
ねり消しゴムをいろいろなかたちに変えて、どうすると水に浮(う)くのか調べてみよう。おうちにあるもので気軽に取り組めるよ!
おすすめの年齢・制作時間
かたちだけでなく素材を変えて試すこともできる、シンプルながら奥(おく)の深い実験。「なぜ」をつきつめるなら4年生以上がおすすめ。
3年生 4年生 5年生 6年生 実験 製作期間:3日
用意するもの

ねり消しゴム
大きめのものだと、いろいろなかたちを作れるよ。ねんどを使っても実験できるよ。
コップ
透(とう)明なコップがおすすめ。横から観察できるよ。
水
ペットボトルのふた1個
手順
1.丸めたねり消しゴムで実験

丸めたねり消しゴムを、水の入ったコップに入れるとどうなるか見てみる。
2.おわんのかたちにする

水から取り出したねり消しゴムに、ペットボトルのふたを押(お)しつけて外し、おわんのようなかたちに整える。
3.水に浮(う)かべる
おわんのかたちをしたねり消しゴムを水に浮(う)かべる。他に魚のかたち、へびのように細長いかたち、平らなかたちなどで試してみる。
<豆知識:どうして水の上で浮(う)くかたちがあるの?>
- 地球上の物体は、重力によって地球の中心方向に引っ張られる。つまり下向きの力がかかっている。重力があるのに物体が水に浮(う)くのは、水から重力と同じだけ上向きの力を受けるから。この、水から受ける力を「浮(ふ)力」というよ。
- 水を入れたコップの水面に、1円玉を縦に置くと沈(しず)むけど水平に静かに置くと浮(う)く。これは浮(ふ)力のほかに、水の表面の面積を最小にする「表面張力」という性質がはたらいているからなんだ。
まとめ方のコツ
・浮(う)くかたちと沈(しず)むかたちをグループ分けして、気付いたことをまとめてみよう。
・浮(う)いた(沈(しず)んだ)かたちと同じかたちの物体を探して、同じように水の中に入れてみよう。その物体は浮(う)いたかな?沈(しず)んだかな?ねり消しゴムと違(ちが)う結果が出た場合は、どうして違(ちが)う結果になったのか考えてみよう。
・浮(う)いている様子や沈(しず)んでいる様子を写真に撮(と)っておくとわかりやすいね。
参考にした本

『るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!身近な科学』
『炭酸水はどうやってできるの?』『どうして明かりに昆(こん)虫が集まってくるの?』など、私たちの生活の中にあるふしぎと科学のつながりを、豊富な図や資料、イラストでわかりやすく紹介。身近な道具でできる実験コーナーにも注目!