「るるぶKids」を運営しているJTBパブリッシングでは、産休・育休後に職場復帰した多くの子育て中ママが働いています。
みんな「るるぶ」を発行している会社ということもあって、おでかけや旅行が大好き。今回は、そんなママ社員たちのなかでも特に2~3歳の子どもの育児をしている3人の座談会です。「子どもとの旅行・おでかけで困ったことや解決法」「コロナ禍でのおでかけ」の2つのテーマについて語り合いました。今回は「コロナ禍でのおでかけ、みんなどうしていた?」についてです。
<伊沢さん>
所属:国内情報事業部
家族構成:夫、長男(3歳)
家族の好きなこと:(夫)サーフィン(妻)ドラマ・映画鑑賞、旅行(子)カーズ、緊急車両、ストライダー
どんな子どもになってほしい?:笑顔が絶えず元気いっぱいな子。相手を思いやれる優しい子。
<川野さん>
所属:法人情報事業部
家族構成:夫、長男(3歳)
家族の好きなこと:(夫)美術館巡り (妻)マンガを読むこと (子)トミカやプラレールで遊ぶこと、すべりだい
どんな子どもになってほしい?:お友達がつらい時に親身になって助けてあげられる子。
<高石さん>
所属:デジタルコミュニケーション事業部(るるぶKids編集)
家族構成:夫、長男(2歳)
家族の好きなこと:(夫)登山、ボルダリング (妻)旅行、ものづくり(子)電車、ピタゴラスイッチ
どんな子どもになってほしい?:おおらかでよく笑う子、色んなことに興味をもつ好奇心旺盛な子。
保育園の休園で仕事にならない!緊急事態宣言下での生活
緊急事態宣言発令で、一変した日常。家族以外の関わりがほとんどなくなってしまい、戸惑いの連続だったようです。
高石:緊急事態宣言の時、保育園は休園になりましたか?
伊沢:なりました。完全に環境が変わってとにかく大変だった記憶しかないです。特に在宅勤務で子どもがいるとあまり仕事にならなくて。
高石:うちも2か月くらい休園していましたが、旦那が在宅できない職種だったので、仕方なく車で1時間くらいの県内の実家に行って、子どもと暮らしていました。正直もうやりたくないですね。
川野:実家に預けたり在宅勤務で旦那さんと交互で見たりしてやりくりしていました。
伊沢:2週間ほど泊まり込みでおばあちゃんがお世話をしにきてくれました。でも、仕事とはいえ同じ部屋に親が居るのが見えてしまうから、親と公園に行きたいと言って聞かないんです。友達は昼休憩のときにぱっとご飯を食べて公園に連れて行っているという話も聞いていて、すごいなと思いました。
川野:公園が逆に密になっていましたよね。
伊沢:そうそう。うちは川が近いのでその辺りを散歩していましたけどそこも混んでいて。
高石:公園の遊具が使えなくなった時の行き場のなさ、すごかったですよね。
全員:辛かった時期を思い出しますね…。
緊急事態宣言解除後、GOTOトラベル活用しましたか?
GOTOトラベルを利用して旅行はしたいけれど、やはりコロナが心配。出かけた家族は、どのような場所を選んだのでしょうか。
川野:四国に旅行にいきました。アンパンマントロッコに乗りましたよ。瀬戸大橋を吹き抜けで渡る感じだったので、密ではないかなって判断して。
高石・伊沢:すごい、内装もアンパンマンなんですね。
川野:スタンプラリーが11月末までで。トロッコ、電車などいくつか乗りました。車掌さんが指人形をプレゼントしてくれて喜んでました。結構人はいたかな。あと、鳴門の渦潮も見ました。遊覧船だから、デッキで海を見ている分には密にならないかなって。密とか気にしてはいますけど、比較的お出かけしています。
高石:うちも密にならないところを選んで割とGOTO使っています。8月にグランピングに行きましたが、結構そこには家族がいっぱいいました。ただ、他の機会で、割といつも予約がいっぱいのホテルに泊まったときはガラガラで。こんなに居ないのかとびっくりしましたね。
川野:GOTOって、添い寝の子ども無料の宿泊でも、子どもの分も割引されるからすごく安いんですよね。ディズニーランドもGOTOで行きました。
高石:普段泊まれないような宿に、思い切って泊まれる楽しみができた面はありました。
伊沢:うちは旦那の仕事が忙しくなったので全然。私と子どもだけでどこかに行こうかなと思っています。
川野:実家に行ったりは?
伊沢:旦那の方は比較的近いからたまに行きますが、私の方の実家は遠方なので。帰りづらい……。
高石:地方の友人と話していると、都内近郊とその他では感覚が全然違うなと思いますね。通勤電車に乗っていたりやっぱりどこに行っても人がいるから、いつかかってもおかしくないという覚悟はして生活している。近場ではどこかに行きましたか?
伊沢:海と、ひたちなか海浜公園に行ったくらいかな。海も混んでましたけど、それ以上に海浜公園はものすごい人でした。大行列。コキアは綺麗でしたけどね。
川野:プールも混んでいましたね。今年はやっているところが少なかったから、集中したかな。
高石:水族館は人数制限がかかっていたのもあってか、すごく見やすかったです。今はまた違うけれど、はじめは、みんなとにかく室内を避けている印象がありました。
川野:でも出かけたい。
高石:そうなんですよね。みんなせめぎあいだと思います。
コロナ禍で増えた子どもと過ごす時間
子どもはまだまだ自分だけでは遊べない年ごろ。遊びたい気持ちはあるけれど自分の時間だってほしい。そんな複雑な心境はどこでも持っているようです。
川野:休園期間や在宅勤務で、子どもといる時間が増えたじゃないですか。一緒に遊びきれていますか?
高石:全然遊べないですね…。
伊沢:旦那の方が、ずっと付き合って遊ぶのが得意なのかなと思うときはあります。ごっこ遊びとか追いかけっことか。テレビやスマホをつい見たくなってしまう。
川野:その世界に入りこみきれないんですよね。
伊沢:あと、最近私が注意したりそっけない態度を取ったりするときの真似をしはじめたんですよ。子どもがその反応をして、自分がやっていたことを思い知らされてハッとすることはありました。
高石:とはいえやっぱりずっと遊んであげられるわけでもないですからね。難しい。私はテレビをつけているといつも「ピタゴラスイッチ見る」って言われちゃって。外出自粛のときに見せすぎちゃったかなと反省しています。
伊沢:テレビ、動画系はいつも悩みますね。ちゃんとしているところは今から時間を決めているらしいから、すごいなと。
川野:子どもの付き合い方までコロナでこんなに悩むとは思わなかったですね。
働いているママたちのなかには、コロナ禍で生活様式だけでなく本人や旦那さんの仕事の内容すらも変わってしまったという方も多いではないでしょうか。座談会で出た悩みは、どの家庭でもほとんど共通。世の中のママさん、本当にお疲れさまです。
有難うございました!
PHOTO:大塚七恵