秋は、子どもたちが大好きな「どんぐり」の季節!拾って集めるだけでなく、どんぐりの違いに気づく楽しい遊びをしてみませんか?自然のさまざまな表情、不思議の気づきにつながる自然遊びを提唱している日本シェアリングネイチャー協会では、指導員がいろいろなどんぐり遊びを紹介しています。そのなかから、親子で楽しめるおすすめの4つを紹介します。(協力/(公社)日本シェアリングネイチャー協会)
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クヌギ・コナラ・マテバシイの特徴と見分け方
どんぐりはブナ科の木になる実ですが、みんな同じではありません。クヌギ、コナラ、マテバシイなど木の種類によって形が違います。図鑑で調べてみると、いろんな発見がありそうです!ここでは公園で見かけることの多い3つのどんぐりの形と種類を紹介します。
<どんぐりの種類を見分けるポイント>
マテバシイの特徴
<マテバシイのポイント>
- パンツ・はかま・帽子…うろこタイプ
- おしりの形がへこんでいる。
- 細長い形で、色は淡い茶色。
コナラの特徴
<コナラのポイント>
- パンツ・はかま・帽子…うろこタイプ
- おしりの形がへこんでいない。
- うろこが小さく、どんぐりも小さめ(2.5㎝未満)。
クヌギの特徴
<クヌギのポイント>
- パンツ・はかま・帽子…とげとげタイプ
- とげとげが分厚い。
- コロコロとして丸みがある。
どんぐりの種類の解説はこちら
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どんぐり遊び①「どんぐりいくつ?」
容器にどんぐりを入れて、いくつ入っているかを音を聞いてあてる遊び。
<どんぐりいくつ?のやり方>
●用意するもの
中が見えない、ふたのできる同じ容器(箱でもOK)、マスキングテープ
●遊びの手順
- 容器にそれぞれ違う数のどんぐりを入れる。
- マスキングテープにどんぐりの数をかいて、見えないように容器に貼る。
- 容器をふって、音を聞き比べながら、どんぐりの数をあてる。
小さい子どもと遊ぶ場合、どんぐりの数は少なめにして、「多いのはどっちだろうね?」「1個はどれだろう」などのようにクイズにしても〇。また、音を聞き比べながら、数の少ない順に並べたり、神経衰弱のように同じ数が入っている容器を組み合わせる遊びにアレンジもできます。
どんぐりの種類を変えると音にも変化があるかもしれません。好きな音をさがすのも楽しいですね。(紹介者:うえぽんさん)
どんぐり遊び②「どんぐりロケット」
どんぐりに新聞紙でしっぽをつけ、飛ばして遊びます。どんぐりの種類によって飛び方や飛ぶ距離に違いがあるか比べてみましょう。
<どんぐりロケットのやり方>
●用意するもの
新聞紙、はさみ、マスキングテープ
●遊びの手順
- 新聞紙1枚広げ、幅3㎝くらいに切る。長さはそのままでも半分でもOK。
- どんぐりに①をマスキングテープでとめる。
- 的を決めて、その的を目指して飛ばしたり、同じ場所から飛ばして距離を競ったりして遊ぶ。
公園に新聞紙を持っていき、破れてしまうなどゴミが出たときは持ち帰りましょう。また、飛ばすときは周囲に人がいないことを確認してからにしましょう。(紹介者:がらこさん)
どんぐり遊び③「どんぐり当て」
地面に的となるどんぐりを置いて、立った姿勢から別のどんぐりを落として当てて遊びます。
<どんぐり当てのやり方>
- かかとをつけてまっすぐ立ち、つま先の間に的用のどんぐりを1個置く。
- どんぐりを親指と人差し指と挟んで、片方の目につけて、その場から的をねらって落とす。
小さい子どもは目の高さからではなく、おへその高さにしたり、立つのではなくしゃがんでもOK。
親子で遊ぶ場合は、相手のどんぐりを的にして、あたったらもらえるというルールにしたり、何回落としてあたったかの早さを競ったりしても楽しめます。
おすすめはクヌギのどんぐり。(紹介者:イノッチさん)
どんぐり遊び④「どんぐりキャッチ」
どんぐりを放り上げて、紙コップや両手でキャッチする遊びです。
<どんぐりキャッチのやり方>
●用意するもの
紙コップ
●遊びの手順
- 子どもは紙コップを手に持つ。
- 親は集めたどんぐりを投げ、子どもはコップでキャッチする。
紙コップがない場合は両手でキャッチでもOK。
人にぶつかると危ないので、周囲に人がいないことを確認してから遊びましょう。(紹介者:イノッチさん)
10月15日は全国一斉シェアリングネイチャーの日!
日本シェアリングネイチャー協会のホームページには、上記で紹介した遊び以外にも、たくさんのどんぐり遊びが紹介されています。また、10月15日は全国一斉シェアリングネイチャーの日として、みんなのどんぐり遊びがSNSでシェアされます。親子でどんぐり遊びを楽しんでぜひ「#ドングリで遊ぼう」をつけて投稿してみてくださいね。「親子でできるネイチャーゲームのヒントを知りたい」「同年代の子どもと、ファミリーと、自然遊びしてみたい」という人はイベントに参加してみるのもおすすめ。日本全国で、さまざまなネイチャーゲームイベントが開催されているので、週末にぜひ参加してみては?