知的好奇心がすくすく育つ学びスポット!
2021年3月に「アニマルワンダーリ“ゾウ”ト」が登場しました。これは、ゾウ専門の動物園「市原ぞうの国」と、キリンなどがいる「サユリワールド」で構成された施設の総称です。「市原ぞうの国」は、パフォーマンスを実施する「エレファントスクエア」などゾウの施設が充実。「ぞうさんのパフォーマンス」や各種アクティビティなどを通じてゾウと大接近できるコンテンツがいっぱいです。ゾウに近づき、ゾウに親しむことで、子どもたちのゾウへの知的好奇心が倍増すること間違いなし。
- 子どもの知的好奇心は身近な“学びスポット”で育む!
- アニマルワンダーリゾウト 市原ぞうの国で育つ子どもの力
- アニマルワンダーリゾウト 市原ぞうの国ってこんなところ!
- 「エレファントスクエア」のゾウのパフォーマンスでゾウのスゴさにビックリ
- 「エレファントスプラッシュ」でゾウが水遊びを楽しむ姿を観察
- ゾウファミリーの普段の暮らしが見られる「エレファントヴィレッジ」
- カピバラなど、おやつをあげられる動物たちがいっぱい
- アニマルワンダーリゾウト 市原ぞうの国ならではの体験にトライ!
- 子連れにおすすめ! 園内の立ち寄りスポット
- 小さい子ども連れファミリーに嬉しい、施設や設備
- アニマルワンダーリゾウト サユリワールドってこんなところ!
- 『るるぶKids こどもの知的好奇心がすくすく育つ学びスポット 東京周辺』
子どもの知的好奇心は身近な“学びスポット”で育む!
子どもの脳の発達の原動力となり、将来の可能性を広げてくれるのが知的好奇心。その知的好奇心を育むスポットは東京周辺にたくさんあります。脳医学者の瀧 靖之(たき やすゆき)先生、そして宇宙・動物・昆虫・アートなどの各テーマの“達人”たちと選んだ東京周辺にある “学びスポット”を紹介します。どこも、「知るのが楽しい!面白い!」と思わせてくれる、工夫にあふれた施設ばかり。コロナ禍が続くいまだからこそ輝く身近な“学びスポット”へ出かけてみませんか。
監修:瀧 靖之(たき やすゆき)先生
東北大学加齢医学研究所教授
医師。医学博士。東北大学加齢医学研究所および東北大学東北メディカル・メガバンク機構で脳のMRI画像を用いたデータベースを作成し、脳の発達や加齢のメカニズムを明らかにする研究に従事。読影や解析をした脳MRIはこれまで16万人以上にのぼる。
知的好奇心で培われる、8つの“育つ力“
子どもの知的好奇心を刺激することで培われる力を、瀧 靖之先生が8つ選定。「洞察力」「思考力」「想像力」「発想力」「思いやり」など、施設ごとに“育つ力”を付記しました。
» 脳医学者の瀧 靖之先生に聞く!「知的好奇心」で育つ8つの力
»「国立科学博物館」は知的好奇心をくすぐる展示や学びの仕掛けが満載!
アニマルワンダーリゾウト 市原ぞうの国で育つ子どもの力
知的好奇心が育つと、子どものどんな力が伸びるのかをチェック! アニマルワンダーリゾウト 市原ぞうの国では、とくにどんなところが子どもの好奇心をくすぐるのか見てみましょう。
動物の達人 佐々木隆
ささきたかし●遊園地専門家。動物園・水族館も詳しく、分野全般を得意とするライター。「るるぶKids」でも多くの動物記事を執筆している。
■佐々木隆さんコメント
ゾウにスポットをあてたアニマルパークは日本でも珍しいので一度訪れる価値があると思います。ゾウを間近に感じることで、さまざまな生態を知ることができます。ゾウ以外の動物たちに自分でおやつをあげられるのもうれしいですね。
» 動物が大好き!! |希少な動物やふれあいが人気の動物にワクワク
» 動物の達人「動物園・水族館ライター 佐々木隆さん」お仕事インタビュー
アニマルワンダーリゾウト 市原ぞうの国ってこんなところ!
「市原ぞうの国」の入園ゲート
「市原ぞうの国」はゾウ専門の動物園。「ぞうさんのパフォーマンスタイム」や水遊びをする「エレファントスプラッシュ」など、さまざまなゾウの姿に出会えます。加えて、ゾウ以外にも、自分でおやつをあげられる動物が多いのも特徴。飲食施設もフードコートスタイルでタイ料理などが味わえ、ショップもオリジナルのゾウ関連グッズが盛りだくさんです。圏央道市原鶴舞ICから車で約5分、小湊鐵道高滝駅(たかたきえき)から無料送迎バスで約10分。
所要:4時間
おすすめの年齢:3歳~
住所 | 千葉県市原市山小川937 |
---|---|
電話 | 0436-88-3001 |
営業時間 | 10~16時、最終入園は閉園30分前(季節により変動あり) |
定休日 | 不定休 |
料金 | 市原ぞうの国入園大人2200円、3歳~小学生900円、65歳以上1800円 |
アクセス | 小湊鐵道高滝駅から無料送迎バス(要予約)で10分 |
駐車場 | サユリワールドと合計で400台(1日各1000円) |
<施設データ>
- 子ども用トイレ:✕
- おむつ替え:〇
- 授乳室:〇
- ベビーカー利用:〇
- ベビーカー貸出:✕
- コインロッカー:〇
- 館内飲食店:〇
- 館内売店:〇
「るるぶKids」の関連記事
»「市原ぞうの国」と「サユリワールド」が2021年大規模リニューアル!「ANIMAL WONDER REZOURT」へ
» 詳細・アクセス・MAPはスポット記事へ
おすすめのアクセス方法は?
公共交通機関なら、最寄り駅は小湊鐵道の高滝駅。また、東京駅から東京湾アクアライン経由で市原鶴舞バスターミナルまで約60分の高速バスも運行。駅またはバスターミナルからは完全予約制の無料送迎バスがあります(ネットで要事前予約)。所要時間はバスターミナルより約5分、駅より約10分です。特に、高滝駅には常駐のタクシーがいないのでご注意を。
車の場合は、圏央道市原鶴舞ICから大多喜街道・県道168号経由で約2km約5分。駐車場は「市原ぞうの国」「サユリワールド」それぞれにあります。ただ、両駐車場の共通利用券はないので、どちらかに駐車して、あとは2園を移動する無料シャトルバスを利用しましょう。
おすすめの遊び方&過ごし方
メインは「ぞうさんのパフォーマンスタイム」。この実施時間はしっかりおさえて、さらにゾウに接近できるアクティビティも2つか3つは体験したいところです。それ以外は、園内マップを見て歩くコースを決めて、ひととおり1周しましょう。その途中で、いくつかの動物におやつをあげましょう。間近に迫れるカピバラなどがおすすめです。
アニマルワンダーリゾウト 市原ぞうの国 園内マップ
左側のバケツマークは、園内で販売しているおやつをあげられる動物です。どの動物にあげてみるかの参考に
「エレファントスクエア」のゾウのパフォーマンスでゾウのスゴさにビックリ
ゾウが見られるスポットは園内に3カ所。なかでも「ぞうさんのパフォーマンスタイム」を毎日開催しているのが「エレファントスクエア」です。「ぞうさんのパフォーマンスタイム」は、得意のお絵描きや決めポーズなど、さまざまな芸を見せてくれます。また、パフォーマンスのあとにはいくつかの有料アクティビティも実施(あとで紹介します)。
●ぞうさんのパフォーマンスタイム
- 【実施】毎日1日1~2回(所要時間約20分)
- 【場所】エレファントスクエア
- 【料金】入園券でOK(予約不要)※アクティビティは別途
長い鼻で輪を回したり、たくさんの見事なパフォーマンスを見せてくれます
アジアゾウの「もも夏(ももか)」は天真爛漫な女の子。ゾウたちの名前などの紹介もあります(日により出演するゾウは変わります)
お絵描きは「市原ぞうの国」のゾウたちの得意技です
「エレファントスプラッシュ」でゾウが水遊びを楽しむ姿を観察
ゾウは水遊びが大好きです。「エレファントスプラッシュ」は、そんなゾウの好みにあわせた水遊び場。泥遊びや落ち葉遊びなど、季節ごとに、ゾウのいろいろな動きを見ることができます。ゾウがキレイに水しぶきをあげる姿は迫力満点です。
大きなカラダに水をあびて気持ちよさそうです
水の中に入ってジャブジャブと水遊びする姿はかわいいですよ
「エレファントスプラッシュ」の全景。少し離れたところから観察できます
ゾウファミリーの普段の暮らしが見られる「エレファントヴィレッジ」
約10頭のゾウが暮らしているエリア。みんなファミリーなので、仲良く気ままに暮らしています。ゆっくりとゾウの様子を観察できる場所です。パフォーマンスタイムのときは、ここから歩いて「エレファントスクエア」に向かいます。
柵のあたりまでゾウが近づいてくることもあります
●ゾウにおやつ
- 【実施】営業時間中
- 【場所】エレファントヴィレッジ
- 【料金】おやつバケツ1個500円
園内で販売しているおやつをあげることもできます
カピバラなど、おやつをあげられる動物たちがいっぱい
ゾウ以外にも、カピバラやプレーリードッグなど、たくさんの動物たちがいます。特に、カピバラが放し飼いされている「カピバラふれあい広場」は、かなり接近できておすすめです。
●動物たちにおやつ
- 【実施】営業時間中
- 【対象動物】カピバラ/ビントロング/プレーリードッグ/ビーバーなど(園内マップ参照)
- 【料金】おやつバケツ1個500円
「カピバラふれあい広場」でカピバラにおやつをあげてみましょう
黒いジャコウネコ科のビントロング。おやつもあげられます
立ち上がったり、おやつを食べる姿がなんともかわいいプレーリードッグ
ビーバーも小さい手でおやつを食べる仕草などがキュートです
●ねこちゃんふれあいランド
- 【実施】10~15時最終受付
- 【制限】時間・人数制限あり(混雑時は10分入替制)
- 【料金】500円(3歳未満は不可。小学生以下は要付添)
ネコたちのすむエリアにお邪魔してみませんか
アニマルワンダーリゾウト 市原ぞうの国ならではの体験にトライ!
「ぞうさんのパフォーマンスタイム」内で、いくつかの有料アクティビティを実施しています。「ぞうさんリフト」などは、ちょっと、ほかでは体験できない貴重なものです。
●ぞうさんのお買い物
- 【実施】毎日1日1~2回
- 【場所】エレファントスクエア
- 【料金】2000円~(当日要申込)
ゾウにおつかいを頼んで限定商品をGETできます
●ぞうさんのおやつタイム
- 【実施】毎日1日1~2回
- 【場所】エレファントスクエア
- 【料金】おやつバケツ1個500円
パフォーマンス終了後、広場で直接ゾウにおやつをあげることができます。バナナは皮ごとあげられますよ
●ぞうさんライド
- 【実施】毎日1日1~2回
- 【場所】エレファントスクエア
- 【料金】2名まで4000円(当日「パオパオ」にて要チケット購入。未就学児のみ不可)
ゾウの背中の鞍に乗って広場を1周できます
●ぞうさんリフト
- 【実施】毎日1日1~2回
- 【場所】エレファントスクエア
- 【料金】1名2500円(当日「パオパオ」にて要チケット購入。記念撮影は6名まで可能)
ゾウの鼻にぶら下がって記念撮影ができます。ぶら下がれるのは1名ですが、6名まで一緒に並んで撮影可能。スタッフにスマホやカメラをわたして1ポーズのみです
子連れにおすすめ! 園内の立ち寄りスポット
園内にあるレストランのおすすめ店
ランチならフードコードで。2階にはタイ料理レストラン「エレファントハウス」、1階にはスイーツ&ドリンク「エレファントハウス」と「ドムドムハンバーガー」があります。ほかに、土・日曜、祝日のみの営業ですが森の中のレストラン「ウッディヒル」も。
●エレファントハウス
- 【場所】エレファントスプラッシュ前のフードコート内
- 【営業時間】市原ぞうの国に準ずる(平日不定休)
ぞうさんマシュマロ付きの「スプラッシュゾウダ」800円。2階にて
ガパオガイ1300円は鶏ひき肉のバジル炒め
タイ料理レストラン「エレファントハウス」。座席をネットで事前予約も可能です
園内にあるショップのおすすめ店
おみやげなら「ギフトショップ」へ。オリジナルのぬいぐるみやお菓子など、ここでしか入手できないものがいっぱいです。また「エレファントギャラリー」では、ゾウが描いた絵を展示・販売しています。
●ギフトショップ
- 【場所】出入口付近
- 【営業時間】市原ぞうの国に準ずる
アニマルワンダーリゾウトトートバッグ(ブラック)1500円
「ギフトショップ」の広くてしゃれた店内。多くのグッズが勢揃いしています
●エレファントギャラリー
- 【場所】出入口付近のエントランス内
- 【営業時間】市原ぞうの国に準ずる
ぞうさんのお絵描き作品も販売。価格は1000~5000円など、作品によって異なります
タイ王国のゾウたちの様子を展示している「タイミュージアム」もあります
小さい子ども連れファミリーに嬉しい、施設や設備
トイレは園内5カ所にあり、全トイレにおむつ替えシートがあります。授乳室はアクティビティのチケットを販売している「パオパオ」内に、コインロッカーは駐車場・バス停の近くにあります。園内は基本的にスロープが多いのでベビーカーには助かります。
「パオパオ」内にある授乳室
もちろん、おむつ替えシートもあります
アニマルワンダーリゾウト サユリワールドってこんなところ!
「市原ぞうの国」から無料シャトルバスで行ける「サユリワールド」についても少しふれておきましょう。こちらは、キリンと動物とのふれあいをメインとした施設。キリンを眺めながら休憩できるスペース「キリンテラス」や、多くの動物が放し飼いされているスペースなどがあります。「市原ぞうの国」同様、動物たちにおやつもあげられます(あげられる動物は、以下のマップ参照)。
●動物たちにおやつ
- 【実施】営業時間中
- 【対象動物】キリン/カピバラ/ウサギなど(サユリワールドの園内マップ参照)
- 【料金】おやつバケツ1個500円
「キリンテラス」からキリンにおやつをあげられます
カピバラやラマ、ウサギたちが放し飼いされています
●アニマルワンダーリゾウト サユリワールド 園内マップ
住所 | 千葉県市原市山小川771 |
---|---|
電話 | 0436-88-3001 |
営業時間 | 市原ぞうの国と同じ |
定休日 | 市原ぞうの国と同じ |
料金 | サユリワールド入園大人1300円、3歳~小学生700円/市原ぞうの国とのセット券大人2900円、3歳~小学生1200円、65歳以上2800円 |
アクセス | 市原ぞうの国と同じ(両園間の無料シャトルバスを随時運行) |
駐車場 | 両園合計で400台(1日各1000円) |
キリンファミリーの紹介や、おやつをあげられる動物がわかります
子どもたちがゾウが好きだったら、ぜひとも訪れてほしい場所です。ここまでゾウと親しめる場所はないと思います。そうでなくても、ゾウやカピバラたちと接近できる体験は貴重。きっと新たな興味と好奇心が芽生えるはずです。
●掲載の情報は予告なく変更になる場合があります。おでかけ前に各スポットへご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。
『るるぶKids こどもの知的好奇心がすくすく育つ学びスポット 東京周辺』
子どもたちの知的好奇心を刺激してくれる“学びスポット”全89施設をピックアップ。図鑑などでもお馴染みの「恐竜」「動物」「昆虫」「宇宙」「乗り物」、そして日常の延長として親子のコミュニケーションを楽しめる「アート」「絵本・アニメ」「にほんの歴史」を加えた8テーマに分けて紹介しています。
監修者である脳医学者の瀧 靖之先生、そして各テーマの“達人”たちと選んだ“学びスポット”は、どこも子ども心をくすぐる工夫にあふれた施設ばかり。また巻頭には、瀧 靖之先生による「知的好奇心の伸ばし方」も収録していますよ。
子どもの成長にとって大事な知的好奇心を育てるスポットの数々。本書を参考に家族でおでかけしてみませんか。