※掲載内容は取材時点での情報です。最新状況は各施設にご確認ください。

秋の歌声、聞こえてきました♪

起伏ある殿ヶ谷戸庭園(国分寺市)は自然たっぷりで、小さな子どもとの散策に最適

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起伏ある殿ヶ谷戸庭園(国分寺市)は自然たっぷりで、小さな子どもとの散策に最適

運動能力がぐんぐん伸びる公園!
JR線・西武線国分寺駅から徒歩2分の場所にある殿ヶ谷戸庭園(とのがやとていえん)。浜離宮恩賜庭園や旧芝離宮恩賜庭園などを含む「都立文化財9庭園」に指定される美しい庭園です。広さ21,123.59㎡の庭園には、ていねいに手入れされた芝生が広がり、季節の草花が咲き、三菱財閥の岩崎家別邸など古い家屋が保存されています。自然の地形を生かした庭園は、程よいアップダウンがあり、小さな子連れの散策にも最適。庭園散策後は、隣接する児童公園での砂場遊びも人気です。

»公園遊びで子どもの運動能力を伸ばせる!大事なのは12の「基本動作」
»公園は「基本動作」の宝庫!運動能力が伸びる汐入公園での遊び方は?

目次(index)

運動能力のベースになる「基本動作」は公園遊びで身に付ける!

子どもの運動能力を伸ばすのに最適な公園あそび。運動能力のベースとなるのは「基本動作」です。スポーツトレーナーとして運動能力向上の観点から500以上もの公園を調査し、パークマイスターとしても活動する遠山健太先生が、12の動作に区分けして公園をご紹介します。

スポーツトレーナー 遠山健太先生監修:遠山健太先生
スポーツトレーナーとして運動能力向上の観点から500以上もの公園を調査し、パークマイスターとしても活動。

公園で経験できる12の「運動能力を伸ばす基本動作」

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殿ヶ谷戸庭園で遊べば、こんな運動能力が伸びる!

はしる/公園アイコンのぼる・おりる/公園アイコンほる/公園アイコン

殿ヶ谷戸庭園の魅力は、なんといっても歩く楽しさや、自然の美しさ・不思議を発見するよろこびを教えてくれること。貴重な自然が残る庭園を親子で歩けば、季節ごとに訪れたくなるはず。子どもに四季を感じさせる格好の散策スポットです。
※「はしる」「ほる」は庭園に隣接する児童公園(開放公園)のみ行えます。

殿ヶ谷戸庭園ってこんなところ!

殿ヶ谷戸庭園は、段丘の崖にできた谷をそのまま利用した庭園です。庭園入口付近が崖の上にあたり芝生が広がり、園内を歩くと崖の下の湧水池が現れます。さらに湧水池からまた崖を上ると池を見渡す茶室に到着するという、自然の起伏を歩くのが楽しい回遊式林泉庭園です。大正2〜4年には満鉄副総裁の江口定條の別荘として整備され、昭和4年には三菱財閥の岩崎家別邸に。その後、開発計画からこの場所を守るためにおこった住民運動を機に都が買収し、有料庭園として開園。平成23年9月には、国指定の文化財(名勝)になりました。誰が見ても素晴らしいものは後世に残る、ということを実感できる貴重な庭園です。

所要:2時間
クタクタ度:★★★
おすすめの年齢:1~12歳

住所 国分寺市南町2-16
料金 150円(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料、65歳以上70円。5月4日みどりの日・10月1日都民の日は無料公開日)
時間 9〜17時(最終入園は16時30分)
電話 042-324-7991
定休日 年末年始(12月29日〜翌年1月1日まで)
駐車場 なし
面積 21,123.59㎡

<パークデータ>

  • ボール遊び:×
  • スケボー:×
  • 花火:×
  • ペット:×
  • おむつ替え:
  • 授乳室:
  • 園内売店:×
  • 園内飲食店:×
  • 周辺コンビニ:徒歩2分
  • 周辺ファミレス:徒歩3分

おすすめのアクセス方法は?

「案内版」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)
「庭園入口」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)
「庭園入口」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)

駐車場はなく、JR線・西武線国分寺駅から徒歩2分のため電車でのアクセスがおすすめ。国分寺駅南口を出るとすぐに、殿ヶ谷戸庭園を示す案内版(写真上)が見えてきます。案内に従って歩けばすぐに庭園入口です。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、事前のオンライン予約が必要で、入場制限が行われています。もちろん、入園者数に余裕があれば予約なしの入園も可能ですが、遠方から訪れる場合は、事前にオンラインで予約しましょう。

おすすめの遊び方&滞在プラン

お弁当など飲食物の持ち込みがOKなので、ランチを兼ねて訪れてみては? サービスセンターで園内マップをもらい、今回紹介するルートを散策しましょう。園内をぐるりと歩いて池の上にある茶室「紅葉亭」の見晴らし台に到着したら、念願のお弁当タイム! たくさん歩いた後のお弁当は格別で、眺める風景も最高のごちそうです。小さな子どもにも、きっと記憶に残る庭園滞在になるはず。庭園内に売店や自動販売機がないので、予め食べ物や飲み物を用意してから入園しましょう。

殿ヶ谷戸庭園を親子で回遊してみよう

「庭園」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)

「国分寺崖線」と呼ばれる段丘崖、その崖下から湧き出す湧水が作る池、園内の雑木林や草花が作る風景などを利用した近代の別荘庭園を観察しながら歩いてみましょう。季節の草花の見頃は、春がカタクリ、夏がキツネノカミソリ・シライトソウ、秋は紅葉、冬はセツブンソウ・ウメ。草花の見頃を狙ってお出かけすれば、思い出作りにも最適です。それでは、おすすめの散策ルートをご紹介!

大芝生

「大芝生」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)

入園してすぐに出迎えてくれるのが、段丘上に広がる大芝生。駅周辺の喧噪とは全くの別世界で、早くも庭園散策にハマりそうな予感。ていねいに手入れされた美しい芝生と松の枝ぶりなどを鑑賞しなが進みましょう。

萩のトンネル

「萩のトンネル」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)

大芝生を過ぎると、萩でできたトンネルに到着。子どもはもちろん、なぜか大人もこういうトンネルを見るとくぐりたくなるから不思議です。萩は品種によって異なりますが、7〜9月あたりに見頃を迎えます。ぜひ記念撮影を!

藤棚

「藤棚」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)

萩のトンネルを抜けると、藤棚が見えてきます。見頃は、4〜5月中旬あたり。取材時は新緑の季節でしたが、ベンチの上にちょうどいい日除けの屋根になるので休憩に最適です。ベンチからは大芝生を見渡せます。

花木園

「花木園」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)
「花木園」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)

藤棚のベンチで休憩したら、花木園を歩いてみましょう。季節ごとの草木が出迎えてくれます。子どもの目線なら、緑がきれいな苔や芽吹いたばかりの植物にも目がとまるはず。小さな発見を楽しんでみましょう。

竹林の小径

「竹林の小径」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)
「竹林の小径」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)

花木園の次に待っているのは、背の高い竹林。目線を空に向けて、青々しい竹を見上げてみましょう。竹林と反対側の斜面にはクマザザが茂り、まるで山の中を歩いているような気分に。

クライマックスに向けてアップダウンを楽しもう!

ここまでは段丘の崖上から崖下に向かって、下り道を歩いていました。全く気づけないくらい、自然な下り道で造園師のワザに感動してしまいます。ここからは、再び崖下から崖上に向かって歩くルートです。親子で冒険気分を楽しみましょう!

馬頭観音

「馬頭観音」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)
「馬頭観音」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)

敷地内の湧水を利用した次郎弁天池の手前に、馬頭観音が崖上にあることを示す案内板が立っているので、見落とさないようにご注意を。この馬頭観音は、国分寺市内に11基残るうちのひとつ。かつて生活に欠かせなかった馬を供養するために祀られました。急勾配な階段を上って再び下りる必要があるので、子どもの体力と相談して立ち寄るかどうか決めるのがおすすめ。

のぼる・おりる/公園アイコン

湧水

「湧水」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)
「湧水」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)

馬頭観音から下りて、次郎弁天池に向かうと、途中に湧水地を発見! 崖下から地下水が湧き出すことを体感できます。湧水の透明度に、武蔵野の豊かな自然を感じずにはいられません。池に向かって、日本庭園によく見られる飛石が配置されているので、歩くのがより一層楽しくなるはず!

次郎弁天池

「次郎弁天池」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)

庭園のシンボル的なスポットでもある次郎弁天池。敷地内の湧水を利用して作られ、池の周辺には紅葉などの樹木が鬱蒼と茂っています。

「次郎弁天池」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)

池の上を渡って歩けるように飛石が配置され、池に落ちないように歩くだけでも楽しい気分に。大人も思わず、子どもと一緒に童心に戻ってしまうスポットです。

「次郎弁天池」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)

池を渡ると石積みの階段が見えてきます。この石段を上れば、茶室の紅葉亭に到着です。ここが最後の崖を上るスポットです。あと少し、がんばりましょう!

のぼる・おりる/公園アイコン

紅葉亭

「紅葉亭」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)

石段を上っていくと茶室の見晴らし台が見えてきます。頂上が近づいて急ぐ子どもの足元にも注意しながら、ゆっくり上っていきましょう。

「見晴らし台」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)

見晴らし台に到着! 数寄屋造の茶室と日本庭園にぴったりの趣きで、リラックスするのに最適です。ここに座って庭園を吹き抜ける風を感じながら、持参したランチやお菓子をいただきましょう。

「見晴らし台から見た風景」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)

茶室「紅葉亭」の見晴らし台から見た風景がこちら。秋になれば、その名の通り、美しい紅葉に包まれます。公式ツイッターで色づき状況を確認しつつ、来園のタイミングを検討してみましょう。

「紅葉亭」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)
「紅葉亭」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)

茶室「紅葉亭」は、事前予約で茶会や句会などに利用できる施設。通常は一般公開されていませんので、ご注意ください。もちろん、外観からも茶室の雰囲気を感じられるので、建築好きな大人には一見の価値ありです。

鹿おどし

「鹿おどし」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)

茶室「紅葉亭」のすぐ近くにある鹿おどし。井戸水を利用した鹿おどしで、庭園内に澄み渡るような音を響かせています。名前が示す通り、イノシシやシカを追い払うために作られたもので、現代の生活ではなかなかお目にかかれないので、子どもとの会話のきっかけにぴったりです。

歴史好きな大人は本館(展示室)もお忘れなく!

「本館」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)

入園時に手続きをしたサービスセンターは本館を利用していて、展示室になっています。本館自体は、三菱財閥・岩崎家の別邸として、昭和9年に建てられました。歴史好き・建築好きな人は、ぜひ立ち寄ってみましょう。

本館

「展示室」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)

靴を脱いで中に入ると、岩崎家の別邸であった本館をそのまま利用した展示室になっています。岩崎家の家系図や古い写真などが展示され、殿ヶ谷戸庭園の成り立ちをより深く知ることができます。

「暖炉」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)

岩崎家が使用していた暖炉も残されています。外観を見るとわかるとおり、和洋折衷の建物にはしっかり煙突もあります。

「窓」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)

この窓から家族みんなで大芝生を眺めていたのかなあと、三菱財閥の一員になった気分で庭園を眺めて見るのも、大人には楽しいひとときです。

殿ヶ谷戸庭園のトイレ環境もチェック!

「トイレ」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)

茶室「紅葉亭」から本館に歩く途中、本館の近くにトイレが1カ所あります。今回紹介した散策ルートの途中にトイレはないので、子連れ家族は散策前に済ませておくのがおすすめです。

「トイレ」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)

こちらは男女それぞれのトイレのみですが、誰でもトイレは隣接する児童公園(開放公園)内にあります。

「トイレ」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)

チャイルドシートはないので、ご注意ください。授乳室を利用したい人は、サービスセンターのスタッフに声をかけましょう。駅が徒歩2分と近いので、不安のある人は、駅でもろもろ済ませてから入園するのがおすすめです。

併設する児童公園(開放公園)で砂遊び

「児童公園」/殿ヶ谷戸庭園(東京都/国分寺市)

庭園には児童公園(開放公園)が隣接しています。庭園を楽しんだ後、完全に庭園を出てから児童公園に向かいましょう。砂場と広場があるので、砂遊びやかけっこなどして遊ぶことができます。庭園とは違う雰囲気の中で、「動」の遊びで体を思い切り動かしましょう。

はしる/公園アイコンほる/公園アイコン

庭園散策と隣接する児童公園を組み合わせて遊べる殿ヶ谷戸庭園。車や電車移動が多くなりがちな都市部の子どもにとって、歩く楽しみを感じられる場所は貴重です。ぜひ春夏秋冬と季節ごとに立ち寄ってみてください。大型遊具満載の公園とは違う楽しみを発見できるはずです。

●掲載の情報は予告なく変更になる場合があります。おでかけ前に各スポットへご確認ください。
●旅行中は「新しい旅のエチケット」実施のご協力をお願いします。

「るるぶKids こどもの運動能力がぐんぐん伸びる公園 東京版」

るるぶKids こどもの運動能力がぐんぐん伸びる公園【東京版】

東京都内にある運動能力をぐんぐん伸ばせる公園を、厳選して101件紹介するガイドブックです。「るるぶKids」と同様に、それぞれの公園で体験できる12の基本動作をアイコンでわかりやすく表示しています。
公園によって設置されている遊具や施設は千差万別! 公園によって自由な遊びのなかで体験できる「基本動作」は異なります。アイコンを参考にいつもとはタイプの違う公園にでかけてみることが、運動能力を伸ばすことにつながります。
ニューノーマルの今だからこそ楽しんでほしい、週末ごとの小さな冒険。今年の夏は、都内のあちこちで公園遊びを楽しみながら、子どもたちの運動能力をぐんぐん伸ばしましょう!

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