
遊園地の主役「コースター」とはどういうものなのか、詳しく解説します!コースターの歴史、速さや高さなどの日本一、怖くない乗り方やタイプ別のイチオシ、子どものコースターデビューにおすすめのファミリー系コースターなど盛りだくさんの内容です。子どもには身長や年齢制限があって乗れないものも多いですが、「いつかは乗りたい!!」と思っている子どもにも、教えてあげたい情報が満載です。
遊園地のおすすめ解説記事
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※コースターのデータの数値は「約」の場合もありますが、すべて省略しています
ジェットコースターというのは日本だけ!? コースターの歴史
まずは日本におけるコースターの歴史を探ってみましょう。日本で初めてコースターがお目見えしたのは1890年(明治23年)、東京・上野で開催された博覧会で登場した「自動鉄道」と言われています。その後、1925年(大正14年)の東京・多摩川園(1979年閉園)、1935年(昭和10年)の兵庫・宝塚ファミリーランドに常設のコースターが設置されましたが、いずれも現存していません。
では、現存最古のコースターから現在まで、時代を追ってエポックメイキングとなったコースターを紹介していきましょう。
【1953年】70年を超える日本のコースターのレジェンド
日本現存最古のコースターは、浅草花やしきにある「ローラーコースター」です。1953年(昭和28年)にオープンして、現在まで下町の遊園地の顔として稼働中。その歴史は70年を超える、まさにコースター界のレジェンドなのです。
●浅草花やしき「ローラーコースター」(東京都)

オープン当初の写真。当時は「ローラーコースター」ではなく「ロケットコースター」という名称でした。
【1955年】ジェットコースターという名称が初登場
浅草花やしきのコースターオープンの2年後、1955年(昭和30年)に、後楽園ゆうえんちに「ジェットコースター」が誕生しました。コースターのことを“ジェットコースター”とよんだのは、これが初めてで、日本ではこの名称が定着しました。ただ、遊園地のコースターのことを“ジェットコースター”とよぶのは日本だけで、世界的には、ローラーコースターやキャメルコースターとよびます。
●後楽園ゆうえんち「ジェットコースター」(東京都)
※現・東京ドームシティ アトラクションズ

「ジェットコースター」の“ジェット”は、当時「速い! スゴイ! カッコいい!」の代名詞だった「ジェット機」にちなんで命名されたようです。
【1977年】回転ひねり系コースター「コークスクリュー」が出現
「ジェットコースター」のあと、全国各地の遊園地にコースターが設置され大人気となりました。そして1977年(昭和52年)、画期的なコースターが登場しました。上ったり落ちたりだけでなく、コースの途中、ひねりながら回転する「コークスクリュー」です。日本で初めて設置したのは千葉にあった谷津遊園。ただココは5年後に閉園してしまい「コークスクリュー」は1983年(昭和57年)、北海道のルスツリゾートに移設され、今も現役で稼働しています。
●ルスツリゾート「コークスクリュー」(北海道)
※谷津遊園の閉園後、ルスツリゾートに移転

北の地で元気に動いている「コークスクリュー」。かつては多くの遊園地にあった機種ですが、現在はココのほか宮城・八木山ベニーランドと三重・ナガシマスパーランドに残っているだけです。
【1983年】これぞ究極の回転ひねり系! 富士山の麓に誕生
その後、1980年(昭和55年)前後に、東京・としまえんや神奈川・横浜ドリームランドなどに「シャトルループ」が登場し、回転系のループコースターは人気を博しました。そして、1983年(昭和57年)、究極の回転ひねり系絶叫コースターが富士急ハイランドに誕生しました。いまでも「これまで乗ったコースターで一番スゴかったのは?」という質問の答えにあげることも多い「ムーンサルトスクランブル」(2020年クローズ)。最大6.5Gは今も破られない日本記録で、当時、ギネス世界記録認定を受けました。そばに富士山があるロケーションも最高! 今でも乗ったときの衝撃が忘れられません。
●富士急ハイランド「ムーンサルトスクランブル」(山梨県)

このひねりながら回転する部分で6.5Gがかかります。ほかに、後ろ向きの急降下と前向きの急降下など絶叫ポイント満載でした。
【1988年】当時世界最速のコースターがよみうりランドに
オープン当時、世界最速のコースターとしてギネス世界記録認定を受けた「バンデット」。1980年代から1990年代はギネス世界認定を目指してコースターを設置する遊園地が増えてきます。世界一の称号が遊園地の“ウリ”となり、遊園地と絶叫マシンの人気はどんどんアップした時期でした。
●よみうりランド「バンデット」(東京都)

速さはもちろん、自然の地形を生かしたコースレイアウトは秀逸で、今も遊園地で一番の人気アトラクションです。
【1992年】木製コースターが九州の地に日本初登場
1990年代の前半、木製コースターのブームがありました。1992年に九州の城島後楽園ゆうえんちに「ジュピター」、1994年によみうりランドに「ホワイトキャニオン」(2013年クローズ)とナガシマスパーランドに「ホワイトサイクロン」(2018年クローズ)が登場。その後、2000年代になっても、たまに木製コースターが誕生し話題になります。普通の鉄製コースターとは乗り心地が違い、レールを走っているリアル感をより体感できる(要は、わりとガタガタしています)のが大きな特徴。独特の魅力があり、現在も各遊園地で一番の人気を誇る機種も多いのです。
●城島後楽園ゆうえんち「ジュピター」(大分県)
※現・城島高原パーク

大自然の中を走る木製コースター。名称は「木製」と「木星」をかけたもの。ローマ神話の最高神にも由来しています。
【1994年】足元ぶらぶらの吊り下げ型コースターが続々出現
1990年代から2000年代にかけては“足元ぶらぶら”の、レールを走るのではなくレールに吊り下げるタイプのコースターが次々と出現しました。最初は1994年に兵庫・姫路セントラルパーク「ディアブロ」、次に1995年に栃木・那須ハイランドパーク「F2(エフツー)」、1996年に北海道・ルスツリゾート「ハリケーン」、1997年に三重・志摩スペイン村「ピレネー」と熊本・グリーンランド「NIO(ニオー)」と、いずれも現役で活躍するコースターばかりです。
●那須ハイランドパーク「F2(エフツー)」(栃木県)
※設置は1995年

とにかく回転やひねりの連続で、最初に乗った感想は「ワケがわから~ん」でした。このタイプのコースターは似た乗り心地です。
【1996年】ギネスをぬりかえる究極のローラーコースター登場
木製や吊り下げ型が登場する中、超スタンダードながら究極の“キング・オブ・コースター”が富士急ハイランドに登場しました。その名も「FUJIYAMA」。日本一にふさわしい名称で、オープン当時は高さ・速さ・巻き上げ長さ・落差の4部門でギネス世界記録を樹立するほどでした。現在は記録はぬりかえられてしまいましたが、コースレイアウトの素晴らしさなどから、その人気は衰えることを知りません。
●富士急ハイランド「FUJIYAMA」(山梨県)

最初の巻き上げ。頂上からの落下の後、富士山が見えたり、完全横回転があったり、バラエティ豊かにスリルを楽しめます。
【2000年】「FUJIYAMA」より約20m高いコースターが東海エリアに
「FUJIYAMA」誕生から4年後、さらにギネス世界記録をぬりかえるコースターが誕生しました。ナガシマスパーランドの「スチールドラゴン2000」は、速さ・高さ・長さ・落差の4部門で世界一の座を獲得。現在でもコース全長は世界一です。そして「FUJIYAMA」より約20m高い、高さ97mは脅威です。
●ナガシマスパーランド「スチールドラゴン2000」(三重県)

開業当時の「スチールドラゴン2000」。高さ97mからの落下の瞬間です。当時からライドをリニューアルしています。
【2019年】木製と鉄製のハイブリッドコースターで未来へ
近年のコースター界の話題は、2019年に登場した「白鯨」でしょう。かつて木製コースターとして人気を博した「ホワイトサイクロン」を元に、木製と鉄製のハイブリットコースターとして進化させました。リニューアルというより、完全に新しいコースター「白鯨」としてお目見えしたわけです。
●ナガシマスパーランド「白鯨」(三重県)

最高時速107km、最高部高さ55m、コース全長1530m、最大傾斜角80度、最大G4Gと、どれをとってもスペック高め。なによりも白い建造物のようなコースが美しいコースターです。
スチールドラゴン2000が独占!? 速さ・高さなど各部門の日本一
今、日本にあるコースターの速さ・高さ・長さ・傾斜角・GのNo.1機種は何かを見てみましょう。なんと5つの部門、ナガシマスパーランドと富士急ハイランドのコースターで独占されています。
【速さ日本一】「スチールドラゴン2000」が1位‼
現在、速さ日本一は「スチールドラゴン2000」の153kmです。なお、2位は「FUJIYAMA」の130km、3位は「ええじゃないか」の126km、いずれも富士急ハイランドのコースターです。
【最高時速 153km】ナガシマスパーランド「スチールドラゴン2000」

「スチールドラゴン2000」の現在。以前より開放感のあるライドで絶叫度はアップ。
【高さ日本一】97mは驚異的!! 高い!速い! 風が痛い!?
最高部の高さが日本一なのも「スチールドラゴン2000」です。高さ97mから落下するのは異次元の体験です。高いし、速いし、落ちるときの風が痛いほどなんです。ちなみに、この97mから落ちたあとにすぐ高さ77mまで上昇&落下します。このセカンドドロップが「FUJIYAMA」の最高部高さ79mとほぼ同じなんです。スゴいでしょ。
【最高部高さ 97m】ナガシマスパーランド「スチールドラゴン2000」

頂上から落下するときの眺めがまた最高なんです。
【長さ日本一】全長2479mはギネス世界記録認定で世界一!
「スチールドラゴン2000」オープン当時の4つのギネス世界記録のうち、いまだに破られていないのがコース全長2479m、つまりコースターのコースが約2.5kmあるのです。前半の驚異的な上昇&落下に加え、後半のスパイラルカーブや小さなコブの連続なども魅力のひとつです。
【コース全長 2479m】ナガシマスパーランド「スチールドラゴン2000」

右から高さ97mのファーストドロップ、高さ77mのセカンドドロップ。そして実は高さ64mのサードドロップもあって、そこからスパイラルカーブへ突入。
【傾斜角日本一】直角+31度の傾斜をコースターが落ちる!?
コースターの傾斜角は90度、つまり垂直に落ちるのが最大だと思っていました。しかし、2011年、その常識を覆すコースター「高飛車」が富士急ハイランドに誕生しました。最大傾斜角121度!? 最初、どういうことかなと思いましたが、その形状を見て納得、乗ってみて「この手があったか」と富士急ハイランドのあくなき探究心に感心しました。「高飛車」その命名も遊びゴコロ満載で大好きなコースターです。
【最大傾斜角 121度】富士急ハイランド「高飛車」

傾斜角121度に達する前に頂上付近でライドが一度停止します。そのとき右に見える富士山が絶景です。
【G日本一】歴史ある「シャトルループ」が一応1位
最大G(Gとは何かはあとで解説します)がもっとも大きいのはナガシマスパーランドの「シャトルループ」と言われていますが、現在長期休止中。ほかでは、ループで最大5.2Gを体感できる姫路セントラルパーク「ヴィーナスGP」が2022年より稼働中。G部門の注目株です。
【最大G 6G】ナガシマスパーランド「シャトルループ」

「シャトルループ」は1970年代後半、さまざまな遊園地に設置されましたが、遊園地の閉園などで現在はナガシマスパーランドにある「シャトルループ」が唯一です。
怖くない乗り方やコースターの仕組みなどの豆知識
コースターに関する豆知識をQ&A方式でお届けします。回答するのは、この記事の執筆者でもあるTVチャンピオン遊園地王の佐々木隆です。
Q:コースターの怖くない乗り方ってあるの?
A:コースターが落下するときに普通に乗っていると、胃がキューとなると思います。これが恐怖感や気持ち悪さにつながるのです。私見ですが、コースターの落下地点をのぞきこむように見ると、この胃がキューという現象が起こらず快適です。
あるとき遊園地の取材でコースターに乗った状況でカメラをかまえ、いわゆる「乗り撮り」をしようとしたとき、迫力ある写真を撮るために、身をなるべく乗りだし(もちろん乗りだし過ぎは危険なのでNG)、コースターの落下地点をのぞくような感覚で乗車したときに気づいた実体験です。一度やってみてください。
またコースターは左右に振られることも多いのですが、コースターが右に傾くときはカラダは左へ、左に傾くときはカラダは右へ動かすと、レールに対して垂直が保たれ酔ってしまう状態も軽減されますよ。

「FUJIYAMA」のファーストドロップ。落下地点をのぞきこんでみましょう。
Q:コースターの前と後ろ、どっちに乗るのが怖い?
A:後ろです。落下するときやカーブに突入するときなど、コースターが加速していくとき一番前の車両だと加速し始めですが、一番後ろの場合、すでに加速しているのでトップに近いスピードから落下やカーブが始まります。ただ、一番前は視界が開けているので、その分スリルは増すというのはありますが。なので、最初に絶叫コースターに乗るときは前から3~4番目あたりが無難かもしれません。

那須ハイランドパーク「ビッグバーンコースター」の落下時。一番後ろの落ち始めは、最初からもうかなりのスピードが出ちゃっています。
Q:回転系のコースターが回るときに落ちないのはなぜ?
A:バケツを回したときに水が落ちないのと同じで、高速で円形のレールを回転すると、中心から離れようとする力が大きくなり落ちてこないのです。つまり、遠心力が重力より大きくなるように設計されているのです。

走行中に逆さまになる現象はスリル満点ですが絶対落ちません。画像は那須ハイランドパーク「サンダーコースター」(2017年クローズ)。
Q:コースターのデータで出てくる「G」ってなに?
A:「G」とは「重力加速度」のことです。簡単に言うと「1G」とは地球の重力と同じで、自分の体重1人分の重力がかかっている状態のこと。つまり「2G」だと2人分、「3G」だと3人分の重力がかかっているということです。コースターの最大Gが「4G」という場合は、4人分の重力がかかる状態が一瞬あるわけです。

最大Gがなんと「6.5G」だった、富士急ハイランドの「ムーンサルトスクランブル」(2000年クローズ)。自分6.5人分の体重がカラダにかかっていたのです。
Q:コースターが走る仕組みについて教えて
A:コースターはモーターなどの動力装置は搭載していません。最初、コースの頂上までチェーンリフトで引き上げられて、そこから落下することでゴールまでストップすることなく進むのです。落下時の運動エネルギーを利用して、その後はコースレイアウトによって、再度の上昇や落下、横の回転などによりゴールまでたどり着くのです。つまり、速くなったりゆっくりになったりなどコースターのおもしろさは、コース設計者の腕にかかっているのです。

よみうりランド「バンデット」がチェーンリフトによって頂上まで上がり、このあとに落下!
いつかは乗りたい! タイプ別イチオシコースター
コースターにはいくつかのタイプがあります。タイプ別にイチオシ機種をピックアップしながら解説します。なお、ここに紹介した以外にも「立ち乗りコースター」「屋内コースター」「ウォーターコースター」などもあります。
【ローラーコースター】富士急ハイランド「FUJIYAMA」(山梨県)
まずはコースターの王道。これぞコースターというのが「ローラーコースター」です。コース途中にループなどがない、コースレイアウトが勝負のタイプです。日本の多くのコースターがこのタイプですが、やはり一度は乗ってほしいのが「FUJIYAMA」です。起承転結のあるコースレイアウトは何度も乗りたくなる名作コースターです。
- 【設置年】1996年
- 【最高時速】130km
- 【最高部高さ】79m
- 【コース全長】2044m
- 【最大傾斜角】65度
- 【最大G】3.5G
- 【所要時間】3分36秒
- 【制限】身長110cm以上&64歳以下(身長110~130cmと未就学児は要付添)
- 【料金】2000円(フリーパス利用可)

「FUJIYAMA」は乗車中にポイントがいくつもありますよ。
【木製コースター】東武動物公園「水上木製コースター レジーナⅡ(ドゥーエ)」(埼玉県)
木で造られたコースは建造物のようで存在感が抜群。乗ってみると独特の乗り心地で、ほかでは体感できないコースターです。現在、木製コースターの最新機種が東武動物公園にあります。これは、かつて2000年から2019年まで稼働した木製コースター「レジーナ」の進化版。ちなみに現在、日本にある純粋な木製コースターはコレのほか、城島高原パーク「ジュピター」と2001年設置のひらかたパーク「エルフ」だけです。
- 【設置年】2023年「レジーナ」は2000年
- 【最高時速】90km
- 【最高部高さ】37m
- 【コース全長】1334m
- 【最大傾斜角】50度
- 【最大G】2.78G
- 【所要時間】3分
- 【制限】身長120cm以上
- 【料金】1500円(アトラクションパス利用可)

以前よりも乗り心地がよくなった「レジーナⅡ(ドゥーエ)」。
【吊り下げコースター】志摩スペイン村「ピレネー」(三重県)
以前、ブームとなったこともある“足元ぶらぶら”の吊り下げコースター。つまり、レールに吊り下げられ、肩からカラダを固定するハーネスを装着、足元には地面(ライドの底部分)がない、なんとも不安定な感覚でコースターはスタートし、走行中は回転やひねりがいっぱいの、絶叫度の高いコースターです。イチオシはオープンから30年近く志摩スペイン村で大人気の「ピレネー」。高さ33mの世界最大級垂直ループや、地面の下に沈み込むピットなどポイント多数でおもしろいんです。
- 【設置年】1997年
- 【最高時速】100km
- 【最高部高さ】45m
- 【コース全長】1234m
- 【最大G】2.8G
- 【所要時間】3分15秒
- 【制限】身長130cm以上&10~64歳
- 【料金】パスポートで利用可

“足元ぶらぶら”での垂直ループが迫力満点の「ピレネー」。
【ループコースター】姫路セントラルパーク「ヴィーナスGP」(兵庫県)
コースターが縦に1周ぐるりと回転するのが「ループコースター」。一つ前の「吊り下げコースター」にもループがあるものが多いですが、普通のライドでコースを疾走するタイプでループがあるものは、全国的に見ても随分少なくなりました。その中でイチオシは姫路セントラルパークの「ヴィーナスGP」。最大5.2Gのループはスリル満点です。実はこの「ヴィーナスGP」、2017年に閉園した福岡・スペースワールドにあったコースターを移転したもの。“コースターの神様”とよばれたドイツのアントン・シュワルツコフが残した名作コースターを残したことは素晴らしい功績です。
- 【設置年】2022年
- 【最高時速】86km
- 【最高部高さ】40m
- 【コース全長】1040m
- 【最大傾斜角】60度
- 【最大G】5.2G
- 【所要時間】2分15秒
- 【制限】身長120cm以上&64歳以下(未就学児は要付添)
- 【料金】1500円(アトラクションフリーパス利用可)

姫路セントラルパークの新しい名物になっている「ヴィーナスGP」。
【スピンコースター】那須ハイランドパーク「スピンターンコースター」(栃木県)
コースターのライドが横に回転しながらコースを進んでいく「スピンコースター」。予測のつかない動きが楽しいコースターです。かなり回るので三半規管が弱いかたはご注意を。那須ハイランドパークの「スピンターンコースター」のほか、よこはまコスモワールド「スピニングコースター」、よみうりランド「スピンランウェイ」などがあります。テーマパーク系でもよく見かけるタイプです。
- 【設置年】2004年
- 【最高時速】47km
- 【最高部高さ】21.3m
- 【コース全長】500m
- 【最大傾斜角】非公開
- 【最大G】非公開
- 【所要時間】2分
- 【制限】身長110cm以上(身長135cm未満&未就学児は要付添)
- 【料金】900円(ファンタジーパス利用可)

落下のときも、前向き、横向き、後ろ向き、どの向きで落ちるかはそのとき次第という新感覚コースター。
コースターデビューならコレ! 関東のおすすめ5選
では、最後に子どもたちがコースターデビューするのに最適な機種を5つご紹介します。いわゆるファミリーコースターは全国の遊園地、どこにでもありますので、今回は関東から厳選しました。
【3歳以上OK】西武園ゆうえんち「アトムの月面旅行」(埼玉県)
西武園ゆうえんちの2021年の大リニューアルで新たに誕生したエリア「レッツゴー! レオランド」にあるファミリーコースター。“アトムと一緒に月面旅行へ出かけよう”がコンセプト。スピードも急旋回もけっこうなスリルです。コースを2周します。
- 【設置年】2021年
- 【最高時速】非公開
- 【最高部高さ】非公開
- 【コース全長】非公開
- 【所要時間】30秒
- 【制限】3歳以上(5歳以下は要付添)
- 【料金】1日レヂャー切符利用

©TEZUKA PRODUCTIONS
乗り場の前には鉄腕アトムが立っています。
【3歳以上OK】那須ハイランドパーク「ウーピーコースター」(栃木県)
9種のコースターがある那須ハイランドパークのファミリーコースターは、遊園地のマスコット“ウーピー”が先導。2周しますが、そこまでのスピードは出ないのでコースターデビューにピッタリ。遊園地内に多くのコースターがあるので、どこまで乗れるか、コースターの成長度(?)をはかるのもいいですね。
- 【設置年】2013年
- 【最高時速】29Km
- 【最高部高さ】3.37m
- 【コース全長】63m×2周
- 【所要時間】30秒
- 【制限】3歳以上(未就学児は要付添)
- 【料金】400円(ファンタジーパス利用可)

先頭で“ウーピー”がコースターを引っ張ってくれます。
【3歳以上&身長80cm以上OK】あらかわ遊園「ファミリーコースター」(東京都)
以前からある、いも虫型のファミリーコースターは、2022年の遊園地リニューアル時に運行を再開しました。“日本で一番遅いジェットコースター”と自称しているだけに、初めてのキッズにはいいと思います。コレも2周します。
- 【設置年】2005年
- 【最高時速】13.7km
- 【最高部高さ】非公開
- 【コース全長】138m×2周
- 【所要時間】2分
- 【制限】3歳以上&身長80cm以上(未就学児は要付添)
- 【料金】200円(小学生以下は100円。フリーパス利用可)

いも虫型のライドもコースターデビューの恐怖心をやわらげてくれます。
【3歳以上&身長90cm以上OK】よみうりランド「わんデット」(東京都)
遊園地のマスコット“ランドドッグ”のグッドが先導するわんわんコースター「わんデット」。コースの上下などが意外とあり、子どもだけでなく大人も楽しめるコースターです。
- 【設置年】2005年
- 【最高時速】30km
- 【最高部高さ】5.5m
- 【コース全長】148m×2周
- 【所要時間】1分55秒
- 【制限】3歳以上&身長90cm以上(5歳未満は要付添)
- 【料金】400円(ワンデーパス利用可)

先頭には目をつぶった、天使のような“ランドドッグ”がいます。
【身長110cm以上】浅草花やしき「ローラーコースター」(東京都)
一番最初に紹介した現存最古のコースター、浅草花やしき「ローラーコースター」を制覇したら、まずはコースターデビューは終了です。いわゆるスリル系絶叫コースターの第一歩。落下などもそれなりにあって、ココで紹介した4つのファミリーコースターとは違いコースを2周せず、1周で完結です。しかも途中、家の中に突入したりする演出もあります。下町の名物コースターに親子で!
- 【設置年】1953年
- 【最高時速】42km
- 【最高部高さ】11m
- 【コース全長】230m
- 【所要時間】1分30秒
- 【制限】身長110cm以上&64歳以下
- 【料金】700円(フリーパス利用可)

日本のコースターの元祖ともいえる「ローラーコースター」はぜひ乗ってみてください。
日本のコースター、いかがでしたか? とんでもない絶叫コースターもあれば、ほのぼのしたファミリーコースターもあります。歴史や豆知識を知ったところで、コースターデビューの日は、すぐそこかも!
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。