沼津港深海水族館へ行ったらランチはここで！ その他周辺おすすめスポットも

「港八十三番地」の入口。門の両脇に「浜焼き しんちゃん」と「朝獲れ回転寿司 活けいけ丸」がある

「沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム」は「港八十三番地」内のスポット。水族館で深海生物や貴重な展示を堪能したら、ランチやティータイムは「港八十三番地」のお店でいただくのがおすすめだ。9つの飲食店があり、親子カフェや深海魚を味わえる店などバラエティ豊か。
さらに、プラスアルファのお楽しみとして、深海魚をシューティングするアトラクション、遊覧船、魚市場などもすぐ近くにあるので、このエリアだけでまる1日過ごせる。「沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム」とあわせて“沼津のみなと”を家族で満喫しよう。

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【1】「港八十三番地」全店紹介！ キッズ＆親子におすすめはここ

「港八十三番地」には「沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム」のほかに、9つの飲食店と土産店、観光案内所、シューティングアトラクションがある。コンセプトは“駿河湾を味わう街”で、ファミリーにうれしい親子カフェのほか、深海魚バーガーの店、深海魚を焼いて食べる店、富士山が見えるカフェ、駿河湾の魚介を味わう回転寿司やイタリアンと、ここだけで駿河湾の名物を存分に楽しむことができる。

「港八十三番地」の入口にある門

なお「港八十三番地」内の飲食施設では「沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム」のチケットを提示すれば10％割引に！ これはぜひ利用したい。ちなみに「沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム」は、当日であれば何度でも再入館OKだ。

門をくぐると“沼津港”と書かれた大きな提灯が

では「港八十三番地」すべての店を紹介しよう。まずは、キッズ＆親子のランチやティータイムにおすすめの店から。

地面にタイルのシーラカンス。「PORT83」つまり「港八十三番地」のことだ

港八十三番地

みなとはちじゅうさんばんち

子どもは遊べて親は休める「親子カフェ Nautilus」

●親子カフェ Nautilus

おやこかふぇ　のーちらす

小学校低学年以下のキッズがいる家族連れにはここがイチオシ。子どもは遊具で遊べて、親は座席でそれを眺めながらひと休みできる。飲食は「港八十三番地」内の食事処の代表メニューをオーダー可能。おこさまセットやおこさまカレーライス580円、オムライス680円、うどん580円といったキッズ向けメニューもある。

おこさまセット680円は、チキンライスやエビフライ、ポテトといったキッズ大好きメニューが揃う。写真提供：佐政水産（株）

店内には、やわらかい素材のアスレチック遊具や小さい子向けのスペースもある

すべり台やボールプールなどで子どもたちは夢中で遊んでいる

子ども用のブランケットやまくら、ぬり絵や絵本などもあり自由に使用できる

お子様フォーク、お子様スプーン、茶碗はもちろん、麺カッターやフードカッター、マッシャー＆ヌードルカッターといった食器まで揃っている

おむつ交換専用スペース。1枚50円でおむつも販売している

深海魚バーガーなどフィッシュ系が豊富「沼津バーガー」

●沼津バーガー

ぬまづばーがー

深海魚バーガーなどのフィッシュバーガーが豊富に揃うハンバーガーショップ。フィッシュバーガーだけで、深海バーガーのほか、深海サメバーガー700円、金目鯛バーガー770円、まぐろバーガー520円、深海サバメンチバーガー670円、あじフライバーガー460円、サーモンバーガー480円となんと7種！

左は深海魚バーガー700円。白身でふわふわの食感が美味の深海魚メギスとキャベツ、チーズ、そして特製ソースを使用している。右は人気のサイドメニューで、イカのすり身の中にピリ辛のタコが入ったイカタコナゲット 5個入り390円。なお、奥に見えているのは、店のオリジナルキャラクター“駿河うみ”ちゃん

静岡県の名産・三ヶ日みかんのシロップをベースにした、三ヶ日みかんソフト360円。濃厚なのに後味すっきりの朝霧高原牛乳ソフト360円も人気がある

オリジナルキャラクターのグッズも店内で販売している。

A4クリアファイルと缶バッヂともに、1枚200円、3種セット500円。“駿河うみ”ちゃんは、16歳のちょっと不思議ちゃん、とのこと

ここでしか食べられないハンバーガーも多いので気軽に入ってみよう

深海魚を焼いて食べられる「浜焼き しんちゃん」

●浜焼き しんちゃん

はまやき しんちゃん

沼津港で水揚げされた魚介類や駿河湾の深海魚を、自らコンロで焼いて食べられる店。深海魚は自社工場独自の冷凍技術“プロトン凍結”により、鮮度を保ったまま保存。1年中おいしく味わえるとのこと。深海魚以外のメニューは、ホタテ・ハマグリ・サザエのとりあえず貝3種盛り1100円や、ランチ限定の贅沢浜焼き定食1480円などがおすすめだ。

駿河湾深海おまかせ盛り1480円は、金目鯛、デン×2、メギス×2、メヒカリ×2、深海エビのセット

これを自分で焼く。トングで深海魚をコンロへ。片面を数分焼いて、もう片面をまた数分焼く。どのくらいが適当か店員さんに聞いてみれば大丈夫

焼き上がり！ 深海魚はとっても身がやわらかいので、身をとってあげれば子どもでも食べやすい

店は「港八十三番地」入口の門の左にあり、とてもわかりやすい。店内にはキッズコーナーもあり、子ども連れにも安心だ

手前がキッズコーナー。ぬいぐるみや本、おもちゃが置いてある

ランチタイムは混雑することが多いので、少しはずすのがベター

富士山を見ながらひと休み「LOCO MARINO COFFEE」

●LOCO MARINO COFFEE

ろこ　まりーの　こーひー

1・2階それぞれのテラス席から、天気のいい日には富士山が見えるカフェ。「ジャパンバリスタチャンピオンシップ」で2017年・2019年と二度優勝した石谷貴之氏プロデュースの店で、落ち着いたおしゃれな雰囲気だ。ロコマリーノブレンドコーヒー450円のほか深海魚スムージーや静岡抹茶スムージー480円なども人気がある。

右が深海スムージー550円。深海をイメージしたブルーとホワイトは、青いハーブティー“バタフライピーティー”と塩レモンのコラボとヨーグルトによるもの。さっぱりした味でのどごしがいい。左は、甘党におすすめの戸田塩キャラメルスムージー520円

ちょっとティータイムというときに便利で、ファミリーには1・2階のテラス席や2階のソファー席がおすすめ。

この日は天気がよく、2階のテラス席より富士山が見えた

2階のソファー席。グループや家族にピッタリの空間

「港八十三番地」でも少し静かなエリアにある店

深海魚をシューティング「THE DEEP SEA WORLD」

●THE DEEP SEA WORLD ～深海王国～

ざ　でぃーぷ　しー　わーるど　～しんかいおうこく～

「沼津港深海水族館 シーラカンス・ミュージアム」に隣接した場所にある深海魚のシューティングアトラクション。2人乗りの探査ポッドに乗って、レーザー銃でメンダコやシーラカンスといった24種の深海生物を狙ってシューティング。最後に、どれだけ捕獲に成功したかがわかるカードをもらえる。

「THE DEEP SEA WORLD ～深海王国～」のイメージ画像

捕獲対象の深海生物リストが外にあるので、アトラクション体験前に見ておくとより楽しめる

水族館で深海生物のことを学んだあとに体験すれば楽しみ倍増

まだある「港八十三番地」の 回転寿司や海鮮丼など6店舗

●朝獲れ回転寿司 活けいけ丸

あさどれかいてんずし いけいけまる

沼津港で水揚げされた魚介類を味わえる回転寿司店。地産地消にこだわり朝獲れの新鮮なネタを楽しめるほか、金目鯛や深海魚のメニューもある。本日の深海魚三昧480円、金目鯛三昧680円、メヒカリ唐揚げ380円など。

平日限定のセットメニュー、沼津港づくし1860円は豪華寿司と味噌汁付き。写真提供：佐政水産（株）

店内に大きく書かれた“金目鯛”“生しらす”“ゆめかさご”などのメニューが店のウリ

「港八十三番地」入口の門の右側にある店

●海鮮丼 佐政

かいせんどん さまさ

佐政水産直営の海鮮丼専門店。深海丼のほか、駿河湾産しらす桜えび丼1580円、駿河丼1590円、そして石焼き海鮮丼の釜揚げしらすとチーズ丼1300円、富士山サーモンと明太チーズ丼1300円と、魅惑のメニューが揃う。ミニ海鮮丼も何種かあるので食べ比べも可能だ。

深海魚がたっぷり入った深海丼2390円。写真提供：佐政水産（株）

朝、競り落とした新鮮な地魚を海鮮丼で味わえる店

●カフェ Latimeria

かふぇ　らてぃめりあ

「海鮮丼 佐政」に隣接。沼津ならではのメニューが揃う店で、テイクアウトできるワンハンドフーズやドリンクも豊富だ。富士山サーモンサンドや沼津産深海エビの唐揚げ、沼津産深海魚メヒカリの唐揚げなどがあり、いずれも500円。沼津焙煎コーヒー M250円も美味。

沼津産 鯖サンド500円は沼津のしめ鯖を使用。写真提供：佐政水産（株）

店名の「Latimeria」はシーラカンスの種類で唯一の現生属のこと

●Italian restaurant PORTUS

いたりあん　れすとらん　ぽるとぅす

沼津港で水揚げされた魚介を使った料理やイタリアの郷土料理を味わえる店。1階は光が差し込む開放的なフロア、2階には水槽がある個室も用意している。

贅沢な魚介まるごとアクアパッツァ 時価や、漁港のペスカトーレ 1800円など。コース料理もある。写真提供：佐政水産（株）

1階フロアの入口。落ち着いた雰囲気の店だ。テラス席もある

イタリアンマエストロの称号をもつ石崎幸雄氏が料理監修している店

●Bakery La Torretta

べーかりー　ら　とれった

「ポルトゥス」の隣にあるのが、テイクアウト専門のベーカリーだ。沼津港の魚介を使った惣菜パンやイタリアの最高小麦使用のバケットなどを販売。パンは工房一体型の店内で毎日手作りしている。

沼津産メギスのフライサンド350円。深海魚メギスのフライとタルタルソースの相性がピッタリ

ズラリと並ぶパンでファミリーに人気なのは、キーマカレーパン200円、練乳スティック200円など

カフェとイタリアンの店とデザインを揃えたような、白を基調にしたおしゃれな建物

●海産物・土産 港八十番地横丁

かいさんぶつ・みやげ みなとはちじゅうばんちよこちょう

海産物と沼津の定番みやげを販売している店。駿河湾深海魚の丸干しや伊豆金目鯛の煮付け、静岡限定のお菓子などが人気だ。

この建物の奥に「親子カフェ Nautilus」がある。建物横にはベビーカー置き場も

●観光案内コーナー

かんこうあんないこーなー

観光案内のパンフレットなどが置いてあるほか、コインロッカー200～400円と銀行ATM、それと、直接つながるタクシー呼出電話（通話無料）も置いてある。

建物は「港八十三番地横丁」の向かいにある

【2】カモメのエサやりも楽しい「沼津港遊覧船 千鳥丸」

さて「港八十三番地」以外の立ち寄りスポットも少し紹介しよう。まずは「港八十三番地」のすぐ近くに乗り場がある遊覧船。特に、天気のいい日はぜひ乗ってほしい、家族におすすめの船だ。千鳥観光汽船の沼津港周遊コースで、通常は約30分のクルージングを楽しめる。

定員97名の遊覧船。イルカをデザインした可愛らしい船だ

船内のアウトドアエリア。インドアエリアもあるが天気がよければ、ぜひこちらで

何が家族におすすめかというと、なんといっても第一は、美しい富士山と駿河湾の絶景をが楽しめること。それと、カモメのエサやり（エサ100円）が、子ども連れには大きなポイントだ。すごい勢いで船のあとを追いかけてくるカモメたちへのエサやりは、キッズのテンションが上がること間違いなし。

エサは“かっぱえびせん”。カモメたちは船が出発した瞬間から周囲を飛び回る

かっぱえびせんをちぎって投げてあげれば、カモメたちは上手に食べる。その妙技を見るのもお楽しみ

そうこうしているうちに、高さ約30ｍある大きな水門の下をくぐって駿河湾へ

くぐったのは、沼津港大型水門「びゅうお」。水門上部には展望施設がある。料金は大人100円、小・中学生50円、未就学児無料

駿河湾に出たあとは、沼津御用邸記念公園あたりまで進んで沼津港を周遊。常に見える富士山と駿河湾の青が見事だ

船の最後尾より、富士山と駿河湾とカモメ

天気がよければ海は穏やかでほぼ揺れず快適に過ごせる

乗り場は「港八十三番地」のすぐ近く。チケット売り場のうしろにも富士山が見えている

沼津港遊覧船 千鳥丸

ぬまづこうゆうらんせん ちどりまる

【3】周辺には食堂街やおみやげ店多数！ 魚市場もあり

沼津港は海鮮・魚介関係の店や食堂が目白押し。時間があれば、店が集合した2つのエリアと、沼津港の中心である魚市場にも立ち寄ってみよう。

沼津みなと新鮮館

ぬまづみなとしんせんかん

道路をはさんで「港八十三番地」の向かいにあるのが、沼津港グルメ街「沼津みなと新鮮館」。館内には、食事処4店、お土産処9店の計13店舗が軒を連ねるスポットだ。食事処は、食堂・干物「あじや」や「港食堂」など、お土産店は「えび伝」や「まぐろの魚栄」など。

スポット詳細･MAPはるるぶ&more.へ

駿河湾を目の前に望む建物内に、駿河近郊の有名店が集結

いか姿焼きせんべい480円が名物の、まるごとせんの「えび伝」。各種えびせんべいが揃う

沼津港食堂街

ぬまづみなとしょくどうがい

「港八十三番地」からつながるように食堂街が続く。この周辺のことを「沼津港食堂街」と呼んでいる。食事処が40店近く、お土産処が約20店、そのほか数店舗を含めて合計60店舗が並ぶ一大グルメエリアだ。

沼津駅や観光案内所などに置いてある「ぬまづみなとまっぷ」を参考に歩いてみよう。目印はこの看板のキャラクター“ぬまづみなとのせんたくん”

「港八十三番地」そばの店「沼津深海プリン工房」の深海プリン430円。まろやか味のプリンの上にラムネのジュレをのせている。下に行くほど濃くなるのが、まさに深海

沼津魚市場INO

ぬまづうおいちばいーの

沼津魚市場に見学通路や展望デッキ、食堂などがある「INO」。見学通路からは卸売場の様子などを見学、屋外にある展望デッキからは、駿河湾や富士山を見ることができる。食堂街の「INO魚食館」には「沼津魚市場食堂」「廻転鮨 うお亭」「「HawaianFood’sTONY’S」の3店があり、どこも新鮮な海鮮を味わえる。

「INO」とは、ギリシャ神話に登場する、男たちの航海を見守ってきた女神のこと

活魚売場の様子。早朝から活気あふれるシーンを見られる

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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