※掲載内容は取材時の情報に基づきます。新型コロナウイルスの感染拡大防止などにより、臨時休業や一部休止となる場合があります。最新の営業状況は各施設にご確認ください。

0歳から小学生まで楽しめる!身近な自然を楽しむアイディア【自宅で近所で、自然学習】

いろいろな形/一般社団法人 遊心®

新型コロナウイルス感染予防による自粛生活が続いていますが、子どもたちにとって「健全な生活の維持」のためには、適度な運動や散歩などは必要です。子どもたちのストレスや運動不足を解消するためにも、近所を親子で歩いたり、庭先に出たりして、自然の風の心地よさを感じたいものです。

今の限りある散歩時間だからこそ、ごく身近なところにある自然に目をむけて、小さな発見を楽しむアイディアを、自然体験プログラムに詳しい峯岸由美子さんに教えてもらいました。

遊心® 峯岸由美子さん/一般社団法人 遊心®遊心® 峯岸由美子
一般社団法人 遊心®(ゆうしん)代表。「子どもと自然と家族が一緒!」をキーワードに、年間3000名を超える0歳~12歳の子育て家庭を対象にした自然体験プログラムを行なっている。日本シェアリングネイチャー協会トレーナー・指導者養成委員。「遊心® のfacebook」で、小さな子ども向けの遊びかたなどを随時発信中しています。

目次(index)

お散歩を楽しむためのお約束

今の時期は、新型コロナウイルス感染防止のために必要な下記の4つを、一人一人が守ってあそぶことが何よりも大切です。ルールを守ってこそ、あそびの楽しみに繋がります。年齢に応じて、子どもにもわかる言葉で伝えてあげるようにしましょう。

<お散歩でのお約束>

  1. 3密(密閉・密集・密接)を避ける
    混み合っている時間帯はさける、短時間で済ますなどの工夫を。
  2. 近隣で済ませる。
  3. こまめな手洗いと咳エチケットを忘れない。
  4. 少しでも体調がすぐれない時は、出かけない。

身近な自然を楽しむアイディア5選

大型公園などに遠出をしなくても、自然は身近にたくさんあります。今の外出自粛の時期は、普段は見すごしている小さな自然に気づくチャンスかもしれません。
遊具やおもちゃがなくても楽しめる、五感をフルに使った自然あそびのアイディアをご紹介します! 近所へのお散歩も、ぐっと楽しくなりますよ。

アイディア1 「色」をたくさん見つけよう

「色」をたくさん見つけよう/一般社団法人 遊心®

新緑まばゆいこの時期ならではの「色」を見つけてみましょう。自分の好きな色の折り紙やクレヨンを持って、散歩にでかけます。手に持っている色と同じ色はありますか? 歩きながら意識的に探してみましょう。
そして、たとえば「ミドリ」で葉っぱを見つけたら、葉っぱをじっくり見てみましょう。表と裏は同じ色かな? 茎の部分はどうかな? 根っこに近い部分は何色かな?

街の風景なかには「たくさんの色」があります。いろいろな色を探す楽しみはもちろんのこと、じっくり見ているうちに、同じ「ミドリ」でも、濃いミドリ、薄いミドリ、黄色っぽいミドリなど、さまざまなグラデーションを見つける楽しみがありますよ。

アイディア2 いろいろな「形」を探そう

いろいろな「形」を探そう/一般社団法人 遊心®

まず、外に出る前に紙に形を書いてみましょう。パパやママが書いてもいいですし、お子さんが自分で好きな形を書いてもOK。□や〇、△だけでなく、うずまき、ハート形、平行、YやXなど、いろいろな形を書いてみましょう。

書いた紙を持って外へ出たら、同じ形を探してみましょう。草花だけでなく、木や虫、石でもいいですね。自然物以外でもいいですよ。見つけたら、お互いに報告しあいましょう。上から見るだけでなく、下から、横からもながめてみてください。

いろいろな「形」を探そう/一般社団法人 遊心®

自然界には、色と同じく、いろいろな形があります。さらに、「顔に見えるもの」を探してみるのも楽しいですよ。木の幹が目に見えたり、口に見えたり…子どもの想像力に驚かされることも。その顔は笑ってるかな? 泣いているようかな? 親子で会話が弾みますね。

アイディア3 「音」を聞いてみよう

「音」を聞いてみよう/一般社団法人 遊心®

外を歩きながら、クイズをだしてみましょう
鳥の声が聞こえたね。どちらの方向から聞こえたかな?
今なにか聞こえた? なんの音だと思う?
風が吹いているね。どちらからどちらに向かって吹いているかな?

そして、お子さんを抱っこしてパパ・ママの胸に耳をあてて、心臓を音を聞いてもらいましょう。パパ・ママもお子さんの心臓の音を聞きます。

今度は木に近づきます。木にそっと耳を近づけて木の音を聞いてみましょう
木や周りからどんな音が聞こえてくるでしょうか?

アイディア4 「生き物」を見つけよう

「生き物」を見つけよう/一般社団法人 遊心®

今の時期は、生き物が活発に動き出す時です。子どもたちにとって、動くアリやダンゴムシはヒーロー! つかまえたら、そっと手のひらに乗せてみましょう。紙コップなどに入れてもよいでしょう。どのように動くのか、じっくりと観察してみます。「足や目を見てごらん」などと声をかけてあげてください。

アイディア5 「ミクロの世界」を探検しよう

「ミクロの世界」を探検しよう/一般社団法人 遊心®

虫眼鏡を用意します(ない場合は、トイレットペーパーの芯などでもOK)。
虫眼鏡を自分の目のすぐそばに持ってきます。枠の中を見ても、ぼやけていてなにも見えませんね。そのまま見たい場所まで、自分がグッと近づいてください。はっきりと見える位置まで近づきます。

さぁ、ミクロの世界を探検です! 虫眼鏡をのぞいたまま、少しずつ動いてみましょう。動かなくても、アリが恐竜のように近づいてきたり、葉っぱのしずくが見えるかもしれません。いつのまにか、子どもは這いつくばって夢中になります。

近所で出会える!春~初夏の花と虫

黄色い花/一般社団法人 遊心®

<道端でよく見かける植物>

    色で探してみましょう

  • 黄色い花…ハルノノゲシ、タンポポ(セイヨウタンポポ)
  • ピンクの花…ヒメオドリコソウ、ホトケノザ
  • 白っぽい花…ハルジオン、ヒメジョン
  • 青っぽい色…オオイヌノフグリ

<昆虫>

  • アリ…地面だけでなく、木にもいることが多いです。
  • ダンゴムシ…木の根元や石や植木鉢の下など、湿った場所を探してみましょう。
  • チョウ…幼虫の食べ物によって、居場所が異なります。アブラナ科の葉っぱの好きなモンシロチョウ、ミカン系の葉っぱの好きなアゲハチョウ、アオスジアゲハはクスノキにやってきます。

見つけた自然をシェア! 「♯ハッピーラッキーネイチャープロジェクト」に参加しよう

さまざまな自然あそびや学びを提唱する「日本シェアリングネイチャー協会」が、「ハッピーラッキーネイチャープロジェクト」と題した、つながるプロジェクトを実施しています。
見つけた自然を、SNS(主にFacebook・Instagram)を使って、 ハッシュタグ「♯ハッピーラッキーネイチャープロジェクト」でシェアしあおうというものです。
今しか見られない自然の様子、楽しい自然とのかかわり方、ちょっと視点を変えた自然の観察方法なども随時発信中。
遠出ができない状況でも、全国各地の自然を感じることができます。
お子さんと一緒に参加してみると、おうちのすぐそばにある日常の楽しみが、広がりそうですね。

(公社)日本シェアリングネイチャー協会 ハッピーラッキーネイチャープロジェクト