アクアマリンふくしま(福島県いわき市)体験プログラム満載の楽しい水族館!

アクアマリンふくしま(福島県いわき市)体験プログラム満載の楽しい水族館!

別当律子のアイコン別当律子

ガラスでできたドーム型の屋根が目を引くアクアマリンふくしまは、生物が自然の中で暮らす姿をそのまま再現した「環境再現型の展示」を行っています。釣りや缶詰づくり、バックヤードツアーといった体験プログラムが充実した体験型の水族館なので、家族で思い切り楽しめます。

暖流の黒潮と寒流の黒潮がぶつかる福島の海の生き物を中心に、約800種70,000点の生き物が展示されています。2020年で開館20周年を迎えた福島の人気水族館にでかけましょう!

福島沿岸の海の「潮目」がテーマ

福島県の海側は太平洋に面しており、沿岸は暖流の黒潮と寒流の親潮が交わる「潮目の海」として知られています。アクアマリンふくしまのテーマはずばり、この潮目。館内では親潮の源流であるオホーツク海、黒潮の源流である熱帯地方にあるアジアの自然、福島県浜通りの海・山・川の生態系を再現しています。そんな、アクアマリンふくしまのおすすめの展示を紹介します。

海・生命の進化

エントランスホールを抜けてすぐ、まず見られるのは「海・生命の進化」のコーナー。

ここでは、進化と絶滅を繰り返してきた生命の歴史を学ぶことができ、生きた化石と呼ばれるカブトガニやナメクジウオ、ハイギョなどの珍しい生き物が展示されています。太古から姿がほとんど変わらない生き物たちを観察しましょう。

北の海の海獣・海鳥

「北の海の海獣・海鳥」は、親潮の源流であるベーリング海やオホーツク海で暮らす生き物を展示するエリアです。ゴマフアザラシやクラカケアザラシ(展示期間:冬~春)といった海獣類や、水中でエサを捕るエトピリカなどの鳥類を展示しています。

海獣や海鳥がエサを食べる様子が見られる「フィーディングタイム」は、毎日10時と15時から行われていて、特に大きなトドの食事風景は迫力満点です。

オセアニック・ガレリア

さまざまな研究に取り組んでいる、アクアマリンふくしまの研究活動が紹介されているコーナーが「オセアニック・ガレリア」です。

資源量の少ない魚介類を避け、資源量が豊富な魚介類を食べる運動「HAPPY OCEANS(ハッピーオーシャンズ)」の取組みや、天然記念物・賢沼ウナギを通じて見える河川の環境問題に対する取組みなどが学べる展示となっています。子供といっしょに環境について考える機会にしてみてみましょう。

親潮アイスボックス

「親潮アイスボックス」は、オホーツク海で暮らすユニークな生き物を紹介するコーナーです。小さな水槽がずらりと並び、その中で暮らす色鮮やかな生き物はまるで宝石のよう。

アクアマリンふくしまが発見した新種のエビ、ラウスツノナガモエビやダイオウキジンエビが見られるほか、ハゴロモコンニャクウオ、ナメダンゴなどが人気を集めています。

潮目の海

潮目の海をテーマとした大水槽です。黒潮水槽と親潮水槽のあいだを進む三角トンネルが潮目を表しています。内側から水槽を見る珍しい経験ができ、子供が喜ぶこと間違いなし。黒潮水槽ではマイワシなどの小魚と、マグロなどの大型の魚が同居していて、食物連鎖の様子が見られます。親潮水槽は福島沿岸の海をイメージしていて、岩や海藻の中を泳ぐチカやマトウダイといった魚を見ることができます。

また、潮目の海の前では、優雅に泳ぐ魚を見ながらお寿司が食べられる「寿司処 潮目の海」が、ランチタイム限定で営業しています(営業時間11:00~15:00)。資源量が十分な魚だけを提供しているこの寿司処で、新鮮な魚を味わうとともに、世界の食糧事情について考えてみましょう。

子供たちが大喜びの体験型施設

展示物を見るだけでなく、「参加体験」のプログラムが多いのもアクアマリンふくしまの特徴です。毎日開催しているプログラムのほかに期間限定イベントもあるので、出掛ける前にチェックしておきたいですね。

子ども体験館 アクアマリンえっぐ

「子ども体験館 アクアマリンえっぐ」は子供向けの体験施設で、生物の多様性をテーマに、珍しいカニやエビ、レッサースローロリス、ウミウなどが展示されています。子供たちが興味を持てるように、水槽の形に工夫が凝らされているほか、乳幼児向けのキッズコーナーも設けられています。

さらに、アクアマリンえっぐの目玉は、何といっても釣り。釣った魚は、その場で調理してもらって食べることができます。土・日曜は釣った魚を自分で調理する「調理体験」も実施しているので、ぜひ子どもと一緒に参加してみてください。

アクアマリンうおのぞき~こども漁業博物館~

「アクアマリンうおのぞき~こども漁業博物館~」は、漁業文化に親しむ体験コーナーです。缶詰づくりやかつお節削りの体験ができるコーナー、ヒトデやナマコ、ウニといった磯の生き物にふれられるタッチプールなどがあります。

蛇の目ビーチ

4月下旬から11月は、世界最大級のタッチプール「蛇の目ビーチ」で遊ぶことができます。裸足になってヒトデやナマコなどの生き物とふれ合ったり、干潟で潮干狩りをしたり、砂浜で砂遊びをしたりと、水と親しめる施設です。タオルや着替え、ビーチサンダルを用意しておきましょう。

赤ちゃんといっしょの家族にうれしい充実した授乳室

ベビー関連施設は館内に2ヵ所あります。1階エントランスホールにある授乳室には、授乳ブースのほかに、ベビーベッドとオムツ替え台もあります。1階アクアマリンえっぐにある授乳室には流し台もあるので、ミルクづくりに便利ですね。

オムツ替え用のベビーベッドが各階の多目的トイレに設置されていて、ショップでは紙オムツの販売も行っています。ベビーカーの貸し出しは、生後2ヵ月頃から使えるB型タイプがあります。

体験型の楽しい水族館で子供たちは海の世界に夢中!

アクアマリンふくしまの工夫が凝らされた展示は、海の生き物を見て楽しむだけでなく、子供が環境や世界の資源量について考えるきっかけにもなるでしょう。

体験型の水族館で、子供といっしょに海の世界の楽しさにふれてみませんか?

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