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親子ワーケーションとは?小学生・未就学児おすすめの体験プログラムも

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ここ数年で耳にする機会が増えてきた「保育園留学」や「親子ワーケーション」という言葉。子どものさまざまな体験をかなえる、新しい地方滞在制度の形です。それぞれどんな特徴があるのか、小学生や未就学児におすすめしたいプログラムとともに紹介します!

目次(index)

移住のハードルが高い人におすすめしたい親子ワーケーション

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コロナ禍を経て、リモートワークが普及。柔軟な働き方が可能になりました。好きな土地に移住してリフレッシュしながら仕事をするのは憧れですよね。
とはいえ、子育て世代にとっては、仕事先や子どもの居場所を考えると高いハードルを感じてしまう人がまだまだ大多数なのが現状です。

実は最近「親子ワーケーション」を提供する自治体・企業が増えてきました。親子ワーケーションとは、仕事をしながら親子で地方に1~2週間短期滞在するスタイルのこと。子どもは親が仕事の間、地域の方たちと一緒に過ごしながら様々な体験を楽しめるのが最大の特徴です。

親子ワーケーションには、主に2つの種類があります。

  • 子どもは滞在先独自の体験プログラムに参加する
    企業例:ポケマルおやこ地方留学など
  • 子どもを滞在先近辺の保育園に預ける
    企業例:保育園留学など

いずれも子どもの年齢に応じた体験が豊富で、宿泊先の施設も提供されるなど、サービスも魅力的です。

未就学児は保育園留学がおすすめ

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子どもが小学校入学前の未就学児の場合、親子ワーケーションのなかでも、家族で好きな地域に滞在しながら現地の保育園やこども園に通わせる「保育園留学」という選択肢があります。
1~2週間の受け入れが多く、長期休み以外でも受け入れをしている園きょうだいの受け入れが可能な園も。

滞在先の保育園でできること

地域の自然がそのまま園の環境や生活に活かされている留学先では、子どもの多様な体験が可能に。夏は海や川遊びができる園、冬は雪遊びができる園など、季節に応じた体験もできます。自然のなかで思いっきり遊ばせることができるのはうれしいですね。
ほかにも英語に触れられるインターナショナルスクールの園など、特色のある園も多く、子どもの経験や学びを増やすことを軸にして、さまざまな地域で仕事と育児をかなえることができます。

不安を解消してくれるサービス

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とはいえ、いつもと違う保育園に通うのは、親も子もチャレンジングなこと。「子どもはなじめる?」「体調を崩したら?」といった不安もあります。そんな不安に寄り添って、プランナーがマッチングをサポートしたり、留学予定の園と直接面談したりするサービスを展開している企業も。体調を崩したときは、在園児と同様に必要な対応がされ、病院との連携体制も整っているので安心です。

» 自然豊かな保育園でのびのび過ごせる「保育園留学」

小学生におすすめの親子ワーケーションは?

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小学生を対象とした親子ワーケーションの多くは、週末や、春、夏、冬の長期休み期間に実施されており、ぐっと体験の幅が広がります。子どもはさまざまな体験プログラムに参加して、その間、親は宿泊施設や滞在先のコワーキングスペースで仕事をするスタイルが一般的です。

大人も体験したいと思えるプログラムが人気

親子ワーケーションができる滞在先は、北海道から沖縄まで全国各地に広がっています。子どもたちが、それぞれの地域の気候風土や慣習、特産物の生産、収穫を生活しながら体験できるのが大きな魅力。地域の人と触れ合いもあり、体験した家族からは、第二の故郷ができたという声も。
なかでも、天然の湾でイルカとふれあえたり鹿猟師の方に同行したり、子どもだけでなく大人も体験したい!と思えるような、そこでしか体験できない本格的なプログラムが人気なんだとか。

» 「ポケマルおやこ地方留学」の魅力って?

子どもだけで地方滞在する親子分離タイプも

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なかには、親と離れ、子どもだけで共同生活をしてさまざまな体験をする完全親子分離タイプも。一緒の土地に滞在し、朝と夕方以降は一緒に過ごす親子ワーケーションとは厳密には過ごし方が異なりますが、子どもの特別な体験をかなえる選択肢のひとつす。
子どもだけの生活で、自分のことは自分でやる自信や自立心が育まれ、留学から戻った子どもの姿はたくましく映るはず。

» 「MORIUMIUS」でできるサステナブルな自然体験

親子ワーケーションに参加したい!気をつけたいことは?

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親子の短期滞在プログラムに参加するには、下調べも大事ですが、事前の親子のコミュニケーションや親の心構えも大切です。準備を始めるときに考えておきたいことをまとめました。

滞在先選びは子どもと一緒に楽しみながら

滞在先選びは、親子で一緒にその地域や滞在先がわかる画像や動画を一緒に見ながら「こんなことできそうだね」「ここに行ってみたいね」など会話しながら進めると、子どもも見通しが立ち、楽しみな気持ちが沸き上がってきます。

移動時間や前後のスケジュール、仕事量など無理をしない

親子ワーケーション初心者や子どもが未就学児、低学年の場合、親子とも滞在前後のスケジュールがタイトにならないように調整するのがおすすめ。とくに、未就学児は体調も含め、何が起こるかわからないもの。親はワーケーションができるといっても、心にゆとりがあるほうが対応しやすくなります。

滞在先の宿泊施設やスケジュールは?

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滞在中の宿泊施設は、家族で長期滞在しやすいコテージやゲストハウス、移住体験型住宅や民宿などさまざまです。ほとんどの場合、インターネット環境が整えられており、滞在先でリモートワークが可能です。
スケジュールは、小学生の夏休みを利用した6泊7日留学の例で、日曜日集合、土曜日解散。朝9時くらいから子どもはプログラムに出発し、親は仕事を開始。17時ごろ子どもが帰宅して、その後は家族で過ごすといった流れです。

親は滞在中、仕事にこだわらなくてもOK!

滞在中、親が仕事をするとスタイルでなければ参加できないというものでもありません。有給を使って、親もリフレッシュのために滞在してもOK。また、夫婦、祖父母で入れ替わって滞在しても大丈夫なケースも。プログラムがある期間の前後にプライベート旅行と組み合わせることもでき、工夫次第で有意義な家族旅行にアレンジできます。

親子ワーケーションで親子の新たな発見や学びを

「子どもが恥ずかしがりやだから…」「低学年のうちは難しそう」と消極的にならず、家族みんなで地方での暮らしを楽しもう!という気持ちでトライしてみては。いつもの家族旅行とは違う、新たな発見や学びに出会えますよ。