「アクアリウムさがみはら」の愛称でも知られる「相模川ふれあい科学館」(神奈川県相模原市)は、地元である相模川の自然に親しんでもらうことをコンセプトに、相模川や相模湾に生息する水生生物を飼育・展示している水族館です。地域密着型の科学館として、「かながわの博物館50選」「かながわの建築物100選」に選出されています。
相模川の生き物について楽しく学べる!
「相模川ふれあい科学館」では、100種以上の水生生物を展示しています。ヤマメやアユ、ドチザメなどの魚類や、トウキョウダルマガエル、ヒダサンショウウオ、アカハライモリやアオダイショウなどの両生類・爬虫類、ヒラテテナガエビ、モクズガニなどの甲殻類などがいます。なかでも珍しいのは「神奈川県の自然から絶滅した生き物たち」の展示です。タガメやゲンゴロウのほか、国の天然記念物に指定されているミヤコタナゴなどが紹介されています。ここでの体験が環境について学ぶきっかけになるかもしれません。
魚にふれることもできる、ユニークなエサやり体験!
「相模川ふれあい科学館」で大人気の催しが、餌付け体験です。魚のエサやりというと、水槽の上からエサをパラパラと撒いたところに魚たちが寄ってくるのをイメージしそうですが、ここでの餌付け体験はひと味違います。
エサを握った手を水槽の水の中に入れて、指の隙間から少しずつエサを出して餌付けします。
普段近くで見ることが難しい川魚たちも寄ってきて、口で手をつついたりしながら、エサを食べる様子を見ることができます。エサを食べる様子をしっかりと見られるだけでなく、魚たちが手をつつくこそばゆい感触も楽しい体験です。
この餌付け体験は1日400人限定で、毎日開催。エサは粒タイプとスティックタイプの2種類で、エサカプセル(200円)が必要です。
餌付けコーナーは屋外にあり、ABCDの4つのコーナーに分かれ、それぞれにオイカワ、アブラハヤ、ウグイ、コイなどがいます。
魚が食べる様子を見てみよう!「おさかなのブランチ」
餌付け体験とともに大人気なのが、「おさかなのブランチ」。飼育スタッフの丁寧な説明を聞きながら、魚類などの生き物がエサを食べる様子を見ることができるイベントです。毎日10時30分から開催。エサの種類や食べ方、エサのやり方など、子どもだけでなく大人も楽しく学べます。
魚がもっと身近になる!ものづくりやトークイベントも!
「ミニトーク」は、生き物のユニークな生態を飼育スタッフが展示水槽の前で実験をしながら解説してくれるイベントです。
「ふれあいワゴン」ではどんな生き物にさわれるかはその時までのお楽しみ。スタッフが用意した生き物の解説を聞いた後、さわることができます。飼育スタッフに質問することもできる和気あいあいとした雰囲気も魅力。子どもたちのワクワクが興味に変わって、もっともっと生き物を好きになってくれそうな体験イベントです。
生き物の形をしたマグネット作りやとんぼ作りといった、工作が大好きな幼児が夢中になりそうなイベントも常時開催。イベントは平日開催と土曜・日曜・祝日開催のものがあります。
そのほか、水田の役割など自然と川について学べるタッチパネルやクイズもあります。
館内は2014年にリニューアルされ、設備も新しく、きれいに保たれているので、子どもを安心して遊ばせることができます。館内での飲食は不可ですが、屋外広場は十分なスペースが用意されているので、天気の良い日は家族でお弁当を食べることができます。
特別企画展や毎日開催されるイベントを目当てに何度でも訪れたくなる施設です。お得なパスポートも用意されているので利用してはいかが?
相模川ふれあい科学館
住所 | 神奈川県相模原市中央区水郷田名1-5-1 |
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電話番号 | 042-762-2110 |
料金 | <入館料>大人390円/小・中学生130円/シニア(65歳以上)190円 |
営業時間 | 9時30分~16時30分(最終入館16時) |
定休日 | 月曜(祝日の場合は開館) ※春休み・ゴールデンウィーク・夏休み・冬休み・年末年始など、長期休暇期間は無休 |
アクセス |
JR横浜線「相模原駅」南口より神奈川中央交通バス「水郷田名行き」で24分、バス停「ふれあい科学館前」下車して徒歩すぐ /首都圏中央連絡自動車道「相模原愛川IC」から6km |
駐車場 | 95台 |
特徴 |
キッズおすすめ 雨でもOK 弁当持込可(館内飲食禁止) ベビーカー利用可 オムツ交換スペースあり 授乳スペースあり |
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