
淡路島西海岸にある自然体験型ミュージアム「AWAJI EARTH MUSEUM」(以下、淡路アースミュージアム)を詳しくレポート!淡路島の環境を活かしたGARDENで子どもと自然観察をしたり、体験プログラムに参加したり、地産地消にこだわったランチやスイーツも楽しめます。北淡震災記念公園内にあるため、SHOPには特産品のほかに非常食もずらり。
淡路島の自然体験型ミュージアム

「淡路アースミュージアム」があるのは兵庫県淡路市北部の西海岸エリア。「HELLO KITTY SMILE(ハローキティスマイル)」やオーシャンビューが楽しめるレストラン「オーシャンテラス」など観光スポットが点在する、淡路島でも特に人気のエリアに位置します。

画像はイメージです
2025年3月20日、淡路アースミュージアムは北淡震災記念公園内にオープンしました。園内には四季折々の草花が楽しめるGARDEN、地産地消にこだわったCAFE、淡路島産のお土産などが買えるSHOPが併設されています。(入館無料)
所要時間は?
GARDEN散策やSHOP、CAFEのみの利用であれば1時間から1時間30分ほど。PLAYROOMで遊んだり、読書をしたり、GARDENで草花や虫探しをしたり、たっぷりと遊びたいのなら2時間から3時間ほど見ておくとよさそうです。
アクセス方法は?
アクセスは、公共交通機関を利用する場合、JR大阪駅から電車とバスで約95分、JR三ノ宮駅からは電車とバスで70分ほどです。JR舞子駅または山陽電鉄舞子公園駅から高速バス(高速舞子)乗り場まで徒歩約8分、約35分乗車し、施設内のバス停「北淡震災記念公園下」下車、徒歩約4分です。
車の場合、神戸・姫路方面からは神戸淡路鳴門自動車道淡路ICから一般道で約20分、四国方面からは神戸淡路鳴門自動車道北淡ICから一般道で約10分。駐車場(乗用車約200台)は無料で利用できます。
赤ちゃん向け設備は?

「淡路アースミュージアム」内には、授乳室とおむつ交換台があります。

授乳室には粉ミルク用のお湯も用意されていました。オープンしたばかりの施設なので、中もとても綺麗です。
四季折々の植物を鑑賞できるGARDEN

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野島断層保存館に隣接する「淡路アースミュージアム」。コンセプトの「自然にあそび、地球を感じる」にあるように、自然を身近に感じられるツールや自然体験プログラムが用意されているので、自然の中でのんびり過ごしたいファミリーにおすすめです。
GARDEN内には、施設で使用するエネルギーの一部を生み出すS字型の太陽光発電パネルが設置され、井戸水や雨水を活用したビオトープやレインガーデンがあるなど、SDGsについて家族で考えるきっかけにもなりそうです。
EARTH LOUPEで子どもと自然観察!

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約1000㎡あるGARDENのコンセプトは「自然になずさう」。「なずさう」とは、「親しむ」「なじむ」という意味があり、自然を身近に楽しめるような空間づくりを大切にしています。GARDEN内にはハーブ、クヌギやコルクガシなどの有用植物を中心に四季折々の草花が植栽されています。

GARDEN散策の際には、インフォメーションカウンターで無料配布されているセルフ型アクティビティツール「EARTH LOUPE(アース・ルーペ)」をぜひ活用しましょう!真ん中に穴が空いているので、紙に書いてある草花を探したり、空を覗き込んでみたり。ルーペのように穴が空いていることによって見たいものに集中できるため、いつもとは違う新しい発見があるかも。

EARTH LOUPEは全部で4種類。植物や空などの豆知識も載っていて、大人が読んでもおもしろいんです。

小さな子どもも楽しめるツールなので、GARDEN内を散策するときに、ぜひ役立ててみてください。
秋・冬用にも、4種類が用意されるそうなので、季節ごとに訪れて楽しみたいですね。
自然体験プログラムも続々登場予定

「淡路アースミュージアム」では、子どもも楽しめるコミュニティ型の自然体験プログラム「みみずっこ」をこれから開催予定とのこと。アカマツを使って火おこしをしたり、GARDEN内にある植物を使っておもちゃ作りをするなど、家族連れにおすすめのプログラムが今後、続々と登場するそうです。

詳細は公式サイト等で発表するそうなので、興味がある方は要チェックです!
雨の日でも遊べる!屋内のPLAYROOM
2025年4月以降にオープン予定のPLAYROOM。屋内にありながらも野外のような雰囲気で滑り台や塗り絵が楽しめるスペース、元押し入れをリノベーションした秘密基地を思わせる図書館もできるのだとか。ベンチの棚には自然に関する本や子どもに人気の絵本を取り揃えるようなので、本好きの子どもも喜びそうですね。
地産地消の料理が楽しめるカフェ

CAFEでは地産地消にこだわり、地元淡路島の食材をふんだんに使ったメニューがラインナップ。

クロワッサンや白パン、スコーンなどパンの種類も豊富
ランチ(11~14時、13時30分LO)には7種類から選べるパスタ、焼きたてパンのビュッフェ、新鮮野菜のサラダビュッフェの「ランチセット」1800円がいただけます。

シャキシャキの新鮮な野菜はどれもおいしく、ぱくぱく食べられます。

「北坂養鶏場の卵を使ったドロっとプリン」680円
CAFE(11~16時、15時30分LO)にはスイーツメニューが提供されます。「北坂養鶏場の卵を使ったドロっとプリン」は、カップに入った状態で提供されます。

器をひっくり返して添えられた旗をカップの底に突き刺して、そっとカップを持ち上げれば…

一瞬でお皿が華やぎます!
きれいに中身がお皿の上に出てくるというパフォーマンスも楽しい逸品です。なめらかな舌触りで、ぷるんぷるんのプリンを堪能してみて。

「竹炭を使った黒いドロっとプリン」680円
泥や土が淡路島の風土の特徴です。CAFEでは、ドロっと感のあるスイーツやフードメニューがたくさんありますよ!

野島断層保存館に隣接していることもあり、淡路島チーズ工房とコラボ開発した「地層・バスクチーズケーキ」950円や「ティラミス地層パフェ」780円など「地層シリーズ」と題したスイーツメニューも。GARDENで遊んだあと、おやつを食べに訪れるのもおすすめです。

チーズ作成時の上ずみを活用したホエイドリンクも(600円~)
ドリンクは「果汁100%オレンジジュース」300円~と、小さな子どもから楽しめる充実のラインナップ。なかでも「AWAJISHIMAチーズ工房」でできるホエイをアレンジしたホエイドリンクはぜひ味わってほしい一品です。さっぱりとした飲み口で、スイーツと一緒にどうぞ。
特産品や非常食も買えるSHOP

帰る前には館内のSHOPに立ち寄って、お土産探しをしませんか。

「淡路島ばぁむ」各739円
「淡路アースミュージアム」のSHOPには、淡路島産の青果やスイーツ、調味料、地ビールなどさまざまな商品が取り揃えられています。

新鮮な野菜も販売されている

特徴的なのは、缶詰やレトルトパック商品の品揃えも豊富な点。北淡震災記念公園内の施設ということもあり、震災に関連して災害時に役立つおいしい非常食も販売しています。

パッケージがオシャレな缶詰も多い

キッズ向けのレトルト商品も
2025年は阪神・淡路大震災から30年という節目の年。日頃の防災意識をもつきっかけにもなるので、家族でいろいろな商品をチェックしてみるのもいいかもしれませんね。

廃校になった淡路島の学校から持ってきた机やイスを再利用するなど、環境負担の少ない施設づくりにもこだわっている「淡路アースミュージアム」。園内からは瀬戸内海を一望することもできるので、日常から離れて景色を眺め、家族でゆっくりと過ごすひとときを持つのもいいでしょう。
AWAJI EARTH MUSEUM
住所 | 兵庫県淡路市小倉173番3 北淡震災記念公園内 |
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料金 | 無料 |
営業時間 | 9~17時 SHOP:9~17時、CAFE:11~16時(15時30分LO)※ランチ:11~14時(13時30分LO) |
定休日 | 不定休 ※公式サイトと公式SNSでチェック |
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