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スーパームーン2024年はいつ? なぜ大きい満月になるの?名前の由来も解説

スーパームーン2024年はいつ? なぜ大きい満月になるの?名前の由来も解説

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2024年10月17日の空には、「スーパームーン」と呼ばれる満月があらわれます。この力強い名前には、どんな意味があるのでしょうか。また、この現象はなぜ起きるのか? 子どもに教えたくなる「スーパームーン」の秘密をわかりやすく解説します。

目次(index)

1.スーパームーンとは、どんな満月? その意味は?

「スーパームーン」とは、一般的に地球と月がもっとも近づいたときに見られる「1年で最大の満月」のことを指します。最近、TVやネットニュースなどでよく聞くようになりましたが、実はこのスーパームーンという言葉は天文学の正式な用語ではなく、定義もはっきりしていません。

国立天文台のHPでは、スーパームーンという表現は使わず、「2024年で地球にいちばん近い満月」と説明されています。もし、子どもに意味を聞かれたら「今年、一番大きく見ることができる満月のことだよ」と伝えてあげると良いでしょう。

2.2024年のスーパームーンはいつ? 何時に見られる

2024年にスーパームーンが見られるのは、10月17日(木)。夜の20時26分に満月を迎えるため、お天気が良ければ、夜空できれいに輝くスーパームーンを眺めることができますよ。

10月の満月は、ハンターズムーンと呼ぶことも

10月に見られる満月は、「ハンターズムーン」という呼び名もあります。これはアメリカ先住民が各月の満月に名前をつけ、季節を把握していた風習が由来。10月になると、冬に向けての準備として狩猟を始めることが、この名前がついた理由です。

【満月の名称について、詳しくはこちら!】
» 4月の満月はピンクムーン。2024年の満月カレンダーも!

3.スーパームーンはなぜ起きる?

月の公転軌道

月は地球の周りを公転していますが、その軌道は円形ではありません。楕円形をしており、地球と月との距離は一定ではないため、スーパームーンという現象は起こります。さらに、月の軌道は太陽や地球などの重力を受けて絶えず変化しており、地球と月との地心距離(天体の中心と地球の中心の距離)も変化します。つまり、地球からもっとも近い満月、もっとも遠い満月の距離も毎年変わっているのです。

3.大きな満月と小さな満月の違いは?

画像:国立天文台

2024年で地球からもっとも近い満月、スーパームーンは10月17日ですが、地球からもっとも遠い満月は2月24日に起きました。今回のスーパームーンは、2月24日の満月に比べて、約14パーセント大きく見えるそうです。

ただし、実際の夜空で月を2つ並べて比較することはできないので、スーパームーンを見ただけでは大きさの変化に気づくのは難しいでしょう。それぞれの日に、同じカメラ、同じ位置から撮影した写真を見比べると、月の大きさの変化がわかるので、ぜひ試してみてください。

4.スーパームーン以外にもある「月の名前」

ブルームーン

「ブルームーン」という名称から、青い色の月をイメージしがちですが、実際にはそうではありません。この名前は、1ヶ月の中で2回、満月が現れる特別な現象を指します。月は通常、約29.5日のサイクルで満ち欠けを繰り返しますが、1ヶ月で2回も満月が観察されるのは非常にめずらしいこと。

最近では、2023年8月31日にブルームーンは起きています。次にこの現象が起こるのは2026年5月31日(日)となっています。

スーパーブルームーン

スーパームーンとブルームーンが重なる現象が「スーパーブルームーン」です。1ヶ月で2回の満月となるブルームーンよりさらに珍しく、前回、スーパーブルームーンが見られたのは2023年8月31日。2010年1月30日以来、13年ぶりの出来事でした。次に、この「スーパーブルームーン」が観測できるのは2029年3月30日(金)になります。

マイクロムーン

地球からもっとも近い満月のスーパームーンに対して、地球からもっとも遠い満月が「マイクロムーン」。スーパームーンと同じく、マイクロムーンも毎年起こります。

ブラッドムーン

「ブラッドムーン」は、皆既月食のとき、真っ黒にならずに赤銅(しゃくどう)色と呼ばれる赤黒い姿になった月のこと。赤黒く見えるのは、太陽光のうち赤色の光だけが地球の大気を通過しつつ屈折して、月を照らすためです。次にブラッドムーンが見られるのは、2025年3月14日(金)になります。

「スーパー」が付いた力強い名称や「1年でもっとも大きい満月」という特徴など、スーパームーンは子どもたちが月や夜空に興味を持つきっかけになるかもしれません。今年の10月17日は、ぜひ親子でスーパームーンを鑑賞してくださいね。

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