10月は、天体観測が楽しみな日がたくさんあります!10月8日(火)の「10月りゅう座流星群」、10月17日(木)の「スーパームーン」、10月21日(月)の「オリオン座流星群」です。特に、10月りゅう座流星群は、2024年は13年ぶりの活発年にあたります!時間や方角をチェックして、ぜひ親子で流れ星を見つけてみませんか?
2024年10月は、流星群が2回!
10月は、親子で観察してみたい流星群が2回も出現します。秋は湿度が減り、空気が澄んでくるため、星がとてもきれいに見える季節。「10月りゅう座流星群」と「オリオン座流星群」の見頃の日時や方角、ポイントを解説しましょう。
▼秋の星空の関連記事
親子で秋の星空観察を楽しもう!
10月りゅう座流星群とは?2024年は注目度大!時間と方角は?
10月りゅう座流星群とは、その名の通り、りゅう座を放射点とした流星群で、毎年10月に活発になることから、このように名づけられているそうです。
2024年の10月りゅう座流星群はいつ何時?方角は?
2024年の10月りゅう座流星群の見頃は、10月8日(火)の22時頃に極大となり、見頃を迎えます。方角は北西です。今日は残念ながら全国的に雨模様の天気で、見られる可能性は低いですが、10月りゅう座流星群は、今年2024年は特に注目度が高まっている2つの理由があるのでご紹介しましょう。
2024年の10月りゅう座流星群が注目される2つの理由
ひとつめの理由は、月明かりの影響を受けないため。10月8日の月は、新月を5日すぎた三日月で、月は午後20時頃に沈みます。よって、流星群がもっとも活発になる22時頃は、月明かりの影響がほとんどありません。
もうひとつの理由は、10月りゅう座流星群は13年おきに活発になる特徴があり、今年2024年はその活発年にあたります。過去には1時間に100個もの流星が大出現をしたこともあり、今年は特に注目されているのです。観測がしやすい時期なので、晴れていれば親子での観測におすすめなのでした。
オリオン座流星群とは?時間と方角、ポイントを解説
オリオン座流星群は、冬の星座としてよく知られるオリオン座に放射点を持ち、ハレー彗星から生まれる流星群として知られています。毎年10月~11月にかけて活発になります。
2024年のオリオン座流星群はいつ何時?方角は?
2024年のオリオン座流星群流星群は、10月21日(月)の15時頃に極大を迎えます。よって見頃は、月が沈んだあとの22時頃がおすすめ。オリオン座の方角は東から昇り、明け方に向けて南に移動しますが、オリオン座流星群の速度は秒速66kmと速いので、どの方角の空でも見られる可能性が高いです。
2024年のオリオン座流星群のポイント
10月17日にスーパームーンと呼ばれる満月を迎え、オリオン座流星群の見頃は月明かりの影響を強くうけます。ですが、オリオン座流星群はピークが長く続く流星群として知られており、2024年は11月7日ごろまで出現が見られると言われています。また、比較的光が強く、明るい流星群なので、晴れた日を狙って子どもと夜空を眺めてみるのがおすすめです。
流星群の観察のポイント
星空観察は、なるべく街明かりが少なく、高い建物がないひらけた場所で行うのがおすすめです。また、星座早見表やコンパス、星空のガイドアプリがあるとなお便利です。
流星群は、できるだけ長い時間空を眺めているとみられる可能性が高まります。地面に寝転がれる場所の場合は、少しクッション性のある銀色マットを敷くと、冷え対策にもなりおすすめです。
秋の夜は冷えやすくなります。1枚羽織れるものがあると安心です。防寒対策をして、親子で流れ星を見つけてみてくださいね。
▼秋の星空の関連記事
親子の星空観察Q&A
▼冬の星空観察の記事はこちら!
» オリオン座・冬の大三角の見つけ方、星座の神話を紹介!