茨城県龍ケ崎市は、県の南部にあります。2020年3月14日に、市内を走るJR東日本常磐線「佐貫駅」が「龍ケ崎市駅」に改称されたことでも話題になりました。
そんな龍ケ崎市は「子育て環境日本一」を目指していて、子どもとたっぷり遊べる乗り物スポットが盛りだくさん。鉄道だと東京駅から60分、千葉県の柏駅から20分で到着、車でも柏や松戸から国道6号で気軽に行ける距離なので、実はとっても遊びに行きやすいんです!
ママ鉄タレントとして活躍する鈴川絢子さんと、長男のちっくんこと常陸(ひたち)くんが市内の魅力を紹介してくれました。さてさて、どんなスポットがあるかな?
※この記事の取材日は10月下旬です。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、マスク着用などの感染予防対策をしたうえで、お出かけください。
掲載内容は取材時点の情報に基づきます。
外出自粛要請などが出た場合は各スポットが臨時休業、または一部利用不可となる場合があります。営業状況や再開の予定などは、各施設にご確認ください。
鈴川絢子さん(すずかわ あやこ)
1991年3月25日生まれ。千葉県出身。二児の母。NSC東京16期生。趣味の鉄道関連の情報を発信するYouTube公式チャンネルは85万人を超える登録者を集め、TV、イベントなどにも出演するYouTuberでもある。著書に「鉄分多め。~関東編~」(ヨシモトブックス)、「鈴川絢子とちっくんの東京電車さんぽ」(JTBパブリッシング)がある。
龍ケ崎市駅に到着!まずは関東鉄道「まいりゅう号」に乗ってみよう
龍ケ崎市駅に到着した鈴川さんとちっくん。まずは乗り入れ駅である、関東鉄道竜ヶ崎線の佐貫駅から竜ヶ崎駅へ。
どんなスポットがあるかな?
関東鉄道竜ヶ崎線には「まいりゅう号」が走っています。車両のラッピングは、市内の中学生のデザインをもとに作成されたのだそう。
市のキャラクターであるまいりゅうや、ご当地グルメで人気の龍ケ崎コロッケ、うな丼(龍ケ崎市はうな丼発祥の地なんです!)など市内の魅力が全面イラストになっています。鈴川さんも「かわいい!」ととっても楽しそうでした。
乗車するとビックリ。
つり革が全部コロッケになっています!
車両のなかにひとつだけハート型のつり革があるのを、ちっくんが見つけてくれました。遊び心たっぷりの車内です。
緑豊かな景色が気持ちいい!
入地(いれじ)駅を越えて、7分の鉄道旅の終点は竜ヶ崎駅。駅前はレトロでありながらも綺麗で西洋風でもある、とてもいい雰囲気でした。鈴川さんとちっくんは、ここから龍ヶ岡公園に出発します。
山の斜面につくられた滑り台が爽快!景色もすごい龍ヶ岡公園
龍ヶ岡公園でまず目に入るのが、大きな山と、斜面に沿って作られたながーい滑り台。
アスレチックは全体が繋がっていて、坂を駆けたりトンネルをくぐったり、鉄の階段をとびとびで越えたりと、遊びごたえたっぷりの遊具です。ラストの滑り台は山の斜面を利用して作られているので、しっかり傾斜がついています。
滑り口から覗くと、高さが伝わってくる!
ちっくんは「意外とはやい!」と大はしゃぎ。このあと元気に階段をかけあがり、4回乗りに行っていました!
芝生の広場があるので、ピクニックシートを敷いて一日遊ぶファミリーも多いのだそう。
公園の中心にそびえるたつのこやまは、階段でのぼることができます。ちょうど中腹のあたりにもぐるりと一周できる道があって、散歩をしている人が沢山いました。
頂上は、360度ぐるりと辺りを一望できる絶景!さっき遊んでいたアスレチックもこんなに小さくなっています。
取材の日は快晴で、筑波山や牛久大仏のほか、なんと東京スカイツリーと富士山が見えていました。
龍ヶ岡公園
問合先 | 0297-64-1111(都市整備部 都市施設課) |
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住所 | 茨城県龍ケ崎市中里3-1 |
料金 | 無料 |
営業時間 | 終日開放 |
定休日 | 無休 |
アクセス | 【公共交通】関東鉄道竜ヶ崎駅からコミュニティバス「東部出張所」下車、徒歩すぐ 【車】圏央道牛久阿見ICから車で約10km約15分 |
駐車場 | あり |
URL |
活躍していたSLの中にも入れる!歴史を感じるなら龍ケ崎市歴史民俗資料館へ
関東鉄道(当時:龍ケ崎鉄道)で活躍していたSLが展示されているということで、鈴川さんとちっくんは龍ケ崎市歴史民俗資料館へ。入口近くに、4号蒸気機関車が展示されています。
このSL展示の嬉しいところは、なんと実際に運転室に乗車できるんです。石炭を投入するボイラーもそのまま残っていて、鈴川さんもちっくんも大興奮!ここで車掌さんごっこをして遊ぶこともできますよ。
先頭にある、円形の扉も開けられます。ここまで見られる展示は珍しいのではないでしょうか。
館内では、昭和41年に製造された「スバル360」の展示も。「てんとう虫」の愛称で広く親しまれた人気の車です。現在は新型コロナウイルス感染予防対策のため中に入って見学することはできませんが、外からでも十分昔の車の雰囲気を楽しめます。
奥の展示室には龍ケ崎鉄道(現:竜ヶ崎線)の歴史を感じさせる駅名標やレール、昔の生活様式や、国選択・県指定無形民俗文化財に指定されている伝統芸能「撞舞(つくまい)」の様子などを見ることができます。
龍ケ崎市歴史民俗資料館
問合先 | 0297-64-6227 |
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住所 | 茨城県龍ケ崎市馴馬町2488 |
料金 | 無料 |
営業時間 | 9時~17時 |
定休日 | 月曜(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12月28日~1月4日) |
アクセス | 【公共交通】関東鉄道竜ヶ崎駅から徒歩20分 【車】圏央道牛久阿見ICから車で約10km約15分 |
駐車場 | あり |
URL |
空から龍ケ崎市を見下ろしちゃおう!竜ヶ崎飛行場でドキドキの遊覧飛行体験
龍ケ崎市は、軽飛行機の拠点でもある飛行場があることでも知られています。
竜ヶ崎飛行場では遊覧飛行もおこなっていて、飛行場一周から横浜方面への遠出まで、全17コースから選ぶことができるんです。ふたりは今回龍ケ崎市周辺を遊覧するコースを体験しました!
セスナ機に乗って、しゅっぱーつ!
セスナ機の中はこんな感じです。
市街地がはるか眼下に。龍ヶ岡公園のたつのこやまも、とっても小さく見えています。別世界にいるような絶景です!
牛久沼は全域が龍ケ崎市にあるのですが、上空から見下ろしても大きい!
まるでミニチュアみたいな関東鉄道竜ヶ崎線とJR常磐線がちょうど通り過ぎていくところや、少し市外へ羽を伸ばして、空からの牛久大仏も見ることができました。ちなみに取材後、ちっくんに「何が一番楽しかった?」と聞くと「飛行機!」と答えてくれました。
竜ヶ崎飛行場
問合先 | 0297-62-1271 |
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住所 | 茨城県龍ケ崎市半田町3177 |
料金 | ツアーによる |
営業時間 | 9時~17時 |
定休日 | なし |
アクセス | 【公共交通】路線バスまたはコミュニティバス 「半田」バス停下車徒歩20分 【車】圏央道牛久阿見IC→約18km約25分 |
駐車場 | あり |
URL |
絶好の撮り鉄スポット!竜ケ崎大橋
最後は、鉄道ビュースポット竜ケ崎大橋へ。ここでは常磐線の線路が綺麗な直線で見ることができます。撮影したりゆっくり眺めたりと、鉄道好きの子にはぜひおすすめ!
常磐線や、特急「ひたち・ときわ」が走ってきます。
偶然通りがかった「イーストアイ」。とってもレアな上に、ふたりが手を振ると警笛を鳴らして返事をしてくれました。ありがとうございます。
竜ケ崎大橋
住所 | 茨城県龍ケ崎市庄兵衛新田町 |
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営業時間 | なし |
定休日 | なし |
アクセス | 【公共交通】JR常磐線龍ケ崎市駅からタクシーで約3km約7分 【車】圏央道牛久阿見IC→約8km約15分 |
駐車場 | なし |
龍ケ崎市駅に戻って、鈴川さんとちっくんのお出かけは終了です。1日たっぷり遊んでもまだ足りない、乗り物スポット盛りだくさんの龍ケ崎市です。休みの日に、ぜひ家族で遊びに行ってみてください。
楽しい乗り物いっぱい 龍ケ崎市に行ってきた/Go! Dragon City!
この日の様子はYouTubeでも!
他にもある!龍ケ崎市内のおすすめスポット
龍ケ崎市森林公園
森林をそのまま活かした公園で、バードウォッチングや森林浴などといった自然を存分に満喫できます。桜の木も多く、満開の景色は見事。たくさんの花見客が訪れます。
園内はアスレチック遊具や芝生広場のほか、バーベキュー広場やキャンプサイト、キャビンハウスやログハウスがあり夏は泊まることもできるんです。遠出しなくても本格的なキャンプができるとあって、ファミリーを中心に幅広い世代に親しまれています。たつのこやまのある龍ヶ岡公園はすぐ近く。両方遊びに行くことももちろんできますよ。
龍ケ崎市森林公園
問合先 | 0297-64-1111(都市整備部 都市施設課) |
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住所 | 茨城県龍ケ崎市泉町1966 |
料金 | 無料(有料施設あり) |
営業時間 | 終日開放(有料施設は別途設定あり) |
定休日 | 無休(有料施設は別途設定あり) |
アクセス | 【公共交通】JR常磐線龍ケ崎市駅からバス「松ヶ丘四丁目」下車 徒歩16分 【車】圏央道牛久阿見ICから車で約8km約15分 |
駐車場 | あり |
URL |
https://www.city.ryugasaki.ibaraki.jp/kurashi/shisetsu/koen/shinrinkoen/2013081500152.html |
牛久沼水辺公園
牛久沼に隣接している公園。のどかで美しい沼の景色を眺め、コスモスなど沼の畔に咲く季節の花や沼に生息している白鳥を間近で観察できる、散歩の人気スポット。また、広場でボール遊びや体を動かす遊び、ピクニックなど思い思いの時間を過ごすのにぴったりです。天気が良ければ筑波山や雄大な夕陽を見られることも。
国道6号側から牛久沼越しに見る美しい夕陽や、年に数日間見られるダイヤモンド富士も必見。
牛久沼水辺公園
問合先 | 0297-64-1111(都市整備部 都市施設課) |
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住所 | 茨城県龍ケ崎市稗柄町 |
料金 | 無料 |
営業時間 | 終日開放 |
定休日 | 無休 |
アクセス | 【公共交通】JR常磐線龍ケ崎市駅から徒歩約1km約13分 【車】圏央道牛久阿見ICから車で約10km約20分 |
駐車場 | あり |
URL |
湯ったり館
龍ケ崎市農業公園「豊作村」の温浴施設です。別名「つるつる素肌の湯」とも呼ばれるやわらかい湯が特徴。大浴場のほか、気泡風呂や露天風呂、薬湯など種類が豊富で、薬湯は季節ごとにイベント風呂を開催しています。家族で泊まれる宿泊室や合宿などで利用できる多目的室もあるほか、特に人気なのが、産直野菜売り場と物産品の販売コーナー。湯ったり館の地元である板橋町の農家が収穫した新鮮野菜や、龍ケ崎の物産品などを販売しています。
さらに、サッカーコート1面が取れる天然芝のグラウンドやピクニックができる芝生広場も。家族連れに人気の「こもれびの森イバライド」から車で約5分という点も魅力です。
湯ったり館
問合先 | 0297-60-1126 |
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住所 | 茨城県龍ケ崎市板橋町440 |
料金 | 入浴:大人(高校生以上)520円、小~中学生310円 宿泊室:大人(高校生以上)4,710円、小・中学生2,620円、幼児2,300円 多目的室:大人(高校生以上)2,620円、小・中学生1,570円、幼児1,250円 |
営業時間 | 平日:10時~22時、休日:9時30分~22時(最終入館21時30分) |
販売時間 | 平日:午前9時30分から売切れ次第終了 土日祝日:午前9時から売切れ次第終了 |
定休日 | 毎月第2・4水曜(祝日の場合はその翌日) |
アクセス | 【公共交通】JR常磐線龍ケ崎市駅からタクシーで約20分 【車】圏央道阿見東ICから車で約12km約20分 |
駐車場 | あり |
URL |
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