2023年10月7日(土)から22日(日)までソニーストア 名古屋で開催中の恐竜展「恐竜ミュージアム ―科学で紐解く恐竜の世界―」。世界初となる脳腫瘍の痕跡が見つかったゴルゴサウルス「ルース」をふくむ20点の恐竜の骨格標本の展示、最先端のCG技術を駆使したリアルな恐竜体験、恐竜と関連する3つのワークショップなど、イベントの見どころを現地取材してきました!
1.白亜紀後期をテーマとした恐竜展
恐竜展「恐竜ミュージアム ―科学で紐解く恐竜の世界―」は、白亜紀後期(約1億年~6600万年前)に存在した幻の大陸、ララミディアが舞台。そこで生きていたとされる恐竜たちの標本展示や、ララミディアにタイムスリップしたかのような迫力のフルCG映像を見ることができます。東海地方で初公開となる展示もあり、恐竜好きの子どもには見逃せない内容となっています。
「恐竜ミュージアム ―科学で紐解く恐竜の世界―」は入場料やすべてのワークショップの参加料も無料。ワークショップで制作、または手に入れたアイテムも持ち帰ることができます。
2.満身創痍のゴルゴサウルス「ルース」を公開!
「恐竜ミュージアム ―科学で紐解く恐竜の世界―」の一番の見どころは世界で唯一、明確な脳腫瘍の跡があるゴルゴサウルス、通称「ルース」の全⾝⾻格標本です。大型肉食恐竜のなかでも、化石が多数見つかっているゴルゴサウルスですが、今回、展示される「ルース」は、全⻑7m×⾼さ3mの大きさで、⼩さい指先、尾の先端部などの体の細かなところまで驚くべき完全度で発⾒された奇跡とも言われる貴重な全⾝⾻格です。
⼤型⾁⾷恐⻯の化石には肋⾻の変形や⾜の疲労⾻折などはよく見られますが、「ルース」は、全身にわたって激しいけがや病気による変形の痕が数多くあります。これは、脳腫瘍の影響でバランス感覚が崩れていたことが原因と考えられています。映画や図鑑に出てくる力強い恐竜のイメージとは違いますが、真っすぐに歩くことさえ困難な状態で何年も生き延びたと推測される「ルース」のたくましい生命力を感じることができます。
「ルース」のここを見よう!
「ルース」の全身骨格とは別に、頭骨の一部も展示。脳函(のうかん)内部にあるピンポン玉サイズの腫瘍を見ることができます。恐竜の脳腫瘍の痕跡として、世界で初めて確認された非常に貴重なものになります。
「ルース」は、細部までほぼ完全な状態で見つかり、奇跡と呼ばれるほどのレアな個体。足の爪先、尻尾の先まで確認が可能です。
夜にはライトアップされたルースが出現
10⽉7⽇(⼟)〜 10⽉22⽇(⽇)のイベント期間中、19時より「ルース」をライトアップ。名古屋の中心となる栄交差点からビルの窓越しに幻想的に浮かび上がる「ルース」のシルエットを見ることができます。
3.約20体の恐竜を展示。東海初公開となる標本も!
「恐竜ミュージアム ―科学で紐解く恐竜の世界―」では、先に紹介したゴルゴサウルス「ルース」をふくむ、約20体の標本を展示。東海地方で初公開となるトリケラトプスの子どもの全身骨格、「スタン」の愛称で呼ばれるティラノサウルスの巨大な頭骨など、すべてが貴重な骨格標本です。
恐竜の骨格標本を間近で見られる
恐竜の骨格標本を間近で見られるのも、今回の恐竜展の大きな魅力。ティラノサウルス「スタン」の迫力たっぷりの巨大な歯も、じっくりと観察可能です。恐竜好きな子供なら喜ぶこと間違いなし!
<展示リスト>
4.恐竜ナビゲーター、恐竜くんが企画・監修
恐竜世界ナビゲーターとして、さまざまな舞台で活躍する恐竜くんが、今回の恐竜展を企画・監修。白亜紀後期の大陸「ララミディア」をテーマに、展示する恐竜たちの骨格標本、CGで制作された恐竜映像まで、恐竜くんのこだわりがたっぷりと詰まっています。展示物の解説にも恐竜君のイラストが使われているので、そちらもチェック!
『るるぶKids』の恐竜くんの記事はこちら!
» 恐竜の達人「恐竜くん」に聞きました!恐竜の魅力やお仕事って?
» 羽毛や色…変化する恐竜の常識&日本の恐竜
» 個性的な名前も続々?! 恐竜の名前の秘密
» 今知っておきたい人気&話題の恐竜を厳選!
5.フルCG映像&3DCGモデルで恐竜体験
「白亜紀体験シアター 〜恐竜たちが生きる世界〜」コーナーでは、登場する恐竜の体の造形、質感、動き方、生育している植物まで、恐竜くんが徹底的に監修したリアルなCG映像を超高精細なソニーのCrystal LEDにて上映。当時のララミディア大陸にタイムスリップしたかのような特別な体験が味わえます。約3分間の映像ですが、何回見ても新しい発見がある見ごたえたっぷりの内容となっています。
さらに、立体映像が裸眼で見られるソニーの空間再現ディスプレイ(Spatial Reality Display)ではティラノサウルス、トリケラトプス、エドモンドサウルスの3DCGモデルを展示。実際にそこに存在しているかのようなリアリティあふれる映像を見ることができます。
6.3つの無料ワークショップも開催
イベント期間中の土日祝日には、“恐竜から学ぶ、未来につながるチカラ”をテーマにした3つのワークショップを開催。すべて無料で参加でき、ワークショップで作ったものは持ち帰りも可能です。すべて事前申し込み制なので、興味がある方はイベントの公式ホームページをチェックしてみましょう。
ワークショップ:トレジャーハンター
木製のハンマーとノミを使って、石膏プレートに埋められた化石を発掘。プレートの中には、アンモナイト、シースネイルなど7種類の本物の化石が入っています。発掘した化石は持ち帰ることができますよ。
- 開催期間:2023年10月7日(土)、8日(日)、9日(月・祝)、14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)
- 開催時間:11時~19時
- 定員:各回6名(合計150名)※対象4歳以上〜大人
- 料金:無料 ※事前申込制(定員に達し次第、締切)
ワークショップ:ダイナソーボトル
ガラスボトルに土を重ねていき、地層を作り、そのなかに実物の恐竜の化石を入れて、世界にひとつだけの特別なボトルを作成します。ボトルと一緒に、ブラックヒルズ地質学研究所が発掘した化石であることを証明する保証書も持ち帰ることができます。
- 開催期間:2023年10月7日(土)、8日(日)、9日(月・祝)、14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)
- 開催時間:11時~19時
- 定員:各回6名(合計150名)※対象4歳以上〜大人
- 料金:無料 ※事前申込制(定員に達し次第、締切)
ワークショップ:恐竜ミュージアムのCMを作ろう!
イベントCMの作成も、ワークショップではラインナップ。動画構成書を参考に、貸し出されるソニーのカメラを使って、恐竜たちの骨格標本や会場の様子を撮影。撮影した素材を編集して動画を完成させる本格的な内容となっています。自分で作った動画は、データで持ち帰り可能です。
- 開催期間:10月14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)
- 定員:各日4名(合計16名)/対象:小学生中・高学年
- 料金:無料 ※事前申込制(定員に達し次第、締切)
恐竜のダイナミックさを間近に感じ、親子で夢中になれることまちがいなし!のイベントです。10月22日(日)までの開催となっていますので、ぜひこの機会をお見逃しなく!
ソニーストア名古屋 「恐竜ミュージアム ―科学で紐解く恐竜の世界―」
開催期間 | 2023年10月7日(土)~ 10月22日(日) |
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開催時間 | 11時~19時 |
住所 | 愛知県名古屋市中区錦3-24-17 BINO栄3階 |
問合先 | 050-3754-9620(ソニーストア 名古屋) |
料金 | 無料 |
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●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。