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山口県のおすすめ鍾乳洞・洞窟まとめ!秋芳洞や青海島は見どころいっぱい

秋芳洞冒険コース(山口県/美祢市)
秋芳洞冒険コース(山口県/美祢市)

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山口県でおすすめの鍾乳洞や洞窟を紹介します。
美祢市には日本最大級のカルスト地形「秋吉台」があり、地下には数々の鍾乳洞や洞窟などがあります。日本最大級の鍾乳洞「秋芳洞」は見どころのほか、懐中電灯を持って回る有料のコース・ツアーもチェックしましょう。
長門市の青海島では観光船から海食洞窟や断崖、奇岩を楽しむのがおすすめです。

全国のおすすめ鍾乳洞・洞窟
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目次(index)

秋芳洞(山口県/美祢市)

あきよしどう

秋芳洞

入口

秋吉台の地下約100mにある、日本最大級の鍾乳洞。約3億5千万年前~2億2千万年前に誕生したサンゴ礁が地殻変動によって陸地化。地下で石灰化したサンゴ礁が、長い間に地下水などに溶け洞窟となった。総延長は10.7km。洞内では6種類のコウモリ、アキヨシミズムシなどの固有種や珍しい生物が見られる。公開されているのは約1km。正面口、黒谷口と秋吉台展望台から約300mのエレベーター口からも入洞できる。じっくり探勝して1~2時間。洞内は17℃前後なので、夏でも長袖を着た方がよい。また、滑りにくい靴を履いていくことをおすすめ。

住所 山口県美祢市秋芳町秋吉3449-1
TEL 0837-62-0305/秋吉台観光交流センター
時間 8時30分~最終受付17時30分(12~2月は~最終受付16時30分)
休み 無休
料金 入洞大人1300円、中学生1050円、小学生700円
URL

https://karusuto.com/

詳細・アクセス・MAPはるるぶ&more.へ

◆秋芳洞の見どころ

秋芳洞の主な見どころを、正面口から黒谷口に向かう順に紹介します。

青天井

あおてんじょう

青天井

鍾乳洞入口の滝を越えて秋芳洞洞内に入ったところに、ぽっかり開いた巨大な空間。高さは約30m、幅は約50mあり、入口から差し込む外光が、洞内を流れる川に反射して天井が青く見えることから名付けられた。

百枚皿

ひゃくまいざら

百枚皿

秋芳洞洞内にあり、段丘の中腹から流れ出る水が、波紋の形に固まったもの。多くの皿を並べたような姿から百枚皿と名付けられたが、実際には500以上ある。水の波紋の端の泡立つ部分に石灰分が沈積。波紋の縁の部分だけが、長い歳月の間に盛り上がって、皿状になったといわれている。

洞内富士

どうないふじ

洞内富士

秋芳洞洞内にあり、石灰で真っ白になった天井を雲に見立て、頂上を雲に突っ込んだ富士山になぞらえた、洞内最大の石筍。今から1万年~2万3000年前に堆積した高桟敷とよばれる礫層の上に、石灰分を含んだ水が流出、礫層をおおいつくすように固まったものだ。今も、富士山の表面には、わずかずつではあるが水が流れている。

傘づくし

かさづくし

傘づくし

秋芳洞洞内にあり、天井から無数の細い鍾乳石が垂れ下がり、まるで昔の傘屋の天井にぶら下げられていた傘のように見えることから名付けられた。ツララのように垂れた鍾乳石は微妙に大小があり、まるで大人や子供の傘がぶら下がっているようだ。中には折れているものもあり、断面を見ると、年輪状の模様が見えるものもある。傘づくしの下には「ライオン岩」とよばれる石筍があり、近くにはまるで天井を支えているように見える「大黒柱」がある。

千畳敷

せんじょうじき

秋芳洞の本洞から黒谷支洞が分岐するあたりに広がる直径200m、幅120mもの大ホール。1万年以上前に起こった大落盤で誕生したといわれる空間で、今も幾重にも重なった巨大な岩が見られる。一角にある幽霊滝は、外は晴天なのに水が流れていたり、反対に雨なのに干上がっていたりする不思議な滝だ。

黄金柱

こがねばしら

黄金柱

秋芳洞洞内にあり、黒谷支洞の分岐点近くにある石灰華柱。天井近くの岩のすき間から流れ出た地下水が作り出したもので、表面に細かい模様が入り、まるでレースのカーテンを垂らしたような華やかさ。照明に浮かび上がる姿は、秋芳洞のシンボル的存在だ。根本近くに、地盤沈下のためのものと思われる亀裂がある。

巌窟王

がんくつおう

巌窟王

秋芳洞洞内にあり、黒谷支洞にある石荀。いくつもの石筍がくっついて育った複合石筍。高さ約8mで、甲冑姿の武士を思わせる形だ。

◆秋芳洞のおすすめコース・ツアー

秋芳洞でもっと探検気分を楽しむなら、懐中電灯を持って回る有料のコースやツアーもチェック!

秋芳洞冒険コース(山口県/美祢市)

あきよしどうぼうけんこーす

秋芳洞冒険コース

秋芳洞洞内、入口近くの青天井の左手の岩肌を上る有料のコース。料金箱に料金を入れ、備え付けの懐中電灯を持って入る。岩に打ちつけたはしごを上ったり、鍾乳石の間をすり抜けたりとケービング気分満点。鍾乳洞を見下ろす「開山の行所」や鍾乳石がなだれ落ちているように見える「白銀の滝」、「六地蔵」などがみどころ。

住所 山口県美祢市秋芳町秋吉広谷秋芳洞内
TEL 0837-62-0305/秋吉台観光交流センター
時間 9~16時
休み 無休(洞窟噴水時には利用不可の場合あり)
料金 1人1回300円(別途入洞料必要)
URL

https://karusuto.com/

闇のロマン探検(山口県/美祢市)

やみのろまんたんけん

闇のロマン探検

照明を消した真っ暗やみの秋芳洞を、懐中電灯1本で歩くユニークな夜のツアー。ガイドの先導で洞窟を歩く。昼間より一層神秘的な眺めが楽しめ、昼にはめったに見られないコウモリや秋芳洞固有の昆虫などに出合うことも。

住所 山口県美祢市秋芳町秋吉秋芳洞内
TEL 0837-62-0305/秋吉台観光交流センター
時間 19時~約1時間(通常10名以上で催行、4~11月の土曜のみ4名以上で催行)
休み 無休
料金 入洞大人1300円(1週間前までに要予約)
URL

http://www.oidemase.or.jp/tourism-information/spots/17586

大正洞(山口県/美祢市)

たいしょうどう

大正洞

洞窟探索の醍醐味を満喫できる

縦横に洞窟が発達した、5層からなる立体的な構造の鍾乳洞。見学できるのは約800m。上層の方が鍾乳石が発達し、各層は上から高天原(2層)・極楽・地獄・奈落と名付けられている。みどころは獅子岩や雪中の松など。解説用マグシーバーの無料貸出あり。

住所 山口県美祢市美東町赤2666-1
TEL 08396-2-0605/大正洞案内所
時間 8時30分~17時15分(受付は~16時30分)
休み 無休
料金 入洞大人1100円(景清洞と共通大人1650円)

詳細・アクセス・MAPはるるぶ&more.へ

景清洞(山口県/美祢市)

かげきよどう

景清洞

景清洞 観光コース/一般社団法人 美祢市観光協会

壇之浦の戦いで敗れた、平家の武将・大庭景清が隠れていたという伝説が伝わる鍾乳洞。総延長約1.5kmの水平洞窟で、入口から約700mは、車椅子でも利用できる平坦な観光コース。さらに先には闇の中をヘルメット着用で歩く、400mの探険コース300円がある。天井や壁は美術品のようにすばらしく、フズリナ・サンゴなどの化石を見ることができる。

住所 山口県美祢市美東町赤3108
TEL 08396-2-2201/景清洞案内所
時間 8時30分~17時15分(受付は~16時30分)
休み 無休
料金 入洞大人1100円(大正洞と共通大人1650円)

詳細・アクセス・MAPはるるぶ&more.へ

青海島(山口県/長門市)

おおみじま

青海島

変装行列と呼ばれる岩の間に沈む夕日

青海大橋で仙崎とつながる、周囲約40kmの島。島全体が天然記念物に指定され、特に北側の海岸は日本海の荒波に浸食された海食洞窟や断崖、奇岩が多く見られ、「海上アルプス」の別名もある。南西部に位置する青海湖は周囲4km、日本海と幅20~30mの砂州で隔てられた、山口県最大の淡水湖だ。長さ1300mの砂州には松林が広がり、波の橋立とよばれている。青海島観光船の「一周コース」(乗船:2200円)で島めぐりをすることができる。

住所 山口県長門市仙崎・通
TEL 0837-26-0708/長門市観光案内所YUKUTE
時間 散策自由
休み 散策自由
料金 散策自由

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◆青海島観光汽船から洞窟を楽しもう

青海島観光汽船(山口県/長門市)

おおみじまかんこうきせん

青海島観光汽船

夫婦洞前に待機する観光船

青海島の奇勝を海から探訪する観光船。波に浸食されてできた雄大な景観を間近に見ることができる。基本の1周コースは所要1時間20分。青海大橋から西海岸、断崖や奇岩が次々と現れる北海岸を探勝し、仏岩を経て内海に入り仙崎港に戻る。外洋が荒れている場合は内海コース、観音洞コース、大島コース(所要各約1時間)などに変更される。貸切船の場合はコースの選択可。

住所 山口県長門市仙崎字漁港南4297-2
TEL 0837-26-0834/青海島観光汽船
時間 4~9月は8時40分~16時で1日8便、3・10・11月は8時40分~14時40分で1日6便、12~2月は9時40分~14時40分で1日4便
休み 無休(荒天時はコース変更や欠航あり)
料金 1周コース2200円、観音洞コース1700円、大島コース1400円、内海コース1300円
URL

https://www.omijimakankoukisen.jp/

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◆青海島観光汽船の見どころ

コウモリ洞

こうもりどう

コウモリ洞

コウモリが翼を広げた形に似ている

青海島観光汽船一周コースの見どころのひとつ。コウモリが両翼を広げた形に似ていることから名付けられた海食洞。右から3つ目の洞窟には、実際にコウモリが生息している。

黄金洞(山口県/長門市)

おうごんどう

黄金洞

黄金色の輝きを見るには晴れた日がおすすめ

青海島観光汽船一周コースの見どころのひとつ。洞内が海面に反射した光によって、黄金色に輝くことからこの名が付いた。南北に面して洞くつが2つ揃っているので、夫婦洞ともいわれている。

島見門(山口県/長門市)

しまみもん

島見門

島見門をくぐる観光船

青海島観光汽船一周コース後半のハイライトで、高さ100mもの大岩の下部にぽっかりと開いた洞門。洞門を東に抜け西を見ると、門内に山島を見るので島見門という。

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