
コイルと磁石を使うと簡単にスピーカーができるよ。紙コップで音楽を鳴らして、友だちをびっくりさせてみよう!
おすすめの年齢・制作時間
理科の授業で回路などについて一通り習った4年生以上がおすすめ。イヤホンの加工などは気を付けておこなおうね。
4年生 5年生 6年生 実験 製作期間:1日
用意するもの

紙コップ
磁石
イヤホン
イヤホンはこの実験のあと使えなくなってしまうので、使わなくなったものを利用するのがおすすめ。
トイレットペーパーの芯(しん)
エナメル線(5m)
セロハンテープ
ハサミ
紙やすり
両面テープ
スマートフォンやラジカセなど
音が出ているか確かめるために、イヤホンジャックがあるスマホやラジカセなどを用意しよう。
手順
1.コイルをつくる

エナメル線をトイレットペーパーの芯(しん)の1㎝くらいのところに巻きつける。エナメル線は端(はし)を10㎝くらい残しておく。
2.コイルを完成させる

エナメル線を巻きつけ終わったら、エナメル線の端(はし)を紙やすりでけずる。そのあと、トイレットペーパーの芯(しん)に切り込(こ)みを入れておく。
3.紙コップに磁石をつける

紙コップの底の中央に、磁石を両面テープで接着させる。
4.コイルと紙コップを合体させる

紙コップの底に、3でつくったコイルを貼りつける。
5.イヤホンを加工する

イヤホンは途(と)中で切って、プラグ側(耳に入れる方ではなく、差す方)の線の被覆(ひふく。表面のカバーのこと)をむいておく。
6.コイルとイヤホンを接続する

4でできたコイルの端(はし)に、5で切り取ったプラグ側を接続する。
7.音楽を聴(き)いてみる
プラグをスマートフォンやラジカセのイヤホンジャックにつなげば、紙コップから音楽が流れてくる。
<ポイント>
- うまく音が出ない時は、コイルとイヤホンのプラグの接続が悪いのかも?コイルとの接続部分は、被覆(ひふく)がきれいにむけているかな?もう一度確認しよう。
まとめ方のコツ
・エナメル線を巻く回数や磁石の力の大きさによって、音の出方は変わるのかな?磁石を増やしたり、巻き数を増やしたり減らしたりして、実験してみよう。
・どうしてスピーカーは音が出るんだろう?調べる前に、自分で考えてみてまとめに入れるのもいいね。
参考にした本

『るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!電気とエネルギー』
つまずきやすい理科の単元「電気」を、イラストやマンガでやさしく解説!「電流」や「回路」などをはじめ、おうちでできるカンタン実験、これからの未来を支える電気とエネルギーの最新技術の紹介(しょうかい)など、身近な電気のひみつを学ぼう。