「青梅(おうめ)鉄道公園」(東京都青梅市)はJR青梅駅から徒歩15分ほどの場所にある、昭和37年(1962)に旧国鉄が開設した公園です。鉄道公園という名のとおり、実物の鉄道車両を中心に保存展示している貴重でユニークな公園として多くの人が訪れています。
明治・大正時代に活躍した蒸気機関車など貴重な鉄道車両は必見です。ほかにも、付属の記念館には鉄道のジオラマや資料を展示。また、ミニSL「弁慶号」や遊戯施設もあって、小さな子どもも楽しめる公園です。
デゴイチなど11台の実物車両を展示!運転席にも座れる
屋外には、明治5年(1872)に開業した日本初の鉄道を走った「3号機関車」、日本を代表する「D51形蒸気機関車」をはじめ、明治・大正時代に運行していた車両や、昭和初期の通勤型電車、東海道新幹線で活躍した「0系新幹線」など11台の実物の車両が展示されています。間近で見る本物の車両は、電車好きの子どもでなくても大興奮!先頭部が丸い0系新幹線は、パパ・ママやおじいちゃん、おばあちゃんも懐かしがることでしょう。
デゴイチ(D51形蒸気機関車)と0系新幹線は、車内に入って運転席に座ることもできます。
国の重要文化財に指定された電気機関車も
ほかにも、国鉄の蒸気機関車として最後に設計・製造された戦後生まれの「E10形蒸気機関車」や、昭和初期に造られ、青梅線で最後まで活躍した「ED16形電気機関車」なども展示されています。ED16形電気機関車は、現存する初期の国産電機機関車として国の重要文化財に指定されたもの。E10形とED16形は車内に入ることはできませんが、ほかの車両と同じくその昔実際に線路を走っていた、貴重な車両です。
ジオラマは必見!鉄道の模型や解説資料がある記念館
付属する記念館には、模型を中心とした鉄道の解説資料が展示されており、学習体験にもうってつけの施設です。なかでも、車両やトンネルなどを実物の80分の1の大きさで再現した「模型鉄道パノラマ」が人気で、子どもはもちろん、大人も夢中になって見学しています。記念館の屋上には展望台があり、近くの景色を見渡せます。
小さな子どもにおすすめ!ミニSL「弁慶号」やバッテリーカー
公園内には、小さな子どもも楽しめるよう、鉄道をモチーフにした遊戯施設があります。ミニSL列車や、ミニSL「弁慶号」(乗車料金100円)に乗って遊べるほか、キャラクターのコイン式バッテリーカーもあります。園内の広さは、小さな子供でも歩いて回れるほど。保護者も安心して子どもを見守りながら遊ばせることができます。小学生以上100円という入園料も魅力です。
園内には飲み物や軽食の自動販売機がありますが、飲食店はありません。飲食できるベンチやテーブルがあるので、お昼をはさむ場合はお弁当を持参するとよいでしょう。
青梅鉄道公園
住所 | 東京都青梅市勝沼2-155 |
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電話番号 | 0428-22-4678 |
料金 | <入園料>100円(小学生以上)/身体障害者および70歳以上の方は、証明書提示にて無料 |
営業時間 | 10時~17時30分(入園は17時まで)、11~2月は10時~16時30分(入園は16時まで) |
定休日 | 月曜(祝日の場合は翌日)、12月29日~1月2日 |
アクセス |
JR青梅線「青梅駅」より徒歩15分 /首都圏中央連絡自動車道「青梅IC」から6.8km |
駐車場 | 永山公園駐車場を利用(無料) |
特徴 |
キッズおすすめ 弁当持込可 ベビーカー利用可 オムツ交換スペースあり |
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