雨でもOK!松江フォーゲルパークは動かない鳥ハシビロコウ&ペンギンの散歩が人気

ペンギンの散歩/松江フォーゲルパーク(島根県)
©松江フォーゲルパーク

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島根県・松江の宍道湖(しんじこ)のほとりにある「松江フォーゲルパーク」。1年中色とりどりのベゴニアが咲き誇る花のスポットとして知られていますが、昨今、話題の“動かない鳥”ことハシビロコウとかわいらしいペンギンの散歩でも大人気なんです!

目次(index)

全長140mの動く歩道・自由に歩き回る真っ赤な鳥の正体は?

園内マップ/松江フォーゲルパーク(島根県)

32万平方メートルの敷地に、総面積1万2000平方メートルの4つの温室や展望台などからなる「松江フォーゲルパーク」。パークは全天候型なので、天気が悪くても雨に濡れることなく花や鳥を観察することができます。個人差はありますが、ぐるっとひと回りして1時間30分~2時間ほど。

大温室・センターハウス/松江フォーゲルパーク(島根県)

エントランスを入ると、赤や黄色、オレンジ、ピンクなど、カラフルなベゴニアやフクシアなどに包まれた大温室・センターハウスが広がります。まるでお花畑に迷い込んだような光景はまさに別天地! 約1万株という色とりどりの花の美しさに圧倒されてしまいます。

カラフルなベゴニアなどの花々/松江フォーゲルパーク(島根県)

そんな美しい花々に後ろ髪を引かれますが、最後にまた戻ってこれるので大丈夫。

全長約140mもある動く歩道/松江フォーゲルパーク(島根県)

ハシビロコウに会いに行くにために、全長約140mもある動く歩道で先を急ぎましょう!

 国内最大級の動く歩道/松江フォーゲルパーク(島根県)

それにしても長い! 国内最大級の長さを誇り、ひとつのアトラクションのようにも思えるほど。

水鳥温室・ウォーターフォールエイビアリー/松江フォーゲルパーク(島根県)

辿り着いたのは水鳥温室・ウォーターフォールエイビアリー。な、な、なんと! 通路に真っ赤な鳥が歩いているではありませんか。

ショウジョウトキ/松江フォーゲルパーク(島根県)

この自由な飼育・展示スタイルに、思わずビックリ! 色鮮やかなショウジョウトキが足元まで寄ってきます。子どもはおっかなびっくりするかもしれませんが、追いかけ回したりしないで、優しく観察してみましょう。長いくちばしを使ってエサを食べる姿なども間近で見ることができますよ。

餌を食べるショウジョウトキ/松江フォーゲルパーク(島根県)

パーク内には90種類以上の鳥たちが飼育されているんだとか。このエリアを抜けると、いよいよハシビロコウがいる熱帯鳥温室・トロピカルエイビアリーです。

園内の通路と看板/松江フォーゲルパーク(島根県)

“動かない鳥”として有名なハシビロコウってホントは動く?動かない?

ハシビロコウの看板/松江フォーゲルパーク(島根県)

2021年12月現在、日本にいるハシビロコウは13羽。そのうちの1羽が“動かない鳥”がゆえの「フドウ」くんです。

後ろ向きのハシビロコウのフドウくん/松江フォーゲルパーク(島根県)

あれ~、後ろ向いちゃってる! 体長は約120㎝、体重約6㎏。もっとずんぐりむっくりしているのかと思いきや意外とすらっとした印象。動かないんだろうな~、フドウくん! こっち向いてぇ~!!

ふり返ったハシビロコウのフドウ君/松江フォーゲルパーク(島根県)

ウゴいたっ! もっと近くに来てぇ~!!

歩いてくるハシビロコウのフドウ君/松江フォーゲルパーク(島根県)

キタっ! あれ、ハシビロコウって結構動く? “動かない鳥”の先入観が強く、それを期待していたのでちょっと複雑な気持ちではありますが、ハシビロコウは結構動きます。もちろん個体差があり、その日の天候や気温などにもよりますが、フドウくんは、居心地のいい日向ぼっこの場所などをよく探すのだそう。

日向ぼっこするハシビロコウのフドウ君/松江フォーゲルパーク(島根県)

ほら、このとおり屋外スペースにも登場してくれました! 中央アフリカの湖や湿地帯に多く生息するハシビロコウ。魚やカエル、小型の爬虫類などが主食とのことで、パークではアマゴやアジなどをエサとして与えています。

よちよち・ペタペタ! 1日2回のペンギンのお散歩

想定外に活発な? ハシビロコウに動揺は隠せませんが、ある意味ラッキーだったのかもしれません。

ナキサイチョウの「パッくん」/松江フォーゲルパーク(島根県)

パークのイメージマスコットを務めるナキサイチョウの「パッくん」や色どりが美しいヒムネオオハシなどのほか、

ヒムネオオハシ/松江フォーゲルパーク(島根県)
フラミンゴなど/松江フォーゲルパーク(島根県)

フラミンゴやペリカンなども。

鬱蒼としたジャングルの小路/松江フォーゲルパーク(島根県)"

鬱蒼としたジャングルの小路を進んで行くと現れるのはペンギンエリア。

ペタペタ歩くペンギンたち/松江フォーゲルパーク(島根県)

7匹のケープペンギンがお出迎え! そのよちよち、ペタペタ歩く姿が何ともかわいらしいこと。

ペンギンの散歩/松江フォーゲルパーク(島根県)

©松江フォーゲルパーク

毎日10時30分と14時からは、ペンギンの散歩も。蝶ネクタイや衣装など、ちょっとおめかししたペンギンが歩道をちょこんちょこんと歩き回ります。

かわいいペンギンたち/松江フォーゲルパーク(島根県)

©松江フォーゲルパーク

手を伸ばせば届きそうな距離感で、かわいらしいペンギンたちの姿を間近に見られる機会なんて滅多にありませんよ! 子どもも大喜びすること間違いなしです。

きれいな鳥が腕に飛び乗ってくるふれあい温室

見逃したらもったいなのは、ふれあい温室・パラダイスホール。熱帯鳥温室・トロピカルエイビアリーに隣接しているので、ペンギンを見たら必ず寄ってください!

ふれあい温室・パラダイスホール/松江フォーゲルパーク(島根県)

ここは、“ふれあい”と名前が付いているように鳥たちと触れ合うことができる特別なエリア。オオハシやエボシドリなど、人に慣れている6種類の鳥が肩や腕に飛び乗ってきます!

ギニアエボシドリ/松江フォーゲルパーク(島根県)

こちらはグリーンが美しいギニアエボシドリ。こんな近づいても逃げません! 手を出したら・・・

ギニアエボシドリに甘噛みされた!/松江フォーゲルパーク(島根県)

噛まれたッ! でも甘噛みなので大丈夫。

腕に乗っているリビングストンエボシドリ/松江フォーゲルパーク(島根県)

腕に乗っているのはリビングストンエボシドリ。エサをあげることもできます。

フォトスポットになる“幸せのハート”/松江フォーゲルパーク(島根県)

最初に訪れた大温室・センターハウスに戻ってきました。フォトスポットになる“幸せのハート”も。

センターハウスのふくろうハウス/松江フォーゲルパーク(島根県)

あれ、気づきましたか? 右下にいる鳥? 置物ではありませんよ。フクロウです! センターハウスにはふくろうハウスもあり、毎日11時と15時からはフクロウショーも行われます。

フクロウ/松江フォーゲルパーク(島根県)

■松江フォーゲルパーク

住所 島根県松江市大垣町52
電話番号 0852-88-9800
営業時間 9~17時(4月~9月は9時~17時30分)(最終入園は45分前まで)
定休日 なし
料金 大人1500円、小・中学生750円、幼児無料(小学生未満)
アクセス 電車/一畑電車「松江フォーゲルパーク駅」より直結
車/「出雲空港」より県道23号・国道431号を経由して約22分
URL

https://www.ichibata.co.jp/vogelpark/

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【Photos:tawawa】