ハシビロコウやコビトカバ、マヌルネコなど珍しい動物がくらしている「神戸どうぶつ王国」を現地レポート。毎年新しい発見があり、何度行っても楽しめる動植物園型のテーマパークです。間近で動物を観察できる特徴的な展示、多彩なふれあい体験やパフォーマンスイベントなど見どころ満載。ランチにおすすめのメニューやお土産なども詳しく紹介します!

神戸どうぶつ王国ってこんなところ!

神戸どうぶつ王国は、神戸の人工島「ポートアイランド」にある「花と動物と人とのふれあい共生」をテーマにした動植物園型のテーマパーク。屋内外に広がる園内では、動物たちをできるだけ自然に近い環境で飼育しており、柵や檻が少ない展示が多いのが特徴です。
雨の日でも楽しめる屋内エリアが充実

レッサーパンダ
神戸どうぶつ王国は全天候型の大温室を中心とした施設のため、雨の日でもゆっくり楽しめます。園内は屋内エリア「インサイドパーク」と屋外エリア「アウトサイドパーク」に分かれており、雨の日は屋内外をつなぐ出入口に貸し傘も用意されます。レッサーパンダやスマトラトラなど人気の動物がいっぱい!

マヌルネコ
屋内にはハシビロコウ、繁殖に成功したコビトカバの親子、マヌルネコ、スナネコなど、なかなか見られない珍しい動物の展示も充実しています。
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草花に囲まれた温室空間の中で、鳥が自由に飛び交う様子を間近に感じられるなど、一般的な動物園とは少し違った距離感で生きものを観察できるのも魅力です。小さな子どもから大人まで存分に満喫できること間違いなし!
おすすめの過ごし方や所要時間は?

カピバラのエサやりなどふれあい体験も充実
園内に順路はなく、エサやりやふれあい体験などイベントも充実しているので、何がどの時間に実施されるかを先に確認して、興味のあるエリアから順番に回っていきましょう。ランチタイムは、持参したお弁当を指定エリアで食べるもよし、園内に点在しているレストランやカフェで食べるもよし。腹ごしらえが終わったら、また散策をじっくり楽しんで。
園内を一通り見て回る所要時間は約2~3時間ですが、ふれあい体験やパフォーマンスなどを楽しんでランチもするなら、3~4時間はみておきましょう。
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アクセス方法は?

公共交通機関を利用する場合は、神戸新交通「三宮駅」からポートライナーに乗車し、「計算科学センター(神戸どうぶつ王国・富岳前)」駅で下車。駅を出てすぐの立地なので、初めてでも分かりやすく安心です。

駅改札を出たところにある足元の絵が目印
ポートライナーや阪神電車と入園券がセットになったお得なチケットが販売されていることもあり、電車利用を検討している方は事前にチェックしておくのもおすすめです。
車の場合は、阪神高速3号神戸線の京橋ICまたは生田川ICからおよそ15分。敷地内には普通車880台が停められる駐車場があり、平日700円、土・日曜、祝日1000円で利用できます。
赤ちゃん向け設備は?
神戸どうぶつ王国は、小さな子ども連れでも安心して過ごせる設備が整っています。園内には授乳スペースが複数用意されており、カーテン付きで落ち着いて授乳できる環境に配慮しています。おむつ替えができるベビーシートも複数カ所設置されているので、園内を移動しながらでもスムーズに対応できます。
さらに、園内の飲食店舗ではミルクづくりに使えるお湯の用意も可能。スタッフさんに声をかければ対応してもらえるので、荷物が多くなりがちな赤ちゃん連れでも安心です。おむつは一部ショップや自動販売機で購入できるため、万が一忘れてしまった場合にも心強いポイント。設備がまとまって配置されているので、赤ちゃん連れでのはじめての動物園デビューにもぴったりのスポットです。
<施設データ>
- 子ども用トイレ:×(補助便座あり)
- おむつ替え:〇
- 授乳室:〇
- ベビーカー利用:〇
- ベビーカー貸出:〇(有料)
- コインロッカー:〇
- 館内飲食店:〇
- 館内売店:〇
- 持ち込み:〇
話題のエリアや新しい仲間は?
新エリアや新しい動物が続々と登場し、常に進化を続けている神戸どうぶつ王国。今押さえておきたいポイントをいくつか紹介しましょう。
ハシビロコウ生態園 Big bill(ビッグビル)

クラル(メス)
アジアではまだ例のないハシビロコウの繁殖を目指すエリア。2026年2月下旬にはオスの「ボンゴ」が繁殖へ向けた取り組みの一環で、那須どうぶつ王国へ引っ越ししました。
今後は、2025年5月にアフリカからやってきたオス「サカラ」とメス「クラル」、2015年から飼育されているメス「マリンバ」の3羽を交代で展示しながら繁殖を目指すことになるそうです。
今後も全羽同時に見ることはできませんが、隣接する展示場「MABAMBA CAMP-マバンバキャンプ―」と分けて展示されます。

あまり動かないことで知られるハシビロコウ「マリンバ(メス)」。動いている姿を見られるのはラッキーかも
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アフリカの湿地 コビトカバ展示場

手前がコビトカバの「ウタ」。2026年1月取材時の様子
世界三大珍獣といわれるほど珍しく、日本では5つの動物園でしか見られないコビトカバが見られるエリア。2025年7月9日にオスの「タムタム」とメスの「コウメ」の間にメスの赤ちゃん「ウタ」が誕生し、翌月から母親と一緒の親子展示もスタートしました。

現在、父親の「タムタム」は母子とは分けて飼育されており、別の場所で見られます。「足元が砂」という環境も国内では珍しいそうです。
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コンタクトアニマルズ(北エリア)

2025年3月、北エリアにミーアキャットの展示場が誕生。砂地やサボテンなどの植物を取り入れた環境で活発に動き回るミーアキャットたちを楽しめます。
Pantanal~パンタナール~

2024年4月にオープンした、南米の大湿原をテーマにしたエリア「カピバラたちの湿原~Pantanal~」が拡張し、2025年4月には「Pantanal~パンタナール~」へリニューアルオープン。ヤシの木などが生い茂る空間で、カピバラをはじめとした南米の動物たちを、より自然に近い環境の中で観察できるようになりました。

オオアリクイとアメリカバク
オオアリクイ、アメリカバク、カピバラの混合展示を行う動物園は国内初!
訪れるたびに新しい発見に出合えるのも、「神戸どうぶつ王国」の魅力。今後、どんなエリアや動物が仲間入りするのかも楽しみですね♪
動物たちとの距離が近い展示方法

アルダブラゾウガメやマーラ
神戸どうぶつ王国の大きな魅力は、動物たちをできるだけ自然に近い環境で飼育し、人との距離がぐっと近く感じられる展示スタイル。柵やガラス越しに眺めるだけではなく、同じ空間の中で過ごしているような感覚を味わえるエリアが多く、動物たちのしぐさや表情を間近で観察できます。

鳥たちも至近距離で見ることができる
頭上を鳥が飛び交ったり、すぐそばを小動物が歩いたりと、園内を歩くだけでも新しい発見がいっぱい!動物本来の行動を引き出す環境づくりにこだわっているため、のびのびと過ごす姿が見られるのもポイントです。

ミナミコアリクイがえさを取り合う様子

子ども連れに特におすすめしたいのは、アウトサイドパークにある「リスの森 ~Squirrel Forest~」。どんぐりが実っている木々が植栽されたエリア内で、二ホンリスたちが自由にすごしています。どこにリスがいるのか探すのがとっても楽しいですよ!

敷地内のあちこちにえさを置いているので、リスたちが食事をしている様子が見られることも。道を素早く横切ることもあるので、足元にも気をつけてリス探しを楽しみましょう。
エサやり体験やふれあい体験も充実

園内では、動物を見るだけでなく、実際に距離を縮めて楽しめる体験プログラムが多数用意されています。カピバラやアルパカ、ヒツジ、リクガメなどへのエサやりをはじめ、ペンギンのおやつタイム、フクロウを腕に乗せる体験、ウサギやネコとふれあえるコーナーなど、動物の種類ごとに多彩なふれあいが可能。

ウサギ、モルモットとふれあえる「ピョンタッチ」(要整理券)

イヌやネコとふれあえる「ワンタッチ・ニャンタッチ」(要整理券)
体験の一部は整理券が配布されるものもあるので、気になるものは早めにチェックしておくのがおすすめです。
迫力満点のパフォーマンス

「神戸どうぶつ王国」では、動物たちの能力や生態を間近で体感できるパフォーマンスが毎日開催されています。なかでも、鳥たちが会場上空を自由に飛び回る「Wings(ウィングス)~フリーフライトバードパフォーマンス~」は人気イベントのひとつ。

イヌによる「Buddy(バディ)~ドッグスポーツパフォーマンス~」は、性格の異なるワンちゃんが登場し、「アジリティ」やフリスビーを使用した「ディスタンス」などで観客を楽しませてくれます。


そのほか、ペリカンフライト、コツメカワウソやレッサーパンダの生態トークなど、さまざまなプログラムを用意。動物の魅力を楽しみながら学べるのもポイントです。開催時間ごとに内容が変わるため、事前にスケジュールをチェックしておきましょう♪
レストランの人気メニューは?

飲食スペース
神戸どうぶつ王国の園内には、散策の合間に食事ができる飲食施設が3カ所あります。

小さな子ども用のイスも用意
花や緑に囲まれた開放感のある空間で食事を楽しめるのも特徴で、大人から子どもまで利用しやすいのが魅力。お弁当の持ち込みもOKなので、利用シーンに合わせて選びましょう。
花のキッチン

「花のキッチン」では、ワンプレートランチや丼、和定食、カレー、ラーメン、キッズメニューなど幅広いメニューを用意。時間帯によっては、軽食やスイーツ、動物をモチーフにした可愛らしいデザートなども登場し、散策の合間の休憩にもぴったりです。

「あごだし風味のからあげ」単品1380円/ドリンクセット1610円

「贅沢チーズ・イン・ハンバーグ」単品1380円/ドリンクセット1610円

「キッズバーグ」(左)と「キッズカレー」(右)各880円りんごジュース付き

なお、一部のメニューには、ツシマヤマネコの生息環境保全につながる「佐護ツシマヤマネコ米」を使用。食事を楽しみながら、保護活動にもつながる取り組みが行われています。

ナゲットとフライドポテトがセットになった「カバいいBOX」680円

「スナネコアイス」500円

神戸どうぶつ王国のキャラ「ハシビロ王」をモチーフにした「ハシビロ王のケーキ」880円。黒ごまのババロアで、チョコロールケーキを包んだひと品は、写真映えすること間違いなし!
■花のキッチン
- 営業時間:ランチ10時30分~14時、アフタヌーン14~17時(フード16時30分LO)
ふくろう庵

北エリアにある「ふくろう庵」では、きつねうどんやカレーうどんなど、ほっと温まる麺メニューが中心。サイドメニューや季節限定メニューもあり、気軽に立ち寄れるのもポイントです。
■ふくろう庵
- 営業時間:10~17時(閉園30分前LO)
アルパカフェ

「キッズバーガー」880円
「アルパカフェ」では、バーガーやドリンク、動物をモチーフにしたオリジナルフードなどを展開。写真を撮りたくなるような可愛いメニューもそろい、食事も思い出のひとつになります。

「ハシビロまん」(左)、「カピバラまん」(右)各550円

「チュリトス」480円

「アルパカシュー」680円
■アルパカフェ
- 営業時間:10~17時(フード販売は開園から30分後、フード閉園30分前LO)
ハシビロコウグッズなど人気のお土産

園内をたっぷり満喫したら、最後はお土産探しといきましょう。園内のフラワーシャワーエリアにある「Gift Shop Capy&Barbara(カピィ&バーバラ)」には、動物をモチーフにしたお菓子やぬいぐるみ、文房具など小さな子どもから大人まで欲しくなるかわいいアイテムがそろっています。

人気のハシビロコウグッズが集まった特設コーナー

お腹を押すと音が鳴る「にぎっ太郎ハシビロコウ」1980円

「むちむちハシビロコウ マスコットボールチェーン」1500円

「アメリカビーバーと丸太」3980円

「王国パラダイスフロストカップ」各550円

子どものお茶碗にぴったりな「王国おちゃわん」660円

「ベビースタイ」各1320円

「ミニタオル」各550円

「タオル巾着」各990円

「アニマルタオルマスコット」各700円

はずれなしの王国限定「オリジナルくじ」1回1500円も人気
また、ボルネオ島の自然保全やユキヒョウの保護活動につながる商品など、買い物を通して環境保全に参加できる取り組みが行われているのも特徴。ここでしか手に入らない王国オリジナルグッズも充実しているので、買い物を楽しんでくださいね。
■Gift Shop Capy&Barbara
- 営業時間:開園~閉園

動物との距離が近い展示、えさやりやふれあい体験、迫力あるパフォーマンスなど一日中楽しめる魅力が満載の「神戸どうぶつ王国」。園内にはレストランやカフェ、ショップも充実しており、食事やお土産探しまで含めてゆったり過ごせるのも魅力のひとつ。動物や自然の大切さを感じながら、子どもから大人までたっぷり楽しめるスポットで、家族の思い出づくりをしませんか?
神戸どうぶつ王国
| 住所 | 兵庫県神戸市中央区港島南町7-1-9 Googleマップ |
|---|---|
| 問合先 | 078-302-8899 |
| 料金 | 大人(中学生以上)2200円、小学生1200円、幼児(4・5歳)500円、シルバー(満65歳以上)1600円 |
| 営業時間 | 10~17時(最終入園16時30分) |
| 定休日 | 木曜 |
| URL |
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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