栃木県小山市にある「いちごの里」のいちご狩りを徹底レポート！栃木県オリジナル品種のスカイベリー、とちあいか、ミルキーベリー（白いちご）などから選べるコースや土日限定の食べ比べコースが人気です。ビュッフェレストランやカフェ、ショップにもいちごが満載で、さながら“いちごのテーマパーク”！各施設のおすすめメニューや商品も詳しく紹介します。
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関東のいちごの品種 ／ スカイベリー狩り ／ 白いちご狩り
「いちごの里」って？ 予約のポイントやアクセスは？
いちごの里は、いちごをはじめ、さくらんぼや桃、ぶどうなど、1年を通じてさまざまなフルーツ狩りが楽しめる観光農園です。約14haの敷地内に150棟以上のビニールハウスが広がり、レストランやカフェ、ショップも併設されています。
いちご狩りは4つのコースが用意され、いずれも公式サイトか電話で完全予約制。予約の際のポイントとして、時間指定もあるので到着後すぐにいちご狩り、その後で併設施設を利用する形にしておけば、時間を気にせずランチやショッピングなどが楽しめます。
アクセスは車なら東北道佐野藤岡ICから約20分、電車なら東北新幹線、宇都宮線（湘南新宿ライン・上野東京ライン）、水戸線、両毛線と多くの路線が乗り入れるJR小山駅が最寄りです。駅西口から小山市コミュニティバス「おーバス」の道の駅線に乗って約25分のいちごの里下車。停留所はいちご狩り受付の入り口付近にあるので、下車後そのまますぐに受付できて便利です。本数が少ないので事前に小山市のサイトで時刻表を確認しておきましょう。
＜いちご狩り情報＞
- 採れる品種：とちおとめ（12月中旬～5月上旬）、スカイベリー（12月中旬～5月下旬）、とちあいか（11月～5月上旬）、ミルキーベリー（12～5月）など
- 料金：40分食べ放題：小学生以上2200～2310円、3歳以上1430円、曜日、時期により異なる（いちご狩りデラックスは60分食べ放題：小学生以上3830円、3歳以上2180円）
- 予約：完全予約制
- 持ち帰り：不可
- ジャム作り体験：あり／土・日曜、祝日のみ(1月上旬～5月上旬予定、要予約)
- 高設栽培：あり
- 車椅子入園：不可
いちご狩りは全4コース。土日は食べ比べも！
左からとちあいか、スカイベリー、とちおとめ、ミルキーベリー
全4種類のいちご狩りコースのうち、曜日を問わず参加できるのはスカイベリー狩り、とちあいか狩り、とちおとめ&ミルキーベリー狩りの3種類で、いずれも40分食べ放題。食べ比べができる土日のデラックスも含め、予約時に前もってコースも決める必要があります。下記に各品種の特徴も紹介しますので、予約の参考にしてみてくださいね。
スカイベリー狩り
まずはスカイベリー狩りから。色鮮やかで光沢がある円錐形の実は、大粒で糖度と酸度のバランスが良く、なめらかでジューシーな食感と独特の芳香が特徴。贈呈用としても喜ばれることなどから“プレミアムいちご”とも呼ばれる、栃木県オリジナル品種です。
受粉用のミツバチが舞うハウス内。畝に少し高さが合って収穫しやすいです
スカイベリーの紹介・いちご狩りの記事
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とちあいか狩り
続いて、2019年から出荷が始まったばかりの新しい品種・とちあいか。栃木県のいちご研究所が開発した、こちらも県のオリジナル品種です。30～40gと大きめで、先端の糖度は15度前後と、酸味が少なく甘みが強め。濃い赤色で丸みのあるきれいな三角形で、ヘタの部分がへこんでいるため、縦に切ると断面がハート型になるのも大きな特徴です。
断面がホントにハートに見える！
とちおとめ＆ミルキーベリー狩り
とちおとめ&ミルキーベリー狩りはひとつのハウスに2種類が栽培され、両方のいちご狩りが楽しめます。とちおとめは栃木県から全国的に広まった、言わずと知れたキングオブいちご。全国No.1シェアの品種で、甘みと酸味のバランスがよく、果汁たっぷりのジューシーな味わいが特徴です。そして、2019年に名称が決まったばかりでまだ希少なミルキーベリー。今、話題の白いちごの栃木県オリジナル品種で、大きくてミルクのように白く、まろやかな食感と甘さです。赤くならないのでどれが食べ頃か少し分かりづらいですが、ミルク色やピンク色の実を選んで緑色は避けるのがポイントとのこと！
ミルキーベリーは熟すと表面の粒が赤っぽくなります
白いちごの紹介・いちご狩りの記事
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いちご狩りデラックス
デラックスでのみ食べられるとちひめ
最後に1～3月の土日のみ実施され、上記4品種にとちひめも加えた、生育状況により最大5品種の食べ比べができるいちご狩りデラックス。とちおとめ以外は、栃木県内でのみ栽培されるオリジナル品種です。150以上のハウスのうち2棟しかない高設栽培のハウスで、時間もたっぷり1時間あるので、無理のない体勢でのんびりといちご狩りが楽しめます。とちひめは大粒で甘みが強い反面、果肉が柔らかくてとてもデリケートな品種。そのため流通にあまり向かず、いちご狩りや直売がメインのため、“幻のいちご”とも呼ばれています。
レストラン「いちご一会」でランチ&デザートビュッフェ
ランチのおすすめはビュッフェレストラン「いちご一会」。ランチビュッフェは11～15時（最終入店14時30分）で、大人（中学生以上）2200円、小学生1650円、幼児（3歳以上）990円、2歳以下は無料です。
食べ放題メニューの食材のほとんどが地産地消で、「日光高原牛」や「やんちゃ豚」など、地元ブランド食材も使用しています。さらにサラダバーの野菜は、敷地内で収穫したものも含め地元農家の採れたてで新鮮そのもの。特製のふわとろオムライスやピザ、パスタなどの洋食メニューを中心に、食べ盛りのキッズもお腹いっぱい食べられます。
もちろん、いちごを使ったメニューも豊富。なかでも冷製パスタはいちごにアクセントとしてトマトを加えたソースが甘酸っぱく、カットいちごもたっぷり！さらにお好みでいちごピューレもかけられる、旬の時期にのみ提供される限定メニューです。
自慢のピザは店内の石窯で焼いたばかりのアツアツが置かれ、薄生地でパリパリ、モチモチですよ。
ランチビュッフェのラインナップにもスイーツはありますが、食事を済ませて来た人やスイーツ重視の人におすすめなのが、15時からのデザートビュッフェ。平日は～17時（最終入店16時30分）で、大人（中学生以上）1320円、小学生1100円、幼児（3歳以上）660円、2歳以下無料。土・日曜、祝日は～17時30分（最終入店17時）で、大人（中学生以上）2200円、小学生1650円、幼児（3歳以上）990円、2歳以下無料。特に土・日曜、祝日のスペシャルデザートビュッフェは、写真のように豪華そのものの内容で、わざわざこれだけを目当てに訪れる人も多いそうです。
平日の午後限定で「スカイベリー狩り＆デザートビュッフェ」のプランもあります。詳しくは公式サイトへ。
カフェのスイーツやショップのおみやげもいちごづくし
カフェやショップなど、その他の施設も充実しています。まずは季節のフルーツを使ったスイーツや生パスタなどのカフェメニューが揃う「アンジェ・フレーゼ」から。
いちごシーズンを通して定番の人気メニューが、収穫したいちごを贅沢に盛った天使のパンケーキ（1470円）です。いちごだけでなくパンケーキにもこだわり、栃木県産小麦粉イワイノダイチと鹿沼山麓卵を使用。山盛りのホイップクリームは甘さ控えめで、いちごの味わいを引き立てています。
採れる品種などによって月ごとに変わる、限定スイーツもおすすめ。取材時は白いちごのミルキーベリーを使った、紅白いちごとローストナッツの塩チョコキャラメルパフェ（1980円）でした。さらにティラミスやワッフルなどにも、月限定のメニューが登場します。
続いて「カーンズチョコ」は、2022年11月に仲間入りした新店舗。いちご×チョコレートの専門店でイートインも用意されており、いちごをたっぷり使用したカフェメニューやチョコレート菓子が話題を呼んでいます。こちらは「アンジェ・フレーゼ」の天使のパンケーキに対し、チョコレートバージョン・堕天使のパンケーキ（1470円）が定番。プラス230円でドリンク付きにも変更できます。
店内ではおみやげも販売されていて、自慢の濃厚チョコレートにサクサクの自家製クッキーを合わせたショコラサンド（1個360円）が大人気。いちごをはじめピスタチオ、ビターと3種類の展開で、箱入りのセット販売もあります。
いちご狩りの受付場所に隣接した「ベリーベリーマルシェ」にも、いちごスイーツやオリジナルのおみやげが揃っています。ケーキやタルトなどのスイーツは、店前に用意されたテラステーブルですぐに食べることもできますよ。
収穫に合わせた旬のスイーツのなかには、ミルキーベリータルト（790円）など、白いちごを使ったメニューも登場。
ジャムやバウムクーヘン、フィナンシェなど、園内で採れたいちごを使ったオリジナル商品もバラエティ豊か。冷やしても凍らせてもおいしいひだまりゼリー（260円）はバラ売りのほか、3個入りや6個入りなどもおみやげにぴったりです。
いちごの直売も充実していて、有料で発送もできます。家族におすすめなのがファミリーパック（1000円）。パックいっぱいにいちごが詰め込まれていてお得です！
レトロバスなども子どもに人気！
かわいらしいペイントがされたレトロなバスや、マルシェ前のトラクターなど、実際に乗って写真を撮ることができるのも子ども連れにうれしいポイント。
バスの車内はレトロそのもので、子どもは興味津々、大人は懐かしい気分に浸れる空間です。窓から飼われている動物を眺めることもできます。
清潔に保たれ、オムツ替えシートやオムツを捨てるためのビニール袋まで用意されているトイレも含め、家族連れにもいたれりつくせりの施設になっていますので、ぜひ訪れてみてくださいね！
●いちごの里（いちごのさと）
| 住所 | 栃木県小山市大川島408 |
|---|---|
| 問合先 | 0285-33-1070／いちごの里総合受付 ※9～17時 |
| 営業時間 | 要問合せ（季節や施設によって異なる） |
| 定休日 | 無休 |
| アクセス | 電車：ＪＲ小山駅→車13分。または西口→おーバスで25分、バス停：いちごの里下車、徒歩すぐ 車：東北道佐野藤岡ICから国道50号14km20分 |
| 駐車場 | あり／120台／無料 |
| URL |
