2024年10月1日は東海道新幹線開業60周年!記念グッズやイベントも紹介

東海道新幹線

るるぶKidsライターのアイコンるるぶKidsライター

2024年10月1日、東海道新幹線(東京~新大阪間)が開業60周年を迎えます。スピードアップと技術革新の歴史でもある、東海道新幹線の歴史&トリビアをピックアップしてご紹介!この時期だけの記念グッズやイベントもチェックしてみてくださいね。

※この記事は、『JTB時刻表2024年10月号(2024年9月20日発売)』を抜粋・一部加筆のうえ掲載しています。

目次(index)

知りたい!東海道新幹線の歴史

昔は「のぞみ」がなかった

丸い鼻でおなじみの0系/東海道新幹線

東海道新幹線が開業したのは1964年10月1日。丸い鼻でおなじみの0系が走りはじめました。当時は東京~新大阪間を、超特急「ひかり」が4時間、特急「こだま」が5時間で結んでいました。最初はグリーン車と普通車という等級ではなく「1等車」「2等車」と呼ばれていたんですよ。次いで登場した100系のなかには、2階建ての車両、個室がついていた編成もありました。
「のぞみ」という列車名が登場したのは1992年。300系デビューと同時なので、実は「ひかり」「こだま」から約30年近く遅れたデビューなのです。

「ひかり」や「こだま」は公募で決定しました。応募総数56万通を超えるなかから、2万票を得て1位になったのが「ひかり」。「こだま」は10位でしたが、元々の在来線特急として知名度があることから採用になったのだとか。

新幹線には昔食堂車があった!

100系食堂車(リニア・鉄道館)

100系食堂車(リニア・鉄道館)/画像:PIXTA

新幹線開業当時、車内で食事をとる手段は、座席車の半分を使って提供されていたビュフェかワゴン販売でした。その後、「ひかり」に食堂車が誕生。100系の2階建て車両で、2階は食堂車、1階はカフェテリアという編成も登場しました。

現在は駅弁が主流/画像:PIXTA

その後、食堂車は2000年に休止、カフェテリアも2003年に営業を終えました。ワゴン販売も、東海道新幹線では2023年に営業を終了しています。

21世紀に入ってますます進化!快適で速い新幹線に

N700系/画像:PIXTA

N700系/画像:PIXTA

0系、100系のあとには300系、1997年に500系、1999年に700系、2007年にN700系が登場しました。N700系は、JR東海とJR西日本がさらなる高速性と快適性をめざして共同開発。振動を抑えるアクティブサスペンションを全車両に搭載、車両間も全周幌(ぜんしゅうほろ/周りを覆う幌のこと)にして空気抵抗や騒音を抑えています。東京~新大阪間を2時間25分で結んでいます。

N700S/画像:PIXTA

N700S/画像:PIXTA

現在、東海道新幹線で活躍しているN700A、N700Sは、東京~新大阪間を約2時間20分で走っています。車両だけでなく線路や運行システムなど、あらゆる技術の革新で、スピードアップと多数の列車運転を可能にしました。

N700AとN700Sについてはこちらの記事も!
東海道・山陽新幹線の新型車両「N700S」とは?N700Aとの違いと乗車・予約方法を解説!

リニア登場に期待高まる!

リニア中央新幹線L0系改良型試験車

L0系改良型試験車

将来の登場が期待されているのがリニア中央新幹線。最高速度500km/hで走行する、超電導リニアを用いた磁気浮上式の鉄道です。品川~大阪間を最速67分、すでに建設が始まっている品川~名古屋間は最速40分で結ぶ予定です。
現在、JR東海では山梨リニア実験線では、L0(エルゼロ)系やL0系改良型試験車による走行試験も行っています。開業が楽しみですね。

60周年記念グッズも続々発売!

東海道新幹線開業記念グッズが数多く登場!気になるアイテムを紹介します。

サウンドアクリルスタンド(300系新幹線)3,300円

サウンドアクリルスタンド(300系新幹線)

300系新幹線が田園風景を走行する様を再現。田園風景には、新幹線の車窓から見える『727』の看板も!車内メロディ・チャイムのサウンド付き。

サボチャーム付き硬券キーホルダー(特急こだま)1430円

サボチャーム付き硬券キーホルダー(特急こだま)

新幹線開業時の硬券きっぷを再現。さらに当時使用されていた行先表示板(サインボード、通称『サボ』)のチャームも付きます。

東海道新幹線再生アルミストロー(0系、N700系typeA、923形ドクターイエロー)各1,580円

東海道新幹線再生アルミストロー(0系、N700系typeA、923形ドクターイエロー)

廃車になった東海道新幹線から作られたストロー。不純物を除去した再生アルミ合金を配合しています。飲み口の断面は新幹線の先頭車両がモチーフになっているのがポイント!

ほかにも気になるグッズが満載!詳細は公式サイト

『JTB時刻表10月号』で東海道新幹線60周年の歴史を紹介!

時刻表10月号

JTB時刻表10月号の巻頭特集は「東海道新幹線60年の軌跡」。貴重なお宝写真で、開業当時から現在までを詳しく紹介します!初代ドクターイエローなどお宝写真の掲載も注目です。

≫ この商品の詳細・購入はコチラ(Amazon)

今後開催される東海道新幹線60周年記念イベント

10月1日から、名古屋や大阪で開業記念イベントが開催されます。抽選での申し込みが必要なイベントもあるので、こまめに公式サイトをチェックしてみてくださいね。

高速鉄道のあゆみ

パネルや部品展示に加えて、安全・安定輸送を支える運輸部門・車両部門・施設部門・電気部門のプロが直接説明するイベントです。

◆特別入場券プレゼント

本イベント参加のための「特別入場券(硬券)」をプレゼントします。

◆パネル・部品展示

東海道新幹線の開業時の技術、現在の技術などをその道のプロが説明します。直接質問もできるチャンス!

◆社員なりきり体験

社員が実際に使用している保護具などを着用できます。メンテナンスなどで使用している器具も手に取れるので、高速鉄道の安全・安定輸送を支えてきた最前線の仕事になりきれますよ。

料金 無料
予約 いずれの会場もサイトより、抽選にて申込
※東京会場、静岡会場については募集終了
URL

https://market.jr-central.co.jp/shop/c/cfEEE/

    名古屋会場

  • 日程:11月30日(土)、12月1日(日)
  • 場所:愛知県名古屋市中村区那古野1-47-1名古屋国際センター4階 第3展示室
  • 申込受付:10月下旬開始予定
    大阪会場

  • 日程:12月21日(土)、22日(日)
  • 場所:大阪府大阪市淀川区宮原 1-1-1 新大阪阪急ビル10階
  • 申込受付:11月中旬予定

東海道新幹線開業60周年記念イベント in 名古屋

名古屋駅のJRゲートタワーで実施のイベント。お仕事体験や、新幹線缶バッジづくり、新幹線車内ワゴン販売で人気だった「シンカンセンスゴイカタイアイス」の販売など、新幹線に関するコンテンツが楽しめます。※詳細は公式サイトを要確認

日程 2024年10月1日(火)~10月6日(日)
時間 10~20時
場所 名古屋駅 JRゲートタワー1階イベントスペース
URL

https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000043838.pdf

写真提供/JR東海

●店舗・施設の休みは原則として年末年始・お盆休み・ゴールデンウィーク・臨時休業を省略しています。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更が発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。