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「ママ、きょうもあそぼうよ!」福島県南相馬市で、ほどよく田舎暮らし。リアルな声、移住のヒント

福島県南相馬市 子育てフレンドリーな街の魅力を紹介

南相馬市サポーターのアイコン南相馬市サポーター

“こども・子育てを本気で応援します”と宣言する福島県南相馬市は、「2023年版第11回住みたい田舎ベストランキング」の子育て世代部門で東北エリア2位(県内1位)を獲得!

支援金や教育環境、移住施策などサポート制度が充実していて、とにかくファミリーにやさしい街なんです。今回は自身も移住者であり、暮らしのためのコミュニティ「icoi」を運営する佐川さんにインタビュー。南相馬市での子育てや住みやすさについてお話を伺いました。みなみそうま移住相談窓口「よりみち」での、リアルな移住相談の様子もレポートします!

また、記事後半では「南相馬市のおいしいもの」が当たるInstagramキャンペーンをお知らせ。こちらもぜひチェックしてみてくださいね。

目次(index)

(この記事を書いたライター)南相馬市サポーター
2023年9月よりスタートした、南相馬市の魅力を発信するライティングスクール。募集した南相馬市サポーターのなかから9名が全国から集まり、プロの指導のもと、半年にわたり取材・編集活動を行いました。

» 南相馬市サポーターについて詳しくはこちら

移住者の本音インタビュー【icoi(イコイ)/佐川美和子さん】

「icoi」の佐川さん(福島県/南相馬氏)

笑顔でお話してくれた「icoi」の佐川さん

南相馬市を中心に活動する暮らしのコミュニティ「icoi」の代表である佐川美和子さん。「女性が地域と繋がりながら生き生きと暮らせる」「“ひとりの自分”として楽しめる」「自分たちの欲しい暮らしや仕事を自分たちの手で作る」。そんな場を目指してさまざまな活動をされています。自身は3人のお子さんを持つ移住者ママでもあります。たくさんのお話を聞いてきました!

「icoi」ってどんな活動をしているの??

子どもたちのプチ職業体験イベント「Workワク!なりきりキッズ!」(福島県/南相馬氏)

2023年2月に開催された子どもたちのプチ職業体験イベント「Workワク!なりきりキッズ!」

―2019年12月に南相馬市で活動をスタートさせた「icoi」。設立した経緯について教えてください。

佐川さん:地元である東京都の板橋区を離れ、移住してきたこともあり、まわりに頼れるヒト、頼れるトコロがなかったんです。わたし自身、新しい出会い、繋がりを作りながら暮らしていきたいし、そんなコミュニティがあれば、ほかの人の暮らしにも少し楽しみが生まれるかも!と思ったのがきっかけでした。

―普段「icoi」はどのような活動をしていますか?

佐川さん:「icoi」の活動は、主に2つの柱からなります。1つ目は、『子育て中のママのためのイベント開催』。いつも忙しいママたちだからこそ息抜き、楽しみが必要!時間の作りづらいママが、短時間で学びも、楽しみも、癒しも満喫できるよう、ヨガ講師やネイリストなどステキな講師を招いてイベントを開催しています。「親子でペインティング」など、子どもと一緒に参加できるイベントもたくさん企画しています。
2つ目の柱は、“月3万円ビジネス”の考え方を基にした『わたしのcoしごと 福の島』講座。起業するってなると、いろいろむずかしいかもしれないけど、月3万円を稼ぐことから目指すなら、できそうな気がしますよね?
特技、長所、趣味、自分が本当にやりたかったこと、なにより“好き”を生かしながら、気軽に無理なく自分の仕事を持ってみよう!というもので、現在第3期までの受講生が卒業しています(2023年11月現在)。卒業後はそれぞれ、SNSを活用しての販売、マルシェ出店、イベント開催などで活躍されているんですよ。

子育て中の今だからこそ「好き」や「やりたい」を我慢せず、暮らしを楽しみたい!それを1番大切に考え、寄り添い、応援してくれる―それが「icoi」の活動なのです。

移住して感じたこと。田舎だからこそ感じたやりがい

実は「icoi」自体も、埼玉県で実践されている「わたしたちの月3万円ビジネス」をきっかけに立ち上げたそう。「仕事もしたいけれど、子育ても大事にしたい」という思いを実現させるために行動に移し、こうして子育て世代に支持され、活躍しているのは、移住や起業の先輩としても心強い存在です。

「賢くプチ起業!~うっかり脱税にご用心~」をテーマに行われた講座の様子(福島県/南相馬氏)

「賢くプチ起業!~うっかり脱税にご用心~」をテーマに行われた講座の様子

そんな佐川さんは現在、結婚前から勤めているガラス工房でパートとして働きながら、icoiの運営をしていて、最近では副業で動画編集・アニメーション制作も行っているのだとか。

―南相馬市に移住して、率直にいかがですか?

佐川さん:田舎だからこそ、自分が動いたことの影響力が大きく、やりがいを感じています。都会だと埋もれてしまうような活動も、こちらだと結果が目に見えることでやる気につながりますね。これからも子育て中の女性を応援していきたい、暮らしを楽しめるコミュニティを繋げていければと思います。

ふわっとしたやさしい雰囲気の中に、みんなを幸せにしたいという思いを強く感じました。

南相馬市の子育て環境や教育事情は?

遊び場 「NIKOパーク」(福島県/南相馬氏)

南相馬市小高区にある子どもの遊び場 「NIKOパーク」

ファミリーでの移住となると、子どもたちの育つ環境や教育事情は気になるところ…。小学生~未就学児までの3人のママである佐川さんに、南相馬市での子育てについても聞いてみました。

―子育て環境について教えてください。

佐川さん:南相馬市には子どもの遊び場がたくさんあり、海が近いので自然と触れ合える環境に恵まれています。子どもたちが一番好きな場所は、小高区にある「NIKOパーク」。屋内型の遊び場で、なんと無料で利用できるんです。天候を気にする必要がないので頻繁に利用しています。

今回インタビュー会場となった南相馬市立中央図書館にもキッズスペースが。おもちゃがたくさん置いてあり、こちらも佐川さんは、お子さんたちとよく利用するとのことです。

―教育事情についてはいかがですか?

佐川さん:市内でも通う学校によってさまざまですが、子どもが通っている小学校は1クラス20人ほど。学校まで歩いて10分で通いやすく、少人数ゆえに先生の目も行き届いて、親身に感じていますね。

県内トップクラスの子育て支援制度。ほかにも移住・定住支援も充実

佐川さん親子(福島県/南相馬氏)

3人のお子さんの笑い声が絶えない佐川さん親子

佐川さんが移住された当時は子育て支援の制度は少なかったといいますが、近年子育て施策に力を入れている南相馬市は、支援制度が充実しています。

とくに注目なのは、子育て世代に心強い「3つの完全無料化」。

  1. 子ども医療費助成事業:18歳までの医療費が無料
  2. 保育料無料:所得制限なし、給食費も無料
  3. 給食費無料:0~15歳までごはんもおかずもずっと無料

ほかにも妊娠前(一般不妊治療、先進医療等の費用サポート)、出産(誕生祝い品の支給、妊婦歯科検診無料等)、進学(市独自の修学資金給付等)、結婚(婚活支援、新婚世帯への助成等)、などあらゆるライフステージごとに切れ目ない支援を行っています。
ちなみに「icoi」の活動費用は「南相馬市子育て応援基金助成金」を活用しているといい、本当にたくさんの支援制度があることに驚かされます。

―南相馬市の良いところ、ぜひ教えてください!

佐川さん:子育て支援制度が充実しているのはもちろん、地域の人が子どもを見守ってくれる、その人の温かさを感じながら生活ができること。そして、自然が身近にある田舎暮らしを満喫できることですね。自分の子どもにも、自分がやりたいと思ったことを、最初から諦めずに、がんばれば実現できるということを体験して育ってほしいです。

南相馬市で「icoi」を立ち上げ、自らその背中を見せて日々がんばる佐川さん。「icoi」をはじめ、充実したサポートを受けられる南相馬市は、移住希望者にとってとても安心できるものだと取材を通して感じました。

南相馬市の生産者の想いについてふれた、インタビュー記事はこちら

» 理想の田舎暮らしを体現!南相馬市の暮らしや農業のお仕事について教えてください

南相馬市へ移住検討中の人集まれ!みなみそうま移住相談窓口【よりみち】であれこれ聞いちゃいました!

移住のヒントを知りたいライター・南(左)と、「よりみち」の和泉さん(右)

南相馬市原ノ町駅から徒歩5分の場所にある「みなみそうま移住相談窓口よりみち」では、U・Iターンなどで移住を経験したコンシェルジュたちが、気軽に移住相談に乗ってくれます。今回は将来的に移住を視野に入れているライター・南が、実際に窓口で相談してみました!

≪南 プロフィール≫
【年齢と性別】50代半ばの女性
【現在の居住地】千葉県在住
【今の気持ち】ゆったりとしたシニア生活を夫婦2人で送りたいと移住先をいろいろ検討中

Q:賃貸物件や家賃の相場は?車がなくても生活できますか?

A:市役所や主要駅の原ノ町駅がある原町区は、ほかの地域より家賃は高めな印象ですね。駅周辺なら車がなくても不自由なく暮らせると思います。鹿島区なら家賃は抑えめですが、車があると便利なエリアですね。
ちなみに、小高区には移住定住希望者向けに提供している市営住宅もあります。原則1年以内で借りることができ、住宅取得や起業などの検討期間に利用することができます。また、空き家と住まいの相談窓口「ミライエ」もあるので、そちらに聞いてみるのもオススメです。

利用できる支援金など具体的な情報と一緒に提案してくれる

Q:冬の寒さや雪はどんな感じですか?それに伴う光熱費は?

A:南さんの今のお住まい(千葉県)よりも朝夕は冷えると思いますね。気温差も大きいですが、南相馬市は雪が積もることは少ないですよ。 冬の寒さ対策のため必要なものや備えるものは各家庭によります。冬の光熱費は、ガス・電気・灯油代が今よりはかかるかもしれませんが、私たちは住宅の選び方に気をつけたり、暮らしの工夫をすることで、快適に過ごしています!ちなみに、原ノ町駅から徒歩で5分の場所には農産物直売所があり、旬の美味しい食材が安く手に入るので家計にもやさしいですよ。

「よりみち」では移住に参考になるパンフレットなどを自由に閲覧できる

Q:地域の方との関わりはどうですか?

A:人間関係は自分のスタンスに合わせて構築できますよ。もしご自身が地域住民や移住者と深く関わっていきたいと思った時には、地域交流会などがあります。「よりみち」の取り組みとしても、公式Slackチャンネルで地域の情報やイベント情報を発信しているので、気になった催しがあればぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

~ライター・南の取材memo~

とても親切に話を聞いてもらえ、マイナス面も正直にお答えいただいたので、不安に感じていたところが解消され、移住に対するイメージが明確になりました。教えていただいたハローワークやミライエ(空き家と住まいの相談窓口)へも行ってみようと思いました。また、お試しハウス(31日以内は無料)もあるとのことで、滞在をしてさらに情報を収集したいと思いました。

» みなみそうま移住相談窓口「よりみち」の公式サイトはこちら

るるぶKidsのInstagramでは、南相馬市のおいしいものが当たるキャンペーンを実施中!

「るるぶKids」公式Instagramアカウント(@rurubu_kids)では、「#みなみそうまからはじめよう」のハッシュタグ投稿を大募集します。投稿者のなかから抽選で5名様に、南相馬市のふるさと納税返礼品にもなっている特産品(5000円分相当)を進呈いたします。
期間は2023年12月25日(月)~2024年2月18日(日)まで。ぜひふるってご参加ください♪

» 「#みなみそうまからはじめよう」ハッシュタグキャンペーンの詳細はこちら

Sponsored by:南相馬市