ブドウとモモの生産量が日本一の山梨県。都心からも近い山梨県勝沼や石和温泉周辺では8~11月ごろまでブドウ狩り楽しむことができます。子どもが大好きなブドウ! 藤棚から垂れ下がりたわわに実るブドウを見ながら、採れたて・みずみずしい・甘い・おいしいブドウを親子で満喫しましょう。
紫・黒・赤・緑・・・ ブドウの森には16品種にものぼるブドウが勢ぞろい!
山梨県石和温泉から歩いて行ける、唯一ともいえる温泉街の中にあるブドウ園が「豊玉園」。園内に一歩入れば、頭上からたわわに実ったブドウが垂れ下がり、まるでブドウの森に迷い込こんだような光景に包まれます。
「豊玉園」では、なんと16種前後にものぼるさまざまな品種のブドウを生産。これはこのエリアでもトップクラスの豊富さ。しかも大人1200円、小人600円(小学生未満)で、1時間採り放題・食べ放題は破格ともいえる料金! もちろんむやみに採るのはルール違反。1時間で食べられる分だけを採って、おいしく楽しんでくださいね。持ち帰りは有料になります。
ブドウは大きく分けて、巨峰に代表されるような濃い紫色をした黒系、赤みを帯びている赤系、赤紫系、シャインマスカットのような緑黄系に分けられるのですが、このすべての品種がそろっているところがスゴイところ!
三日月のようなおもしろい形をしたブドウは「マガタマ」で、大変珍しいブドウなのですがメインは観賞用とのこと。どんな味がするのが食べてみたりすることもできます!!
1時間採り放題・食べ放題は、時期により異なりますが4~5品種ほど。巨峰やピオーネ、ハニーブラック、早生甲斐路など。
残念ながら高級品種のシャインマスカットは入ってないのですが、800円で5種類ほどのブドウを食べ比べできるので、ぜひシャインマスカットをリクエストしてみてください!
おいしいブドウの見分け方
せっかくブドウ狩りをするのだから、完熟したおいしいブドウにめぐり合いたいですよね。そこでおいしいブドウの見分け方を伝授!
- ポイント1:色づきがいい・皮の色が濃い(紫・黒・赤・緑)
- ポイント2:玉張りがいい
- ポイント3:軸が太くしっかりしていて緑色(黒いものは新鮮ではない)
- ポイント4:ブドウの表面にブルーム(果粉)がある(ブルームが取れ光っている物はダメ)
- ポイント5:粒がそろっている
この5つのポイントをチェックしながら、おいしいブドウを探してくださいね。とくに4つ目のブルームの有無は初めて知った情報。粒の表面に現れる白い粉ブルームは、汚れなどではなく、熟したブドウが病害などから自らを守る防衛本能。完熟サインともいえるブルームは、黒系や赤系のブドウで確認しやすいので、ぜひチェックしてみてください。
上手なブドウの収穫方法
おいしいブドウの見分け方がわかったら、ブドウの採り方。ブドウはとってもデリケートな果物なので、優しく扱ってくださいね。藤棚の高さは160㎝全前後。子どもからはこんな風に見えているのかもしれません。
まずはブドウを鳥などから守る白い傘を上にあげて、茎が見えるようにします。
そっとブドウを包み込むようにして、上の茎の部分をはさみでカット!
見た目よりブドウは重いので落とさないように。このときも優しく持ってくださいね。子どもにはやや高いので、パパやママが抱っこしてあげると上手にできます。
ブドウ狩りに加えて桃狩りもできる!
園内には所々にテーブルやチェアなどが設けられているので、ブドウの森の中でのんびりとそのおいしさを楽しめます!
あれ・・・ モモがなっています!
実は「豊玉園」では桃狩りもできるんです! 桃狩りのシーズンは7~8月。運が良ければブドウ狩りも桃狩りも両方楽しむことが。
季節的に少し暑いかもしれませんが、ブドウ狩りも桃狩りも長袖、長ズボンが基本。緑の多い園内には蚊やブヨなどの心配があるので、虫除けスプレーなどの虫除け対策を。靴はスニーカー。ブドウを収穫するときに使うはさみや各種食器類は、準備してあるので手ぶらで果物狩りを楽しめます。
豊玉園
問合先 | 055-262-2448 |
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住所 | 山梨県笛吹市石和町八田397 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | シーズン中なし(ブドウ狩り期間は8~11月) |
料金 | ブドウ狩り(1時間食べ放題)大人1200円 小人600円(小学生未満) 幼児無料(3歳以下) |
アクセス | 電車/JR「石和温泉駅」より徒歩19分 車/中央道「一宮御坂IC」より国道137号・20号を経由して約9分 |
駐車場 | 約30台 |
URL |
【Photos:tawawa】