「るるぶKids」編集部の高石です。
私たちの地球を守るために、国連が「2030年までにやるべき」と定めた世界共通の17の目標であるSDGs(えす・でぃー・じー・ず)。「るるぶKids」では、“親子で楽しくできる”をテーマに、具体的なアクションの提案やおでかけとの関連性を発信していきます。
この連載コラムでは、新しく始めてみたことやちょっとした発見など、子どもたちの未来につながるかもしれないSDGsな日常の一コマを紹介していきたいと思います。
◇ SDGsとは? ◇
»子どもの未来を守るSDGsとは?簡単な遊びからサステナブルな取り組みを始めよう
『ぐりとぐら』、殻だって大事な遊び道具
誰もが知っている絵本『ぐりとぐら』。息子はこの絵本が大好きで、一日になんども「読んで」とせがんできます。なにより一番好きなのは、「ぼくらの名前はぐりとぐら」とうたう部分でも、カステラを食べる部分でもなく、最後のページ。今更ネタバレに配慮することもないかと思いますが、大きな卵でカステラをつくったぐりとぐらは、残った殻で車をつくって家に帰っていきます。「この殻で何をつくったと思いますか?」という文章を読み上げ息子に問いかけると、「ブーブーつくる!」と言っていつもご満悦そうにします。
子どもに読み聞かせをはじめてしばらくはその場面に特別な感情を抱かなかったのですが、よくよく考えると、拾った卵を余さず活用している描写があるってなかなか珍しいのではないかと思いました。日常生活の楽しさ、特に何かを食べてみんなでごちそうさまを言う。そんな絵本はたくさんあります。『ぐりとぐら』だって、森の動物みんなでカステラを分け合い「ごちそうさま、美味しかったね」。それで締めたっていいはず。リサイクルの概念があるなんて……ですが発行されたのが1967年(読み切りとしての掲載は1963年)なんですよね。今より50年以上前!
もしかしたらリサイクルと叫ばれる今よりも自然に、今あるものを大切に使うという文化が根付いていたのかも?なんて思いながら、今日も読み聞かせを続けています。
ぐりとぐら(福音館書店)
https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=62
<関連するSDGsの目標>
SDGsがきっかけでリュックサックの中身の見直しができました
子どもとおでかけをするときって、荷物が多くなりがちですよね。我が家はまだオムツが取れていないのでまだまだマザーリュックにオムツや着替え、お菓子などがパンパン。身近でできるSDGsの記事を考えながらリュックの中身を眺めたときに、ペットボトルを水筒にすることくらいはできるかな?と思いました。とはいえ最初はやっていたんです。家から持ち出すリュックの軽量化を目指して水筒をやめていたので(息子はペットボトルを買ったら持ち歩きたがるので、リュックにはしまわない)、このままだとリュックははちきれんばかり。
そこで、とりあえず中身を出してみたところ、無駄だらけだと発覚したんです。
まずオムツは5枚もいらない。お菓子も小さな容器ひとつにまとめれば十分。着替えも二枚必要になったことなどありません。おまけに機嫌が悪くなったときにと忍ばせている電車も1つで十分。すべて減らすとあら不思議、リュックは約半分のかさになりました。水筒を入れてもちょうどいい量に。家にペットボトルが増えることもなく、一石二鳥の出来事でした。
<関連するSDGsの目標>
SDGsと「るるぶKids」
「るるぶKids」は、様々な記事や本連載コラムを通してSDGsに取り組みます。ご意見・ご感想・ご要望につきましては、下記のメールアドレスかTwitterにお寄せください。 #SDGsと私たち
メール rurubu-kids-master@rurubu.ne.jp
ツイッター https://twitter.com/rurubu_kids
SDGsと私たち|ほかの記事
» 保育園帰りのゴミ拾い遊びと、ソーラー発電式ライト(配信日:2020年9月19日)
» お休みの合図のアチアチテレビと、どんぐり銀行(配信日:2020年9月25日)
» お風呂上りの自然乾燥と、残り湯ガーデニング(配信日:2020年10月18日)
» 障がい者アートの街なか芸術祭と、未来館のゲームで学ぶSDGs(配信日:2020年12月11日)