京都駅から徒歩圏にある「梅小路公園」は、子どもが楽しめる大型アスレチックや広い芝生広場が広がる大型公園。それだけでなく、水族館や鉄道博物館等の屋内施設が充実し、天候に左右されずに世代問わず楽しめるスポットです。自然豊かなエリアでは、川のせせらぎを感じながら野鳥やいきものとふれあえ、梅や紅葉などの四季を彩る木々に季節の移り変わりを感じることが出来ます。関西圏に住むファミリーだけでなく、京都観光に訪れた家族連れにもおすすめ!
掲載内容は取材時点の情報に基づきます。新型コロナウイルスの感染拡大防止などにより、各スポットが臨時休業、または一部利用不可となる場合があります。営業状況や再開の予定などは、各施設にご確認ください。
梅小路公園ってどこ?自然あふれる梅小路公園について知ろう!
梅小路公園は、京都駅から徒歩15分ほどの場所にある自然豊かな都市公園です。元々JR貨物の梅小路駅跡地だった場所に、平安建都1200年を記念して開園されました。市街地にありながら、13.7ヘクタールの広大な土地には、広々とした「芝生広場」を中心に、夏には水遊びができる「河原遊び場」、子どもたちが楽しめる大型アスレチックが備わっています。
また美しい日本庭園の「朱雀の庭・いのちの森」、世代問わず人気の「京都水族館」「京都鉄道博物館」など人気有料施設もあり1日中楽しめます。
駅から近く園内の至るところから電車や新幹線が見えるので、電車好きな子どもには嬉しいですね。敷地内にあるカフェやレストランもお子様メニューやベビーチェアが備わっており、子連れに優しいサービスが充実しています。
大型アスレチックや四季折々の自然あふれるスポットが充実
高さ6mのロープ型ジャングルジムが目を引く「すざくゆめ広場」には、大きい子どもが楽しめる長さ14mのローラー滑り台のあるアスレチックと、小さい子ども向けのアスレチックがあります。遊具に羽子板やこまなどをモチーフにしたデザインが施されており、京都らしさを感じられる工夫がされています。
毎月第2・4土曜日には、大縄跳びやドッヂボールなどの集団遊びからクラフト作成など、個々でも楽しめる遊びを“遊びのリーダー”と一緒に体験できる「梅小路プレイパーク」が開催。親から離れて子どもたちだけで遊びたい時期には、こうしたイベントへの参加も楽しいですね。
「河原遊び場」には水遊びが楽しめる小川や池があり、夏は子どもたちで賑わっています。水辺の周辺は木陰やベンチもあるので、子どもたちを見守るママたちにも優しいです。
来るたびに違う景色が楽しめる癒しスポット
平安建都1200年を記念して作庭された「朱雀の庭」は、京都の作庭技術・技法の枠を結集し、伝統と創生の調和を目指して作られた日本庭園です。
春にはシダレザクラ、秋には紅葉で美しく彩られる園内は、池の周囲に築山や滝等が配置されており、角度によっても変わる自然の様々な表情を眺めることができます。
中央池は水鏡となっています。周囲の景色が水面に美しく映し出される昼の景色はもちろん、期間限定で開催される「紅葉まつり」では、ライトアップされた庭園を楽しむことができます。夜に月やライトアップされた木々が池の水鏡に映る様子は、一見の価値あり!
■紅葉まつり(2020年度)
- 日程:11月13日(金)~11月29日(日)
※11月16日(月)、24日(火)は休み - 営業時間:各日17時~21時(最終入場は20時30分まで)
- 料金:大人400円、小学生200円、未就学児 無料
「朱雀の庭」から歩道橋でつながる先にある「いのちの森」は、生息空間の再生を目指して作られたものです。人の手を介さず自然な形での再生を試みるこの場所では、四季を通じて多くのいきものの姿を見ることができます。毎月第3土曜日には、植物や鳥、きのこを観察する自然観察会が開催されています。どんないきものに会えるかは来てからのお楽しみ。子どもも訪れるたびワクワクしますね。
昔の電車に乗れる!乗り物好きの子どもも大興奮なスポット
土日祝日・夏休み期間限定で「すざくゆめ広場」~「市電ひろば」までチンチン電車が走っています。明治時代に京都で初めて誕生したチンチン電車が、動力源をリチウムイオン電池に改造し、再び現代の京都の地を運行しています。
吹きさらしのオープンデッキや、外装・内装も当時の状態を再現しており、レトロで重厚感がありとても素敵。車両だけでなく、運転手さんの制服も当時を再現しています。思い切って運転士さんに質問すると、市電にまつわる懐かしい話が聞けるかも。(片道150円、1日乗車券310円。小学生未満無料)
「市電ひろば」には昭和・大正時代に製造された市電電車4両とプラットホームがあります。それぞれの車両は、カフェとグッズショップと休憩所になっており、“市電カフェ”ではつり革をモチーフにしたパンや、ソフトクリームが人気。グッズショップでは子どもが大好きな鉄道グッズが充実しています。休憩所となっている車両は出入り自由。どこか懐かしさを感じるレトロな雰囲気の中で、遊び疲れた体をリセットしてあげましょう。
親子で楽しめる、併設された有料スポット「京都水族館」「京都鉄道博物館」
いきものを間近でみることができる京都水族館
「京都水族館」に入館すると、すぐ世界最大級の両生類であるオオサンショウウオ達が出迎えてくれます。オオサンショウウオとの背くらべスポットは子どもに大人気。イルカスタジアムでは可愛いイルカがキュートな歌声やジャンプで楽しませてくれるパフォーマンスを見ることができます。イルカ越しに新幹線が走る様子が見えるのもこの立地ならでは。
2020年7月にリニューアルオープンしたクラゲワンダーでは360度水槽でクラゲを見ることができ、まるでクラゲと一緒に海で泳いでいるような体験ができます。暗い空間で青やピンクにライトアップされるクラゲの姿はとても幻想的。その他にも可愛いペンギン達や迫力満点の大水槽、いきものたちのごはんタイムなど、楽しめるポイントがたくさんある水族館です。
※新型コロナウイルスの感染防止のため、イルカパフォーマンス以外のプログラムを休止しております(2020年10月現在)
■京都水族館
- 営業時間:季節等により変動あり(公式サイト確認)
- 休業日:年中無休(臨時休館の場合あり)
- 料金:大人2200円、高校生1700円、中・小学生1100円、幼児(3歳以上)700円
- URL:https://www.kyoto-aquarium.com/
日本最大級の京都鉄道博物館
提供元:京都鉄道博物館
前身である「梅小路蒸気機関車館」時代から人気の“扇形車庫”はそのままに、「地域と歩む鉄道文化拠点」をコンセプトに2016年にオープンしました。扇形車庫には様々な蒸気機関車が展示されています。扇形車庫近辺にある、SLのりばでは「SLスチーム号」への乗車体験も出来ます(有料)。こちらの最終便到着後に行う石炭と水の積み込み作業は必見!また、扇形車庫中央の転車台で、蒸気機関車が方向転換する様子はダイナミックで、子どもは興奮間違いなし。
そして見逃せないのは超大型の鉄道ジオラマが繰り広げる約15分間の鉄道模型による演出運転。本物の約1/80サイズの車両が街や山の中を走る姿は、子どもだけでなく大人も見入ってしまいます。その他、運転士が実際に訓練で使用するシミュレータを体験できる「運転シミュレータ」や、鉄道をモチーフにした食事が提供されるレストランなど、鉄道好きにはたまらない施設となっています。
提供元:京都鉄道博物館
■京都鉄道博物館
- 営業時間:10時~17時30分(入館は17時まで)
- 休業日:毎週水曜日、年末年始ほか
- 料金:大人1,200円、大学生・高校生1,000円、中・小学生500円、幼児(3歳以上)200円
- URL:http://www.kyotorailwaymuseum.jp/
梅小路公園
住所 | 京都府京都市下京区観喜寺町56-3 |
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問合先 | 075-352-2500 |
営業時間 | 「緑の館」「朱雀の庭・いのちの森」は9時~17時(最終入園は16時30分) |
休業日 | 芝生公園・すざくゆめ広場は年中開放 有料施設のみ毎週月曜日(祝休日の場合は翌日) |
料金 | 公園は無料、「朱雀の庭・いのちの森」は小学生以上200円 |
アクセス | JR嵯峨野線「梅小路京都西」駅下車すぐ 「京都」駅(JR・地下鉄・近鉄)中央口より塩小路通を西へ徒歩15分 駐輪場あり、駐車場は交通弱者専用の「思いやり駐車場」のみ |
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