福井県立恐竜博物館の新館に誕生した「化石研究体験」。恐竜などの化石はどのように見つけられ、観察・調査されるのか、実際の研究員さんたちが行っている研究を疑似体験できるプログラムです。道具を使えるのもポイント。体験時間の約120分間、研究員さんになりきってチャレンジしてみましょう。
※この記事は、『るるぶ 福井県立恐竜博物館(2024年3月11日発売)』を抜粋・一部加筆のうえ掲載しています。
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子どもも大人も夢中になる!化石研究体験徹底紹介
2023年のリニューアルで新館に新設された化石研究体験スペース。近未来的な雰囲気の中で、3つの体験室(Lab. 1~3)を回りながら、本物の研究者のような体験ができます。ここで体験できる3種類の研究メニューをご紹介しましょう。
Lab.1 化石発掘プラス(11月中旬~4月中旬)
野外恐竜博物館がある勝山市北谷の恐竜発掘現場から運んできた化石を観察。それが何の化石なのかを見分けて仕分けていきます。恐竜の骨や歯のほか、恐竜時代の植物や貝、魚などの化石がたくさん見つかるそうです。化石の観察眼を養う貴重な体験ができます。
①石選び
目の前にある集められた石から、観察する分だけをすくいます。
【体験ポイント】見本化石を観察して化石の入り方を確認しよう!
②発掘
まず石を1つ選んで割り、いろいろな角度から観察。タガネを使って、少しずつ石を割っていきます。
【体験ポイント】ルーペや見分けガイドをよく見比べると化石が見えてきます。
③仕分け
歯や骨はなかなか出てこないレア化石。化石や岩石は持ち帰ることはできませんのでご注意を。