宮城県の特産品おもしろ雑学|宮城県民が受け継ぐ“笹かま愛”

宮城県の特産品「笹かま」

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47都道府県それぞれの代表的な「特産品」をクローズアップ。【知る】【つくる】【学ぶ】の3つの視点から、特産品と各都道府県の関係をひも解きます。各地の歴史や風土だけでなく、意外な理由で生まれた特産品は、知れば知るほど面白い!

宮城県で紹介するのは魚のすり身で作られる「笹かま」。仙台市はかまぼこ消費支出額が20年以上にわたって日本一を誇り、まさに地元のソウルフードです!

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目次(index)

【知る】笹かまのひみつ

笹かまの歴史の始まりは明治時代。当時、宮城でヒラメの豊漁が続きました。けれども、輸送手段も保存方法も不十分で、持て余すことに…。

そこで仙台のとあるかまぼこ店が、ヒラメをすりつぶし、熱が通りやすいように木の葉状に平らにして焼いたかまぼこを出したところ評判となり、街中の魚屋さんでも作られ、一気に広まったのです。

なぜ名前にササがつくの?

宮城県の特産品「笹かま」

笹かまぼこは明治・大正の頃、その形状から「べろ(舌)かまぼこ」や「手のひらかまぼこ」などと呼ばれていました。

「笹かまぼこ」の名前が付いたのは昭和初期。仙台の町の基礎を築いた戦国大名・伊達政宗の伊達家の家紋「竹に雀(すずめ)」にある笹にちなみ、市内の「阿部蒲鉾(かまぼこ)店」の創業者が名付けたのです。

仙台の名産にぴったりなネーミングと、昭和57年(1982)の東北新幹線開通、昭和62年(1987)のNHK大河ドラマ『独眼竜政宗』の放送がきっかけとなり、笹かまは全国区のおみやげへ。2013年には7月7日を「笹かまの日」に制定、宮城県蒲鉾組合のキャラクター「ささかマン」も誕生するなど、宮城の人にとっても身近な存在です。

笹かまのおいしさの進化

笹かまの主な原料|宮城県の特産品「笹かま」

笹かまぼこの材料は、時代とともに変わりました。かつては豊漁だったヒラメを使用。現在ではヒラメの漁獲量が激減して高級魚となったため、その代用品としてスケソウダラ(スケトウダラ)などの白身魚が原料となっています。また、メーカーによっては、高級魚のキチジ(キンキ)やマダイを使った笹かまも生産されています。

伝熱を利用した自動笹かま焼き機を「阿部蒲鉾店」が開発し、「地元のためになれば」と特許は取らず、同業者へオープンにしたことで、笹かま産業はより盛んに。今では県内に大小合わせて40軒以上もあるメーカーが切磋琢磨。牛タン味、柚子風味といったアイデア商品も多数販売されています。

【つくる】笹かまの作り方・おいしい食べ方

お店で買うのもいいですけど、休日に子どもと協力して、自宅で笹かまぼこを手作りしてみませんか? 頑張って作った笹かまはきっとおいしいはず! ご飯のおかずやおやつにぴったりなアレンジレシピにも挑戦を!

おうちで笹かまクッキング

宮城県の特産品「笹かま」

笹かまぼこを作るには、タラなどの白身魚を用います。

簡単レシピ

  1. 三枚におろして小骨などをすべて除去した身を、1cm角程度の大きさに刻み、ボウルに水を張って身を洗って汚れを落とします。終わったら、さらしやこし袋などを使って水気をしっかり切りましょう。
  2. 塩と卵白を加えて、ハンドブレンダーやフードプロセッサーなどで身を細かくします。さらに、すり鉢の中でなめらかになるまで練るのがポイント。
  3. すり身が完成したら、バットなどに入れて冷蔵庫で1時間ほど冷却。
  4. 笹の葉のような形に整えて焼きます。魚焼きグリルやフライパンでもOKですが、七輪などで炭火焼きすると香ばしくて最高です!

おすすめレシピ「笹かまぼこの磯部揚げ」

宮城県の特産品「笹かま」

出典:» 農林水産省Webサイト

買ってきた笹かまを調理する磯部揚げです。先ほど作った笹かまを使ってももちろんOK!

簡単レシピ

  1. ボウルの中で、食塩・薄力粉・青海苔・卵・水を粉っぽさが残る程度に軽く混ぜて、衣液を作ります。
  2. 笹かまぼこをボウルに投入し、全体を衣液で覆います。
  3. 180℃の油で2分くらい揚げれば完成。アツアツでも、冷めてもおいしく食べることができますよ。

もちろん、笹かまはシンプルにそのまま食べてもおいしいです。子どもならマヨネーズをつける食べ方もおすすめ。お湯で30秒~1分温めると、プリプリフワフワの食感が楽しめます。
また、ひと手間加えて、角切りにした笹かまと枝豆をとじる卵焼きはタンパク質たっぷり! 普段は魚を食べない子どもにもうってつけです。

【学ぶ】笹かま体験スポット

宮城県には気軽に笹かまの手焼き体験ができる施設があります。かまぼこメーカー直営の、飲食とお土産の購入ができる店舗にも注目! どちらも仙台駅から近いので、おでかけや旅行の時にも訪れやすいのもうれしいポイントです。

阿部蒲鉾店本店 笹かまぼこ手焼き体験

宮城県の特産品「笹かま」

創業者が「笹かまぼこ」と命名したことで知られる老舗の本店と松島寺町店で、笹かまぼこの手焼き体験ができます。

鮮度と素材にこだわった、手焼き体験用に作った白焼きの笹かまぼこを、店内のロースターで焼けばできあがり。自分で焼いたアツアツ焼きたての笹かまは、格別のおいしさです。所要時間は約10分、予約なしで体験できるので気軽に立ち寄りましょう!

住所 宮城県仙台市青葉区中央2-3-18
問合先 022-221-7121
営業時間 10時~18時30分(最終受付~16時)
定休日 1月1日
料金 300円
アクセス 公共機関:JR仙台駅から徒歩10分
車:東北道仙台宮城ICから県道35号経由27㎞25分
駐車場 なし
URL

https://www.abekama.co.jp/

※データは本店のものです。

鐘崎屋 エスパル仙台東館店

宮城県の特産品「笹かま」

地元かまぼこメーカー「鐘崎(かねざき)」の創業当時の名称を受け継いだ「鐘崎屋」は、笹かまぼこをじっくり味わえるお店です。

カウンター席でサッとあぶった笹かまぼこに白身魚のあらだし汁などを添えた、「あぶり笹かまセット」350円~を楽しめます。併設のショップコーナーでは笹かま商品を購入できます。

住所 宮城県仙台市青葉区中央1-1-1 エスパル東館2F伊達のこみち内
問合先 022-357-0581
営業時間 10~21時、日曜は~20時(各30分前LO)
定休日 無休
アクセス 公共機関:JR仙台駅直結
駐車場 あり(エスパル仙台東口駐車場ほか利用)/エスパル仙台東口駐車場230台/210円(30分)ほか
URL

https://www.kanezaki.co.jp/shop/kanezakiya/

【SDGs】宮城の笹かまを自由に食べたり守ったりするために

SDGsアイコン17種

宮城の笹かまに使用されるスケソウダラなどの白身魚は、海で生態系が守られています。この先も、笹かまを変わらず自由に食べたり守ったりするためにはどのようなSDGsを意識すればいいのか、親子で話し合ったり、考えてみるといいですね。

宮城の子ども向けSDGsの取り組み

1:貧困をなくそう/SDGsの目標

» みやぎこども食堂ネットワーク

4:質の高い教育をみんなに/SDGsの目標

» ベガルタ仙台SDGs

1:貧困をなくそう/SDGsの目標2:飢餓をゼロに/SDGsの目標4:質の高い教育をみんなに/SDGsの目標8:働きがいも 経済成長も/SDGsの目標15:陸の豊かさも守ろう/SDGsの目標17:パートナーシップで目標を達成しよう/SDGsの目標

» 東日本放送SDGsの取り組み