2024年8月26日(月)と27日(火)、東京・四ツ谷にて、るるぶKidsによるオリジナルの体験教室「るるぶKids体験便」を開催しました。子ども料理研究家のごはんさんによる「ピーマンの料理体験」と、消しゴムはんこ作家のとみこはんさんによる「野菜スタンプのオリジナルサコッシュ作り」。料理やアートの観点から野菜に親しんだ2日間をたっぷりとレポートします!
1日目:ピーマンが大好きになれる⁉ 料理体験
四ツ谷にある料理教室。会場では笑顔がすてきなこども料理研究家のごはんさんと、色とりどりのピーマンやパプリカがお出迎え。よろしくお願いします!
この日みんなで作った料理は、包丁を使わない「ピーマンのファルシ(詰め物)」。まずは、フリップを使いながら、作り方のレクチャーです。前に集まって、真剣な表情で聞いています。
ピーマンの実食タイム。生の状態で食べてみて、お気に入りのピーマンを1つ選びます。ピーマンが苦手な子も、周りにつられてついつい口に。「このピーマンあま~い」「リンゴみたいな味がする!」「ピーマン苦手だよぅ」と素直な感想が飛び交います。
ドキドキの調理タイム!
最初に、ハサミでピーマンを横半分に切ります。ピーマンは縦に繊維が通っているので、繊維を断つように横に切って煮ることで、やわらかくなって食べやすくなるそう。
ピーマンはスーパーなどで見たり食べたりする機会こそ多いかもしれませんが、こうして自分でさわって切ってみることで、子どもたちの好奇心もくすぐられるようです。「タネがいっぱいあるー!」「ヘタの方にタネがある!」など発見の声が続々と上がっていました。
ビニール袋を使って、塩を入れた豚ひき肉をぐにぐにとこねます。柔らかい感触に「ふしぎな感じー」という声も。
選んだピーマンに豚ひき肉を詰めて、上に思い思いのトッピングをしたら準備完了!生で食べてみたピーマンと、味は変わるのかな?
ピーマンと仲良しになるクイズタイム
当日使用したワークシート
オーブンで焼いている間は、るるぶKids特製のワークシートを使って、意外と知らないピーマンについてのキホン&クイズタイム!ピーマンは実はナス科であること、旬は夏であることなど、一つ知るたびに子どもたちは真剣にシートに書き込んでいきます。
ピーマンが苦手な子からも「ごはんちゃん、どうしてピーマンにはいろんな色があるの?」「これはなぁに?」と質問が続々!ピーマンは1株から50個できると聞いて「自分で育てて本当に50個できるのか調べたい」という子も。どんどん知識を吸収し、自分で考え、さらなる質問をしている姿が印象的でした。
ピーマンの産地はどこかな?
前に貼った地図にも興味しんしんで見つめる子どもたち!
作った料理が完成!味はいかが?
ピーマンのファルシと、余ったお肉で作ったピーマンのせハンバーグが、レクチャーのあいだに完成! 自分で作った料理を嬉しそうに見つめたり、匂いをかいでみたり。「いただきまーす!」の元気な声で一斉に食べ始めました。苦手な子も一口食べて、また一口!
最後に「今日でピーマンのことを好きなった子はいるかな?」と聞くと、「はーい!」と手がたくさんあがりました。はじめは苦手だったのに「もう食べられる!」と言うようになった子も! みんなニコニコ笑顔で帰っていったので、ごはんさんもニッコリ。明日からも元気よくピーマンを食べてね!
2日目:野菜スタンプでオリジナルサコッシュを作ろう
2日目に実施したのは、さまざまな野菜の切れ端を使ったオリジナル作品づくり。レンコンやチンゲン菜、ゴーヤ、えのき、タマネギなどのほか、前日の料理教室で使用したピーマンの切れ端も活用します。
今回作るオリジナル作品は、ハンカチとサコッシュ、そして巾着型の布製バッグの3点。まずはそれぞれの野菜がどんな形のスタンプになるか、お試しタイム。
チンゲン菜はお花、ゴーヤは…子どもたちから「並べたらオリンピックのあのマークみたい!」という声が。なるほど!子どもらしい柔軟な発想がどんどん飛び出します。
画用紙にも自由にスタンプして作品ができあがっていきます。とみこはんさんのアドバイスを受けながら「えのきの先っぽは筆になるね」「トウモロコシって花火みたい!」と想像力がどんどん膨らむよう。当初は1枚の予定だった画用紙に2枚、3枚と作品をつくる子どもたちが続出していました。
ついに本番!布製品の作品づくり
ハンカチ・サコッシュ・巾着型バッグのどれから作ってもOK。思い思いのコンセプトを持っているようで、個性が爆発しています。
レンコンを「うるうるした目」、枝豆の皮を「鼻」、ゴーヤを「口」に見立てた顔バッグ。本当に泣いているような絶妙な組み合わせがお見事!
面白いデザインのハンカチが勢ぞろい
最後にできた作品を並べて、みんなで見せあいをしました。とみこはんさんから「この発想はなかった!」「色づかいがとっても綺麗だね!」などひとりずつ感想をももらって、嬉しそうな恥ずかしそうな笑顔を浮かべる子どもたち。保護者の方からは「子どもは普段そんなに絵を描いたりしないけれど、こんな世界観を持っているなんて驚いた」という声も聞かれました。
地理などの知識、五感、造形といった色んな視点から野菜とふれあった2日間。元々好きだった子もちょっと苦手な子も、少しでも野菜に親しみを持ってもらえたら嬉しいです。ご参加いただきありがとうございました。
るるぶKidsでは、“普段はできない本物体験”を親子で楽しめる「るるぶKids体験便」を今後もどんどん開催予定!ぜひお楽しみに♪