近くに行ったら絶対行きたい! 遠くからでもわざわざ訪れる価値のあるスゴイ遊具がある公園を紹介する「この公園がスゴイ!」。キッズたちは大喜び! パパやママも見たことないド迫力の遊具やユーモアある遊具に驚くこと必死!?
今回は宮崎の「サンメッセ日南」。太平洋と空に吸い込まれそうな“空飛びブランコ”も魅力的ですが、なんとイースター島のモアイが完全復元されているんです!!
イースター島のモアイがなぜ宮崎にある!?
南米・チリのイースター島にあるモアイが完全復元されているという、宮崎県日南市の「サンメッセ日南」。駐車場に車を止め、メインエントランスへ歩き出すと、「モアイ像まで歩いて3分」の表示が。地球の反対側にある、あの巨大で謎に包まれたモアイと日本で出会えるとは、なんだか胸が高鳴ります!
青く光る太平洋を背景に、緑の芝に姿を現わした7体のモアイ“アフ・アキビ”。宮崎の地でモアイと対面できるとはとても複雑な気持ちなのですが、その姿は圧倒的な存在感を放ち、神々しさを感じるほど。思わず言葉を失ってしまいます。
一体ごとに異なりますが、モアイの高さは約4m。アフという基壇が0.8~1.6mあるので、これを含めると高さは5mほど。重さは18~20トンもあるのだとか。
それにしても、なぜココにモアイがあるのでしょう? 実は1988年に、某テレビ局が世界の七不思議に数えられているイースター島のモアイを紹介。部族間の争いやチリ大地震で倒壊したモアイの惨状を目の当たりにし立ち上がったのがモアイ修復委員会。四国のクレーンメーカー株式会社タダノ、奈良国立文化財研究所、石工の左野氏(飛鳥建設株式会社)の三者で結成されたのです。
これを機に、1990年から3年かけて倒壊していた“アフ・トンガリキ”の15体のモアイなどを完全修復。これが縁となり、イースター島の長老会は、世界で初めてモアイを日本で復刻することを許可。株式会社タダノと関係が深く、太平洋を望むそのロケーションなどから、「サンメッセ日南」でモアイの完全復元となったのです。
“完全復元”とはいえ、イースター島の石は持ち出し厳禁。そのため福島県白川村の同じ凝灰岩を使用し、石工の左野氏が現地のモアイを忠実に彫り上げたのが、7体のモアイ“アフ・アキビ”というわけ。
日本の技術力とロマンを秘めたいきさつが隠されているのです。灰白色のざらりとした色合い、地に足をつけるかのような重量感、未来を見据えるような眼差し・・・ 近くで見るとこんな表情をしています。
耳は・・・
胸は・・・
手はヘソにあてられているような・・・
後ろか見ると・・・
力強くパワーを感じるモアイなのですが、7体のモアイには健康運や金運などのご利益もあるのだとか!?
海と空とモアイに吸い込まれる空飛びブランコ
モアイだけで終わらないところが「サンメッセ日南」のいいところ。丘を登って行けば“空飛びブランコ”を楽しむことも。7体のモアイ“アフ・アキビ”を正面に、太平洋にダイブしそうな爽快感!
思いっきり漕げば、海と空に吸い込まれそう! 親子でフォトジェニックな1枚を狙ってみては。
どこを見ているの? 7色のコンテンポラリアートに触れる
丘をさらに登り詰めると7色の「ヴォワイアン像」が。アーティスティックというか、シュールというか、レインボーカラーに身を包んだメガネ? サングラス? をかけた7人の男性が物静かに海を見つめています。
“ヴォワイアン”とはフランス語で“見る人”という意味。モアイとの対話を楽しんでいるのでしょうか。それとも過去を憂いている、大海原に未来を描いている、像の間に腰を下ろして深呼吸すれば、新しい何かを感じるとることができるかもしれませんね。
頂上近くにあるセンタープラザには、モアイのことがわかるギャラリーや標本展示がある世界昆虫館、レストラン、モアイ像を眼下に望むことができるサンデッキなどもあります。飛んだり跳ねたり走ったり、遊具がたくさんあるわけではありませんが、ときには異国やアートを感じる体験はいかがでしょう!!
サンメッセ日南
- ベビーおすすめ ★★★
- キッズおすすめ ★★★★
- パパ・ママおすすめ ★★★★★
- カフェ・レストラン 〇
- 売店 〇
- 自動販売機 〇
- 水飲み場 ×
- 芝生広場 〇
- ベンチ・テーブル 〇
- トイレ(おむつ交換スペース) 〇
- ベビールーム 〇
- ベビーカー利用 〇
- バーベキュー ×
- 駐車場 〇
住所 | 宮崎県日南市宮浦2650 |
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問合先 | 0987-29-1900 |
営業時間 | 9:30~17:00 |
定休日 | 水曜 |
料金 | 大人800円・中学生500円・4歳以上350円 |
アクセス | 電車/JR「宮崎駅」より宮崎交通バス飫肥・空港・日南方面行きで「サンメッセ日南」下車、徒歩13分 車/宮崎空港より国道220号を経由して約40分 |
URL |
【Photos:tawawa】