ピニャータはメキシコなどのお祝いで楽しむ、お菓子[かし]入りのかわいいくす玉。紙袋[かみぶくろ]を使えば、乾燥[かんそう]いらずで当日にすぐ作れるよ!ぜひ自分だけのピニャータを作ってみよう。

ピニャータって何?
ピニャータは、メキシコなどの中南米のお祝いで欠かせない、お菓子[かし]入りの「くす玉」。スイカ割りのように、目隠[めかく]しをして棒で叩[たた]き、割れて飛び出した中身をみんなで拾い合うんだ。「悪いものを追い払[はら]い、幸せを分け合う」という素敵な意味が込められているよ。
おすすめの年齢・製作期間
工作が好きな子なら低学年から楽しめるよ。
風船で作るタイプは乾かす時間が必要なので、「いつ遊ぶか」を決めて、計画的に作り始めよう。すぐに遊びたいときは、紙袋を使えばすぐに完成するよ。
1年生 2年生 3年生 4年生 5年生 6年生 工作 製作期間:1日
風船を使ったピニャータの作り方

初めて作るなら、丸い形が作りやすい風船タイプのピニャータがおすすめ。新聞紙を重ねて固める「張り子」の手法で、丈夫[じょうぶ]で本格的な仕上がりになるよ!
用意するもの

・風船
作りたい大きさのものを用意しよう
・半紙(新聞紙)
細かくちぎっておく
・洗濯[せんたく]のり(PVA入り)+水+容器(まぜる用)
小麦粉と水を混ぜて火にかけ、冷ましたものでもOK
市販[しはん]のボンドを水で薄[うす]めても使えるよ
・装飾[そうしょく]用の紙
お花紙や色画用紙、好きな折り紙など
・お菓子[かし]
個包装になっている軽いものを選ぼう
・ハサミ
・カッター
・ペン
・のり
・両面テープ
ない場合はボンドでも代用できるよ
・ひも
・ピニャータをたたく用の棒
手順
1. 洗濯のりと水をまぜる

「洗濯[せんたく]のり:水=2:1」くらいの割合で混ぜる。
少し水でうすめることで、半紙(新聞紙)にのりがしみこみやすくなって、仕上がりがきれいになる。
<ポイント>
- 洗たくのり(PVA)は乾[かわ]くとプラスチックみたいに固まる性質があるから、ピニャータがとっても丈夫に仕上がるよ。洗たくのりがない場合は、小麦粉と水を混ぜて火にかけ、冷ましたものや、市販[しはん]のボンドを水で薄[うす]めたものでも使えるよ。
2.半紙を切る(ちぎる)

ピニャータの表面をきれいに仕上げるために、半紙を切る。だいたい3〜5cmくらいの大きさになるよう、手でたくさんちぎっておく。
<ポイント>
- 半紙はハサミで切るよりも、手でちぎるのがおすすめ!手でちぎると紙のふちがふわふわになるから、風船に貼[は]ったときに重なり目が目立たず、ツルッときれいに仕上がるよ。
- 一気にたくさん準備しておくと、のりを使ったあとのベタベタの手で紙を触[さわ]らなくて済むから、作業がとってもスムーズに進むよ!
3. 風船をふくらませる

ピニャータの土台になる風船を準備する。自分が作りたいピニャータの大きさをイメージしてふくらませる。
ふくらませた後は、テープなどでボウルやバケツの上に固定しておくと、紙を貼[は]るときに転がらなくて作業がしやすくなるのでおすすめ。
<ポイント>
- 風船はできるだけ「丸い形」のものを選ぶと、どこから叩[たた]いても力が伝わりやすくて、割れたときにきれいにお菓子[かし]が飛び出すよ!
- あまり大きくしすぎると、紙を貼[は]るのが大変になるから、最初はバレーボールくらいの大きさが作りやすくておすすめだよ。
4. 風船に紙を貼る

ちぎった半紙(新聞紙)にのりをたっぷりつけて、風船の表面に隙間[すきま]なく貼[は]っていく。
<ポイント>
- お菓子[かし]を入れるための「口」と、つるすひもを通す場所として、風船の結び口のまわりを少しだけ開けておくのを忘れないようにしよう。
- 手でペタペタはってOK!筆でもOK!全体に2〜3回重ねて貼[は]ることで、叩[たた]いてもすぐに壊[こわ]れない丈夫[じょうぶ]なピニャータになるんだ。最後に白い半紙を一番上に貼[は]っておくと、後で色を塗[ぬ]ったり飾[かざ]りをつけたりしやすくなるよ!
5. カラフルにかざりつける
ピニャータがしっかり乾[かわ]いて固まったら、一番楽しいかざりつけの時間!
お花紙を使って、メキシコの本場らしいフワフワな見た目に仕上げていく。

お花紙を細長く切り、ハサミでパラパラの切れ込[こ]みを入れて「フリンジ」を作る。

両面テープをピニャータに貼[は]ったら、下の方から順番に、ぐるりと1周ずつ重ねて貼っていく。色を交互[こうご]に変えたり、グラデーションにしたりすると、とっても華[はな]やかに!

装飾[そうしょく]が終わったら、風船の口をはさみ(カッター)で切り、空気を抜[ぬ]く。ぶら下げられる紐を、風船の口の裏側[うらがわ]に貼[は]りつける。
できあがったら中におかしを入れてぶら下げる。
<ポイント>
- 両面テープ、のりをつけるのは、お花紙の上の方だけでOK。
切れ込[こ]みを入れた下の部分は貼[は]らずに浮[う]かせておくと、風に揺れるフワフワな質感が出て、叩[たた]いたときもきれいに舞[ま]うよ。
紙袋を使ったピニャータの作り方

「もっと早く、簡単に作りたい!」というときは、身近な紙袋[かみぶくろ]を使うのがベスト。
丈夫[じょうぶ]なマチ付きの袋[ふくろ]を選べば、お菓子[かし]もたっぷり入るよ。
用意するもの

・紙袋[かみぶくろ]
マチのある紙袋が割りやすくておすすめ
・装飾[そうしょく]用の紙
お花紙や色画用紙、好きな折り紙など
・お菓子[かし]
個包装の軽いもの
・ハサミ
・カッター
・ペン
・のり
・両面テープ
ボンドでも可
・ひも
手順
1.すこしだけ切れ目を入れておく

紙袋[かみぶくろ]が丈夫な場合は、あらかじめカッターで数か所、目立たない程度に薄[うす]く切れ目を入れておく。
<ポイント>
- お菓子[かし]をたくさん入れたいときは、袋[ふくろ]の底の内側に厚紙を一枚敷[し]いておくと、安定感がアップするよ。
2.「フリンジ(ひらひら)」を作る

色画用紙の端[はし]が1㎝ほど残るように細く切って、ふりふりのフリンジを作る。
3.紙袋をかざりつける

いろいろな色の画用紙や折り紙をつかって、紙袋[かみぶくろ]をかざりつける。

<ポイント>
- 色使いを工夫するだけで、雰囲気[ふんいき]がガラッと変わるよ。
- 立体感を出すアイデアは平面的な袋[ふくろ]に「パーツ」を足すと、より本格的になるよ。
- 仕上げのワンポイントはキラキラのシールを貼[は]ったり、ラメを振[ふ]りかけたりすると、パーティーの照明に映えてとってもきれいだよ。
- 紙袋なら、のり付けが雑でも「フリンジ」を重ねれば隠[かく]れちゃうから大丈夫[じょうぶ]。自由に楽しくかざりつけてみてね!
4.お菓子[かし]を入れよう

ピニャータの本体が完成したら、中身を詰[つ]める。
お菓子と一緒[いっしょ]に、キラキラの紙吹雪[かみふぶき]などを混ぜておくと、割れた瞬間[しゅんかん]の華[はな]やかさがアップして、パーティーがさらに盛り上がること間違いなし!
<どんなお菓子を選べばいい?>
- 中に入れるお菓子[かし]は、落下の衝撃[しょうげき]に強いキャンディやラムネ、グミ、個包装のスナック菓子がおすすめ。
- チョコレートは叩[たた]いた衝撃[しょうげき]や体温で溶けやすいから、季節によっては避けたほうが安心だね。
- あまり重くなりすぎると、ひもでつるした瞬間[しゅんかん]に底が抜[ぬ]けてしまうから、軽いお菓子を選ぼう。袋[ふくろ]や本体の半分〜3分の2くらいを目安にするのがポイントだよ。
- 最後にお菓子[かし]を入れた口をテープや紐[ひも]でしっかり閉じれば、準備完了[じゅんびかんりょう]!
かざりつけを3Dにしてみよう

ピニャータのかざりつけは、棒で叩[たた]いて割れるようにすればどんなデザインでもOK!
こどもの日にも使える、こいのぼりの作り方を紹介[しょうかい]するよ。

折り紙で輪っかをつくって…。

好きな袋に、画用紙で作った体やしっぽ、上あたりに目玉をつける。

かわいくおえかきやデコレーションする。

丸めた折り紙をうろこのようにして、貼[は]り付けていこう。かわいいこいのぼりのできあがり♪
失敗しない作り方
「割れやすさ」のバランスが命!
張り子で作る場合、紙を重ねすぎると大人の力でも割れないほど頑丈[がんじょう]になってしまうんだ。逆に少なすぎると、吊[つ]るした重みで自然に壊[こわ]れてしまうことも。3層重ねくらいが、叩[たた]いて盛り上がるちょうどいい硬[かた]さだよ。
また、棒を少し重いもの(プラスチック製など)に変えるのも一つの手。
「隠[かく]し切れ目」で楽しさアップ!
なかなか割れないときのために、あらかじめカッターで目立たない程度の切れ目を入れておくと、決定的瞬間[しゅんかん]にきれいに割れやすくなるよ。
安全第一で遊ぼう!
ピニャータを叩[たた]くときは、周りに人がいないか必ず確認してね。順番待ちの子は少し離[はな]れた場所で応援[おうえん]しよう。
まとめ方のコツ
・作っていてどんなところが楽しかったかな?もし大変だったことがあれば、一緒[いっしょ]にまとめてみよう。
・時間があれば、条件を変えたピニャータをいくつか作って実験してみよう。
(その1)同じ大きさの風船を3つ用意して、紙を貼[は]る回数を変えてみよう。
- 2層(薄[うす]め)
- 4層(普通[ふつう])
- 6層(厚め)
同じ重さのお菓子[かし]を入れ、同じ棒で、同じくらいの力で叩[たた]いた時、それぞれ何回目で割れたかな? 割れた時の破片の飛び散り方はどう違[ちが]うかな?
(その2)のりの種類で「割れ心地」が変わるか確かめてみよう。
- 小麦粉のり
- 洗濯[せんたく]のり(PVA)
- ボンド
パンッと割れる音や叩[たた]いた感じを確かめてみて、どれが「割れた!」という爽快感[そうかいかん]が大きいかな?

