
ブルーベリーに入っている「アントシアニン」という色素は、レモン汁(じる)などの酸性のものと混ぜると色が赤く変わるんだ。中性のものと混ぜると紫(むらさき)色に、重曹(そう)などのアルカリ性のものと混ぜると青色に変化するよ。その性質を利用して、自宅で簡単に「色が変わるムース」を作ってみよう!まるでリトマス試験紙のような変化を楽しめるよ。
おすすめの年齢・制作時間
包丁は使わないので低学年からおすすめ!火を使う作業は大人と一緒(しょ)にやろう。冷凍(とう)庫で冷やす時間を除けば、20分くらいで作れるよ。
1年生 2年生 3年生 4年生 実験(食べ物) 製作期間:1日
用意するもの
材料(2人分)
生クリーム:100mL、牛乳:50mL、顆粒(かりゅう)ゼラチン:4g、ブルーベリージャム:90g、レモン果汁:30mL、グラニュー糖:20g、ブルーベリー(トッピング用):お好みで
調理器具
耐(たい)熱容器、お鍋(なべ)やゴムベラ、電子レンジ。冷蔵庫にしまうスペースも準備しておこう。
手順
1.材料を火にかける
鍋(なべ)に生クリームと牛乳を入れて中火にかけ、鍋(なべ)のふちがふつふつしてきたら火を止める。
<ポイント>
- 耐(たい)熱容器にレモン果汁とグラニュー糖を入れて、電子レンジで600w30秒加熱。スプーンで混ぜ溶(と)かしレモンシロップにしておこう。
2.ゼラチン、ジャムを加える
ゼラチンを加えてゴムベラで混ぜ溶(と)かし、ブルーベリージャムを加える。
3.冷やして固める
氷水にあてて温度を下げ、とろっとしてきたら容器に流す。ブルーベリーをちらし、冷蔵庫で30分冷やし固める。
4.色を変えてみよう

食べる前に、作っておいたレモンシロップをかける。色が変化するよ!
<ポイント>
- ブルーベリーにある「アントシアニン」という色素は、レモン汁(じる)などの酸性のものと混ぜると赤く変化する性質があるんだ。中性のものと混ぜると紫(むらさき)色に、重曹(そう)などのアルカリ性のものと混ぜると青色に変化するんだよ。
まとめ方のコツ
・紫(むらさき)キャベツやナス、バタフライピーなど、ブルーベリーのほかにも「アントシアニン」が入っている食材を探そう。
・レモン汁の入れる量を調節して色の変化を試してみよう。
・石けんや洗剤(ざい)など、食べもの以外にはどんなものの色が変化するかな?色が変わらなかったものも書いておこう。
・青く変化したものから赤く変化したものへ順番に並べてまとめてみよう。
参考にした本

『るるぶマンガとクイズで楽しく学ぶ!食べ物のひみつ』
今回紹介したレシピは『るるぶマンガとクイズで楽しく学ぶ!食べ物のひみつ』でも掲載(けいさい)しているよ。ほかにも、簡単に取り組めるチャレンジレシピが盛りだくさん!「なぜパンは膨(ふく)らむの?」、「スイカって野菜?果物?」、「食べ物はどうやって食卓(たく)までやってくるの?」など、食べ物にまつわる疑問をくわしく解説。イラストや図解、写真でわかりやすく紹介しているよ。身近な食べ物をきっかけに、理科学習や社会学習への興味が広がる1冊!