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足立区都市農業公園の田植え体験・農業体験レポート!子ども遊具やレストランも

足立区都市農業公園の田植え体験・農業体験レポート!子ども遊具やレストランも

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足立区都市農業公園は東京都内にありながら田んぼや畑が広がり、幼児からさまざまな農業体験ができる貴重なスポット!毎年6月上旬に行われる田植え体験のレポートを中心に、季節の野菜収穫体験、レストランやマルシェなどの施設、遊具や芝生広場、バスや車でのアクセスまで、余すところなく紹介します!

» 関東の田植え体験スポット

目次(index)

「足立区都市農業公園」ってどんなところ?

足立区都市農業公園

足立区都市農業公園は田植えや野菜の収穫など年間を通じて多彩な自然体験ができる、「自然と遊ぶ、自然に学ぶ、自然と共に生きる」をテーマにした都市公園です。足立区鹿浜の荒川と新芝川が合流する地点に広がる約6.7haの敷地内に、田んぼや畑、レストランやマルシェなど、さまざまな施設が揃っています。

日本の原風景のような雰囲気が感じられる/足立区都市農業公園

園内には江戸時代後期に建てられたものを移築した古民家もあり、日本の原風景のような雰囲気が感じられます。

ノスタルジックな古民家の脇に立つ郵便ポスト/足立区都市農業公園

古民家の脇に立つ郵便ポストもノスタルジック!

6月上旬はアジサイが見頃/足立区都市農業公園

春の桜やチューリップ、秋のコスモスなど季節ごとに美しい花々で彩られます。田植えが行われる6月上旬は、アジサイが見頃を迎えていました。

畑や田んぼ/足立区都市農業公園

都会ではあまり見ることのない畑や田んぼに興味津々! この恵まれた環境をフィールドに、さまざまな体験が行われています。体験は公式サイトや往復はがきで申し込む「事前募集プログラム」、当日先着順で受付を行う「当日受付プログラム」、受付なしで参加できる「毎日プログラム」に分かれていて、農業体験は「事前募集プログラム」が多いので、1~2カ月前からチェックして申し込んでくださいね(定員以上の申し込みがあった場合は抽選)。

お米作り体験のプログラムは2種類

種まきから脱穀まで!連続型プログラム

お米作り体験/足立区都市農業公園

4~11月にかけて行われる「田んぼでお米を作ってみよう」は田植えだけでなく、計7日にわたって稲の種まきから収穫、脱穀までほぼすべての過程を体験できる連続型プログラム。全7回の実施日に全日参加できる小学3~6年生(保護者1人の同伴が必須)が対象です。例年3月上旬~4月上旬に申し込み受付があり、人気のため毎年抽選になる「事前募集プログラム」。当選者は8月を除く毎月1日ずつ集まり、その時期ごとの米作りの工程を体験。6月が田植え体験の回になっています。

<体験情報:田んぼでお米を作ってみよう>

  • 実施日(2023年):4月23日(日)、5月14日(日)、6月4日(日)、7月2日(日)、9月30日(土)※雨天の場合は10月8日(日)、10月29日(日)、11月19日(日)
  • 予約:要予約/オンラインまたは往復はがきでの事前申し込み
    ※事前募集プログラムにつき、現在は募集終了しています。
  • 料金:1組5000円(全7回)
    ※プログラムの料金は変更になる場合があります。

単発の田植え体験プログラム

単発の田植え体験プログラム/足立区都市農業公園

そして、今回レポートする単発のプログラムが、6月上旬に1日だけ行われ、所要時間1時間ほどの「田植え体験」。こちらも例年抽選になる「事前募集プログラム」で、申し込み受付時期は例年4月上旬~5月中旬。3歳以上の子どもが対象で、小学3年生以下は保護者1人の付き添い参加が必要となります。
また、単発のお米作り体験プログラムは9月の「稲刈り体験」もあります。申し込み受付時期は例年7月上旬~9月上旬。

<体験情報:田植え体験>

  • 実施日(2023年):6月3日(土)
  • 予約:要予約、オンラインまたは往復はがきでの事前申し込み
  • 料金:1組800円(保護者を含め、1組3人まで)

人気の田植え体験をレポート

服装や持ち物の準備は?

田植えの際の服装/足立区都市農業公園

田植えの際の服装は汚れてもよいTシャツ、半ズボン、帽子、サンダル、使用後に捨ててもよい長い靴下など。その他の持ち物として、飲み物、タオル、軍手、着替え、雨天時は雨がっぱなどが必要です。そのうち靴下と軍手は田んぼに入る用ですが、使わずに裸足と素手で田植えを行う人も多数。サンダルは集合や着替え場所となる会議室から田んぼまでの移動用で、特に帰りはサンダル自体も汚れるので、スニーカーなど別の靴も用意しておくとよいでしょう。もちろん一緒に田んぼに入る保護者の大人も、同様の準備が必要です。

田植え体験の流れ

正門の正面にある都市農業交流館/足立区都市農業公園

体験当日、公園に到着したら、まずは正門の正面にある都市農業交流館へ。

館内1階のビジターセンター/足立区都市農業公園

スタート15分前までに館内1階のビジターセンターで、受付と参加料金の支払いを済ませます。早めに来て時間があれば、その後園内で遊んでいてOK!

男女別の着替え場所も用意されている/足立区都市農業公園

そして、10分前までに2階の会議室に集合し、ここで再度受付。男女別の着替え場所も用意されていますので、必要な場合は時間までに着替えも済ませておきましょう。

10分ほどのレクチャーからプログラムがスタート/足立区都市農業公園

時間がきたらスタッフさんの紹介や稲についてのお話、諸注意など、10分ほどのレクチャーからプログラムがスタート。

田んぼへ向かいます/足立区都市農業公園

レクチャーが終わったら移動用のサンダルに履き替えて、それぞれ田んぼへ向かいます。会議室は施錠されるので、着替えなど必要ない荷物は置いておいて大丈夫。

田んぼの脇の荷物置き場/足立区都市農業公園

田んぼの脇にも荷物置き場が用意されていますので、持っていった水筒などはここに置いておくこともできますよ。

田んぼでも再度、田植えの具体的な方法などのレクチャーがある/足立区都市農業公園

田んぼでも再度、田植えの具体的な方法などのレクチャーがあります。主な注意点として苗は折れないように根本を持つこと、田んぼ内は足をつま先から入れてかかとから出すイメージで移動することなどを教えてもらえます。

写真のように田んぼに引かれた30cm×30cmの網目の線の交わるところに植える/足立区都市農業公園

また、写真のように田んぼに引かれた30cm×30cmの網目の線の交わるところに植えるのも重要。尺角植えというそうで、そうすれば等間隔に植えられる上、雑草を取る際などにも楽なのだそうです。

いよいよ田植えがスタート/足立区都市農業公園

田んぼの脇でひと通りレクチャーを聞いたら、いよいよ田植えがスタート。まずは、用意された稲をバケツに入れていく工程から。

苗を育てる専用の容器/足立区都市農業公園

苗を育てる専用の容器からスポッと簡単に、キレイに抜けて快感! 次から次へ、抜いてはバケツに入れていきましょう。

下準備は完了/足立区都市農業公園

苗が田んぼの中で途中でなくなってしまったら、補充しにまた戻らなければならないので、あらかじめなるべくたくさんバケツの中に入れておくことも大切だそう。これで下準備は完了! ついに田んぼの中に入ります。

みんなおっかなびっくり田んぼの中へ/足立区都市農業公園

みんなおっかなびっくり田んぼの中へ。ヌメッとして足がズズズと埋まっていく感覚は、この体験に参加したからこそ!

初めての感覚に顔が引きつっています/足立区都市農業公園

初めての感覚にとまどい、入ってすぐはまだ顔が引きつっています……。

現役の農家さんや農業スタッフさんの手ほどきを受けながら…/足立区都市農業公園

現役の農家さんや農業スタッフさんの手ほどきを受けながら、線が交わる場所にズボッ!

しっかりと植え込むことが重要/足立区都市農業公園

植え込みが甘いと浮いてきてしまうので、大人は第1関節、子どもは第2関節の深さまでしっかりと植え込むことが重要です。

1組(1家族)が3列を担当/足立区都市農業公園

1組(1家族)が3列を担当します。ちゃんとまっすぐに植えられているかな?

用意された水場で泥を洗い落として戻ります/足立区都市農業公園

終わった家族から用意された水場で泥を洗い落として、会議室に戻ります。真水が出るホースも用意されていますので、きれいに洗うことができますよ。

最後におみやげをもらって終了/足立区都市農業公園

会議室に戻ったら着替えとアンケートの記入を行って、最後におみやげをもらって終了です。もらったビニール袋に入っているのは……?

家でお米を育てられる「ボトルイネ」/足立区都市農業公園

家でお米を育てられる「ボトルイネ」! ボトルに入れて日当たりのよい場所に置いて育てれば、9月には実際に収穫できますよ!

季節の野菜収穫体験もおすすめ

収穫体験/足立区都市農業公園

公園では年間約50種類もの野菜を育てています。収穫体験できる野菜は年間で10種類ほど。その都度公式サイトで案内されますので、チェックしてみてくださいね。

2歳以上の未就学児と保護者を対象にした「畑のようちえん」/足立区都市農業公園

なかでも8月を除きだいたい毎月実施されているのが、2歳以上の未就学児と保護者を対象にした「畑のようちえん」。公園の田畑を散策し、野菜収穫や農作業の体験を行います。こちらもほぼ抽選となる「事前募集プログラム」ですが、毎月のように行われているので外れてもめげずに、何度でも申し込んでみてくださいね。

<体験情報:畑のようちえん>

  • 実施日:ほぼ毎月1回
  • 予約:要予約、オンラインまたは往復はがきでの事前申し込み
  • 料金:未就学児1人につき300円(収穫した野菜はお持ち帰り)

レストランやマルシェ、遊具など施設も充実

レストハウス「キッチンとれたて」/足立区都市農業公園

園内は体験以外の施設も充実しています。まずはレストハウス「キッチンとれたて」。1階は軽食やスイーツが中心。2階は定食やパスタ、カレーなど、園内の畑でとれた無農薬・無化学肥料の野菜を使ったオリジナルメニューが揃うレストランになっています。

建物の前はテラス席になっていて開放的/足立区都市農業公園

建物の前はテラス席になっていて開放的! ひと休みついでに軽食やスイーツをいただくのにぴったりです。

2023年4月にリニューアルオープンした「とれたてマルシェ」/足立区都市農業公園

ビジターセンターがある都市農業交流館の一角の「とれたてマルシェ」は、2023年4月にリニューアルオープンしたばかり! こちらも園内で収穫された無農薬・無化学肥料の旬の野菜などが並びます。

工房棟では日によって昔あそびも体験可能/足立区都市農業公園

さらに、工房棟では日によって紙すきや染色をはじめとしたプログラムのほか、けん玉、だるま落とし、コマなどの昔あそびも体験可能。

「人と自然の共生館」のガラス温室/足立区都市農業公園

こちらはバナナやガジュマルなど、なかなか見られない熱帯地域の植物が茂る「人と自然の共生館」のガラス温室。レクチャールームもあり、人と自然の関わりを体験できる展示やプログラムが実施されています。

大きなすべり台がある遊具広場/足立区都市農業公園

大きなすべり台がある遊具広場ももちろん子どもに大人気!

2つのすべり台などが付いた複合遊具も/足立区都市農業公園

2つのすべり台などが付いた複合遊具もありますよ。

授乳室やトイレなど、家族連れにうれしいポイント

授乳室やおむつ交換台も充実/足立区都市農業公園

ファミリー向けの公園らしく、授乳室やおむつ交換台も充実しています。まずは都市農業交流館のビジターセンター内にある授乳室とおむつ交換台から。

絵本や野菜のおもちゃが置かれたキッズコーナー/足立区都市農業公園

ビジターセンターには絵本や野菜のおもちゃが置かれた、小上がりのキッズコーナーも併設されています。

工房棟の授乳室/足立区都市農業公園

こちらは最近新設された工房棟の授乳室で、おむつ交換台も設置されています。都市農業交流館から離れた遊具広場のすぐ近くなので、遊んでいて急に必要になった際などに重宝しますよ。

各所にキレイでおむつ交換台なども設置された多目的トイレが用意されている/足立区都市農業公園

トイレも都市農業交流館の1・2階、工房棟、レストハウス「キッチンとれたて」など、各所にキレイでおむつ交換台なども設置された多目的トイレが用意されています。なかでも都市農業交流館2階の多目的トイレは、広々としていておすすめです。

バス・車でのアクセスもチェック!

「鹿浜都市農業公園」バス停が最寄り/足立区都市農業公園

公共交通機関でのアクセスは、正門のすぐ前に停車する「鹿浜都市農業公園」バス停が最寄り。西新井駅西口から東武バス(西07)、東口から東武バス(西05・西06)に加えて足立区コミュニティバス「はるかぜ(4号)」も出ていて、いずれも終点です。また、「はるかぜ(4号)」を使えば足立区役所や西新井大師西駅からもアクセスでき、こちらも終点。
さらに、公園から徒歩5分の「鹿浜5丁目」バス停、徒歩12分の「鹿浜橋」バス停も利用でき、「鹿浜5丁目」には赤羽駅東口から国際興業バス(赤23)、川口駅東口から国際興業バス(川21)で、「鹿浜橋」には王子駅北口から都営バス(王49)でアクセスできます。

駐車場も150台以上と多く用意されている/足立区都市農業公園

車でのアクセスは、首都高速川口線(S1)鹿浜橋出入口からすぐ。駐車場も150台以上と多く用意されていて、その半分以上は首都高の高架下で日陰になるので、特に夏場は車内が熱くならずに助かります。

足立区都市農業公園前

都心にありながらも日本の原風景や季節の花々、さまざまな体験が楽しめ、アクセスも抜群な足立区都市農業公園。気軽に訪れられる自然豊かな公園へ、ぜひ足を運んでみてくださいね!

住所 東京都足立区鹿浜2-44-1
問合先 03-3853-4114
開園時間 9~17時(10~5月)/ 9~18時(6~9月)
定休日 年末年始、毎月第1・第3水曜または10月1日(区民の日)にあたる場合は次の平日
※公園管理などのために臨時休園する場合あり
入園料 無料
アクセス 公共交通:西新井駅西口から東武バス鹿浜都市農業公園行き、鹿浜都市農業公園下車徒歩すぐ/王子駅北口から都営バス足立区役所行き、鹿浜橋下車徒歩12分/川口駅東口から国際興業バス鹿浜領家循環行き、鹿浜5丁目下車徒歩5分/赤羽駅東口から国際興業バス(赤23)西新井駅西口行き、鹿浜5丁目下車徒歩5分
車:首都高速鹿浜橋出入口からすぐ
駐車場 あり155台/30分100円 *当日最大900円
URL

https://www.ces-net.jp/toshino/index.html

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。