衣替えとは? 園や学校はいつ? 必ず確認したい3つのチェックポイントも

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季節の変わり目に行う「衣替え」。子どもがいる家庭では、幼稚園や保育園、学校からのアナウンスで「もうそんな時期か」と思い出すことも多いものですね。衣替えの意味や由来、必ずチェックしておきたいポイントを調べてみました。

目次(index)

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衣替えはいつ? 幼稚園・保育園・小学校の場合

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幼稚園・保育園・小学校の衣替えは、一般的には社会人と同様に、6月1日には夏服へ、10月1日には冬服へとなることがほとんど。しかしこれは本州の場合。地域によっては時期が異なるので、園や学校からのお知らせをしっかりチェックしておきましょう。北海道や沖縄では1カ月ほどずれることも。

多くの場合は数週間の移行期間が設けられているので、気温や子どもの様子をみながら、徐々に移行すればOK。制服だけでなく、体操服なども忘れずに確認を。

衣替えはなぜするの?由来を解説

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衣替えは意外に手間がかかるもの。なぜわざわざやるの?と思うこともあるかもしれませんが、その由来を知ると、季節を感じ、服を大切に扱うための風習であることがわかります。

衣替えをする理由は?

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衣替えとは「季節に合わせた衣服に替えること」。四季がある日本では、季節や気温に応じた適切な服を着ることは、健康管理のひとつといえます。

また、日頃の衣類の洗濯とは別に、季節の節目ごとにきちんとお手入れし、収納することで、大切な服をきれいに保つことができます。衣替えは、物を長く大事に愛用するための風習でもあるのです。

収納が充実した住居環境や、気温差が苦にならない人には衣替えは不要と感じるかもしれませんが、季節感を意識した服装は自分のためだけではないという考えもあります。季節に合わせた服装は、周りの人の目にも心地よく映り、マナーや配慮にもなりえるのですね。

衣替えの由来は?いつからあるの?

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衣替えは、平安時代から行われていました。元は中国から伝わり、宮中行事として年に2回、衣替えをしていました。初めは「更衣(こうい)」と呼ばれていましたが、女官の役職名にも使われていたことから、分かりやすいよう「衣更え(衣替え)」と言うようになったそうです。

その後、江戸時代になると着物の種類も増え、気候に合わせて年4回衣替えをするようになりました。さらに明治時代になると、西洋から洋服の文化が伝わり、役員や軍人たちには制服の文化も定着しはじめました。暦も旧暦から新暦へと変わり、現在と同じように、夏服は6月、冬服は10月に衣替えをする習慣が根付いていったのでした。

子どもの衣替え、3つのチェックポイント

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子どもの服の衣替えのチェックポイントを、おさえておきましょう。

  1. サイズアウトしてない?
    衣替えは、子どもの成長やアイテムのサイズをチェックする格好の機会です。もしお気に入りのアイテムが小さくなってしまっていたら、写真に撮っておくなどするといいですね。状態がキレイならば、年下の子にお下がりしたり、リサイクルショップに出すのもおすすめです。
  2. 汚れや臭いは大丈夫?
    洗濯してから収納したはずなのに…シミを発見!それに何だか臭う?そんなこともあるかもしれません。洗える物ならあらためて洗濯をし、必要に応じて漂白やつけ置き洗いも試してみましょう。臭いが気になる場合は、風通しのよいところに干してみましょう。なお、収納するときは、除湿剤や乾燥剤を一緒に入れておくとよいでしょう。
  3. 名前が薄くなってないかな?
    春にしっかりと頑張ったお名前書き。たくさん着てたくさん洗濯した結果、いつのまにか読めなくなっていることも!お気に入りのアイテムが行方知らずにならないよう、名前をチェックしましょう。

衣替えは手間がかかるものですが、子どもと一緒に、衣替えをする理由などをお話しながらやってみると、服を大切に扱う気持ちも育つかもしれません。親子でしっかりと衣替えをして、新しい季節を気持ちよく迎えましょう。