お台場のパレットタウンにある「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」(東京都江東区)は、「地図のないミュージアム」として新しい体験を届けるミュージアム。遊びながら子どものさまざまな知育効果も期待できる「学ぶ!未来の遊園地」と「運動の森」があり、ファミリーにも大人気です。子ども連れの楽しみ方や館内の周り方、服装や持ち物の注意、おすすめの作品などを詳しく紹介します。
混雑状況や遊び方にもよりますが、この記事で紹介している作品をすべて回るなら、所要時間は3時間は欲しいところ。館内にカフェや飲み物が飲める休憩所はありますが、食事はできませんのでオープン後すぐかランチの後に入場するとよさそうです。飲食店は隣の「ビーナスフォート」などに多数ありますよ!
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チームラボボーダレス、子ども連れの楽しみ方は?
「学ぶ!未来の遊園地」で“共創”を楽しもう
子どもと一緒なら、まずは遊びながら共同的な創造性“共創”を体験できる「学ぶ!未来の遊園地」に行くのがおすすめです。歩いたりさわったり、すべり台をすべったりするだけで、チームラボのアート空間が変化していくなど、驚きと発見がいっぱい!みんなが描いた魚やクラゲの絵が動きだす「お絵かき水族館」など、その場所、その瞬間だけの世界を楽しめる作品がそろっています。
表現の多様性を感じたり、テクノロジーに興味がわいたり、知育にもよいですね。
12月限定で「お絵かき水族館」は「お絵かきクリスマス」に変身!詳しくはこちらの記事で紹介しています。
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「運動の森」で“空間認識能力”を鍛えて!
子どもが大好きなアスレチックもチームラボではひと味違います。「身体で世界を捉え、世界を立体的に考える」というコンセプトの下で、室内とは思えないほど複雑な空間を探索するうちに「空間認識能力」を高められるよう工夫がされているのです。
トランポリンやクライミングをしながら、親子で周りの世界の変化にも注目してみましょう。飛びはねていると足下に集まってくる星屑の変化を楽しんだり、美しい色彩に感動したり、飽きることがありません!
アートやアスレチックを楽しむための服装・持ち物は?
動きやすい服装とスニーカーで
「運動の森」などを探索するためには親子とも動きやすい服装で。「呼応するランプの森」など鏡張りのエリアもあるのでスカートではなくパンツスタイルがおすすめです。女の子ならスカッツやキュロットとタイツなどもかわいいですね!
「運動の森」は平面的な床ではないため、ハイヒールやサンダルなどの不安定な靴では入場することができません。アスレチックシューズの貸出コーナーがありますが、数に限りがあり、履き替える手間もかかるのでスニーカーで行くと安心です。
白い服でアート写真を撮ろう
白い服や明るい色の服を着て行けば、アートが投影されて幻想的な写真が撮れるかも!? 暗闇に強い高感度のカメラでSNS映え写真にチャレンジする人も多数いるようです。撮影は自由ですが、フラッシュ撮影やセルフィ―スティックの使用はNGなのでご注意を。
荷物やベビーカーを預けて身軽に
館内は冬でも暖かいので、邪魔になりそうな上着や荷物は入場前にコインロッカー(100円返却式)に預けておきましょう。館内での食事は禁止ですが、休憩所で飲み物を飲むのはOKです。休憩所の自動販売機で水やお茶、スポーツドリンクなどが購入できますが、子どもが好きなジュースや水筒などのドリンクは持ち込んでおくとよいでしょう。入り口近くにはベビーカー置き場もあります。
順路も地図もない館内、子連れはどう回る?
運動の森・未来の遊園地のフロアマップ
約1万平方mの広い館内には約5つのエリアがあり、「チームラボボーダレス」という名前の通りに作品は部屋から出て移動し、境界なく連続してつながっていきます。
順路も地図もない館内を気の向くままに「さまよい 探索し 発見する」ことが醍醐味なのですが、子ども連れ、赤ちゃん連れなら「運動の森」まで迷わず行きたいですね。「Athletics Forest 運動の森」の案内に従って入り口を左に進み、階段を上っていくと、このエリアだけは地図があるので安心です。
地図でトイレや授乳室、おむつ交換台、飲み物の自動販売機がある休憩所の場所なども確認できます。
たっぷり遊んだ後は、ぜひ地図のないエリアもゆっくり探索してみて。「呼応するランプの森」に行きたい、などお目当てがある場合は近くのスタッフに気軽に聞いて、詳しい行き方を教えてもらいましょう。
ハイハイできる赤ちゃんスペース
地図を通り過ぎてすぐ左前方にある「赤ちゃんスペース」の利用は2歳まで。やわらかいクッションマットの上に光るボールがいくつか置かれ、ハイハイして楽しめます。大きなクジラが周りを泳いで見守ってくれているようです。
「学ぶ!未来の遊園地」の“共創”作品で遊ぼう
子どもたちに大人気の「学ぶ!未来の遊園地」の作品を紹介。遊びながら共同的な創造性が育まれる作品がそろっています。
すべって育てる! フルーツ畑
フルーツの種が散りばめられ、さまざまなボールが飛び回る不思議なすべり台。人が太陽の光となって坂を滑ると、勢いよく飛んだボールが種にぶつかり、リンゴやスイカなどのフルーツが育っていきます。ボールは色によって、花を咲かせたり受粉したりとさまざまな役割があるので、遊びながら知識が身に付くかも!?
お絵かき水族館
自分で描いた魚が巨大な水槽で泳ぎ出す、夢のような世界。魚にふれるといっせいに逃げ出したり、エサ袋にさわるとエサをあげられたりと、遊びの要素がいっぱいです。みんなが描く絵によってできていき、さわると変化する不思議な水族館です。
12月限定で「お絵かき水族館」は「お絵かきクリスマス」に変身!詳しくはこちらの記事で紹介しています。
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小人が住まうテーブル
「小人が住まうテーブル」は、テーブルの上に手や物を置くと、小人たちがジャンプしたり飛び乗ってきたり。予測できない楽しい動きに、子どもも大人も夢中に!
小人が住まう奏でる壁
壁にキノコやツリー、長い氷の棒などの道具をくっつけると、小人たちが飛び乗ってきます。さらに、上から落ちてきたニコニコの種がキノコに当たると、道具の種類によっていろいろな音色を奏でられる演出も!音色の高さはくっつけた高さによって変わるので、あちらこちらに動かしてみましょう。
アスレチック「運動の森」で世界を捉える!
「運動の森」は、「身体で世界を捉え、世界を立体的に考える」をコンセプトに、脳の海馬を成長させ、空間認識能力を鍛える新しい「創造的運動空間」です。
グラフィティネイチャー 山山と深い谷 、レッドリスト
自分が描いた生きものが空間内に現れ、生態系が作られていく作品。他の生きものを食べることで増えたり、じっとしていると花がたくさん咲いたり。自分が描いた生き物を探して追いかけながら、生態系について学ぶことができます。「誰かが描いたワニが何か食べたよ」「じっとしているとたくさん花が咲くね」などと親子で発見を共有しながら楽しみましょう。
色取る鳥の群れの中のエアリアルクライミング
こちらは、連結された不安定な吊り棒を使った空中クライミング。空間には数千から数万もの鳥の群れが飛び回り、人の近くを飛ぶと色が変わります。落ちないように進むスリルと、美しい色彩美を同時に楽しめます。
マルチジャンピング宇宙
宇宙空間を飛び跳ねる巨大なトランポリン。飛ぶと足元に星屑が集まり、新しい星が生まれ、どんどん成長し、最後には爆発する。星の一生を表現した作品ですが、理屈抜きに楽しめますよ。
裏返った世界の、巨大!つながるブロックのまち
車やブロックが大好きな子どもたちでにぎわっているのがこちらの作品。地球が裏返ったような空間に、駅や家、橋、乗り物などのブロックを置いて、街づくりが楽しめます。同じ種類のブロックが近くに置かれると乗り物が走り出したり、ヘリコプターから見た世界がスクリーンに映し出されたり。次々と変化が起こり、目が離せません。
重力にあらがう呼応する生命の森
物体は、さわるとフワフワの感触。ふれるたびに色が変わったり、音が生まれたり。五感を使って遊んでいるうちに、大人も癒されます。
人気の作品「呼応するランプの森」などもマスト!
運動の森・未来の遊園地以外で、子ども連れにおすすめ作品にもぜひ行ってみましょう。
呼応するランプの森
無数のランプが配置された作品「呼応するランプの森」は、SNS映えするフォトジェニックなエリア。ランプに近づいてじっとしていると、最も近くにあるランプが強く輝き、光を放ちます。その光が最も近い2つのランプに伝播し、次々と色が変わっていく様子は圧巻!
人々のための岩に憑依する滝
こちらもSNS映え抜群。壁から流れ落ちる滝が岩にぶつかり、形を変えながら広がっていきます。岩の上に立つと水の流れが変わったり、人が増えると花が咲いたり。自分も作品の一部となったような気分で、いつまでも浸っていたくなります。
EN TEA HOUSE 幻花亭
休憩がてら足を運びたいのが「EN TEA HOUSE 幻花亭」。お茶を注文(別料金)すると、ティーカップの中で花が咲き、手に取ると花びらが散って外へ。凍結玉緑茶で作った、アイスクリームとドリンクのセットもおすすめです。
2018年のオープン以降、常に進化し続けている「チームラボボーダレス」。りんかい線の東京テレポート駅から徒歩5分、新交通ゆりかもめの青海駅から徒歩3分と、アクセスも抜群です。
家族でゆっくり時間をかけて、「地図のないミュージアム」の魅力を味わってはいかがでしょうか?
森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス
住所 | 東京都江東区青海1-3-8 お台場パレットタウン2F |
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TEL | 03-6368-4292(10~18時) |
料金 | エントランスパス:大人3200円、中学生以下1000円 |
時間 | 11~17時、土・日曜・祝日10~18時 ※12月24日~25日 11~20時/12月の土・日曜・祝日、12月28日〜31日 9〜18時 ※1月の土・日曜・祝日、1月4日~5日 9〜18時 |
休み | 2020年12月は1日、8日、15日、22日、2021年1月は12日、19日、26日 |
アクセス | りんかい線東京テレポート駅より徒歩5分、新交通ゆりかもめ青海駅より徒歩3分 |
駐車場 | 提携駐車場(来場者は2時間無料券あり):タイムズ パレットタウンパーキング24時間(450台)東京都江東区青海1-3-8 |
特徴 |
授乳スペースあり |
URL | https://borderless.teamlab.art/jp/ |