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ハイスペック昆虫、その名はオケラ!

和歌山県立自然博物館は、水族館ゾーンやモササウルス、恐竜の化石など見どころ満載

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和歌山県立自然博物館は、水族館ゾーンやモササウルス、恐竜の化石など見どころ満載

風光明媚な和歌山・琴ノ浦に面して建つ「和歌山県立自然博物館」。自然が大好きな子どもから大人までがやって来る博物館です。水族館ゾーンでは和歌山県内に住む生きもの、標本が中心のゾーンでは和歌山県で発見されたモササウルスの化石(レプリカ)という展示はとっても魅力的。年間を通して体験型のイベントも多数開催されており、ここでしか体験できないイベントには、遠くは関東方面からの参加者もいるほど。気軽に家族みんなで楽しめる和歌山県立自然博物館へ出かけてみませんか。

目次(index)

和歌山県立自然博物館ってどんなところ?

入り口前には全長9.5mのカツオクジラの骨格標本(本物)が!

和歌山県立自然博物館のコンセプトは「和歌山県の素晴らしい自然を紹介する」で、水に住む生きもの、動植物、化石などの標本が展示されています。所要時間は、ぐるりと1周するなら2時間ほどが目安。ランチタイムを挟んで、気になった展示をもう一度見るのもOKです。

一般の方から提供された魚類なども標本や展示に活用しています。過去には、イベントで中学生が採集した魚が新種であることが判明したことも!和歌山県内の海や山などで、魚を捕まえたり化石かなと思うものを見つけたら、気軽に問合せてみてください。

子育て世代に優しい料金!ベビーカーも楽々移動

入館料は、高校生以下と65歳以上は無料というのも気軽に見学しやすいポイントです。おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に行っても、入館料が必要なのはパパ・ママの分だけ。その上、当日に限り再入館は可能なのです。

ベビーカーは入り口で借りることができます(無料)

館内は段差がないので、ベビーカーで自由に周ることができます。館内専用ベビーカーの貸出(無料)も行われています。
オムツ交換台は女子トイレだけでなく、多目的トイレ内にも用意されているから、パパでもOK。事務室で声掛けをすれば授乳スペースもあるので、赤ちゃん連れも安心です。

【料金】

  • 大人480円
  • 高校生以下・65歳以上無料(年齢確認要)、障がい者無料(障がい者手帳要)

JR海南駅から路線バスで10分。無料駐車場も

最寄りのバス停付近のブルーの看板が目印

県立自然博物館が建つのは、国道42号線から西側に入った住宅街です。訪れる際は、ブルーに白抜き文字の看板を目印に進んでください。

国道から住宅街に入ると、左側に県立自然博物館が見えてきます。無料駐車場は、ほんの少し先の海沿い道路右側にあります。

【アクセス】

  • 公共交通機関
    JR海南駅から:和歌山市方面行きバス約10分
    JR和歌山駅・南海和歌山市駅から:海南市方面行きバス約30分
    いずれもバス停「琴の浦」下車徒歩約2分

  • 大阪方面から:阪和自動車道海南東ICから国道42号線経由約4km(約10分)
    白浜方面から:阪和自動車道海南ICから国道42号線経由約4km(約10分)
    無料駐車場52台

水族館ゾーンで和歌山の海を堪能

きらめく海で泳ぐ鮮やかな色の魚

まずはじめは、水族館ゾーン(第1展示室)から見ていきましょう。「きらめく海の世界 和歌山県の海」の水槽では鮮やかな色の魚がお出迎えです。
和歌山県の南端・串本の海には、熱帯性の魚もいるということが実感できます。

黒潮の海

きらめく海に続くのは、大水槽「黒潮の海」です。黒潮の海に生息する大型の魚を中心に展示。大水槽は、450tもの海水をたたえ、その中を魚たちが悠々と泳いでいます。

エイもサメも

ウミガメもいた!

幅15mの一枚ガラスは非常に見やすく、生きものの動きを目で追いやすいのです。生きものもこちらの様子をうかがっているような感じがするのは…気のせいかな?

床にエイのシルエット?よく見れば…!

足元に注目!いろいろな生きもののシルエットにその長さが記されています。「展示に夢中になってソーシャルディスタンスを忘れないように」という学芸員さんの配慮です。手作りの目印は、館内の床のあちこちで見ることができます。

ドリーがいるよ。わかるかな

「沿岸の生きもの」では、サンゴやクラゲなどの沿岸に住む生きものを見ることができます。かわいいドリー(ナンヨウハギ)を見つけられるかな。

「手で見る魚の国」は、模型やはく製を手で触ることができます。ツルツル?ザラザラ?感触を確かめてみてね。※現在は新型コロナウイルス感染症予防対策の為お休み中です。

動きがユーモラスなチンアナゴ

子ども達に人気のチンアナゴやウツボは「和歌山の海・魚と棲み家」で会えます。

子どもに大人気のタッチングプール

タッチングプールだ!

子ども達に大人気のタッチングプールがあるのは「潮間帯」。和歌山の磯の様子が再現されており、ナマコやヒトデ、魚などの生きものに触ることができます。

横から見ると、プールの中には生きものがいっぱい

上から覗くと、上にはヒトデ、下にはウニも。大きい魚つかめるかな

腕まくりをして、水面近くの岩場にそっと手を入れて、優しく生きものに触れてください。生きものを手にしたら必ず静かに水の中に戻します。
※現在、生きものにタッチできるのは、密を避けるため平日のみとなります。

自然博物館の一部は、海にせり出すように建てられており、タッチングプールの後ろにある休憩室からは、琴ノ浦から西の和歌山マリーナシティー方面を見渡すことができます。この場所、椅子に腰かけて、ちょっとひと休みするにはちょうどいいんです。

海から川を遡って森の生きものまで続く展示

いろいろな生物がいる小さな水槽がいっぱい

大きなウミガメに誘われて進むと、「いろいろな生物」に出会えます。

これな~んだ?たこ焼きに入っているアレです

いろいろな生物では、細かく仕切られた水槽で息づく生きもの・説明と共に和歌山弁のコメントも。マイ虫眼鏡を持参すれば、自由に好きなだけ細部まで観察ができるのでおすすめです。

キラキラと美しいオイカワ(淡水魚)

海から川を遡って森の生きものへと進む展示は、淡水魚、サワガニ、サンショウウオへと続きます。

川の上流へと向かうジオラマの手前には、川底の石が大きくなっていく様子も再現

再現された那智の原始林の奥からは今にも動物が現れそう

気付いたら、和歌山の森の奥へと進んでいるという心憎い演出です。

モササウルスの化石出現!そのスケールに圧倒

何の化石?手の形に似てるけど…1mもあるよ

第2展示室に進んで粘菌や昆虫から貝の展示へ進んだ先の床には…約9800~6600万年前の恐竜時代の海で生きたとされる、モササウルスの右手化石の表示が!指の先を見上げると!!

モササウルス類化石の産状レプリカ

化石コーナーに常設展示されている「モササウルス類化石の産状レプリカ」の迫力に圧倒されそう。これが体の一部というのですから、驚きです。

全てはここから(腰部椎骨)

恐竜が活躍した白亜紀後期に海の王者として君臨していたモササウルスは、恐竜ではなく海生爬虫類の一種です。恐竜を捕食していたともいわれ、恐竜好きにも人気があります。
モササウルスの化石は、2006年に和歌山県有田川町の鳥屋城山(とやじょうさん)で腰部椎骨の一部が発見され、県立自然博物館に連絡が入りました。その後、京都大学と共同調査を行い、モササウルスの化石であることが判明しました。特に後ろ足の骨化石は国内初!マスコミでも大きく取り上げられたことは、記憶にある方もいるのではないでしょうか。

大掛かりな発掘作業に加え気が遠くなるような作業工程を経てクリーニングされたモササウルスの化石は、日本一の保存部位数であり世界的にも価値が高く、現在も研究は進行中です。

発掘時の岩盤と共にリアルに再現されたモササウルス類化石の産状レプリカは、2019年に国立科学博物館で行われた「恐竜博2019」で、北海道「むかわ竜(カムイサウルス)」と共に展示され、多くの人の記憶にとどまることになりました。
和歌山県立自然博物館モササウルス発掘プロジェクト

モササウルス類の生態復元模型

レプリカの左下には、鳥屋城山で発見されたモササウルスの化石を元に復元された「生態復元模型」も展示されています。一般的なモササウルス類よりもヒレが長く、尚且つ、前より後ろのヒレが長いという特徴があります。展示されているモササウルス類の生態復元図と比較すると、違いが分かりやすいでしょう。

和歌山にも恐竜がいたんだ!

和歌山県で初めて発見された恐竜の化石も展示されています

モササウルスが発見された近くの湯浅町・広川町のあたりでは、2007年に恐竜化石が発見され、和歌山にも恐竜がいたことが分かりました。

スピノサウルス類の化石

2018年にはスピノサウルス類の歯化石も発見され、こちらで展示されています。他にも、植物や貝の化石を多く産出することで有名な広川町・白木海岸で採取された化石などもたくさん展示されています。

展示台の下の引き出しを開けると、化石がいっぱい!

展示台の下にある多くの引き出しには、子どももわかりやすいようにタイトル表示がされています。気になる引き出しを開けて覗いてみましょう。ここでもマイ虫眼鏡が大活躍するかもしれませんね。

イベントも豊富!化石や恐竜を探そう

アンモナイトかな?

県立自然博物館では、様々なイベントも開催されています。アンモナイトなどの化石採集「巨大アンモナイトをさがせ!!」や恐竜化石の追加標本の発見を目的としての観察や採集を行う「恐竜をさがせ!!」は、博物館を飛び出して現地で楽しみます。

恐竜化石を探すイベント風景

発掘していて「これは?」と思ったら、すぐに学芸員さんに確認をすることができたり、いろいろと教えていただけるのは、またとないチャンスです。

バックヤードツアーはいつもと違う雰囲気を楽しめます

イベントは、県立自然博物館内での体験教室やバックヤードツアーなど、他にもワクワクするプログラムがいっぱいです。スケジュールは、館内で用意されているチラシ以外にも公式ホームページでチェックできます。尚、参加希望者は「往復はがき」(開催日2週間前必着)での申し込みとなります。

お土産はカプセルトイ!隣の公園はランチにおすすめ

歯化石コレクションはとってもリアル

入口付近にあるカプセルトイで販売されている「歯化石コレクション」(500円)には、和歌山産のモササウルス・スピノサウルス・メガドロンいずれかの歯化石レプリカが入っています。ガチャっとひねれば、どれが出てくるかお楽しみ。

かわいい缶バッジも

お友達のお土産に、モササウルスや自然博物館オリジナル缶バッジ(100円)はいかが。もし、シークレットカプセルが出てきたら、その場ですぐに開けてね。中に入っているプレゼント引換券を窓口に持っていくと、素敵なプレゼントと交換してもらえますよ。

桜の木が十数本もある温山荘公園

すぐ側の国道沿いには、チェーン店の飲食店やコンビニエンスストアも多く並んでいるので、手ぶらでもランチには困りません。
気候の良い時期は、県立自然博物館のすぐ隣「温山荘公園」でのピクニックランチがおすすめ。チケット売り場の反対側・国道側に目を向けると、右前方に大きな木が茂っています。その向こうにあるのが温山荘公園です。遊具などはありませんが、潮風が心地よい広々とした芝生やベンチがあるので、子ども連れにはピッタリ。
また、車やバスで5分ほど足を延ばして和歌山マリーナシティへ行けば、リゾート気分を味わいながら食事ができます。
※営業に関しては公式サイトをご確認ください。

静かな海辺にたたずむ「和歌山県立自然博物館」は、いつでも誰でもゆったりと受け入れてくれる心地よい空間。和歌山の美しい豊かな自然を感じて、リフレッシュできること間違いなしです。今度はいつ行こうかな。

和歌山県立自然博物館

問合先 073-483-1777
住所 和歌山県海南市船尾370-1
開館時間 9時30分~17時
休館日 月曜(祝日の場合は翌平日)、12月29日~1月3日
入館料 480円、高校生以下・65歳以上無料
URL

https://www.shizenhaku.wakayama-c.ed.jp/

スポット詳細・MAPはるるぶ&more.へ

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。

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