東京都で子どもと行きたいおすすめの博物館を、楽しく体験しながら学べるスポットを中心にご紹介。
電車で移動しやすいスポットを組み合わせて、博物館のはしごを計画してもいいですね。
「日本科学未来館」の参加体験型の展示で先端科学を身近に感じたり、「JAL工場見学 ~SKY MUSEUM~」の格納庫見学で整備中の航空機を間近に見たり、「ギャラクシティ」で日本最大級のネットジムやものづくり体験を楽しんだり、遠方から観光で訪れても楽しめるスポットがいっぱいです。
まずは、科学・飛行機・電車・宇宙・歴史など、子どもが興味のあるジャンルのスポットからチェックしてみて!
- 国立科学博物館(台東区/恐竜)
- 日本科学未来館(江東区/宇宙・天文)
- 宇宙ミュージアムTeNQ(テンキュー)(文京区/宇宙・天文)
- 東武博物館(墨田区/電車)
- 地下鉄博物館(ちかはく)(江戸川区/電車)
- JAL工場見学 ~SKY MUSEUM~(大田区/飛行機)
- 多摩六都科学館(西東京市/プラネタリウム)
- ギャラクシティ(足立区/プラネタリウム)
- 東京都江戸東京博物館(墨田区/歴史)
- 江戸東京たてもの園(小金井市/歴史)
- 東京おもちゃ美術館(新宿区/おもちゃ)
- 長谷川町子美術館(世田谷区/マンガ)
国立科学博物館(東京都/台東区)
こくりつかがくはくぶつかん
「地球館」 と 「日本館」そして屋外展示も注目
地球館では、最新の研究結果に基づき恐竜や剥製、宇宙実験・観測フリーフライヤ(SFU)などが展示され迫力満点。日本館では日本列島の形成や日本の自然史、日本の暦や望遠鏡などがクラシカルな建物の中で紹介されている。地球館では地下3階から地上3階までの6フロアに、恐竜や生き物など地球をテーマにした展示が並ぶ。 2階の「科学技術で地球を探る」エリアには体験型展示もある。家族みんなで楽しめる博物館だ。
関連記事:» 国立科学博物館(上野)は恐竜など見どころ満載!夏休みは「恐竜博2019」も
「恐竜の謎を探る」エリアに、ティラノサウルスやトリケラトプスなどの全身骨格が立体的に展示されている /画像提供:国立科学博物館
「日本列島誕生前」エリアに、白亜紀後期のパキデスモセラス(写真)など、貴重なアンモナイトを多数展示 /画像提供:国立科学博物館
<イベント・体験など注目ポイント>
- 2019年夏休み「恐竜博2019」7月13日~10月14日開催/謎の恐竜、デイノケイルスの全身復元骨格を世界初公開!推定8mのむかわ竜、東京に初上陸!
- 「研究者によるディスカバリートーク」土・日曜・祝日開催/展示物や研究内容などについて、時には展示室を案内しながら解説
- 「地球館」にはレストランやスカイデッキ/「日本館」にはラウンジがあり飲食OK
問合先 | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
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住所 | 東京都台東区上野公園7-20 |
料金 | 入館料620円、高校生・65歳以上無料(特別展は別料金) |
日本科学未来館(東京都/江東区)
にっぽんかがくみらいかん
ロボットやシアターなど未来的コンテンツ多数
宇宙飛行士の毛利衛氏が館長を務める科学館。参加体験型の展示をはじめ、科学コミュニケーターによるミニトークやワークショップなど多彩なメニューを通して、日々の素朴な疑問から最新テクノロジーまで、先端科学を身近に感じながら自分たちの暮らす社会や地球について考えることができる。
地震・噴火・台風や感染症などの“危険”と人間社会のしくみを模型で紹介。危険がどのようにして生まれ被害に繋がるのか見てみましょう/画像提供:日本科学未来館
ケナガマンモスの鼻(冷凍標本)/画像提供:日本科学未来館
<イベント・体験など注目ポイント>
- 企画展「マンモス展-その『生命』は蘇るのか-」/6月7日~11月4日に開催
- ドームシアター、3Dドーム映像作品「9次元からきた男」/随時上映中
- 常設展示ゾーン「世界をさぐる」/体験型アクティビティを常時展示
問合先 | 03-3570-9151 |
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住所 | 東京都江東区青海2-3-6 |
料金 | 入館大人620円、18歳以下210円 |
宇宙ミュージアムTeNQ(テンキュー)(東京都/文京区)
うちゅうみゅーじあむてんきゅー
展示を楽しみながら宇宙を体感できる
東京ドームシティの玄関口に位置する「黄色いビル」にある宇宙をテーマにしたミュージアム。楽しみながら知識を深めることができる9エリアがある。4Kを超える高精細映像を直径11mの穴から見下すスタイルで楽しめる「シアター宙(ソラ)」をはじめ、参加型のコンテンツやアートの展示がある「イマジネーション」エリア、東京大学総合研究博物館と連携した研究の現場を垣間見ることができる「サイエンス」エリアなど。企画展示室やオリジナルグッズを販売するショップもある。
「シアター宙(ソラ)」は直径11mの穴から見下ろすスタイルで、青い地球や美しい星空などの映像を楽しめる。高精細映像は迫力満点
「眺めルーム」は映像を眺めながらくつろげる
<イベント・体験など注目ポイント>
- TeNQ5周年×絵本「はらぺこあおむし」誕生50周年記念 「エリック・カールと宙(そら) 展」/6月28日~11月4日に開催
- 「シアター宙(ソラ)」/3本のプログラムを随時上映中
- TeNQ宇宙ストア/入館しなくても入れるショップ
問合先 | 03-3814-0109 |
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住所 | 東京都文京区後楽1-3-61 東京ドームシティ内 黄色いビル6F |
料金 | 一般1800円ほか※ファミリーデーを除く※4歳未満入館不可 |
東武博物館(東京都/墨田区)
とうぶはくぶつかん
東武鉄道の歴史や文化を貴重な車両や資料で紹介
鉄道やバスなど身近な交通機関の展示を通して、東武鉄道の歴史や役割を紹介。蒸気機関車をはじめ、実際に活躍していた実物車両12両など、貴重な資料を展示。なかでも、蒸気機関車の車輪が回転する迫力あるSLショーや、180両の模型電車が走るパノラマショーは必見。その他、駅を通過する電車の轟音、振動を体感しながら台車部分を至近距離で観察できるウォッチングプロムナード、フルハイビジョン映像でリアルな運転体験ができるシミュレーションなどがあり、体験しながら東武鉄道について学べる。
東武鉄道の一日を紹介する模型電車の大パノラマショー
5号蒸気機関車のSLショー
<イベント・体験など注目ポイント>
- 「5号蒸気機関車」「6号蒸気機関車」は明治31年に輸入された12両のうちの2両
- 東向島駅のホーム下に位置する「ウォッチングプロムナード」からは、実際に走っている電車を至近距離から観察できる
- 夏休みイベント「紙アプリで遊んじゃおう!」/7月20日(土)~8月12日(月・祝)
問合先 | 03-3614-8811 |
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住所 | 東京都墨田区東向島4-28-16 |
料金 | 大人200円 小人(4歳~中学生)100円 ※団体(20名様以上)割引あり |
地下鉄博物館(東京都/江戸川区)
ちかてつはくぶつかん
地下鉄の歴史から最新技術まで学習できる
東京メトロ東西線葛西駅の高架下にある参加型ミュージアム。地下鉄の歴史や地下鉄はどのようにできるのかなど、地下鉄に関して楽しく学ぶことができる。運転士の体験ができるシミュレーターが大人気。実際に走っていた昔の車両にも乗ることができる。
国の重要文化財に指定されている日本初の地下鉄車両「1001号車」
昭和29年、丸ノ内線池袋~御茶ノ水間の開業にあわせて製造された「301号車」
<イベント・体験など注目ポイント>
- 電車として初めて国の重要文化財に指定された1001号車両を展示
- 「総合指令体験スペース」では、たくさん走る電車をスムーズに運行するための指示を出す仕事を体験できる
- 「ミュージアムショップ」では、ここでしか買えない「ちかはくオリジナルグッズ」が並ぶ
問合先 | 03-3878-5011 |
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住所 | 東京都江戸川区東葛西6-3-1東京メトロ東西線葛西駅高架下 |
料金 | 高校生以上210円、4歳~中学生100円 |
JAL工場見学 ~SKY MUSEUM~(東京都/大田区)
じゃるこうじょうけんがく すかいみゅーじあむ
空のお仕事やJALの歴史に触れる
本物の飛行機を間近で見られる見学を実施。まずは、羽田空港や飛行機の説明を航空教室で。次の展示エリアでは、航空会社の仕事の紹介や歴代客室乗務員の制服の展示、JALの歴史紹介など、各コーナーを自由に見学。ここでは制服体験コーナーがあり、写真撮影もできる。最後の格納庫見学では、整備中の飛行機を見ながらの解説に加え写真撮影も。格納庫前の滑走路を離着陸する飛行機は迫力満点だ。
格納庫見学
制服体験コーナーで写真撮影
<イベント・体験など注目ポイント>
- 航空教室では映像や画像を用いて航空機について学べる
- 格納庫見学は機体を背にして記念撮影をしたり、整備中の航空機を間近に見学もできる
住所 | 東京都大田区羽田空港3-5-1 JALメンテナンスセンター |
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料金 | 入館無料 |
対象者 | 見学対象者は小学生以上、小学生未満入場不可 |
予約 | 予約方法:インターネット予約のみ(予約制) 予約開始日:見学日の6カ月前の同一日 9:30より受付 詳細は公式サイト参照 |
多摩六都科学館(東京都/西東京市)
たまろくとかがくかん
科学に親しみ遊びながら学べる
ギネスに認定されたプラネタリウムと「チャレンジ」「からだ」「しくみ」「自然」「地球」の5つの部屋に分かれた展示室。プラネタリウムは世界最大級の大きさを誇るドームに世界最多の約1億4000万個の恒星を映し出す。工作や実験、観察などができるプログラムを毎日開催。
自分の頭と体を使って「科学する」体験ができる「チャレンジの部屋」
展示室内4つのラボではスタッフとコミュニケーションをとりながら、科学のおもしろさを発見
<イベント・体験など注目ポイント>
- 2019年夏休み「夏の特別企画展 ロクト大昆虫展 2019」では、昆虫標本作り教室も開催/7月13日~9月1日開催 ※7月16日~19日を除く
- キッズプラネタリウム「ペガロク きまぐれ宇宙旅行!」/8月1日から開催
- プラネタリウムは約1億4000万個の恒星を映し出す
問合先 | 042-469-6100 |
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住所 | 東京都西東京市芝久保町5-10-64 |
料金 | 入館券(展示室)大人500円、小人(4歳~高校生)200円、観覧付入館券(展示+プラネタリウムまたは大型映像を1回)大人1000円、小人400円、セット券(展示+プラネタリウム1回+大型映像1回)大人1400円、小人500円 |
ギャラクシティ(東京都/足立区)
ぎゃらくしてぃ
遊ぶ!体験する!キッズのための施設
子どものための体験型複合施設。遊びや体験を通して、子どもたちの夢や希望を育んでいく。日本最大級のネットジム「スペースあすれちっく」などのアクティブ系やものづくり体験施設などが揃う。工作などのワークショップも毎日開催。プラネタリウムや星空映像が美しい「まるちたいけんドーム」も見逃せない。
ディノ・レース!&クラフト!自分の体を使って恐竜を操り、レースに参加しよう
まるちたいけんドーム画像。星空の他、大型映像作品やコンサートも楽しめる
<イベント・体験など注目ポイント>
- 2019年夏休み「ディノ・レース!&クラフト!」/8月6日~14日、19日~21日開催。恐竜ペーパークラフトが大画面で動き出す!
- スペースあすれちっく/直径17m、高さ10m、3階建ての日本最大級のネット遊具でおもいきり体を動かそう
- まるちたいけんドーム(プラネタリウム)/東京23区内最大級のプラネタリウムで迫力満天の宇宙世界を体験。大型映像作品なども
問合先 | 03-5242-8161 |
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住所 | 東京都足立区栗原1-3-1 |
料金 | 入場無料、まるちたいけんドーム(プラネタリウム)観覧料大人500円、小学・中学・高校生100円、未就学児無料(座席を使用する場合は100円) |
東京都江戸東京博物館(東京都/墨田区)
とうきょうとえどとうきょうはくぶつかん
江戸・東京の歴史と文化がわかる場所
テーマは“江戸・東京の歴史と文化” 。「江戸博」の通称で親しまれている。実物大の日本橋や芝居小屋、当時の町並みなどの模型が見られる。3階でチケットを購入しエスカレーターで6階へ。常設展示室は、6階に江戸ゾ-ン、5階に江戸ゾーンと東京ゾーンがある。期間限定の特別展や企画展も随時開催され人気になることも多い。
江戸初期の日本橋北詰付近の町人地の様子を再現
新宿のヤミ市の模型は、奥行きのある展示がおもしろい
<イベント・体験など注目ポイント>
- 2019年夏休み 芝居小屋・中村座の前で落語による怪談/7月19日~8月30日の毎週金曜18時30分~
- 「江戸ゾーン」エリア/壮大なジオラマ模型はもはや芸術
- 「東京ゾーン」エリア/明治から現代までの歴史を学びながら体験
問合先 | 03-3626-9974 |
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住所 | 東京都墨田区横網1-4-1 |
料金 | 入館600円(特別展は展覧会により異なる) |
江戸東京たてもの園(東京都/小金井市)
えどとうきょうたてものえん
30棟の歴史的建造物を移築・保存・展示
都立小金井公園内に位置し、江戸東京博物館の分館として設けられた野外博物館。江戸東京の歴史を物語る歴史的建造物を都内各地から移築・復元している。交番、銭湯、商家などの建物が30棟建ち並ぶ。園内を歩けば、まるでタイムスリップしたかのような気分を味わえる。季節毎に様々なイベントも催されているため、いつ訪れても楽しめるのも魅力。
日本の近代建築家前川國男の自邸
銭湯、商家などが建ち並ぶ下町中通り
<イベント・体験など注目ポイント>
- 2019年夏休み 「夜間特別開園 下町夕涼み」/8月3・4日15時~20時30分開催、開園は9時30分~、最終入園は~20時)
- 「旧自証院霊屋」「前川國男邸」「小出邸」「三井八郎右衞門邸」/東京都の文化財指定を受けている
- 「デ・ラランデ邸」/なかにはカフェがあり、テラスからは木々を眺めることも
問合先 | 042-388-3300 |
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住所 | 東京都小金井市桜町3-7-1 都立小金井公園内 |
料金 | 大人400円、65歳以上200円、大学生320円、中・高校生200円、都内在学・在住の中学生および小学生以下無料 |
東京おもちゃ美術館(東京都/新宿区)
とうきょうおもちゃびじゅつかん
おもちゃで遊びながら学べる空間
おもちゃに“親しみ・創り・遊べる”コンテンツが揃う美術館。「グッド・トイてんじしつ」「おもちゃのもり」「おもちゃこうぼう」「ゲームのへや」などで遊びながら学べる。
ごっこハウス・ごっこショップ・ごっこファームなどの”ごっこ3部作”がある「おもちゃのまち きいろ」
日本各地の職人さんが作った木のおもちゃが勢ぞろいした「おもちゃのもり」
<イベント・体験など注目ポイント>
- 「てづくりおもちゃこうぼう」ではおもちゃコンサルタントによる手作りおもちゃ作り教室を開催
- 「赤ちゃん木育ひろば」は0歳~2歳の赤ちゃんがおもちゃでのびのび遊ぶ事のできるスペース
- 「グッド・トイ展示室」には、グッド・トイ・アワードを受賞したおもちゃが勢ぞろい
問合先 | 03-5367-9601 |
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住所 | 東京都新宿区四谷4-20 四谷ひろば内 |
料金 | 入館料:おとな(中学生以上)800円、シニア(65歳以上)500円、6ケ月~小学生500円、おとなこどもペア券1200円、6ケ月未満無料 |
長谷川町子美術館(東京都/世田谷区)
はせがわまちこびじゅつかん
“サザエさん通り”にある美術館
長谷川町子先生が戦後から晩年まで過ごした桜新町にあり、駅から美術館までの道は“サザエさん通り”と呼ばれる。長谷川町子が収集した美術品のほか、『サザエさん』『いじわるばあさん』など、1万点を超す漫画原画から季節やテーマにあった作品を展示。サザエさんのアニメ上映や磯野家の間取り模型など、ファンには見逃せないアイテムも揃う。館内の売店ではオリジナルのサザエさんグッズを販売しており、クリアファイルやハンカチが人気。毎年夏にはアニメサザエさん展を開催。
磯野家の間取り模型。ワカメやタラちゃん、フネさんたちの姿が見える©長谷川町子美術館
横山大観などの作品約800点から収蔵コレクション展を随時開催
<イベント・体験など注目ポイント>
- 収蔵コレクション展は年に数回開催され、毎回テーマに沿った作品を展示
- サザエさんグッズを売店にて販売
問合先 | 03-3701-8766 |
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住所 | 東京都世田谷区桜新町1-30-6 |
料金 | 大人600円、高・大学生500円、小・中学生400円 |
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。