自由研究におすすめ!子どもが遊んで学べる都内3施設「水の科学館」「ガスの科学館」「貨幣博物館」を紹介します。「水」「ガス」「お金」は私たちのライフラインを支えてくれているとても大事なもの。また防災やSDGsといった、一度はしっかり学んでおきたいテーマについても一緒に知ることができるんです。嬉しいことにどこも入場料は無料なので、遊びに行ってみてください。
※掲載内容は取材時点の情報に基づきます。新型コロナウイルスの感染拡大防止などにより、各スポットが臨時休業、一部利用不可、イベントが休止している場合があります。営業状況や再開の予定などは、各施設にご確認ください。
- 自由研究のテーマ決めのポイント
- 水の不思議を科学的に学べる体験型施設
東京都水の科学館(江東区) - 電気やガスといったエネルギーを五感を使って学べる
がすてなーに ガスの科学館(江東区) - 身近だけど実は知らないお金のコト
貨幣博物館(中央区)
自由研究のテーマ決めのポイント
自由研究の最初にして最大の関門であるテーマ決めのポイントは2点。
「子どもが楽しく取り組めそうか」と「子ども自身がテーマを決める」です。テーマが決まってからも、調べる、まとめる、見やすく書くなど、完成するまでに子どもが挑戦することは多くあります。その時に子ども自身がそのテーマに興味があり、楽しいと思えれば、最後まで頑張れますよね。また、最終的には「子ども自身が決める」からこそ取り組むモチベーションも上がります。完成時に覚えた達成感は、子どもの成長を促してくれるでしょう。テーマが決まらない時は、子どもの身近なものをキーワードに探してみるのがおすすめです。
水の不思議を科学的に学べる体験型施設
東京都水の科学館(東京都/江東区)
とうきょうとみずのかがくかん
江東区有明にある東京都水道局が運営する「東京都水の科学館」。
手洗いやお風呂など、子どもにとっても身近で当たり前の存在である水の不思議と大切さについて、科学の視点を通して学べる体験型施設です。
入館したら3階からスタート。
「アクア・トリップ」水のたびシアターでは、部屋全体に映像が映し出され、迫力は満点!“蛇口から出る水はどこからきたの?”という不思議を、大自然の循環を通し、まるで自分が水の粒になったかのような感覚で教えてくれます。(鑑賞には整理券が必要。入口1階インフォメーションにて配布)
2階の「アクア・ラボラトリー」は、子どもに大人気の実験コーナーが。水の「科学館」という言葉通り、おいしい水をつくるしくみを体験装置で学んだり、水の性質を利用した実験ショーを見たりと様々な観点から学ぶことができます。同階の「アクア・タウン」では暮らしの中の水の関わり方をわかりやすく紹介。大人にとっても再発見があり、好奇心が刺激されますよ。
また、時間がある人は「アクア・ツアー」に参加するのがおすすめ。平日15分、休日30分をかけて、地下にある本物の水道施設「有明給水所」をアテンダントとともに巡ります。実際の給水所施設を見られるなかなか貴重な機会。見学をし終わるころには、水の面白さと共に、資源を大切に使おうという思いが高まります。
公式サイトには、ワークシート(小学4年生向け)が用意されており、自由研究の参考にもなるのでおすすめです。(「団体見学について」をクリック)
問合先 | 03-3528-2366 |
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住所 | 東京都江東区有明3-1-8 |
時間 | 9時30分~17時00分(入館は16時30分まで) |
休館日 | 月曜日(休日の場合は翌日)、年末年始(12月28日~1月4日) |
アクセス | 【電車】りんかい線/国際展示場駅から徒歩8分 ゆりかもめ/東京ビッグサイト駅から徒歩8分 【バス】都バス 武蔵野大学前から徒歩3分 |
URL |
電気やガスといったエネルギーを、体験を中心に学べる
がすてなーに ガスの科学館(東京都/江東区)
がすてなーに がすのかがくかん
江東区豊洲にある東京ガスが運営する「がすてなーに ガスの科学館」。
暮らしを支えているガスや電気といったエネルギーの特長を楽しく体験をしながら学べる施設です。館内へ入ると、大きな熱気球がお出迎え。ボタンを押すとガスが点火され、気球がふわっと浮かびます。1階の「エネルギー」ゾーンには、体験を通してエネルギーについて考えられる展示があります。ガスを自宅まで届けるガス管のしくみを空気入れポンプを押して学んだり、風車にうちわで風を送って風力発電などの発電方法を知ったり、子どもの興味が引き出されます。
「防災」ゾーンでは、親子で知っておきたい地震対策やもしもの時に役立つ火の扱い方をわかりやすく教えてくれます。
2階の「環境・食」「暮らし・社会」の2ゾーンは、“社会の課題“がテーマ。子どもも耳にする機会が増えた地球温暖化やユニバーサル、SDGsなどについて考えたり、車いすを体験したりすることで、身のまわりの課題をより具体的に感じることができます。
発見がたくさんつまったガスの科学館。わからないことがあればコミュニケーターへ質問。丁寧に教えてくれるので、自由研究の強い味方にもなってくれるでしょう。
問合先 | 03-3534-1111 |
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住所 | 東京都江東区豊洲6-1-1 |
時間 | 10時30分~17時00分(入館は16時30分まで) |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)・年末年始・施設点検日 |
アクセス | 【電車】東京メトロ有楽町線/豊洲駅(7番出口)から徒歩6分 ゆりかもめ/豊洲駅(北口)から徒歩6分、 ゆりかもめ/新豊洲駅(1A出口)から徒歩7分 【バス】都営バス/豊洲駅前バス停から徒歩6分 |
駐車場 | あり |
URL |
身近だけど実は知らないお金のコト
日本銀行金融研究所 貨幣博物館(東京都/中央区)
にっぽんぎんこうきんゆうけんきゅうじょ かへいはくぶつかん
出典「日本銀行貨幣博物館所蔵」
中央区の日本銀行本店。この地は江戸時代、金貨を作っていた「金座」があり、お金とかかわりが深い場所になりますが、その向かいにあるのが貨幣博物館です。ここでは、古代から現代までのお金の歴史や、数々の大判・小判など貴重な3000点もの展示を見ることができます。
出典「日本銀行貨幣博物館所蔵」
1階セキュリティチェックを通り、2階へ行くと、展示室前のロビーに記念撮影スポットがあります(展示室は撮影不可)。同ロビーにある映像コーナーでは、展示の概要を子どもにもわかりやすく説明してくれるので、展示を見る前の視聴がおすすめ。
展示室には、お金がどのように使われてきたのか、きらきらかがやく小判の成分比や、江戸時代から現在も進化を続ける驚きのお札偽造防止技術など、子どもの注目を引く興味深い内容も。
千両箱の重さ体験や、お金のスタンプラリーなど、面白い体験展示に子どもも夢中になるでしょう。
※感染症予防対策の為、体験展示等を中止している可能性があります。最新状況は直接施設にご確認ください。
出典「日本銀行貨幣博物館所蔵」
展示ケースには子どもや車いすの方でも見やすい工夫がされており、入館時にもらえる子ども向けパンフレットと共に自由研究の参考にもなります。
キャッシュレス化もありますが、子どもにとってお金はお年玉やおこづかいなどまだまだ身近で大切なもの。改めて考えることのなかった「お金とは何か」を知ることができるので、子どもも大人も有意義な時間を過ごせます。親子でお金のことを話すきっかけにもなる博物館です。
問合先 | 03-3277-3037 |
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住所 | 東京都中央区日本橋本石町1-3-1(日本銀行分館内) |
時間 | 9時30分~16時30分(最終入館は16時00分まで) |
休館日 | 月曜日(ただし、祝休日は開館)、年末年始(12月29日~1月4日)、展示入れ替え等のため、臨時休館することあり |
アクセス | 地下鉄半蔵門線/三越前駅(B1出口)から徒歩1分 地下鉄銀座線/三越前駅(A5出口)から徒歩2分、 地下鉄東西線/日本橋駅(A1出口)から徒歩6分 JR/東京駅 日本橋口から徒歩8分 |
URL |
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