2024年で10周年を迎える、静岡県・大井川鐵道のきかんしゃトーマス号公式イベント「DAY OUT WITH THOMAS™」。どこで乗れる?予約方法は?といった基本情報はもちろん、10周年でパワーアップしたトーマスフェア会場など、現地取材してわかった注目ポイントを徹底的にご紹介!
きかんしゃの汽笛とともにさっそく出発です!
- 2024年は「きかんしゃトーマス号」の運転10周年!
- └ トーマス号はどこを走っているの?
- └ どこから乗れる?
- └ 車内は?トイレやオムツ換えシートはある?
- └ 車内販売や車内限定商品、オリジナル弁当にも注目
- トーマスフェアの新金谷メイン会場がリニューアル!
- └ ウィンストンが千頭サテライト会場からお引っ越し
- └「ロコトレインのニア」が仲間入り!
- 「プラザロコ」に大型プラレールコーナーがオープン
- トーマスフェア千頭サテライト会場でも仲間に会えるよ!
- 「きかんしゃトビー号に乗ろう」
- 予約方法を紹介!抽選期間に注意
- └「きかんしゃトーマス号」はローチケで抽選販売
- └ バスのバーティにはどうやって乗る?
2024年は「きかんしゃトーマス号」の運転10周年!
トーマス号はどこを走っているの?
大井川を渡るきかんしゃトーマス号(2022年の様子)
「きかんしゃトーマス号」は2022年に発生した台風災害のため、2023年は新金谷~家山駅間で縮小運転していました。2024年は2駅延びて、新金谷~川根温泉笹間渡(かわねおんせんささまど)駅間に運転拡大!約2年ぶりに、大井川の本流を渡るダイナミックな体験ができるようになりました。
沿線では、トーマスとなかまたちの看板が見られます。
大井川鐵道が走る島田市や川根本町は、お茶栽培の本場。時期によっては青々とした茶畑も。
夏は、風を感じながら渡る瞬間が気持ちいい!
どこから乗れる?
これまでは、始発駅と終着駅でしか乗り降りができませんでしたが、今年は新たに家山駅で乗り降りが可能になりました(復路・新金谷行きに限る)。これによりきかんしゃトーマス号の乗車パターンは、下記の3種類から選べるようになります。
大井川鐵道公式サイトから
- 往復完全乗車:新金谷駅→川根温泉笹間渡駅→家山駅→新金谷駅
- 家山駅で降車:新金谷駅→川根温泉笹間渡駅→家山駅
- 家山駅から乗車:家山駅→新金谷駅
往復ともにきかんしゃトーマス号に乗ってとことん楽しむのはもちろん、手軽に片道だけ乗るのもいいですね。
車内アナウンスが一新
運転区間が拡大されたことで、車内アナウンスも一新されました。子どもたちを楽しませてくれるトーマスのアナウンスも、ぜひじっくり聞いてみて。クイズもありますよ。
車内は?トイレやオムツ換えシートはある?
車内は、ヘッドカバーをはじめトーマスとなかまたちの装飾でいっぱい!客車は5両編成で、すべてボックス席です。
使用している客車は、昭和10年代から20年代にかけて活躍したものでとってもレトロ。エアコンはなく、扇風機のみ。おむつ交換用の個室は用意されています。トイレはありますが数が限られているのと、設備が古めなので、できるだけ乗車前に済ませておきましょう。
車内販売や車内限定商品にも注目
車内販売もあり、車内限定商品も販売しています。車内販売限定グッズとしては、「連結でGO!(トーマス)」1600円、通称「日本一短いトンネル」といわれる地名駅近くのトンネルをかたどった「日本一短いトンネルガタゴトキーホルダー」500円、「ミニハーモニカ」1100円などを販売。おやつには「トーマスどらやき」850円も人気です。
写真の「きかんしゃトーマスランチボックス」1200円は、新金谷駅前の「プラザロコ」で販売しています。トーマス、ジェームス、ヒロ・パーシーが大集合。子どもが大好きなおかずが盛りだくさんです。
※窓辺のテーブルがない車両もあります。(座席は選べません)
トーマスフェアの新金谷メイン会場がリニューアル!
きかんしゃトーマス号 転車台の転向作業
(実施時間は当日会場にて掲示)
10周年を記念して、トーマスフェアの会場がリニューアルしました。
ウィンストンが千頭会場からお引っ越し
とくしゅしょうぼうしゃのフリン(左)とウィンストン(右)
まず、新金谷駅構内の「トーマスフェア新金谷会場」がリニューアル。ウィンストンがトーマスフェア千頭会場から新金谷会場に引っ越してきました。また、とくしゅしょうぼうしゃのフリンが、会場入口付近に移動しました。フリンは消防車らしい、水のミストによる演出を予定しています。
「ロコトレインのニア」が仲間入り!
2024年は新しく「ロコトレインのニア」の仲間入りも。アフリカ・ケニア出身の小型タンク機関車で、オレンジ色基調のボディーが特徴。乗客を乗せて会場内約300mをゆっくり周回します。乗車料金1回300円(3歳以上、入場料別)、準備ができ次第運転開始となります。
これにより、大井川鐵道に集う「きかんしゃトーマス号となかまたち」は総勢13メンバーに!たくさんのなかまに会えますね。
新金谷会場では、トーマスの転車台が転回する様子が見学できるほか、バスのバーティー、2かいだてバスのバルジーにも会えます。
※日時により、フェア会場内で会えるなかまたちは異なります。
バッテリーカー(200円、入場料別)やミニSL(200円、入場料別)も。
新金谷駅トーマスフェア
- 場所:大井川鐵道 新金谷駅構内
- 料金:400円(5歳以下無料、購入当日に限り有効、再入場可)
- 時間:きかんしゃトーマス号の運転日、9~16時(見学は16時30分まで)
「プラザロコ」に大型プラレールコーナーがオープン
新金谷駅前の「プラザロコ」は切符売り場や売店、トイレ、ミュージアムなどがある総合施設です。
2024年のきかんしゃトーマス号運転に合わせて、大型プラレールコーナーがオープンしました。一部の車両は実際に触って遊べます。入場無料なのがうれしいところ。
ここでもトーマスがお出迎え。
おみやげコーナーでは大井川鐵道限定トーマスグッズが大充実。「ループ付きタオル」各種660円、「お茶碗」660円、「レッスントートバック」2200円など、2024年の新商品も続々発売されているのでぜひ店頭でチェックを。「OJICO×きかんしゃトーマス号コラボTシャツ」4070円~も人気です。
プラザロコ館内の無料休憩所にはテーブルと椅子が置かれていて、お弁当などを食べることもできます。自由に使える電子レンジまで設置という親切仕様。紙おむつも販売しているので、離乳食時期の小さな子どもがいるファミリーにもおすすめです。営業時間は日によって異なりますので、公式サイトで確認を。
トーマスフェア千頭会場でもなかまたちに会える!
千頭駅構内にある「トーマスフェア千頭会場」では、トーマスの親友パーシー、日本生まれの蒸気機関車のヒロ、赤いボディが自慢のジェームスが待っています。
黄緑の車体が鮮やかなパーシー。
パーシーとヒロは運転席の見学も可能。備え付けのボタンを押すといろんなおしゃべりをしてくれます。
トーマスフェア 千頭会場
- 場所:千頭駅構内
- 料金:小学生以上150円。千頭駅を区間に含む乗車券もしくは千頭駅の入場券を持っている人は無料
- 時間:9時~16時30分
ひと足のばして「きかんしゃトビー号」に乗ろう
2022年の夏から登場した「きかんしゃトビー号」は、井川線の千頭~奥泉間を往復します(乗り降りは千頭駅のみ可)。
公式サイトから
乗車時間は1時間あまり。車内にはトイレがなく、降車不可のため、必ずトイレは済ませておきましょう。車内販売はありません。
大井川上流部・奥大井の渓谷をゆっくりと走ります。
車両は本線より小さめ。座席は2席+1席です。写真右側は客車のブレーキ。珍しいですね。エアコンはありませんが、窓を開ければ爽やかな風が入ってきます。
ホームと車両の間の段差が高いため、乗り降りの際はご注意を。
川根両国駅構内にはいじわる貨車、いたずら貨車、ラスティーが!駅は通過するので見逃さないように。
折り返し駅の奥泉駅。
奥泉駅でのトビー号の方向転換のシーンはお見逃しなく。帰りは最後尾の車両が一番前になります。
現在運休中の家山駅~千頭駅間は、川根本町が運行する町営コミュニティバスで移動できます。ただ、本数が少ないため、余裕をもった楽しみ方をしたい場合はツアーの利用が便利です。
なお、駐車場は、新金谷駅(一般車1日1000円)にあるほか、千頭駅隣接の道の駅「音戯の郷」も利用できます。家山駅の駐車場は月極のみで、一般の駐車場はありません。
予約方法を紹介!抽選期間に注意
「きかんしゃトーマス号」はローチケで抽選販売
きかんしゃトーマス号は、基本的には抽選販売です。便数は1日3便(3便目は7~8月の運行のみ)。8~9月のチケットは5月31日から、10~12月の乗車チケットは7月26日から抽選受付開始予定です。
なお、片道乗車券はアソビュー!での販売になります。
直前販売チケットもチェック
抽選に外れてしまった人や直前にお出かけを計画した人は、出発20日前前後から発売される直前販売チケットを利用しましょう。また、当日空席があった場合のみ、新金谷駅前SLセンターで8時30分より、当日乗車券の販売をおこないます。
きかんしゃトーマス号
運転日 | 2024年6月8日(土)~12月25日(水)のべ105日 |
---|---|
運転区間 | 新金谷駅~川根温泉笹間渡駅 【1便目】新金谷駅9:30発 → 川根温泉笹間渡駅 → 家山駅 → 新金谷駅11:09着 【2便目】新金谷駅12:34発 → 川根温泉笹間渡駅 → 家山駅 → 新金谷駅 14:02着 【3便目 ※7月・8月のみ】新金谷駅15:08発 → 川根温泉笹間渡駅 → 家山駅 → 新金谷駅16:35着 |
料金 | 【ローチケ販売分】 新金谷駅~川根温泉笹間渡駅 往復遊覧乗車+トーマスフェア新金谷メイン会場入場券付き 大人4220円・小人1930円 【アソビュー!販売分】 新金谷駅→川根温泉笹間渡駅(通過)→ 家山駅 片道乗車券 大人2630円・小人1330円 家山駅→新金谷駅 片道乗車券 大人1190円・小人600円 |
URL |
【ローチケ】https://l-tike.com/event/mevent/?mid=681204 |
「きかんしゃトビー号」はアソビュー!での販売
きかんしゃトビー号は1日2便の運行。きかんしゃトーマス号と運行期間が異なるのでご注意を。アソビュー!で販売し、当日に空席がある場合は、千頭駅にて当日券を販売します。
きかんしゃトビー号
運転日 | 2024年6月8日(土)~12月25日(水)のべ78日 |
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運転区間 | 千頭駅~奥泉駅(乗降は千頭駅のみ可) 【1便目】千頭駅10:27発 → 奥泉駅 → 千頭駅11:38着 【2便目】千頭駅14:10発 → 奥泉駅 → 千頭駅15:19着 |
料金 | 千頭駅~奥泉駅 往復遊覧乗車券大人1800円・小人900円 |
URL |
https://www.asoview.com/channel/ticket/2Jm9lMafZ8/ticket0000027998/ |
バスのバーティにはどうやって乗る?
右がバスのバーティ ※通常コースではなく、特別に許可を得て撮影
バスのバーティに乗るには、きかんしゃトーマス号やきかんしゃトビー号、バスのバーティーに乗車できるツアーに参加しましょう。
大井川鐵道関連会社の大鉄アドバンスが「バスのバーティー」、「2かいだてバスのバルジー」に乗車するツアーを用意しています。
大鉄アドバンスでは、新金谷駅のほか、JR静岡駅、JR三島駅、2024年からはJR浜松駅からもツアー参加が可能に。首都圏や愛知、関西方面からも参加しやすくなっています。家山駅~千頭駅間の移動も、ツアーの利用が便利です。
大井川鐵道広報室の山本豊福さん
「大井川鐵道のきかんしゃトーマス号に乗ることをきっかけに、お子さまたちにはぜひ鉄道を好きになってほしいと願っています」
●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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