埼玉県にある東武動物公園は、遊園地と動物園が融合したレジャーランド。夏はプールもオープンし、たくさんの家族連れで賑わいます。園内は広々としており、東側が遊園地ゾーン、西側が動物園ゾーンと分かれています。遊園地も動物園も満喫しようと思うと1日では足りないので、遊園地と動物園のどちらかをメインにして回るのが得策。今回は遊園地を中心に、子どもが楽しめるスポットを紹介します。
遊園地へのアクセスは?近いのは駅よりの東ゲート
※こちらの画像は西ゲートです
東武動物公園は東ゲートと西ゲートの2カ所に入口があり、電車の場合は東ゲート、車の場合は西ゲートから入場します。
電車は東武スカイツリーラインまたは東武日光線の「東武動物公園駅」で下車。「東武動物公園駅」西口から東ゲートまでは約600mあり、大人の足なら徒歩10分で到着します。ただし小さい子どもにとって600mは長い…。そんなときは「東武動物公園駅」西口から運行されているシャトルバスを利用。シャトルバスに乗ると、「東武動物公園駅」から東ゲートまで約5分です(大人180円、子供90円)。
車の場合は、西ゲートに3000台収容の駐車場があります。駐車料金は普通車が1000円、二輪車は500円。東北自動車道の久喜I.C.から約20分、岩槻I.C.から約25分、蓮田スマートI.C.から約15分(東京方面から。ETC搭載普通車限定)。また圏央道の白岡菖蒲I.C.から約20分、幸手I.C.から約20分です。
カーナビで検索する場合は、東武動物公園と入力すると東ゲートに誘導されることがあるので「東武スーパープール」と入力してください。また住所検索は「埼玉県白岡市爪田ヶ谷425番地」と入力すると西ゲートへの経路が表示されます。
遊園地があるのは東ゲート側なので、車で来た場合は西ゲートから園内バス「アニ丸ぶーぶー」(片道200円、アトラクションパス利用可)を利用するのがおすすめ。「アニ丸ぶーぶー」は平日は1時間に1~2便、休日は2~4便運行しています。
チケットは?遊園地メインならアトラクションパスも必須
東武動物公園には入園料とアトラクションの料金があります。入園料だけでも動物園は楽しめ、アトラクションや動物へのエサやりなどは別料金。遊園地のアトラクションには乗り放題のアトラクションパスが用意されているので、遊園地メインの場合はアトラクションパスを使って目いっぱい遊ぶとよいでしょう。
アトラクションごとにのりもの券を購入してもOK。のりもの券は園内で購入でき、3歳以上共通で1枚100円です。
遊園地エリアのおすすめの過ごし方
遊園地がメインなので、入園券と乗り放題がセットになったアトラクションパスを購入しましょう。ただし、せっかく動物園が併設されているので気になる動物はチェック。イベントやエサやりは時間が決まっているので、事前に確認しておきたいところです。
特にヒヨコやモルモット、ウサギにふれられる「森のふれあいハウス」は平日10時30分から、土・日曜・祝日10時から整理券を配布するので確認を。午前の部(11~12時)も午後の部(13~15時)も整理券の配布時間は同じなのでご注意ください。
遊園地は東側から「リバティーランド」「プレジャーランド」「ハートフルランド」とエリアが分かれています。どのエリアもアトラクションの選択肢は豊富ですが、どちらかというと「ハートフルランド」にキッズ向けのアトラクションが充実しているので、小さな子どもはこのエリアを中心にスケジュールを組むとよいと思います。
動物園に寄るタイミングにもよりますが、最初にゲートから遠いエリアへ行って、遊びながらゲートに戻るのも効率的。東ゲートから来た場合は、動物園にいちばん近い「ハートフルランド」から東に向かって「プレジャーランド」「リバティーランド」と移動していくとよいでしょう。
おすすめのアトラクションは?
東武動物公園には約30種類のアトラクションがあります。スリル満点のジェットコースターから小さな子どもでも楽しめるものまで多彩なラインアップ。身長や年齢制限がないアトラクションが多いので、小さな子ども連れのファミリーも遊園地を満喫できるのが嬉しい!
ここではテーマごとに、おすすめのアトラクション3選をご紹介します。
スリル満点アトラクション3選
遊園地の花形といえば、やっぱり絶叫アトラクション。小さな子どもは乗れませんが、身長制限や年齢制限をクリアすれば小学生低学年でも楽しめます。
新滑空水上コースターカワセミ
東武動物公園きっての人気ジェットコースター。水上に張り巡らされたレールを、最高時速87.2㎞のコースターが滑走します。水上をアップダウンしたり急旋回したりする姿は、飛ぶ宝石と呼ばれるカワセミのよう。最高部は33.2mありスリル満点です。
※身長120cm以上の6歳から乗車可
ゴールデンシップ~リバイブ~
船が左右にスイングする、いわゆる海賊船系アトラクション。最高部は10mで、アップダウンの浮遊感とスピード感が魅力です。アトラクションがあるプレジャーランドにはオリジナルのストーリーがあり「ゴールデンシップ~リバイブ」は神々から下された罰から人々を守った空飛ぶ船という設定です。
※身長110cmから乗車可
ゴッド・スインガー~オーウェ~
角度を変えながらぐるぐる回る空中ブランコ。スピードが出ると、ブランコが斜めになって思わず絶叫!足が投げ出された状態というのがまた怖いんです。周りには動物の神のレリーフがあり、回るブランコを見守っています。
※身長120cmから乗車可
プチスリルを味わいたいアトラクション3選
上で紹介したアトラクションほどではありませんが、適度なスリルを味わえるのがこちら!
ファミリーコースターてんとう虫
3歳から乗れるジェットコースター。てんとう虫の背中に乗って、8の字のレールを2周します。最高時速33.8㎞とあまりスピードは出ませんが、最高部は7.4mあり、アップダウンの浮遊感を楽しめます。
※3歳から乗車可。ただし小学生未満は中学生以上の付き添い(有料)が必要
ディギーとダギーのトロッココースター
最高時速25.7㎞とスピード控えめのかわいいコースター。最高部3.5mと急降下が少なく3歳から乗れるので、初めてのコースター体験にぴったりです。石炭採掘場のトロッコをモチーフにしたストーリーのあるデザインが好印象。
※3歳から乗車可。ただし小学生未満は中学生以上の付き添い(有料)が必要
海賊ブタヒゲのぐるぐるタグボート
弧を描くレールを滑るように移動するボート型のアトラクション。左右に動くだけでなく、くるくる回転もするのが特徴です。まるで波間をただようボートのよう⁉
※身長110cmから乗車可
景色を楽しむアトラクション3選
乗って楽しいのはもちろん景色も一緒に堪能できちゃう、1粒で2度おいしいアトラクション!
エマさんのチーズ風車
園の中央にある観覧車は、園内のいたるところから見える東武動物公園のランドマーク。最高部は51.766mあり、360度のパノラマビューで園全体を見渡せます。1周は約12分。ゴンドラ1台の定員は4人なので、家族やグループで一緒に利用できます。
※年齢制限なし。ただし小学生未満は中学生以上の付き添い(有料)が必要
空輸便スカイフィッシュExpress
園内中央部のハートフルタウンから東ゲート側のリバティーランドまでを6分30秒で移動するアトラクション。レールの最高部は12mあり、園内風景を眺めながら空中遊覧を楽しめます。定員は4人。炭鉱で見つかった化石生物がモチーフです。
※年齢制限なし。ただし小学生未満は中学生以上の付き添い(有料)が必要
ストーブさんの冒険カート
レトロなエンジンカーに乗って約900mのコースを一周するゴーカート。コースには不思議な生物が出没し、緑も多いので気持ちがいい!最高速度は15㎞で、約4分かけてゴールします。
※身長100cmから乗車可。ただし身長130cm未満は、身長130cm以上で18歳以上の運転で利用
雨の日でも楽しめるアトラクション3選
東武動物公園は屋根付きだったり、屋内にあったりするアトラクションが充実しています。雨でも楽しめるのがうれしいですね。
ミュージックエキスプレス
波状にアップダウンするコースを、2人乗りのシートがぐるぐる回ります。最高速度30㎞ですが、半屋内なので体感速度はそれ以上!意外とスリルがあると評判です。
※身長110cmから乗車可。ただし小学生未満は中学生以上の付き添い(有料)が必要
カルーセルウォーターリリー
水上に浮かぶように造られたメリーゴーラウンド。きれいに飾られた馬に乗って、約2分間の散歩に出かけましょう。4歳からひとりで乗れるのも魅力!
※年齢制限なし。ただし4歳未満は中学生以上の付き添い(有料)が必要
マーガレットさんのフラワーカップ
かわいいカップがくるくる回るティーカップは、遊園地になくてはならないアトラクション。ハンドルを回すことで回転スピードをコントロールできるので、小さな子どもから大人まで楽しめます。小学生からひとりで乗れます。
※年齢制限なし。ただし小学生未満は中学生以上の付き添い(有料)が必要
ほかにも上で紹介した「エマさんのチーズ風車」や「空輸便スカイフィッシュExpress」をはじめ、雨天OKのアトラクションが揃っています。
園内鉄道からトラクターまで2歳以下OK!のアトラクション3選
小さな子どもと楽しむなら年齢制限なしのアトラクションをチェック。保護者と一緒なら何歳でも乗ることができます。
太陽の恵み鉄道~パークライン~
遊園地内の移動手段でも紹介した「太陽の恵み鉄道~パークライン~」は、東ゲートからリバティーランドを経由してハートフルランドまで、景色を眺めながら移動できる鉄道です。車内を風が通り抜け乗り心地も最高!4歳からひとりで乗れます。
※年齢制限なし。ただし4歳未満は中学生以上の付き添い(有料)が必要
ホルンさんのファーム鉄道
こちらも4歳からひとりで乗れる機関車型のアトラクション。コースには鉄橋やサイロ、風車があり、羊がのんびり過ごす牧歌的な風景が。131.1mを約2分で回る、ほのぼのアトラクションです。
※年齢制限なし。ただし4歳未満は中学生以上の付き添い(有料)が必要
出勤!街のウォーターショット隊
ゆっくり動く消防車やパトカーに乗って、水鉄砲で的を狙うアトラクション。シンプルですが、小さな子どもには意外と人気!ストーリーが感じられるアトラクションです。
※年齢制限なし。ただし小学生未満は中学生以上の付き添い(有料)が必要
これ以外にも保護者の付き添いがあれば0歳から利用できるアトラクションがいっぱい。スライダーや吊り橋などが用意された「いたずらヤギーのアスレチック砦」や屋外にある巨大迷路「カード迷路ぐるり森大冒険〜ハートフルタウンの泉〜」も年齢を問わず楽しめます。
園内でのランチはどうする?
東武動物園には5軒のレストラン&カフェと5つのスナック売店があります。園内にバランスよく点在しているので、ランチのタイミングで近くにあるレストランを利用すればよいでしょう。和食から洋食まで揃っていますが、見た目にもテンションがあがるメニューをいくつかご紹介しましょう。
遊園地エリアと動物園エリアのちょうど間にある「中央レストラン」は和食メインのレストラン。そばやうどん、定食などが揃うなか、子どもにはカレーが人気です。ホワイトタイガーの肉球をイメージした「ハローバーグ カレーライス」(1080円)は、ライスの上にハンバーグがのっていて食べ応え十分!
ハートフルタウンにあるかわいいカフェ「コルネさんのパンケーキハウス」では軽食やスイーツが食べられます。看板メニューは「コルネさんのスペシャルパンケーキ ホワイトタイガー」(1500円)。フルーツたっぷりなので、小さな子どもはシェアしてもよさそうですね。
ベビーシートや授乳室なども完備
ベビーシートは園内のすべての女性用トイレと、10カ所の男性用トイレに設置されています。
遊園地側の授乳室は「コルネさんのパンケーキハウス」と「レストランカーニバル」にあります。
遊園地と動物園を両方楽しめる東武動物公園。アトラクションの種類が豊富で、小さな子どもから遊べるのがうれしいですね。広い園内には見どころ、遊びどころがたっぷりあるので、早起きして遊びにいってください。
» 東武動物公園~動物園編~の記事はこちら
» ほたリウムの詳しい記事はこちら
東武動物公園
問合先 | 0480-93-1200 |
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住所 | 埼玉県南埼玉郡宮代町須賀110 |
料金 | 入園料:18歳以上1900円、12~17歳1600円、3~11歳900円、60歳以上1200円 アトラクションパスセット:18歳以上5300円、12~17歳5000円、3~11歳4000円、60歳以上4000円 ※60歳以上は年齢のわかる証明書が必要。また12歳で小学生の場合は900円、18歳以上で高校生の場合は1600円。ただし18歳で高校生の場合は学生証などの提示を求められることがある |
開園時間 | 9時30分~17時30分 ※季節・曜日・イベントにより変動 |
休園日 | 6月の水曜、元日、1月の火・水曜、2月の火~木曜 |
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※営業状況については、お出かけ前に必ず公式サイトでご確認ください。