、体長は最大で15cmくらい。その身は上品な甘みがあって美味といわれるが、トゲが多いため食べにくく食用として流通することはないとか。
この写真、本当に大きなイガグリみたい。ナイスショットでした
【飼育員さんおすすめ】サケビクニン
取材時に展示はなかったが、安東さんおすすめの深海生物を紹介しよう。水深100~600mに生息し、体長は40cm前後。
胸ビレが味蕾(みらい)という器官に変形していて、これでエビやカニなどを探して食べる。写真提供:沼津港深海水族館
安東さん:『ウロコがなくてブヨブヨしている魚なんですけど、ユラユラと泳ぐところとか、ほかの魚と違い、なんだか全体的にフワァ~っとしているような…。肌がピンク色で、目がギョロっとしていて、なんだか可愛いんですよね。展示しているときは、それを目当てに来られるお客様もいらっしゃいますよ』。
注目イベント! 深海実験教室やここだけの話
駿河湾大水槽前と冷凍シーラカンス前では、定例のイベントを実施している。平日は1日3回、土・日曜と祝日などは1日5回。大水槽前では「飼育員のここだけの話」「深海実験教室」、冷凍シーラカンス前では「シーラカンス解説」。飼育員さん渾身の解説や実験をぜひどうぞ。
駿河湾大水槽前のイベントスペース。イベントのないときは深海生物のウロコをさわれる体験コーナーとなる
「飼育員のここだけの話」で安東さんが登場。ヌタウナギについて興味深い話を聞かせてくれました
「深海実験教室」では、深海と水圧などについてカップを使って実験。子どもも大人も夢中になるイベントだ
「沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム」開業当時から、応援隊長として、頻繁に来館している、芸人のやるせなす石井ちゃん。彼が来館する日は、冷凍シーラカンス前で1日数回のイベントを実施する。いつ来館するかは水族館の公式サイトで。
やるせなす石井ちゃんのイベントは「深海ウルトラクイズ」「クイズ深海ザメ王」など
5. 思わずほしくなる♪ 深海グッズも個性派揃い
「沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム」には、入館しないと入れないミュージアムショップ「BLUE JELLY」がある。深海魚グッズが豊富で、ここでしか買えないアイテムも数多く揃っている。現地ショップのスタッフさんとともにライターが厳選したおすすめグッズをカテゴリーにわけてご紹介しよう。
深海の世界エリアを出たところにミュージアムショップの入口がある
いたるところに深海魚のポップが貼ってあり、店内を見て回るだけでも楽しい
なぜか可愛い! 深海3大アイドルのぬいぐるみ&雑貨
まずは「沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム」の3大アイドル、メンダコ、シーラカンス、ダイオウグソクムシのぬいぐるみや雑貨などをピックアップ。
●メンダコのグッズ
一番人気はメンダコのぬいぐるみ各種。そのほか、キッズに好評のかぶりものや大人がほしいアイビローもある。
すべてメンダコのぬいぐるみスタイル。前列左から、ビービーぬいぐるみキーホルダー600円、ふわもこメンダコ S1100円、ふわもこメンダコ チェーンマスコット520円。2列目左から、ぷるるんとふるえるメンダコちゃん980円、メンダコぬいぐるみ S1580円、手が入るメンダコパペット2780円。最後列の大きいのは、ふわもこメンダコ XL5500円
子どもたちに大人気! メンダコぴこぴこキャップ2200円。最下部を手で押すと耳が立ちます
メンダコデザインのアロマ アイス&ホット アイピロー1300円
●シーラカンスのぬいぐるみ
次はシンボル的存在のシーラカンス。ぬいぐるみの種類も多い。
シーラカンスぬいぐるみ、上から順にS1680円、M2900円、L6300円、LL1万円。LサイズとLLサイズはこの店限定の商品
●ダイオウグソクムシのグッズ
そしてダイオウグソクムシ。ぬいぐるみはここで紹介するほかにも多数販売している。茶こしもアイデアグッズだ。
下のダイオウグソクムシぬいぐるみ特大サイズが6400円、上のリアルダイオウグソクムシ特大サイズが1万800円
アニマル茶こし ダイオウグソクムシ1100円(カップは別)。頭部分をはずしてお茶っ葉を入れてお湯を注ぐと茶こしに。シーラカンスもある
●3大アイドル勢揃いグッズ
メンダコ、シーラカンス、ダイオウグソクムシの3大アイドルが揃ったグッズをいくつか。まとめ買いしてみると可愛いかも♪
ピーピーぬいぐるみキーホルダー各600円。握ると“ピーピー”と音がする、この店オリジナルのアイテム
お魚くつした各580円も、この店にしかない限定グッズ。サイズは16~22cmと23~25cmの2種、デザインは3大アイドルを含めて8種揃っている
シリコン製がまぐち各1200円もここにしかない商品だ
こちらも見逃せない! オリジナルグッズやお菓子
●ぬいぐるみ・雑貨
3大アイドル以外にも、キティちゃんとのコラボやオリジナル和風デザイン、そして、ラブカのぬいぐるみも忘れてはいけない!
ラブカぬいぐるみ LL1万800円。あの怖すぎるラブカも可愛いぬいぐるみに。イラストにも注目! シン・ゴジラの元ネタ!?
キティちゃん コラボハンカチ各680円。深海生物とハローキティがコラボレーション
店オリジナルの“深海ノ紋”デザインは、お母さんやお父さん、あるいはおじいちゃん・おばあちゃんのおみやげにもピッタリ。クリアファイル300円、ポーチ780円、風呂敷720円
●お菓子
おみやげに欠かせないのが、小分けにもできるお菓子類。これも、この店オリジナルのお菓子が揃っている。
クランチチョコが入った深海生物のキューブBOX各380円
おすすめオリジナルお菓子。左下はダイオウグソクムシせんべい 12枚入り900円、左上は深海生物スイートクッキー メープル風味30枚入り1200円、右上はメンダイコスイートクッキー プレーン味30枚入り1200円、右下は次の写真参照
深海生物チョコレート カカオ風味10枚入り1100円。シーラカンス、ダイオウグソクムシ、メンダコ、オウムガイのチョコが立体的でリアル
6. 周辺ランチ情報! キッズ向けメニューもあり
「沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム」館内には飲食施設はないが、施設は「港八十三番地」内にあるので、ランチやティータイムのお店には事欠かない。「沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム」のチケットを提示すれば「港八十三番地」の飲食施設では10%割引になるので利用したい。ちなみに「沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム」は、当日であれば何度でも再入館OKだ。
「港八十三番地」の入口。飲食店は9店舗がある
おすすめ店多数! ランチは「港八十三番地」で
親子カフェ、深海魚バーガーの店、深海魚を焼いて食べる店、富士山が見えるカフェなど「港八十三番地」には、9つの飲食店と土産店1つ、水族館、シューティングアトラクションがある。そのなかで、特にランチやティータイムにおすすめの店はこちら。
●親子カフェ Nautilus
小学校低学年以下の子ども連れファミリーにイチオシなのがここ。子どもは遊具で遊べて、お母さんやお父さんは座席で、それを眺めながらランチを楽しめる。飲食は「港八十三番地」内の食事処の代表メニューをオーダー可能。おこさまセット680円、おこさまカレーライス580円などのキッズメニューも提供している。
トランポリンやボールプールなど小さい子ども向けの遊具が揃う
●沼津バーガー
気軽に利用できるハンバーガーショップ。深海魚バーガーに加え、深海サメバーガー700円、金目鯛バーガー770円、深海サメメンチバーガー670円などの深海系フィッシュバーガーが豊富。ここでしか食べられないハンバーガーをぜひ。
深海魚バーガー700円は深海魚メギスをはさんだフィッシュバーガー。店の一番人気だ
●浜焼き しんちゃん
深海魚を焼いて食べたいならこちら。沼津港で水揚げされた魚介類や駿河湾の深海魚をコンロで焼いて食べられる。店内には小さい子が遊べるキッズコーナーもある。
深海魚ばかりを揃えた、駿河湾深海おまかせ盛り1480円。深海魚は身がやわらかくて子どもでも食べやすい
●LOCO MARINO COFFEE
ひと休みのティータイムになら、こちらのカフェ。1・2階それぞれにテラス席があり、天気のいい日には富士山が見える。ファミリーには2階のソファー席も居心地がいい。
手前が深海をイメージした、深海スムージー550円。さっぱりした味でのどごしがいい。奥は、戸田塩キャラメルスムージー520円
番外編! 深海魚をシューティング&沼津港遊覧船なども
飲食以外のお楽しみとしては、シューティングアトラクションと遊覧船。どちらも「沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム」から近いので、時間があれば立ち寄ってみよう。
●THE DEEP SEA WORLD ~深海王国~
「港八十三番地」内、「沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム」隣にあるシューティングアトラクション。レーザー銃で、メンダコやシーラカンスなどの深海生物を狙ってシューティング。最後に捕獲成功リストが載ったカードをもらえる。
アトラクションは1回700円(水族館の当日チケット提示で100円割引)。水族館で深海生物のことが少しわかったあとに利用するとより楽しめる
●沼津港遊覧船 千鳥丸
「港八十三番地」のすぐ近くに乗り場がある遊覧船。約30分の沼津港周遊コースは、富士山や沼津御用邸などの絶景を楽しめる。カモメのエサやり(エサ100円)も可能で、すごい勢いで船のあとを追いかけてくるカモメの子どもたちのテンションが上がること間違いなしだ。
船の上から見事な富士山(とカモメ)が堪能できる。乗船料は大人1100円、3歳~小学生550円
このほかにも「沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム」周辺には、魅力的なスポットが目白押し。深海生物を満喫したあとは、ぜひこちらへ。
周辺おすすめスポットの記事はこちら:沼津港深海水族館へ行ったらランチはここで! その他周辺おすすめスポットも
7. 今後の「沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム」
では最後に、今後の深海水族館について、安東さんに聞いてみた。
安東さん:『常連のお客様もたくさんいらっしゃるので、常に同じ展示ではなく、どんどん珍しい深海生物を展示していきたいですね。、企画展やイベントもあるので、お客様に「これ今もやってますか?」とか「あれがすごくおもしろかった!」と言っていただけるよう、これからも努力したいです。お客様には、いつ来ても別の発見があって、常に変化している水族館を楽しんでいただければと思います』。
ショップから出口に向かう階段でメンダコがご挨拶
今回取材してみて、もっとも強く思ったのは「深海水族館はかなりおもしろい!!」ということ。そして、日本でここにしかない深海生物専門の水族館、そしてシーラカンス・ミュージアム。このスタイルの水族館&ミュージアムの人気があるのは、水族館業界にとっては大変喜ばしいことだと思う。“専門こだわり水族館”がこれからも発展し、日本に深海水族館のような水族館が続々と誕生することを強く願っています。
沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム
ぬまづこうしんかいすいぞくかん しーらかんす・みゅーじあむ
住所 | 静岡県沼津市千本港町83 |
---|---|
電話番号 | 055-954-0606 |
料金 | 【入館料】大人1600円/小・中学生800円/4歳以上幼児400円/3歳以下無料/65歳以上1500円 |
営業時間 | 10~18時(夏期・冬期・繁忙期により変動あり)※最終入館は閉館30分前 |
定休日 | 無休(1月にメンテナンス休業あり) |
アクセス | 【公共交通】JR東海道本線沼津駅南口から伊豆箱根バス「沼津港循環」で約15分「沼津港」下車、徒歩3分/またはタクシーで約5~10分 【車】東名高速沼津ICから国道246・414号経由で約9km |
駐車場 | 港八十三番地駐車場29台 ※1時間200円(18時以降100円)/港八十三番地第2駐車場22台 ※30分100円(平日昼間最大800円、18時以降は1時間100円で平日夜間最大400円) |
URL |
※季節により展示生物・展示内容に変更があります。また、深海生物展示は入れ替わることも多いため、ここで紹介する深海魚・深海生物が水族館にいない場合もあります。事前にご確認ください。
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