北海道・東北でおすすめの鍾乳洞や洞窟を紹介します。日本三大鍾乳洞ともいわれる龍泉洞(岩手県)や、幽玄洞(岩手県)は美しい地底湖があり一度は見てみたい神秘的なスポット。あぶくま洞(福島県)や入水鍾乳洞(福島県)、安家洞(岩手県)はスリリングな探検コースもあって人気があります。つららのような鍾乳石やタケノコのような石筍など、ユニークな形を子どもと探しながら楽しんでみては。
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全国のおすすめ鍾乳洞・洞窟
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北海道の鍾乳洞・洞窟
フゴッペ洞窟(北海道/余市町)
ふごっぺどうくつ
洞窟内に描かれた翼を持つ人物像
昭和25年(1950)に発見された約1500~2000年前(続縄文時代)の遺跡。洞窟の内壁には人物や動物、舟などを描いたと思われる刻画が見られる。
住所 | 北海道余市郡余市町栄町87 |
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TEL | 0135-22-6170 |
時間 | 9時~16時30分 |
休み | 月曜、祝日の翌日、12月中旬~4月上旬 |
料金 | 入館高校生以上300円、小・中学生100円 |
URL |
https://www.town.yoichi.hokkaido.jp/machi/syoukai/fugoppe.html |
岩手県の鍾乳洞・洞窟
稲荷穴(岩手県/遠野市)
いなりあな
奥行き1000mの鍾乳洞
大麻部山[おおまぶやま]の南麓にある鍾乳洞。奥行は約1kmある。洞窟内から流れる清水は、いわての名水20選に選ばれた。安全面から入洞する際は、市の許可が必要となる(入口に門扉を設置)。毎年8月の第1日曜日には稲荷穴まつりが開催され、賑わいを創出している。
住所 | 岩手県遠野市宮守町達曽部 |
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TEL | 0198-67-2111/遠野市宮守総合支所 地域振興課 |
料金 | 見学自由 |
URL |
幽玄洞(岩手県/一関市)
ゆうげんどう
鍾乳石(豊乳浄土)
3億5千万年前は、水深50mの海底だった鍾乳洞。岩盤にはウミユリ、腕足類[わんそくるい]などの化石が露出。洞内には石筍[せきじゅん]やつらら石などの鍾乳石がみられ、地底湖もある。隣接の幽玄洞展示館では、地元で採集された化石の展示や地層を解説している。所要20分。
住所 | 岩手県一関市東山町長坂字東本町154-1 |
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TEL | 0191-47-3303/幽玄洞観光 |
時間 | 8時30分~18時(10~11月は~17時、12~3月は9~16時) |
休み | 無休 |
料金 | 大人1100円、中学生600円、小学生400円 |
URL |
布佐洞窟遺跡(岩手県/一関市)
ふさどうくついせき
名刹・最明寺から約200m離れた、南斜面にある洞窟。石灰岩の中にできた横穴式鍾乳洞で、全長約230m。県南部の鍾乳洞として古くから知られ、発掘調査により縄文時代の人骨・獣骨や土器が出土したが、洞内の形態などは未だ不明点が多く研究が続けられている。学術的資源として自然の状態で保存しているため、見学時にはヘルメットなどの装着が必要。入洞するには川崎支所地域振興課へ事前確認のこと。
住所 | 岩手県一関市川崎町門崎字石蔵161-2 |
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TEL | 0191-43-2111/一関市川崎支所 地域振興課 |
時間 | 8時30分~17時15分(要届出) |
休み | 無休 |
料金 | 無料 |
URL |
龍泉洞(岩手県/下閉伊郡岩泉町)
りゅうせんどう
世界有数の透明度を誇る水深35mの第1地底湖
岩泉町の北西2km。標高604mの宇霊羅[うれいら]山の東麓に洞口をもつ、日本有数の鍾乳洞。洞内は既に知られている所だけでも4088mあり、その内見学コースは約700m。途中の約270段の階段を登ると展望台へ行ける。洞窟の奥からは清水が湧出。ドラゴンブルーの地底湖は神秘的な美しさだ。所要30~40分。
住所 | 岩手県下閉伊郡岩泉町岩泉字神成1-1 |
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TEL | 0194-22-2566/龍泉洞事務所 |
時間 | 10~16時 |
休み | 無休(大雨による増水等で休業する場合あり) |
料金 | 入洞大人1100円(龍泉新洞科学館と共通) |
URL |
安家洞(岩手県/下閉伊郡岩泉町)
あっかどう
安家洞観光開発有限会社
岩泉の北約20kmにある、安家石灰岩層のほぼ中央に位置。国指定天然記念物。鍾乳石の形成や石筍[せきじゅん]が伸びて、石柱になる様子が見られる。洞窟の総延長は23.7kmと日本一。観光コースは約500m。洞内は無数の鍾乳石・石柱・神殿など、荘厳華麗な景観が展開する。ミニ探検洞(15分)も解放されて好評を博している。平成25年(2013)三陸ジオパーク・ジオサイトに認定。
住所 | 岩手県下閉伊郡岩泉町安家字日蔭161-1 |
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TEL | 090-4313-7101/工藤 |
時間 | 9~16時(8月は~17時) |
休み | 11月下旬~4月中旬 |
料金 | 入場高校生以上1000円、小・中学生600円 |
滝観洞(岩手県/気仙郡住田町)
ろうかんどう
JR釜石線上有住[かみありす]駅の目の前にある大理石の鍾乳洞。総延長1132mまで確認されている。入口から880mほど奥のドームの天井の裂け目から落ちる落差29mの天の岩戸の滝が見もの。洞内の滝としては落差日本一という。
住所 | 岩手県気仙郡住田町上有住字土倉 |
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TEL | 0192-48-2756 |
時間 | 8時30分~16時30分(冬期間は~16時) |
休み | 無休 |
料金 | 見学1050円(現在白蓮洞の入洞は不可 ※再開未定) |
山形県の鍾乳洞・洞窟
地蔵倉(山形県/最上郡大蔵村)
じぞうくら
肘折温泉の東の断崖にある奇岩が連なる開湯伝説の地。岩の小さな穴にこよりを通して結ぶことができれば願いが叶うといわれ、縁結びの神として知られる。温泉街にある薬師神社から遊歩道が整備され、片道40分。
住所 | 山形県最上郡大蔵村大字南山 |
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TEL | 0233-75-2105/大蔵村産業振興課 |
休み | 11月下旬~5月下旬は雪のため閉鎖 |
料金 | 見学自由 |
福島県の鍾乳洞・洞窟
入水鍾乳洞(福島県/田村市)
いりみずしょうにゅうどう
一休洞は洞内唯一の広々とした空間
全長900m。洞内には数十mの大空洞もある。所要30分のAコースは、高さ6mの不動滝が流れる比較的簡単なコース。さらに奥に行くBコースは所要1時間ほど。所要1時間30分のCコースは、案内人(有料)が同行する本格的な探険コースだ。水濡れ防止用具は持参のこと。
住所 | 福島県田村市滝根町菅谷字大六89-3 |
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TEL | 0247-78-3393 |
時間 | 8時30分~17時(10月下旬~3月上旬は~16時30分。詳しくは公式サイトを要確認) |
休み | 不定休(悪天候時や冬期に休業あり。詳しくは公式サイトを要確認) |
料金 | Aコース大人600円、小人(小・中学生)500円。Bコース大人800円、小人(小・中学生)600円。Cコース1組大人(高校生以上)5名まで6000円(要予約) |
URL |
あぶくま洞(福島県/田村市)
あぶくまどう
高さ約29mの洞内最大のホール「滝根御殿」/(一財)田村市滝根観光振興公社企画営業課
悠久の歳月をかけて創られた鍾乳洞。全長600m、年間を通して気温15度の洞内には、天井から大きく下がる鍾乳石や床下からタケノコのように堆積してできる石筍など千変万化の神秘な世界が続いている。照明の中に様々な鍾乳石が浮かび上がって見ることができる「滝根御殿」は見逃せない。一般コースから分かれる長さ120mの探検コース(別途200円)は狭いところを進むため、スリルと冒険気分を味わうことができると人気。
住所 | 福島県田村市滝根町菅谷東釜山1 |
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TEL | 0247-78-2125 |
時間 | 8時30分~17時(冬期は~16時30分) |
休み | 無休 |
料金 | 入洞大人(高校生以上)1200円、中学生800円、小学生600円(探検コースは別途200円) |
URL |
戸ノ口堰洞穴(福島県/会津若松市)
とのくちせきどうけつ
戸ノ口原での戦いに敗れた白虎隊士20名が、鶴ケ城の安否を確かめるためにこの洞穴を通って飯盛山に出たと言われている。元々は猪苗代湖の水を会津藩に引くために作られたもの。
住所 | 福島県会津若松市一箕町八幡地内 |
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TEL | 0242-39-1251/会津若松市観光課 |
時間 | 見学自由 |
休み | 見学自由 |
料金 | 見学自由 |
URL |
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